2023年11月19日

旧車からしか摂取できない栄養がある

昔、我輩の実家の近所に「春日中古車センター」というクソ怪しい車屋がありました。
何がクソ怪しいってその車屋さん、常にアルファロメオのアルフェッタや
シトロエン2CV、BXやルノー4とか置いているんです。
国産車に至ってはマツダ・コスモ(注:ユーノス・コスモではない)や
いすゞ・ピアッツァ、117クーペ、ビークロス等といった、
ノンケは確実に手を出したがらないクセスゴなクルマが並んでいるんです。

一時期、日本人の88パーセントは知らないであろうイギリス車、
パンサー・リマというクラシックカーみたいなロードスターが
128万ぐらいで置いていたんですがアレどうなったんだろ?


さて本日我輩は旧車の祭典 カーフェスタ宮崎 in 都農に行って来ました。
コロナ禍で2年ぐらい中止になっておりましたが、去年からまた開催したようです。
(去年は天候が悪かったので、貴重な旧車を濡らしたくないオーナーが多い
=あんまり盛り上がってないだろうと思って行かなかった)
尚、1人で行くのはつまんないので戦友の学長を連れて行きました。
でもクルマ運転したのは学長なんですがね、ボクサーエンジンのイカしたやつ。



うーむ、都農町はご機嫌な天気。絶好の旧車日和です。
フルレストアされたトヨペット・クラウンも秋の日差しを浴びて輝いております。
ところでコレって最近新富町文化会館の奥に出来たトヨタの工場から持ってきたのかな?



これはこれは、なかなか珍しい英国車トライアンフGT6です。
コレのオープンモデル?のスピットファイアは昔よく見かけたんですが、
クーペのコイツは多分初めて見ました。



メルセデスベンツ・ウニモグ。
エリア88というマンガでその存在と凄さを知った方も多いでしょう、
前進24段、後退6段のトランスミッションを持つ究極の作業マシーンです。

一般的に作業現場等で使用され、中々人目に出てこないクルマなので、
こうしてお目にかかれる機会が少ないから我輩的にテンション爆上がりです。



SJ10って言うんですかね?我輩には古いスズキ・ジムニーにしか見えませんが(喧嘩腰)。
(ジムニー有識者の詳しい説明待ってます)
道なき道を走るために作られたジムニーなのにボディ綺麗に仕上がっていたんで、
多分相当の銭と労力を愛を注ぎ込んで板金レストアしたんでしょうねぇ、感服です。



外車の旧車ってアメ車率高いですよね?でもソレって理由があるんですよ。
古いアメ車は今でもアメリカでパーツが保管されていたり、
アップグレードパーツを作ってくれる職人が居るそうなんです。

この初代フォード・マスタングもパーツは結構手に入り、普通に乗れるとの事。
但し燃費は良くないらしく、ガソリン高騰の今のご時世では
とてもじゃないがイベントの時じゃないと乗れないとか(呆れ)???



旧車イベントにスカイライン、フェアレディZ等の日産車が多いのも同様。
愛された台数が多く、本体、部品共に(金さえあれば)入手は容易なので所有者も多く、
旧車イベントに集まるクルマの大半は日産車が占めております。

R30スカイラインは西部警察世代の我輩的に超大好きな旧車です。
何で我輩は社会人になって中身ホンダの中途半端なイギリス車ではなく
このイカしたツインカムターボを買わなかったのかと痛烈に後悔しております。

シザーズドアに改造されているのは賛否両論でしょうが、我輩は嫌いじゃないw
何故ならば、駐車場で隣のクルマとの車間が狭くてもドアが開けやすいから。

追記:我輩の主戦場ZEROBASEの管理人から「それボクがやりました」と連絡が来ました。
「しろくろぽち」というYouTube見たらディスクグラインダーで
バシバシぶった斬りながら苦労してドアを改造していて唖然www(下記URL参照)
https://m.youtube.com/watch?v=lG9bwZTtPu0



一方で日本で1番売れているはずのトヨタ車はイベント参加台数は日産車の半分ぐらいしか居ません。
(日産車は同車種が何台かあるのに、トヨタやその他メーカーは1車種1台が殆ど。
(例外は86レビン、トレノ)

トヨタ・スターレットKP61は昔の走り屋に愛された軽戦闘機ですが、意外とお目にかかりません。
今回久しぶりに拝見してコンパクトなのに以外と存在感あるボディを再認識。



角ばったセダンを見ると嬉しくなるのは我輩だけですか?そうですか?

7代目トヨタ・コロナは地味ながらも後輪駆動で4AGエンジンモデルがあったり、
スポーツカー的な2ドアモデルがあり、何故かハッチバックもあるという
当時はアツいクルマだったはずなんですが現在は風前の灯の模様。



旧車の軽自動車って何でこんなに可愛いんでしょうかね?
マツダ・R360なんて動かなくても飾っているだけで幸せになれそうです。

もうね、クルマが実用性を重視されていた時代に軽でクーペを作っちゃう、
しかも後席は赤ちゃんしか乗りそうにないという。
マツダ、のっけから飛ばしてんなw

そして未だにロードスターという遊び人クルマを販売しているマツダという会社、好き。
余談ですが我輩の1番好きな旧車は咲いてるオトコの3代目マツダ・コスモです。



あ、でも小さくても早いクルマを作ってやるぜ!って意気込みを感じる、
本田宗一郎の魂が形になったようなホンダ・S600も大好きですよ。



そして勿論、初代ホンダ・NSXも最高です。
デビュー当初はフェラーリのパクリと言われてましたがクルマは形じゃない、中身だ。
宮崎の真夏でも乗れるNSXは至高のスポーツカーに間違いはない。

10年前までは200万ぐらいでそこらの中古車屋に探せばありました。
買うまでは至らなくても、試乗ぐらいはしとけばよかったなあ。



若かった頃買っとけばよかったと後悔しているクルマその2、トヨタ・セリカXX。
数あるセリカの中でコレが1番カッコイイ。
外装は勿論ですが内装も好きなんですよ、セリカXX。

やはり我輩はクルマに興味が湧いてきた小学校低学年の時に見たクルマが好きなんですね。
高校生〜社会人の頃は外車至上主義になっていたんでその頃のクルマには然程思い入れが無い。

だから90年代初頭熱かった70スープラやR32スカイラインよりは、
それより古い80年代なセリカXXやR30スカイラインに萌えるのが我輩の性癖なんです。



今回は旧車イベントお約束のアレがいないなぁと思いきや、観客用駐車場に居ました。
スバル・360、通称てんとう虫。
日本のクルマの歴史を語る上で欠かせない存在です。

ていうか、今回のイベントは軽の旧車少なかった。
寧ろ展示よりも駐車場にスズキ・フロンテや三菱・ミニカとか置いていて
「お前の居場所はそこじゃないだろ!」と我輩1人でツッコミを入れるw



この手のイベントには大抵ホンダの軽自動車があるはずなんですが・・・あったぜ。
ホンダN360、通称エヌコロ。

ツイッターにこのエヌコロの写真をアップしたら、戦友から
「ソレ、ボクが以前所有していたブツです」とコメントが来ました。
旧車は現存台数が少ないから、そーいうケースはよくあるんでしょうね。



駐車場の別の場所にには言われなきゃ解らない、下手したら行っても解らない珍車が。
トヨタ・セリカ・カムリというスポーツセダンです。
セリカなのかカムリなのかハッキリしてほしいですが、この頃のセリカはカリーナの兄弟車。
だからカムリはカリーナの兄弟、ていうか同じクルマ。



2時間ほど会場をフラフラして旧車の素敵さを堪能し、
駐車場に戻ると目の前に懐かしいのが居ました。
トヨタ・コロナマークⅡの2ドアハードトップです。
旧車イベントは展示車両だけでなく、ギャラリーのクルマも凄いのがいるのがたまりません。

写真撮影しようとしたらいい感じにお歳を召されたオーナー夫妻が戻って来たので
「写真撮ってもいいですか?」と許可を得て撮影、色々苦労話を聞かせてもらいました。

こういうクルマを通じた話題に花咲くのも旧車イベントの醍醐味ですね。

以前は「あー。我輩も旧車欲しいなー」って思っていましたが、
旧車を買うのは勿論、維持するにも莫大な予算が必要な昨今、
我輩が旧車を手に入れるには神が降臨して授けてもらうしかなかろうと言う事で最近は諦めモード。
美術品同様、古いクルマは見るだけでいいかなって思うようになりました。

まあ、最近のクルマに欲しくなるブツがなかなか無いのは事実ですが、
「クルマは道具」と思えば旧車よりは今のクルマの方が便利ですしね。



ハコスカ10台ぐらい居た気がしたんですが帰宅後写真を見返してみると
携帯の写真フォルダにはケンメリとR30しか写っていませんでした。何故だ?  

2023年07月28日

新田原基地にフランス空軍のラファールが来た!

7月26日、ウチの近所にある新田原基地にフランス空軍(今は航空宇宙軍というらしい)が
訓練に来るという我輩が想像だにしない事態が起こりました。

何やら、フランス本土から約20機の航空機をインド太平洋の自国領周辺に派遣する
「ペガーズ23」という訓練の一環として友好国?である日本を訪れる事になり、
その受け入れ先として(何故か)新田原基地に白羽の矢が立った様です(なんで?)。



さて、そーいうニュースを見て大半のノンケ共は新田原基地に来るフランス空軍の戦闘機が、
何て名前なのか全く気にもしないしどーでもいいんでしょうが、
ダッソー・ラファールというフランス製の戦闘機です。

大事な事なので声を大にして言いますが、ティファールじゃないです。
ラファエルって間違う人もいるみたいですが、ラファエルは四大天使の1人です。

ラファールとはフランス語で「突風」とか「疾風」という意味だそうです。
つまり大日本帝国陸軍の四式戦闘機と同じ名前です(断言)。



7月26日の夕方、まずは整備員一同や機材を載せた輸送機エアバスA400Mが来ました。
フランス以外にイギリスやドイツやトルコで使われている大型輸送機です。

エアバスの旅客機は羽田空港で見ましたが、輸送機を見たのは初めてです。
でもコイツ、空自のC2輸送機ぐらいデカいのにプロペラ機なのか?しかもプロペラ沢山生えてる。



因みに「ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション」で
トム・クルーズが羽根の上を走ったりドアにしがみ付いていたのがこのA400M輸送機です。



フランス空軍のラファールを基地まで誘導するのはこの日の為に記念塗装
(実はデカいステッカーを貼っているらしいが、デカいデカールである可能性も微レ存)を
垂直尾翼と600ガロンタンクに施した305SQのF15J。

「なんで飛行機にスペシャルマーキングする必要があるんですか」とお思いの方もおられるでしょうが、
それは宮崎人が特別な人が来た時、特別な日に宮崎牛を食うのと同じです。



そしてA400Mが降りて来て30分ぐらい経ったところに待ちかねていたラファール登場!
複座型のラファールBと呼ばれるタイプですね。
一応解ってはいたつもりでしたが、結構コンパクトな戦闘機です。

まあ、今まで日本で見慣れていたF15やF4が多少規格外のデカさだっただけで、
世界的にはF2やラファールやタイフーン、F16やF18ぐらいのサイズの戦闘機が主流なんですがね。



そして遂に感動の瞬間!ラファール新田原の大地に降り立つ!
この光景に感涙した航空機ファンは我輩だけではあるまい!?

眺鷲台に大量に集まったクルマと人の数がその事実の裏付けとなっております。
いやマジで公園側の駐車場、夜中には既に満席だった模様。
そして基地周辺の私有地や畑に侵入して撮影していた不届者も居たようです。



そして次の日7月27日、待ちに待った航空自衛隊VSフランス空軍の飛行訓練。
先に上がったラファールはその小さめな機体に似つかわしく無い迫力ある音を上げて離陸。

1機目は機体が宙に浮いたら直ぐにハイレートで上昇、でもスピードは控えめ。
2機目は滑走路スレスレを飛びながら上昇というまさに「魅せる」テイクオフ。
パイロット絶対に写真映えする事考えながら飛んでるよな?



その後を追う様にして305SQのスペマF15Jが離陸。
空ではどの様なやり取りが実施されていたのか・・・
ま、初の交流と言う事でガチ空戦はやっとらんでしょ。
軽くお手並み拝見程度に戯れたか、遊覧飛行していたんじゃないかな(適当)。



そして訓練飛行を終え、戦闘機は新田原基地に帰還。
航空自衛隊側には築城基地からF2が来基して、初の日仏共同訓練に華を添えます。



そしてF15と共にRTB(リターンtoベース)するラファールB。
初めて見るフランス空軍の戦闘機という情報だけが脳裏を駆け巡り、
ラファールが我が人生初めて見るデルタ翼の飛行機である事を失念しておりました。
そしてもう一つ、我輩の人生初のカナード付き戦闘機。



ラファールと空自機の激しい?絡みが終わった夕方にやって来た
エアバスA330MRTT(Multi Role Tanker Transport)。
まー解りやすく言うと空中給油機なんですが、人や荷物も運ぶ事が出来るんで
マルチロールタンカートランスポートって呼ぶみたいなんですよね。
ベースは国際線用の旅客機の機体なんでかなりデカいです。



そして28日、所沢航空発祥記念館上空を目指して飛び上がるラファール。
日本の航空発祥の地として知られ、1919年に来日したフランス航空教育団が
技術を伝えたゆかりの地へ行く事で日仏の友好を深める事が目的だったようです。

https://twitter.com/pitipitiman1/status/1684561747485786112?s=46&t=IjDuaSwFHJm3hEWqGCsFUQ

今回フランス航空宇宙軍の来日のもう一つの目的(詳しくは上記リンクを参照)、
それは86年前に行われたパリ→東京へのフライトの続きををラファールでもう一度行う事。
86年前のフライトでは佐賀県の脊振山に墜落したので、
同じ九州にある新田原基地から飛び立つ事でリベンジを果たすという。
何かヨーロッパ人らしい思考というか、ロマンを追い求める感が凄い好き。

いやーしかし、まさか我輩が死ぬまでにフランスの戦闘機を日本で見られる日が来るとは、
我輩は夢にも思いませんでしたし全くもって想像の範疇外だったんですが、
世界情勢の変化(悪い方向に?)や各国軍隊の運用の変化に伴い、
今回の様な米軍以外の軍隊との訓練が繰り広げられる機会が日本でも増えるのでしょうね。

何を企んでいるのか解らんよーなゴロツキ国や妙な連中が蔓延る中、
世界中が力を合わせて行うべき行動はSDGsでも脱炭素化でもなく、
軍事協力や連携なんだと改めて考えさせられるのでした。


追記
そして29日、全てのフランス航空宇宙軍の機体は次の目的地ジャカルタを目指して
その雄雄しき翼を広げ、エンジン音を高らかと靡かせながら去って行ったのでした。







ああ、次会える日はもう来ないのだろうか・・・
それとも、次は別の国から新たな来訪者が・・・?


最後に、ブログ作成の為に写真を提供していただいたピーマン職人(の息子さん)、
どんげ屋の店長にこの場を借りてお礼申し上げます。

え?お前さんは写真撮ってないのかいって?
一応撮りましたけどねぇ、人様に見せられるよーな写真じゃないです申し訳ない。



我輩が撮った写真、ラファールのガンポート。
我輩はこーいう解り辛い写真しか撮らないんですヨw



買っちった、今回の日仏共同訓練のパッチ。  
Posted by 砥部良軍曹 at 00:27Comments(0)サバゲー以外の趣味

2022年02月08日

優雅な家遊び~ダッチオーブンを綺麗にする

我が家の周囲は元々森だったので、アホみたいに倒木が転がっております。
時々その倒木を集め、庭で燃やして炎を見つめながらニヤニヤするのが最近の楽しみ。
いやーしかし何なんでしょうかね、エロ動画でも2時間ぐらい見続けていると飽きるのに、
焚き火って結構長時間見ていても飽きないんですよね。

この焚火を燃やすだけで終わるのではなく、何か有効活用できんもんかと思ったところ、
「そういえばダッチオーブン、どんげかせんといかんな」

こないだの大晦日吉六会忘年会の際、10インチダッチオーブンでボルシチを煮たんですがね、
その後1日ほど庭に放置プレイしていたらね、案の定内側サビだらけ。
我が家のユニフレーム製ダッチオーブンは購入から既に20年経過しているんで
鍋の内部の黒皮がズル剥けてギンギラギンにさり気なくなっているんですわ。

ダッチオーブンって洗わずに油も塗らずに放置しているとスッゲェ錆びるんですよ。
正直ね、一時期この手の鍋を流行らせようとする勢力が居たみたいですがね、
ダッチオーブンの利点なんて密閉性の高さからくる無水調理的機能と、
蓄熱性の高さによって煮物料理が美味しく仕上がることと、揚げ物が少ない油で仕上がることと、
ワイルドな作りなので直火にブチ込んで使えるから野外でもオーブン料理ができることぐらいですよ。

まあ実はその全てがダッチオーブンの利点なんですが、
代わりになる鍋は圧力鍋とか何とか鍋とか他にもいくらでも有りますわ。
ぶっちゃけ、家庭で使うには持て余すのがダッチオーブン、
野外で料理をしない人種は買っちゃいけない調理器具である(断言)。



というわけで10インチの方は1月中旬ぐらいに綺麗にしたんですがね、
(実は10インチダッチオーブンは揚げ物用で頻繁に使用している)
他のやつは引越し後ずっとそのまま絶賛放置プレイでした。

我が家には他にもユニフレームの8インチダッチオーブン、10インチダッチパン(浅い鍋)、
ソロキャン用に仕入れたけどチーズフォンデュ以外出番殆どなしの6インチダッチオーブンがあるんですよ。



遠目に見れば然程悪そうでもないダッチオーブンですがね、
蓋の所々にサビが出ていますし、周辺も積年の汚れがこびり付いております。



サビに強いと定評のあるユニフレーム製ダッチオーブンですがね、
錆びないのは内側が黒いときだけ、ていうかその内側のコーティングは数年で剥がれます。
我輩なんか中にチリコンカン入れっぱなしにしていたら1週間後にはズタボロになってましたわ。
(1週間も鍋に食い物放置するなという意見は真摯に受け止めようw)

まあでも、この状態でも問題なく使えはするんですよ。
ただ、料理が焦げ付きやすくなってしまうのと油塗ってもサビ出ているのと、
料理が若干サビっぽい味がするようなしないような気がするだけ?



新品のようなコーティングを復活させるのは不可能ですが、
錆びにくくするようにする、或いは見栄えを良くすることは不可能ではありません。

事前に手を入れた10インチダッチオーブンも上記写真のようなだらしねぇ内側だったんですが、
火入れをして綺麗にしたらキレイになり、サビも出なくなりましたし、
何よりも焦げ付きにくくなって料理の味も良くなりました。



まずはダッチオーブンのサビを80~120番ぐらいの耐水ペーパーで
これでもかと言わんばかりに磨き落として洗剤で洗ってキレイにします。
正直、この作業が手は汚れるわ、指が痛くなるわで一番辛いっす。
その日の夜に気持ちいい行為で指を使う人、
皮膚が丈夫じゃない人は手袋装着で作業する事をオススメします。



そして燃え盛る焚き火の中に投入!
焚き火の炎はデカい方が効果的です。
炭火でじっくり炙ってもあんまり効果的ではありません。

30分ぐらい強火でダッチオーブンを加熱すると内側が青黒っぽく変色してきます。
変色していない部分を回しながら火に当てて1時間も炙れば全体的に良い焼色が付きます。



でもこれって我が家みたいに周辺500mぐらいに隣人が居ないよーな場所に
住んでいるならともかく住宅街に住んでいる人には出来ない行為ですよね?
大体、一般家庭では焚き火は勿論、バーベキューさえもするのを憚られる事でしょう。

なのでそういう普通の人はキャンプ場でコレ、焚き火台でやりましょう。
テントを建てたら嫁と子供は遊びに行かせ、お父さんは焚き火しながらダッチオーブン炙りw
そして夜はその仕上がったダッチオーブンで料理を披露するんですよ。



蓋も同じようにサンドペーパー等でサビを落とし、一緒に炙りましょう。
余談ですがコレ、火が別の所に飛び火して火事にならなければ、
2時間ぐらい放置して忘れ去っていても問題はありません。



んで、いい感じに焼きが入ったなと思ったら、
素手で触れるぐらいまでしばらく放置(季節によって時間差あり)して冷まし、
(暑いうちに作業に着手すると火傷します、或いは手袋が焦げます)
新聞紙で焚き火によって付着した煤を落とします。
新聞紙がない場合は薄い紙なら何でもいいですし、ウエスでもいいです。



長年使用したダッチオーブンはこの取っ手部分に油とか汚れが付着して
何かカオスな塊がこびり付くんですが、焚き火にブチ込むとそれも焼け落ちてしまいます。

焼きを入れることによってサビが浮き上がってくる場合もありますが、
そういうサビはワイヤーブラシや金属タワシで擦るとキレイに落ちます。

時間と薪に余裕があるのならもう一度焚き火にブチ込んで焼きを入れてもいいでしょう。



その後洗剤でダッチオーブンを洗い、コンロにかけて水分を飛ばし、
温かいうちにオリーブオイル(出来ればピュアオリーブオイル)を全体に塗れば出来上がりです。
神経質な方はこの時にセロリの葉やネギの青い部分等クズ野菜を用意して
それを炒めて鉄臭さを十分に飛ばして、その後仕上げに入ってももいいでしょう。



青っぽく変色したダッチオーブンは油でコーティングされて新しい輝きを増すだけでなく、
使い込んだ道具ならではの美しさを醸し出し、よりいっそう料理したい気分を上げることでしょう。
我輩もこの作業の後、ダッチオーブンで豚軟骨を煮込んでみました。
家族4人分の料理なら8インチダッチオーブンは適切なサイズですね。

でもね、カレーやらシチュー、チリコンカンみたいな煮込み料理を作ると、
このコーティングあっという間に取れちゃうんですよ。

実はユニフレームのダッチオーブンの利点は錆びにくいことじゃなくて、
鋳鉄ダッチオーブンみたいに油を染み込ませなくてもいいことなんですよね。
ロッジとかの鋳鉄ダッチオーブンは油を染み込ませてその層を作ることで
鍋が熟成され、錆びつきにくく、焦げ付きにくく、そして汚れも落ちやすくなり、
そして料理が上手く出来るようになり、ダッチオーブンも立派になるという理屈なんです。

でもユニフレームのダッチオーブンは初めから簡単に使えるようにと
プレス鉄板で作られているから油を染み込ませなくてもいいんです。
だから油を除去するような洗剤で洗うことができるし、
その後は錆止めとして油を塗ればその後も問題なく使用可能です。
その代わり、油が浸透させて熟成するという楽しみはありませんがね。

でもこのようにしてダッチオーブンを炙り、表面を青錆化させることで、
表面は油の被膜を保つような作りになるのであまり洗剤で洗わないほうがいいでしょう。
ざっくり言うと鉄板ダッチオーブンを炙ることで中華鍋みたいになるということですね。
なのでまあ多少はね、熟成させる楽しみも付加されます。





6インチダッチオーブンは外側のサビも酷かったので磨いて炙ってを2回ほど繰り返して、
見違えるほどにきれいに仕上げてやりましたらああ、使うのがもったいない・・・
でもコロナが収まったら吉六会の皆でソロキャンプする予定だから、その時に使おう。  

Posted by 砥部良軍曹 at 13:55Comments(0)物体サバゲー以外の趣味

2018年05月12日

昭和49年生まれの集い

宮崎に戻ってから「キャンプしてぇなぁ」と思うこともあまり無くなった砥部良軍曹です。
でもやっぱり、キャンプみたいなことをヤると楽しいもんですよね。



こないだのエリア13でのサバゲーの前日夜に宴を実施すると言うので、
当日朝っぱらから早起きしてえびのまで向かうのがダルい我輩は
仲間達との楽しい食事や会話を期待して宴に参加。

宴の会場にはエリア13管理人様、スカルガンナー氏、
電マ野郎様とオニール様が待ち構えておりました。

今回の宴の会場で一つ判明した驚愕の事実。
それは今回集まった管理人様以外の4人が
昭和49年生まれだったということ。

厳密に言うと電マ野郎様は早生まれなので1学年上なんですが、
時を同じくして生まれた人間がフリーダムなエリアにて集うというのは
一つの奇跡であり、偶然であり、でも実は必然だったのではなかろうかと?



宴のメインディッシュはアメリカンなステーキ肉。
ガンガン熱したダッチオーブンでレアに焼いて頂きます。
肉の焼ける音が食欲をそそるのは言うまでもなかろう。



ぶっとい赤身の塊肉をナイフで切ると肉汁が滴り、
集まった野郎共から歓声が沸き上がります。
肉がフトスギィ!で中心部分がまだ生っぽいですが、
その時はまたダッチオーブンで焼けばいいから無問題。

コイツを好みで戸村のタレや塩コショウや醤油を付けて喰らうのですが、
電マ野郎様が「ワサビだけ付けて食うと旨い」と盛り上がっております。
確かに、焼く前に塩コショウは振っているから基本的な味は付いているし、
ワサビのピリッとした味わいは肉の味を増幅させてくれます。

でも青森で濃い味に慣れた我輩にはワサビ醤油がベストでしたね。
意外と言うか、当然なのか、一番ダメだったのは戸村のタレ。
焼肉のタレとステーキの味付けは全く別物だってはっきりわかんだね。



1kgぐらいのデカい肉塊も5人の野郎が突くと速攻で無くなります。
「心配するな、肉はまだ有るぞ!」
そう、米なんか食わなくても肉だけでお腹いっぱいになるぐらい。



そして肉以外にも管理人様特製の地獄鍋。
骨付きの鶏肉をぶつ切りにしたものやダイコン、ニンジン、ゴボウを、
キムチの素みたいな洒落臭え調味料で味付けたやつではなく、
スミちゃんラーメンで販売している辛味調味料で味付けしたパンチの効いた一品。

味が薄まらないように葉物野菜が入っていないのが面白い。
青森ではせんべい汁やじゃっぱ汁やすいとんは
根菜だけしか入れないのがスタンダードだったんで何か懐かしい。



スカルガンナー氏が冷凍シーフードミックスの
アヒージョを作ってくれるのは想定の範囲内だったので、
現地に来る前にスパゲッティの麺を買ってきました。
コイツを茹でてアヒージョと和えれば最高に美味いパスタが出来上がります。

ニンニクと海鮮類の味が染み出したオリーブオイルと混ざったパスタは
具も旨いですが麺も旨くてご機嫌です。



こういうご機嫌な集まりにはやはり、旨い酒が欲しくなります。
でも最近の我輩はパンチの効いた酒を飲めない体質なので、
一寸贅沢な桜島小みかんのチューハイを頂きます。
そしたらコイツが旨すぎて一気に飲んでしまい、一気に酔っ払う始末。

でもね、肉塊、アヒージョ、食いごたえのある鍋、
この3つがあれば後は何にも要らねぇんじゃないか?




とは言え、我輩が何も作らないわけにはイカねぇので、
事前に下ごしらえをしていた鶏胸肉でスモークを作りました。

クレイジーソルトをまぶした鶏胸肉を3日ぐらい冷蔵庫で寝かせ、
当日朝から扇風機に当てて風乾し、現地でダッチオーブンでスモーク。
少しスモークを効かせ過ぎましたがまぁまぁ好評でした。



体内にアルコールがまわってしまうと麺類を欲するのが我輩の悪い性癖。
そういう事もあろうかとマルタイ棒ラーメンを持参するのが大人の嗜み。
まあ我輩は家族キャンプの頃から非常食として
棒ラーメンとサバ缶を忍ばせておくのがお約束でした。

地獄鍋のスープを多めに頂き、コンロで加熱しながら沸騰させて、
ソコに棒ラーメンだけブチ込んでグツグツ煮込んで頂きます。
マルタイ棒ラーメンはモツ鍋や水炊き、ちゃんこ鍋とも相性がよろしいし、
コンパクトな食料なのでアウトドアの強い味方だと生前父上が言ってた(迫真)。



食い物に飽きたら海軍さんの乾パンを召し上がる。
楽しい野郎共の集まりにそこら辺に売っているよーな乾き物は似合わない。
味気ない乾パンで変に盛り上がれる、ソレが気の良い仲間達。

こういう夜会の何が楽しいかって、同じような思考の持ち主が集まるから、
好みの食い物がソコに出てくるし、我輩が作る料理も受け入れてもらえる。
酒は自分が好きに飲むから、注いで注がれてみたいな煩わしさも無し。

そして何より、同じ趣味嗜好の人間同士が集まっているから、
話題には事欠かないし会話が弾むしで楽しく盛り上がれる。
話に疲れても他の仲間達の会話を聞いてくるだけで楽しめる。
宴ってぇもんは同じ趣味嗜好の人間だけでヤるべきだって、はっきりわかんだね。



しかし昭和49年生まれは既におっさん。
話で盛り上がって夜を明かすほどの気力と体力はありません。
ていうか次の日はサバゲーだから、体力は温存しとかなければいけませんので、
夜中の2時過ぎたら速やかに床につくことにします。

というわけで各々持ってきたシュラフに入り、
エリアに常備されていたり自分で持ってきたベッドで寝ます。
でも次の日楽しいサバゲーがあると思うと、
6時ぐらいに目が覚めてしまうんだよな。

オニール様はしっかり7時ぐらいまで寝てましたがね。



我輩は6時半ぐらいに目を覚ましましたが、
管理人様とスカルガンナー氏と電マ野郎様はソレより早く起きて、
焚き火に当たりながら肌寒い朝を楽しんでいた模様。



そして肌寒い朝にありがたいのがモーニングコーヒー。
一般的にパーコレーターで沸かしたコーヒーは旨くないと言われますが、
味的に旨いコーヒーなんてぇのは専門店や自宅で味わえばいいのであって、
こういう強引に煮出したコーヒーを旨いと思えるのが野営の醍醐味。

我輩も一時期、旨いコーヒーをキャンプで楽しみたいと思い、
コーヒー関係のキャンプグッズを色々物色したり、購入してみたりはしましたが、
実は我輩そこまで旨いコーヒーに拘りのない人間なので
インスタントで充分美味しかったからどーでも良くなったんですよねぇ。
だからこういう雰囲気を楽しむコーヒーグッズを楽しめる性格が羨ましい。



そして我輩、コーヒーは甘くないと飲めない体質なので、
昨晩焼きマシュマロを楽しんだ残りをコーヒーに浮かべて頂きます。
マシュマロのスフレ感と甘みがコーヒーの苦味とマッチしてリッチな味わい。
勿論、コーヒーを頂く容器はシェラカップ。



朝ごはんはホットサンドクッカーでホットサンドを食らうつもりでしたが、
管理人様が飯盒でも飯を炊いてくれたので目玉焼きを作ります。

ホットサンドクッカーで目玉焼きを作る利点は
「ターンオーバーが容易に作れる」程度しかないのですが、

我輩みたいに両面焼きの目玉焼きをこよなく愛する人種にはコレが便利。
そして、朝からご機嫌な朝食が食えてサバゲーへのモチベが高まるのです。

仕事の日は仕事に対する絶望感から食欲ゼロな我輩ですが、
休みの日、特にサバゲーの日の朝は、
「今日は何人頃せるかな?」みたいな期待感と、
今から始まる楽しい時間への希望感から朝食が捗るんですよねぇ。

人生の大半がつまらなく感じながら生きている我輩ですが、
サバゲーする日だけは生きていることの悦びを感じるのです。
  

Posted by 砥部良軍曹 at 23:38Comments(5)サバゲー以外の趣味

2017年12月22日

はぢめてのリエナクトメント参加

リエナクトメントとは歴史上の戦争・戦闘の軍隊行動を再現するもので、
服装、装備、小物等、武器、戦闘、食事、
軍隊生活の一場面の再現等を行いながら
戦争当時の兵士たちの心情を理解する行為である。


戦闘服や装備を身に着けて遊ぶ行為という点ではサバゲーに似てはいますが、
サバイバルゲームが戦争の“戦闘”の部分だけ抽出して行うものであるのに対し、
リエナクトメントは戦争のすべての状況を再現し、行うのが大きな違いです。

欧米では南北戦争、第2次世界大戦、ヴェトナム戦闘等のリエナクトメントが行われており、
歴史再現の趣味の一つとして地位を確立しておりますが、
戦争アレルギーのある日本国内ではマイノリティな趣味の域を得ないようです。

また、戦争の全てを再現するということで当時の軍隊の敬礼動作や武器の使い方、
当時の文化や風俗について知識を蓄積した上で行動しなければならないということで、
かなり敷居の高く、知性的かつ高貴で難解な趣味であることは否めません。



そんな状況下に我輩がホイホイ来てしまう羽目になってしまったのは
元後輩のヨコビッチからヴェトナム装備の話が来たある日、
「我輩、今度浜松研修に逝くからヴェトナムどころじゃねぇ!」と言ったところ、
「じゃあその期間に浜松に来ますんで会いましょう」という話から
「リエナクトメントのイベントがあるんで、
装備貸しますから一緒に参加しませんか?」

という話になってしまったのでございます。

余談ですが後輩のヨコビッチと会うのは10年ぶりぐらい。
奴は我輩が結婚する前ぐらいに辞めちゃったからな。



イベントの舞台は同じ静岡県ではありますが、
浜松市から東に100kmぐらい離れた富士山の麓の街、御殿場市。

御殿場市と言えばクルマのイベントや野外フェスのイベント、
その他多くの趣味のイベントが繰り広げられるという事で
我輩的には“趣味の街”という認識がありますね。



金曜日の夜にヨコビッチが浜松まで我輩を拾いに来たので、
ヨコビッチのアルトワークスに乗せてもらい、
東名高速を御殿場までひた走り、ICを降りて現地に近づくと、
最近見かけなくなった三菱のジープではなく、ウィリスがお出迎え。
そしてウィリスの後に続いて山の中へ侵入。



そして到着したのはキャンプ場的な山の中の開けた場所。
ソコには既にコールマンではないテントが設置され、
明らかすぎる異世界感を放っています。
そしてこの時点でヨコビッチの誘いにホイホイついてきてしまった
己の軽々しい行為に対して後悔の念を抱いてしまいました。




もうね、子供までこういう格好しているんだから、
我輩のノンケスタイルが如何に場違いであるかまったくもう。
「ここは我輩のようなニワカが来るべき場所ではない!」
生まれて初めて、冷やかしお断りの空間に足を踏み入れた気分。



でもまあ、来てしまったもんは仕方がないので、
ヨコビッチの仲間達の陣地設営の手伝いをすることにしました。
ミリタリーショップの業者さんらしく、
何やらココで大戦装備のフリマを実施するとか。

本音としては当時のテントを建てなければならないのでしょうが、
ソレはなかなか入手困難なブツでしょうから普通のテントを・・・
いや、コレがまた見たこともないよーな古いテントでドン引き。
うーむ、ヒストリカル趣味人の考えていることは理解できん。



しかも、ウィリスに乗ってきた彼のコットは、
木製フレームの当時モノだというから驚愕。
寝袋も何時の時代のものだか随分古そうな代物です。

ううむ、やはりここは我輩の理解の範疇を超えた世界じゃ。
この世界に対応可能なのはらんたろー氏ぐらいしか居らんじゃろう。



陣地設営後、ヨコビッチが第2次世界大戦米軍装備を取り出し装着。
そして我輩の分として同様の装備の余りを差し出してきました。
というわけで冒頭写真の出で立ちはヨコビッチから借りたものです。
背丈は違うけど、胴回り的には同じぐらいなんで少しブカブカだけど着れた。

但し、靴だけは2足なかったんでBATESの靴でお茶を濁しておりますが、
リエナクトメントでは全て当時と同じ装備を身につけることによって、
再現する時代の兵士の心情を把握し理解するというのが本筋なので、
そういう「少しぐらいいいやん」的なチョンボは認められんのですよ。



周囲と同等の出で立ちを整え、2次大戦の米軍兵士になりきり、
テントサイトをブラブラしていると結構あるのね、昔の米軍装備。
ポーチやバッグ類のお値段は決して安くはありませんがね。

当然、大半はレプリカですがこういうブツは実物に価値があり、
レプリカだから駄目とか価値が無いとか言うよーなものではなく、
レプリカの存在によってリエナクトの趣味が支えられている部分が大きいでしょう。
実物は何時崩壊するか解らないから大事にコレクションするしか無いけど、
レプリカならこういうイベントで着用していても問題ないですからね。



第2次世界大戦のイベントなので、旧日本軍のブツもありますが、
全く理解できないものまでもが数多くあって困惑です。



ウォウ!これはG43、所謂“ヒトラーガーランド”ではないか!
ナチスドイツ軍の小火器のリアルなモデルガンやエアガンを
積極的に開発、販売していることで定評のあるショウエイがデモ品を持参していました。

マガジンにエア(グリーンガス?)を詰めてブローバックで作動するとの事。
気になるお値段はなんと30万円超えだとか!
吉六会のエアガンのお値段の単位で言えば6パットンとな!

しかしショウエイの製品らしく、削りだしのフレームやバレルといい、
ストックに使われている木の木目といい、見事の一言。
確かにこれは、コレクションとして価値ある逸品、
弾が出るだけのエアガンとは存在が違うものです。



これはキューベルワーゲン、ナチスドイツ軍の主力車両。
インターメカニカというカナダの会社が600万円ぐらいの
レプリカを販売しておりますがこいつはどうやら当時モノみたいです。
(シートベルトが付いていなかったからそう判断しただけ)



こちらのテントではリエナクトメント活動を実施している際の
写真をパネル展示して啓蒙活動に励んでいる模様。

個人だけでなく、一つのリエナクトメントチームとして活動しており、
装備や武器のみならず当時使われていた生活用具や調理器具の研究、
そしてレーションまでも自作して活動に励む姿は歴史研究の域に達しており、
尚且つ精神の研究にまで到達しているんじゃなかろうかと。




リエナクトメント再現に欠かせないのは服装や装備だけでなく、
当然ソコには当時の歩兵の主力武器も含まれます。米軍ならM1ガーランド。

なお、リエナクトメントは兵士の再現を行うという名目の元、
下士官の装備であるトンプソンやM1カービンは少数派の模様。



第2次大戦当時の世界を再現するということで、
音楽を鳴らす機械は当然当時の古臭い手回しレコードプレイヤー。

しっかしこういう代物、何処で手に入れるのやら?
レコードは当時の曲が入ったものの戦後再販品とかあるんでしょうが、
それでも結構な年代物で入手は難しいはずです。
ま、父上が元気ならこういう代物を手に入れるのも容易だったんでしょうな。



サバゲーみたいなドンパチ行為をするわけじゃないので、
武器はあくまでも雰囲気作りの一環に過ぎないのでしょうが、
その雰囲気が重要であり、大事なのがリエナクトメント。
まあある意味、大人の趣味なんだなぁと実感。



ナチスドイツ軍のチャリンコ、コレはレプリカなの?
こういうマニアックなシロモノも手に入れられるルートが
リエナクトメントの世界には微粒子レベルで存在するのでしょう?



旧日本陸軍兵士のリエナクターの方々は表彰式を実施。
何の行動に対する表彰を実施中なのか不明ですが、
これも場の雰囲気づくりのための行動なのでしょうし、
こういう風景を再現するのもリエナクトメントの活動の一環なのでしょうね。



そしてその傍らには三八式歩兵銃。
まだS&Tの三八式歩兵銃が販売される前のお話なので、
コレ全て、1丁2パットンのKTW製三八式だよな。



ヨコビッチの友人のウィリスのオーナーは整備中。
ううむ、ボンネットの中身は単純だから個人で整備できん事はなかろうけれど、
何よりも驚きなのは彼、このウィリスが自分で購入した初めてのクルマであるそうな!

クルマなんで動けばどれでもいいじゃんと思って
当初は実家の初代ムーブに乗っていたけど
大洗のとあるイベント(アレだな、戦車)でウィリスに出会って、
どういう覚醒をしたのかウィリスのオーナーになってしまったという。



そしてそのウィリス、我輩も運転させてもらいました。
しかしコイツは1940年代のクルマ、相当なクラシックカーです。
となると一番気になるのはシンクロが入っているかどーか。

古いクルマはギアにシンクロがないものが多いので、
ギヤごとの回転数の違いを運転手がシンクロさせる必要があり、
ソレをするためにダブルクラッチと空ぶかしが必要なはずなんですが
オーナーさんに聞いてみたところ「別にしなくても大丈夫」との事。

乗ってみると意外と乗り心地は悪くない。
寧ろ板バネなのに走り屋クルマのガチガチな足回りより心地よい。
そして勿論、ジープだけに悪路走破性もなかなかのもの。
そしてエンジンのトルクもそれなりにあり、実用性充分。



スピードメーターはマイル表示で60マイル(時速96km)まで、
実際そこまで出るのかと言われると微妙だとか。

ギアは当然マニュアルトランスミッション、そして3速。
シフトストロークは結構ガバガバ、でもギアはすんなり入る。
クラッチはそんなに重くないし、トルクが有るためか半クラも容易。
ただ、ブレーキの効きはあんまりよろしくない。



ううむ、コレで高速に乗るのは危険そうだけど、
(だってシートベルト付いていないんだもん)
えびののエリア13に逝くぐらいならイケん事はなさそうだし、
通勤用、近所に買い物ぐらいなら使えるサイズではある。

そして何より、コレだけ魅力的なクルマが、
100万程度で買えるというのが驚愕!

クラシックカーってもう少し高額なシロモノだと思っていたけど、
ウィリスは現在在庫がだぶついていて下落中なのだとか。
パーツは少ないものの、現存数が多いので手に入らんわけでもないとの事。

ウィリス・・・オープンカー、マニュアル、軍用車両、
そしてクラシックカーと我輩の欲しい要素全て揃っとるやんけ!

マジ欲しいわ!ていうか真剣に購入を検討したい!
でも嫁が許してくれなさそうなんでスカルガンナー氏、買わんかコレ?



夕方になり、少し寒くなりつつある時間帯、
ヨコビッチの昔からの友人がバイクで来ると言うので、
迎えに行くために近くのセブンイレブンまで出かけることになりました。

「え?この格好で外に出るのか(迫真)?」と思いつつも、
よーく考えてみたら我輩、普段からこういう格好しているじゃん。
じゃあ別にこのまま外に出かけても問題はないな(確信)。



流石に風をバンバン喰らいながら走ると涼しスギィ!ですが、
ウィリスの後ろなんてなかなか乗れないし、
ソレよりもこの格好、1940年台からタイムスリップした気分。
ていうか、チョコレートとかガムとかばらまきたくなる。



そしてヨコビッチの友人のクラシックハーレーと合流し、
再びイベントの会場に戻る途中ジネッタを見たのはどうでもいい話か?

しっかしこの風景、ただ事じゃねぇよな全く。
クルマとすれ違う度にノンケ共の視線を感じる気がするんで、
「お前ら俺がウィリス乗っていたとき、チラチラ見てただろ?」
因縁つけたくなりはするけどそれ以上の優越感を感じる気がしなくもない。



ヨコビッチが「これも乗ってみます?」と言いやがりますが、
ホンダのXLR250よりもデカいバイクに乗ったことがない無免ライダーの我輩が
キックスタートでシフトがタンクの横にあるバイクなんて乗れるわけがねぇ。
それにこんな歴史的な素晴らしいシロモノ、またがれるだけでも満足じゃ。
こういう稀有なマシーンを動態保存するのもリエナクトメント活動の一環なんですね。



滅多にお目にかかれないクラシックハーレーの存在も見逃せませんが、
ソレ以上に見逃せないのが何やら戦車みたいな、ていうか戦車じゃんこれ!



「こいつ・・・動くぞ!」
こいつは旧日本軍の九五式軽戦車というやつのレプリカで、
“ザ・パシフィック”とかいうテレビドラマのために作られたものらしいです。

放送終了後オーストラリアの戦車マニアが所有していたものを購入したものだとか。
エンジンはフォードのV8エンジンで、トランスミッションはオートマ。

コイツを仕入れた御殿場のカマド自動車の小林さんは、
ケッテンクラートが好きで自身でも所有している他、
キューベルワーゲンやウィリス等の軍用車両のレストアや販売をしているそうです。

現在のライフワークはロシアにてくろがね四起のレストア、
将来の夢は御殿場に「防衛技術博物館」を創ることだそうです。夢デカスギィ!



うーむ、こういうのを見ていると我輩もリエナクトメントまではいかなくても、
個人的に2次大戦装備を揃えたくなってきたぞい。

特に以前、装備品を多少は揃えてはいたものの、
結婚により収集を断念したナチスドイツ軍装備は今でも欲しい。
しかしすべてをレプリカで揃えていくにしても、
すべてとなると相当な金額がかかることを考えると・・・難しい。



ドイツ、日本、アメリカのリエナクターが多数参加されている中、
唯一ソビエト赤軍装備で参加されていた方が居られたので、
頼み込んで写真を取らせていただきました。
我輩から同じ匂いを感じてくれたのか、快く撮影に応じてくれて感謝!

ううむ、赤軍装備なら武器はPPShが既にあるし、
ルパシカとベルトとサスペンダーさえ揃えればそれなりの格好にはなるぞ。



日が暮れた後、カマド自動車の小林さんを囲んでの宴会があると言うので、
ヨコビッチのアルトワークスに乗って下山して御殿場の居酒屋に向かいました。
そこでヨコビッチとの久しぶりの談話、友人達との情報交換、
そして小林さんの貴重な体験談や今後の夢などを聞くことが出来て
本当に有意義な時間を過ごすことが出来たのであります。

貴重な体験をさせてくれたヨコビッチには感謝してもしつくせません。
現役時代、もっと色々世話しとけばよかったなぁと激しく後悔。



リエナクトメント、我輩には敷居の高い世界である上に、
サバイバルゲームですら趣味性に重点を置いたプレイヤーが稀有な
九州では根付く気配がなさそうな趣味であると思いましたが、
このような心意気を持った趣味人が少数とは言えそれなりに存在し、
精力的に活動しているという事実を知って希望を感じました。


そして我輩自身、今まではサバイバルゲームの装備に対して、
余り真剣に向き合うことがなく「それっぽく見えればソレでいいんじゃね?」
「ゲーム出来ればそれでいいじゃん」的ないい加減さがあったのですが、
リエナクターの趣味に対しての真剣さを見せつけられた今、
もっと資料や情報を仕入れて時代考証に力を入れ、
本物やそれに準じたレプリカを真剣に揃える必要が在ると考えた次第。


しかしまあ、青森に居た頃も感じたことなんですが、
本州の東側の人たちは趣味に対して真剣に向き合う人が多いもんですね。


実際、三沢の職場ではチャリンコ好きな人はガチでチャリに情熱注いでいたし、
クルマ好きな人はサーキットとかに出向いてバンバン走っていたし、
ウィンタースポーツ好きな人は毎週のようにスキー場に逝ったり、
釣りが好きな人は冬でもしょっちゅう船に乗って出かけていた。

そしてサバイバルゲームする人も八戸のSVD使いの人みたいに
ガチでロシア軍装備揃えて武器もしっかり揃える人とか、
戦い方や武器に対して情熱を傾ける人も多く存在していたんで、
一緒にサバゲーしていて刺激を感じる事が多くて楽しかったです。  

Posted by 砥部良軍曹 at 03:33Comments(2)イベントサバゲー以外の趣味

2017年05月14日

えびの駐屯地祭2017

3度の飯(以下略)をROMっている皆さん、日本三大祭りってご存知ですか?
大阪の「天神祭」、京都の「祇園祭」、東京の「神田祭」ですね。
んじゃあ新・日本三大祭りはご存知ですか?
ヤマザキ春のパンまつり、花王ヘヤケヤ祭り、東映まんがまつりです。
しかしこの三大祭のうち、ヤマザキ春のパンまつり以外は現在実施されていないという・・・

因みに三沢三大祭りはアメリカンデー、七夕祭り、三沢まつりですな。
三沢基地航空祭も入れたいところだけど、あれはチョット違う気がする。



さて、そんな三大祭とは全く無縁ではありますが、
本日はえびの駐屯地の創立36周年記念行事に逝ってきました。
所謂駐屯地祭というやつですな。

未だにココを見てくださっている少数の青森の方々のために説明させていただきますと、
えびの市とは宮崎の山間部の鹿児島寄りのところにある
山と田んぼに囲まれた五戸ぐらいの規模の静かな街です。



えびの駐屯地祭はそれなりに早く来れば駐屯地内に自家用車が入れるので、
祭り開始時間の9時前に到着するように正門前に向かったところ、
9時過ぎないと敷地内に入れないようなので軽く渋滞に襲われます。
そして何故か、小林市内辺りからスカルガンナー氏がついてくるというおまけ付き。

開門までリビドー号のエンジンをカットして社外にて煙草吸っていると、
こないだウチの職場を辞めてえびの市役所に勤めるよーになった後輩とすれ違い。
ていうかアイツ、我輩とあんまりカラミなかったのに我輩の事よく覚えていたな?

しかし開門後はスムーズに奥の方の広場に誘導され、
すんなりとクルマを停めて会場に向かいます。
そして駐車場から会場までが近いのもえびの駐屯地の利点。

更に敷地面積がそこそこなので、速攻で知り合いに会ってしまうと言う奇遇。
早速出会ったのはオニール様と陸自野郎同志のRODAN氏。



駐車場の脇に停められていた74式戦車を撮影後、
装備品展示のコーナーに入ると目を引いたのは武器ではなく食い物!
戦闘糧食、カタカナで言うとレーションと呼ばれているブツが展示されています。
そして脇には試食用の乾パン(金平糖付き)まで置いているではありませんか!

クソガキ共が食ってみたところ、娘は嫌な顔をしましたがバカ息子は意外と旨いと評価。
我輩?我輩はオレンジスプレットがないと食いたくねぇなぁ。

ていうか陸自のレーションって意外と種類が多いのね。
すき焼きハンバーグとかハヤシハンバーグとか、ウィンナーカレーみたいな現代風なのや、
鶏肉とひじき煮、豚しょうが焼き、豚肉と里芋煮みたいなトラディッショナルなものもアリ。



「コレもうわかんねぇな」
サルトリイバラの葉っぱと蔓で偽装された73式小型トラック。
スーパーとかでも売っている、がめの葉餅の葉っぱですね。
しかしココまでカモフラージュする意味が何処にあるのかと小一時間(以下略)。



モリゾーみたいなジープの向かいには陸自の小火器が展示。
コレは皆さんご存知89式小銃。陸自隊員のマストアイテム。
“バディ”というホモ雑誌みたいな愛称があるらしいですが、
間違いなく現場ではそ~言う呼び方はしていないと思うよw

ほほう、最近は左側のセレクターが標準装備なのか。
確かに右にしか切り替え軸部がないと素早い操作ができなくて実戦では不便ですからね。
別売り設定のマルイの89式にも標準で付けてほしいですな。お値段据え置きで。
ついでに折りたたみストックのやつはセレクター対応ストックに変更希望。



コレはMINIMI軽機関銃。ミニミトラリューズ。
アルファベット(フランス語)で書くとMINI Mitrailleuse。
M249ではないですよ、アレは米軍での呼び方。
エロ小僧が即応の訓練の時、罰ゲームの如く持たされているというヤツです。

しっかし米軍でも使われているというキャンバス製のマガジン、
陸上自衛隊でも採用しているというか、開発されていたのね。
どっかからこのマガジン販売されないかなぁ(切実)。



重迫撃砲の模擬弾が置いていたんで息子に持たせてみたところ、
コイツが図体はデカイけど相当なヘッポコなんでヘコヘコ。
息子が高校卒業したら精神鍛錬のために2任期ぐらい陸自にブチ込もうかな?



多数の展示品に困惑しながら彷徨いている息子、
小学3年生にしてはデカい図体&アホそうな性格のためか、
ガチムチ空挺隊員に捕まってパラシュートを付けられてしまいます。
20kgもあるパラシュートはランドセルよりもデカく、重たい模様。



パラシュートから開放され他息子の前に立ちはだかるのは
えびのの田んぼの脇にちょこちょこ鎮座しているという“田の神さぁ”を
ゆるキャラ化したと思われる謎の生命体。

5月に入って暑くなる一方で、この日も日差しがかなり厳しい中、
このきぐるみを装着して闊歩するのは大変・・・え?中の人なんか居ないって?



PX(駐屯地内の売店)付近では食い物を販売。
勿論、宮崎を代表する酒のツマミ、地鶏のもも焼きも絶賛販売中。
(注釈:コイツは鉄板で焼いているので炭火焼きではない)

他にも縁日のお約束、くじ引きや焼きそばなどもあり。
弁当も大量に販売しておりましたが昼には売り切れたのかな?
我が家は帰りに山椒茶屋で飯食ったから関係ないけど。



トリビアの泉で紹介された自衛隊名物“激まん”以降、
この手の基地及び駐屯地限定土産は雨後の筍の如く現れましたが。
我輩、この末広製菓の“シャリカ”が結構好きなんですよ。
変な自衛隊土産もらうぐらいなら、コレが一番いい(確信)。



こないだ航空祭で逝った新田原基地の基地内はローソンでしたが、
ココは三沢基地や八戸駐屯地と同じく、ヤマザキですね。

何やら、自衛隊の敷地内という制約が多い場所では、
経営の制約が多すぎるセ◯ンイレブンやファ◯リーマートより、
自由度が高いヤマザキが適しているという実情がある模様。



そしてそのヤマザキの脇には自衛隊川柳が鎮座。
一番手前の、我輩もよ~~~く解るなぁ~(遠い目)。
この後、店内に侵入するとエリア13管理人様と鉢合わせ。



狭い店内ではありますが、品揃えは豊富。
大半はリュックやバッグ類ですが、弾納(マガジンポーチ)も販売しています。
以前は隊員以外購入できないようでしたが、今は普通に買えるみたいです。
まあこういうの、普通にミリタリーショップでも売っているからね。

真の自衛隊通はココでキウイの靴墨や靴磨きセットを買うべし。
しかし、ドーランに手を出してしまったら重症ですがねw



以前ココに遊びに来た時は30kぐらいのクソ高いブーツが売っていましたが、
今はこーいうリーズナブルなものも売っているのね。
パット見は隊員さんが履いていたのと変わりがないみたいです。
但し、安物なので演習では使わないほうがよろしいとか?
月1回のサバゲー用には問題ないんでしょうがね。



我輩と一緒にブラブラしていた息子、
まだイベントも始まっていないのに疲れ果てたので、
「おっ、ちょうどいいベッド!しかも落っこちないようにベルトまであるぜ!」
みたいなノリで芝生に設置された台の上に寝ましたが
息子よ、それは隊員さんが筋トレするための場所だぞ。



10時に開会式が始まり周辺自治体のお偉いさん方のありがたい話が
40分ぐらい繰り広げられたり電報が読まれたりして、
メインイベントが始まったのは11時前ぐらい。
そしてこの辺りでピーマン職人一家と遭遇。更に元職場の上司2人にも遭遇。



小銃を抱えて行進する兵隊たちは4月に入隊したヒヨッコ集団。
そのせいか腕の振りや銃の持ち方にぎこちなさが見られます。
でも保護者の方々はパリッとした迷彩服に身を包んだ息子たちが
堂々と闊歩する姿に涙を流したい気分なんでしょうね(適当)。



何だよこのビックリドッキリメカは!
我輩こんなの初めて見たぞ!ていうかお前反対向きに走ってねぇか?

後程展示の看板見たら“75式ドーザ”という装甲付きのブルドーザらしいです。
運転席が前と後ろにあって走行時はこの向きで、作業時は反対向きで動くとのこと。
自衛隊で100両ぐらいしか無いレア物らしいんで、見たこと無いのも当然か?



錚々たる車両の更新のシメを飾るのは車両ではなく、ヘリコプター。
おっとコレは新田原救難隊でも使っているUH-60じゃないですか。
昔はUH-1が天からやってきて、気分は地獄の黙示録でしたが時代が代わったなぁ。
ヘリは会場上空に侵入し、一旦外に出て、再び別の位置から侵入。



そしてヘリの中から空挺隊員がパラシュートで降下してきます。
上手く目的地に着陸できるか、ドキドキしながら見てしまいます。



現場は結構な強風ですが、それをものともせず上手くグラウンドに着地!
流石、限界に挑むプロの技だと思わされる瞬間です。



空挺隊員の見事な大空に舞う白い花を拝見した後は、
ヒヨッコ達の自衛隊体操って・・・何か違うのが混じっているぞ(困惑)?



そして自衛隊体操をやっている傍では次の科目、
模擬戦闘展示の兵士たちがスタンバイしております。
「オレたちが成熟した漢(おとこ)の姿を見せてやるぜ」的雰囲気が漂います。



そして11時半ぐらいにようやく始まった駐屯地祭のメインイベント、模擬戦闘。
まずは偵察バイク、カワサキKLX250が戦地に2台侵入してきます。



偵察隊が敵の位置や動きを確認後、主力部隊の車両がやってきます。
機関銃の空砲をパラパラ撃ちながら臨場感を高めます。



我輩は陸自の駐屯地祭の模擬戦闘を見る時は
いつも部隊が侵入する側に立って待ち構えているのですが、
(この位置だと目の前で戦車や大砲が攻撃態勢に入るので、いい絵が撮れる)
今回は何故かFH70が会場中央まで侵入しやがって我輩の目論見台無し。



そして敵の位置とは別の場所に砲身を向けて空砲射撃。
いつもなら近場で砲の展開をお目にかかれてウハウハな気分になるのですが、
被写体は遠いし、155mmの発射シーンを上手く撮影できないわでガッカリ。



しかしその後、発射を終えたFH70は性器の、もとい、正規の位置へと移動。
でもFHが単体で走行している姿はいつも違和感を感じるというか、シュール。



その後またまたUH-60がやってきてラペリング。
いよいよ戦いは本番に突入な雰囲気です。



戦車キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
制式採用は我輩の生まれと同じ74年という老兵ですが、
その存在感とカッコ良さに異論はないよな?
ハイドロサスペンションがどーとかいう御託は聞かなかったことにする。



重迫撃砲も後ろでがんばります。でも弾は撃ちませんけどね。
模擬弾を突っ込んだり出したり(意味深)しております。



今回は撮影位置が悪くて、射撃シーンを捉えることすら出来ずに残念。



えびのの模擬戦と言えばコレ!火炎放射器!
「汚物は消毒だ!」



戦車や大砲の射撃音は聞き慣れていないとマジでビビります。
開始前にPXで射撃用の耳栓を購入しておくことをオススメします。



せっかく新しいカメラに買い替えて連射機能を試そうと思っていたのに、
連写モードに切り替えるのを失念してこの有様。
そしていつの間にか状況は糸冬了。でも楽しかったからいいや(小並感)。



模擬戦闘の後はお楽しみのアレ、戦車の体験搭乗。
最近では9時に入門してすぐに整理券をもらわないと戦車には乗れません。
10時過ぎてノコノコやってきても整理券は売り切れていますのであしからず。



体験搭乗の行列に並びUH-60が地上展示のため
グラウンドに降りてくるのを眺めながら順番を待ちます。
近場で拝むヘリの着陸は迫力&圧巻の一言ですが、
ヘリのダウンウォッシュは相当なもので、目に砂が入りそうな勢い。



暫くすると後ろに体験搭乗用の座席を設けた74式がやってきて、
いよいよお楽しみタイムの始まりです。
福岡のラーメン屋とかで行列に並んでいる輩を「こいつらバカか?」みたいな目で
見ている我輩もわざわざ30分ぐらい並びましたが、
こういう体験はなかなか出来ないんでね、たまにはいいか。



当初全く乗り気じゃなかった娘は戦車独特の騒々しさ、
そしてキャタピラ独特のコーナリングの激しさに狂喜乱舞。
「とりあえず乗ってやるか」な感じだった息子も満面の笑み。
そして我輩&スカルガンナー氏も大人気なくニヤニヤしてしまいます。



たった2分程度、距離は多分燃料1リッター分ぐらいでしょうが、
(74式戦車はディーゼルエンジンだけどスカイアクティブじゃないし
排気量も21500ccあるんで燃費はリッター300mぐらい)
この表現するのに言葉が思いつかない迫力と刺激はなかなかのものです。

でもね、我輩的には4年に1回、オリンピック開催の頻度で乗ればいいと思うんですが、
クソガキ共は「コレが一番面白かった!ココに来てよかった!また乗りたい!」とか
意味不明な発言をしやがるのでガキの思考は全く理解不能です。

でもまあ、我輩一人で楽しい思いをするだけで終わるかと思いきや、
最終的にはクソガキ共も楽しんでくれたみたいだったので良しとしましょう。

戦車に乗らなかった嫁的には適当に異次元な体験をしただけに終わったようですがw



戦車を満喫した後は隊舎(独身隊員が寝泊まりする場所)のトイレで用を足し、
ふと入口を見てみると何かデカいお玉(レードル)があるやんけ?
グリップ部分を見ると“準優勝 炊事競技会”と書かれていて苦笑。
準優勝で銀ということは優勝のお玉は金?金玉って言う事か?

注釈:陸自では駐屯地の飯は専門職だけでなく、普通の隊員も手伝って作るらしい。
戦地や被災地とかで飯を炊けるのが必須のスキルなので、普段から鍛えておくのだとか。



帰る前にもう一度、展示を拝見していたら装備に身を固めた隊員さんが居たので、
今後のサバゲーでの陸自装備コーディネートの参考にするために撮影。
うーむ、カイデックスホルスター、我輩も導入すべきかなぁ?
それよりもこの隊員さんみたいな凛々しい体を作るのが先か?



今回のえびの駐屯地祭では見たことない装備を見たり、
戦車に乗ったりと大量の収穫がありましたが、
一番の収穫は元後輩と遭遇したことでしたね。
今日は同志や元上司や後輩、色んな人と会いましたが、
一番嬉しい出会いは「再会」というのは本当です。
そして7年ぶりのえびの駐屯地への再会、思い切り楽しませて頂きました。  

Posted by 砥部良軍曹 at 21:04Comments(8)イベントサバゲー以外の趣味

2017年05月06日

ゴォルデンウィィクの〆はバァベキュウ



やっと訪れた晴天の青空、絶好のバァベキュウ日和です。
そこで本来、3日から宿泊予定だった木城のキャンプ場に逝ってバァベキュウを実施。
本当ならそこに泊まって優雅な野外活動をぶちかましたかったんですがね、
悲しいことに我輩、明日は泊まりの仕事なんですよ。



木陰の下にテーブルを置き、椅子を並べ、ファイアグリルを置いて肉を焼く。
コレこそが我が家の正当なゴォルデンウィィクの過ごし方!
そして我輩にとって至高の快楽!
炭火で肉を焼くだけだというのに、何でこんなに心が踊るのだろうか!

外で食う飯が旨いから?それとも炭火で焼肉が旨いから?
一生かかっても答えは出てきそうにありませんが、楽しいからどーでも良し。
でもね、一番最初に張った画像の嫁の作ったハンバーグ、
タマネギぐらい入れときゃいいのに肉以外何も混入していなかったんでクソ不味かったw




でもいいんです、今日の主役はコイツ!宮崎牛のステーキ!
少し焼きすぎたかな?いいや、コレぐらいが丁度いい!



むやみに力を入れなくてもサクサク切れる肉。
フフフ、2日の夜に「久しぶりのキャンプだぜぇぇ!」と呟きながら
ニヤニヤして包丁研いだ甲斐があったのか?
それとも肉が柔らかいから直ぐに切れるのか?

焼き加減は外がこんがり、中はジューシー。最強じゃねぇか!
コレだけ綺麗に焼けたんなら意識高い系の食い方、塩と胡椒だけで食うに限るな(確信)。



しかしいざ食ってみるとコレが脂っこいったらありゃしねぇ。
確かに2400円の肉、旨いっちゃあ旨いんですよ。
でも肉自体が旨いのかと言われるとどーなんだろうかねぇって感じ。

歳のせいか脂っこい肉が大量に食えねぇ体質と化した我輩、
お値段云々以前に今後はアメリカンビーフで充分な気がしてきました。
よし、今度は上等な赤身肉を探してみよう。



でも実は我輩ね、バァベキュウって肉よりも野菜焼くのが好きなんですよ。
トウモロコシとかもう、至高の逸品!
少し焦げているけど焦げたもの食うと癌になるって多分迷信だから!



宮崎に戻って何が嬉しいかって、鮎が普通に売ってて安い!
鮎の塩焼きって魚の塩焼きの王様ですよね(断言)。



尚、ウチのバカ嫁、タマネギのホイル焼きは、
茶色いタマネギで作ることを知らなかった模様。
柔らかい新タマネギを焼いても水分が多いからグジュグジュになるだけなのよ。



鮎が焼けるまでそこら辺をブラブラしていたら
粒の大きい野イチゴが結構生えていたんで、
小学生の頃、実家の近くの山で大量に貪り食ったのを思い出しながら食いました。

ああ、この独特のブツブツした食感、野イチゴならではの甘み。全てが懐かしい。



最期は石を積み上げて、呪いの儀式をヤッて糸冬了!
今年のゴォルデンウィィクはつまらん事になりそうだと危惧しておりましたが、
何だかんだ言って最期は素晴らしく締めくくれたんで
終わりよければすべてよし!異論は認めん!

本当は旅行とか逝って旨いもん食ったり、面白いもん見たり、
遊んだりして思い出作りしたいって思わなくもないんですがね、
連休でそ~いうところに行くのって結構ハードモードだから、
やはりこーいう地元でボチボチって感じの
ゆるい楽しみ方が一番ベターじゃないかって思うんですよ。

ま、出来れば来年のゴォルデンウィィクは岩国に逝きたいですがね。  
Posted by 砥部良軍曹 at 23:56Comments(0)お出かけサバゲー以外の趣味

2017年04月16日

いまさら、マニュアルに乗る

青森に居た頃は三沢市というそこそこ便利な街に住んでいたので
クルマは1台でも充分に生活することが出来たのですが、
(それ以前に社宅の駐車場が1台しか停められないという現実もあったが)
現在住んでいる新富町の上新田という場所は
クルマがないと日々の買い物も難儀。


買い物は距離的にはチャリがあればイケないほどでもないのですが、
坂道が長いので買い物袋抱えて引き上げるのが大変なのよ。
その他色々な要件をこなすにも田舎ではクルマは必需品。

というわけで現代人らしくまともに宮崎で生きていく上で
我が家も早急にもう1台、嫁専用マシーンを仕入れる必要があると考え、
西都インター付近のツネマツ自動車の前を通る度に嫁に
「オイ!シルバーのMR-Sが98万円で売っているぞ!あれ買おう!」
提案していたのですがなかなか嫁は首を横に振らないのね。


我輩的にはミッドシップのオープンカーに乗るババァ、イイと思うんだけどなぁ。
でも田舎だから色々と噂のネタにされそうという難点もアリ。

そしたらある日、嫁から「こないだリビドー号をインドックした修理工場から、
日産ノートを120万で買うかって言われてるんだけど」と話を持ちかけられたので、
我輩はすかさず「馬鹿野郎、我輩が必死に稼いだ銭をノートなどという
燃費以外に特に取り柄もねぇ運転していてもアクビが出そうになる
ただ前と後ろに走るだけのクルマにつぎ込もうってぇのか!」

「そういう勿体無い金の使い方は言語道断!断じて許さん!」と反論。

そしたら修理工場のおっちゃん自ら我輩の住む社宅にR32GT-Rに乗ってきて、
「じゃあどういうクルマがお望みでしょうか」と言われたんで、
本当はそのおっちゃんが乗っているR32が欲しかったんですが、
「マニュアルでターボ付きの軽自動車ありますか?」と言ったところ・・・



スズキのアルトワークスが来ました。
展示車1年落ち走行距離2000kmを150万円で購入。勿論ローンで。
中古車ですが程度も良いし、この走行距離なら新車と同じ。
致命的欠陥がない限り女もクルマも中古で何ら問題はナシ!
どーせ新車のアドヴァンテェジなんて新車ならではの匂いぐらいしか無いしね。

ボディカラーが黒というのが我輩的には納得逝かないところなのですが、
こないだ出たばっかの中古車、色を選ぶ余地なんか無かったから仕方がない。
ま、中に乗ってしまえば色なんか気にならないので無問題ということで。
でもやっぱ、赤のワークスとすれ違うと悔しいです(迫真)。

アルトワークスと言えば日本がスポーツカー全盛の頃、
軽自動車のスポーツモデルとして生まれたホットなモデル。

軽自動車ながら軽さを武器にガンガン攻められるクルマとして好評を博していた模様。

でも日本人の大半がクルマに走行性能、動力性能を求めなくなったので
悲しいことに一時期無くなってしまったんですがこのHA36S/36V型アルトで復活。

ワークスの前に“RS”という動力性能重視モデルが先行販売されたんですが、
アレはオートマしか無かったんで我輩的にはどーでも良かったし、
我輩以外のクルマ好きも「ワークス出せよ!あくしろよ!」と思っていたことでしょう。
そしてその声を耳にしてワークスを復活させたスズキ、よくやった!

とは言え、「今更アルトワークスに需要があるのか?」という疑問。
でもね、アルトの売上の2割はワークスらしいですよ(驚愕)。



新型アルトのエクステリアは今までのヌルいデザインとは異なり、
直線を基調としたシャキッとしたものになりました。
いくらワークスが復活してその性能が良いとしても、
形が好みじゃなければ買う気がしませんからね。

ヒョットしたらノーマルアルトデザインした時点で、
ワークスの復活は検討していたんじゃなかろうかと。

我輩が新型アルトのデザインで気に入っているのはこのライト。
母上が免許取って初めて乗ったフロンテハッチみたい。
左右非対称のグリル周りも挑戦的で好ましいです。
ただ、ターボ付きなのにボンネットに穴が空いていないのが残念。



今時初代ホンダ・トゥディみたいな背が低い軽自動車は流行らねぇのか、
アルトも昔のモデルと比べると大分腰高な形状にはなりましたね。

個人的にはワークスは3ドアじゃなきゃって思わなくもないんですが、
今時3ドアの軽自動車に需要はないんでしょうし、実際不便だから仕方ないね。
でもね、この後ろのドアの窓、下まで全部フルオープンになるんですよ。
昔のアルトワークス同様、“WORKS”のサイドロゴも健在で嬉しくなります。

そう言えば最近のクルマってドアハンドルは手前に引いて開けるバータイプが主流ですが、
アルトは昔ながらの手を突っ込んで上に引き上げるタイプのハンドルです。
コッチの方が軽い力で開くんで、小さい子供でも開けやすいんですよね。



後ろ周りはリアウィンドウが初代ホンダZみたい?
凹凸感がなくてのぺっとした形状がコストかけてねぇのかなな感じですが、
軽自動車に変に凝って捻ったデザインは不要。



納車して初めてドアを開けた時、このシートに感激しましたね。
なんたってレカロシートですよ!レ・カ・ロ!
しかしその感激も乗車後、軽く絶望に変わりました。
シートのサイドサポートが横腹に当たる・・・

でもね、このシートのお陰で長時間運転していても案外疲れないんです。
当然ながら、サポート性も抜群でいくら飛ばしても身体が揺れない!
ただ、シートバックの角度調整がダイヤル式なので、
細かい角度調整が出来るもののベターっと倒すには不向き。

そしてこの新型アルトワークスの最大の難点!
シートの位置が高い!
ワゴンRとかとあんま変わらん気がするんですが!

スポーティな軽自動車という位置づけにあるクルマなら
もう少し着座位置を下げて手足を前に突き出すような
スポーティなシートポジションにして欲しかった・・・
余談ですがシートは高めなのにシートの下に収納がないのは如何なものかと?



メーター周り、センターコンソール周りはこれと言って特徴もクセもない作り。
まあコレに関しては元になったアルトがコスパ優先のクルマだから仕方ない。

ところでナビの下、エアコンのスイッチの横の変な空間はナンジャロかと思いきや、
普通のアルトにはココからオートマのシフトレバーが生えているんですね。
そう、当然ながら我が家のワークスは走りの5速!

「今更マニュアル車なんて流行らねぇよ」と
突っ込みたい方も多数居られるかもしれませんが、
販売されたアルトワークスの9割はマニュアル車らしいですから、
このクルマを求める客層の思考は我輩と同様という事。

そしてアルトワークス購入者の年齢層、我輩同様40代のおっさん多数とか・・・

でもね、我輩と同世代で家庭の2台めのクルマに軽自動車ぐらいしか買えず、
それでも走りグルマを欲する層って多いと思うんですよ。
我輩が20代の頃と言えば走りグルマ全盛の時代でしたからね。
その頃のハートを再び燃焼させたいっていう思考は自然なものです。

だがしかし、40代といえば子供の教育費とか食費とか携帯代とか保険代とか
自宅のローンとかで経済的に余裕がない人多いでしょうから、
トヨタ86とかスバルのSTiとか買う余裕がある人ってなかなか居ないんでしょう。
ソコに200万以下で買えるアルトワークスが出てくれば飛びつくのも必然。

しかしこのワークス実は、嫁専用のクルマなのです。
マニュアルトランスミッションの選択に関して嫁からの苦情はなかったのかと
疑問視される方も居られるかもしれませんがマニュアル推しだったのは寧ろ嫁。
やっぱ嫁もね、我輩と同世代だから思考は一緒なんですよ。
たまに駐車場とかでエンストするけど、楽しそうにギアチェンしています。
出来れば我輩の夜のシフトレバーも握ってほしいんだけどなぁ。



気合の入った前席に比べると、後席はシンプル。
ドアに小物を入れられるよーなスペースなんて見当たりませんです。
コレに関してもベースのアルトがコスパ優先でこういう作りだから仕方ないね。

シートは薄っぺらくて幅が狭く、座り心地は4ナンバー軽自動車レベル。
シートバックも板みたいで1時間以上のドライブには背中が疲れますし、リクライニングも出来ません。

ただ、足元はワゴンタイプの軽自動車と同じぐらい広々。
写真では助手席を一番後ろまでスライドさせていますが、足元は少し狭い程度。
当然ながら短足の我輩に合わせた運転席側は足元広々です。



荷室はまあこんぐらいのもんでしょう。スーパーの買物には使えます。
コストコにでも買い物に行かない限り、必要にして充分。
でもサバゲーの荷物を載せるには不充分ですねぇ。
まあそれ以前に、シートバックが分割で倒せないのも不満。



この下にスペアタイヤがあるのか確認してみたところ、タイヤは無かったですが、
ジャッキとパンク修理剤とシガーソケットに接続するコンプレッサーがありました。
しっかしこの発泡スチロールの枠、センスねぇ作りしているなぁ。



2人乗車だとシートバックをバーンと倒せるので、
AK74やM4カービンでも充分に載せる空間を確保することが出来ます。
こないだアンディ先輩とコレでえびのまでサバゲーに逝きましたが、
2人分のサバゲー道具と椅子、テーブルとベッドは余裕で搭載可能でした。
多分M14ぐらいまでなら載せられると思いますよ。

でも流石にゴルフバッグは斜めにしないと厳しいでしょうか?
釣り竿も分割できるやつじゃないと乗せられないでしょうね。
そしてドラグノフ狙撃銃も無理なんだろうなぁ。



でもやっぱ、ワークスだから積載量よりも走りの性能が重要ですよね。
エンジンはRSと同じなんですが、RSよりトルクが0.2kgm大きい模様。
水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボという響きは良くても、
軽自動車の馬力規制は相変わらず最大64馬力のまま。
要するにワゴンRスティングレーとかタントカスタムと同じ馬力。

しかしながらこのアルトワークス、車重が670kgしか無いので、
(最近流行りの背が高い軽自動車は全て1t近くの重量、重量差は300kgぐらい)
64馬力を最大限に活かしながらスイスイガンガン走ってくれるんですね。
欲を言えば80馬力は欲しいところですが、公道なら64馬力でも必要にして充分。
流石に急な坂道を4速以上で走り抜ける力はないですが、ね。

但しエンジン音に関しては普通の軽自動車とそんなに変わりなし。
嫁の実家の2世代前のアルトとそれほど変わるところもない感じ。
ピーマン職人のサンバーの方がもう少しいい音しているよ~な気がしなくもない。
やっぱ給排気系交換したくなるなぁこういうクルマは。

気になる燃費?は今のところリッター18kmぐらい。
メーカー公表値がリッター23kmなので大体こんなもんでしょう。
調子こいて1速で思いっきりダッシュかけるとか、
2-3速でカーブ攻めるとかしているから少し燃費悪いのかな?
それでもリビドー号よりは燃費が倍以上良いんで、嬉しいw



フロントブレーキはワークスらしく、赤いキャリパーが輝いています。
全体的にホイールアーチがガバガバなのが頂けませんが、
タイヤ&ホイールサイズを換えるとカネがかかりそうなのが難点。
しっかし今時の軽自動車は15インチのタイヤ履いてんのね。

足回りはスポーツモデルなので当然ながら固めです。
コーナーで踏ん張りが効くのはいいですが、乗り心地は良くないですね。
前席ならレカロシートのお陰で突き上げも軽減されますが、
後席に乗ると足回りの硬さがガンガン攻めてきて耐えられません。
クソガキ共からも評判はすこぶるよろしくないです。



リアは流石にドラムブレーキ。64馬力だからこれでいいのか?
ショックはカヤバのやつがついているんでコレで充分でしょう。
どーでもいいけどカヤバを“KYB”と記載するとTDNみたいで淫夢っぽくて嫌ですねぇ。

ところでこの足回り、普通クルマってショックの上とか周りにバネが付いているでしょ?
アルトワークスの前輪はショックの上にバネが付いていて、
後輪は写真のようにショックとバネが別々になっているんですが
コレってどういうメリットあんのかさっぱり解らん。



久しぶりにマニュアル車を自家用車として乗り回していますが、
正直な話、当初は「マニュアル、結構マンドクセ('A`)」と思いました。
現在の日本でのオートマ普及率は99%と極めて高いそうですが、
運転が好きな我輩でさえ煩わしいと思うのですからさもありなん。
因みにヨーロッパでのオートマ普及率は15%以下らしい・・・

日本という国は都会に住むと渋滞の多い街道が多く、
ウチの近所のような田舎でも10号線とかは馬鹿みたいに混んでいることもしばしば。
そういう状況が多いとなるとマニュアル操作が実に煩わしくなり、
どーしてもオートマに軍配が上がるんですね。

そしてウチの周辺みたいに山道が多いとカーブが多くなり、
どうしてもギアチェンジが必要不可欠。
そこでもやはり、オートマが便利なんですよね。

ところがそれから数回、買い物に行く度に積極的にワークスを運転してみると、
ギアチェンジが面白くて仕方がない体質に戻っていたのであります。

何がどう面白いのか説明するのは難しいですが、
ストロークの短い、小気味よくキマるシフトレバーを操作していると、
「メカを操っている」という気分に浸れると言うのは間違いない事実です。


とはいえ、それはあくまでもワークスという面白い車に乗った場合の感想。
ぶっちゃけ、今の御時世マニュアル車に乗るという行為に、
何かしらの特があるのかというと全くありません。

結局、マニュアル車の存在そのものがクルマ好きのためだけのモノでしかなく、
そーいう趣味を持つ者にしか需要がないというのが現実なのです。

まーでも日本という国ではクルマが面白いものと思わされる以前に、
クルマが便利なもの、或いは必要不可欠なものであるというところから、
実用的なクルマの普及が始まり今に至る所があるでしょうし、
バブル真っ盛りの頃にクルマが必要でもなかった、興味がなかった人種がクルマを欲した結果、
フツーのクルマに高級感とか乗り心地とか広々感とかが優先されるようになり、
運転の楽しさという本質が置いてけぼりにされて今に至ったんでしょうがね。

それでもやはり、我輩は声を大にして言いたい。
「ギアチェンジは面白いものである」とね。
今というご時世だからマニュアルに乗るんじゃなくて、
事実としてマニュアル操作が面白いからマニュアルを選んだのが我輩なのです。


まあシフトレバーが生えているだけの作業用マニュアル車だと、
ギアを動かすのも億劫であるというのも事実ではありますが、
アルトワークスのように良く出来たマニュアル車に乗ってみれば、
クルマって本当は面白いものなんだなぁと思えるはずです。
  

Posted by 砥部良軍曹 at 22:48Comments(5)物体サバゲー以外の趣味

2016年10月25日

タイヤ交換よりもブレーキ交換に手間がかかった

青森の職場では我輩以外にもツムさんとかトゥッティーさんとか、
クロスバイクでチャリ通している人が結構居たんですが、
コッチは通勤距離が5km以上の人がザラなんで、
通勤距離3.5kmの我輩ぐらいしかチャリ通している人が居ません。

よく皆から「頑張ってますね」とか、「鍛えてんな」とか言われますが、
チャリで15分走った程度では痩せもしませんし筋肉もつきません。多分。

我輩がチャリで通勤する理由は唯一つ、「元を取るため」。
だって我輩の通勤用チャリ、ジョニー・ライデン号買うのに60000円銭払ったんですぜ。
60000円もあれば本来なら我輩、タナカのモーゼルKar98k買いますよ!
ソレだけの銭をチャリにつぎ込んだのですから、
通勤で朽ち果てるまで乗らんと悲しくなるだけです。


ま、本当のところはクルマがリビドー号1台しかないから、
仕方なくチャリで通勤しているんですがねwww

え?せっかくクロスバイク持っているんならサイクリングとかしねぇのかって?
やらない(断言)。
だって40過ぎると、坂道登るの辛いんだもん。
上新田から何処其処にお出かけするとなるとkm単位の坂道ばかりで、
チャリでスイスイ走れる平地が無いから想像しただけで筋肉痛になりそう。



ところで我輩のジョニー・ライデン号、キャノンデール クイック5も、
購入から2年ぐらい経ってあちこちが劣化&消耗してきました。


でもねぇ、青森に居た頃の走行距離なんて1日往復で5km程度、
毎月20日ぐらい出勤していると考えても月の走行距離は100kmぐらい。
そして12月から3月末までは積雪で乗れなかったんでその分を差し引いたら
年間走行距離はせいぜい800km程度、×2年で総走行距離は大体1600km。
ぶっちゃけ、ガチで乗っている人に比べたら大して走ってないはずです。

幸いスポーツオーソリティで会員様割引セール実施中だったので、
夜勤オフを利用して色々パーツを買ってきて部品交換開始!

1万円以上パーツ買えば20%OFFだってんで(9999円以下だと15%)
嫁を騙して調子こいて色々部品を買おうかと思ったんですが、
下田のスポオソと比べて宮崎のスポオソは部品少なっ!
それ以前に宮崎のスポオソ、キャノンデール取り扱っていねぇし!
改めて青森は恵まれた地域であることを実感したものです。



まずはリアタイヤの交換。
見ての通りツルッツルになっちゃっていました。
我輩的にツルツルが嬉しいのは女性の股ぐらいです。
タイヤのツルツルは恐怖感しか湧き上がりません。
こないだ雨上がりの帰宅時、マンホールの蓋の上でマジ滑りしてビビリました。



でもねー、前のタイヤはまだこんだけ溝残ってんのよ。
やはりコレは、我輩がデブだから後輪に余計な負荷がかかりすぎているんでしょうかね?
それとも上新田の通勤経路の下り坂でブレーキかけすぎてこげんなったんかい?



どーせならタイヤ、両方交換するのがよろしいんでしょうが、
クイック5を購入して野獣先輩に見せた時に
「あーコレってタイヤ700×32cなんだー、このサイズってあんまり売ってねぇんだよ」
と言わたのですが全くその通りでございました先輩!

700×28cみたいな細いサイズのタイヤなら選び放題だったのに、
ソレより太めのタイヤはパナソニックのコイツ1本しか売っていなかったんですわ。

とはいえ、クイック5はこのタイヤの太さのせいか、
以前のランボルギーニチャリよりは走りが安定しているんですよね。
でもね、タイヤ交換したのはいいけど微妙にリムが曲がっているよ~な気がする。



宮崎に戻って真っ先に購入したのがコレ。メーター付きの空気入れ。
この手のチャリってタイヤに規定空気圧書いているんですよ。
だから、どーせなら適当に空気詰めるんじゃなくて、定められた空気圧をブチ込みたい。
青森の職場にはこーいうのが置いていたんで良かったんですが、
コッチじゃそんなの置いていねぇから4000円ぐらい叩いて買いましたわ。

そこそこいいチャリ乗るとなるとやはり、こういう気が利いた道具が欲しくなるし、
いい道具を使ってやることでモノの寿命も長くなるのかなと勝手に推測。



タイヤを交換したついでに、スプロケットのお掃除。
コッチに戻ってからガチで清掃するのは初めてなので、結構汚れていました。
ブレーキパーツクリーナーブッかけまくって歯ブラシでガシガシ擦り、
ウエスで隙間をガシガシしてそこそこキレイになりましたが、
我輩のチャリ、4速に入らないんですよね。

他のギアならちゃんとチェーンが噛んでくれるんですが、
1年ぐらい前から4速だけチェーンが噛まずに5速に入ったり、
4速と5速でガチャガチャなりやがるんですわ。

ギアのスクリューのアジャスト調整しても全く良くならないんで、
歯が摩耗しているのか、それともどっかがズレてんのか?



カネに余裕があるんならスプロケット交換してしまいたいところなんですが、
ソレをするとなると交換用の工具を別で買わないといけないし、
かと言ってチャリ屋に頼むのも負けた気がするし、何よりも工賃取られるのが嫌。

我輩、以前シトロエン・エグザンティアのブレーキ交換した時にね、
ブレーキのパーツが9800円だったのに工賃が10000円だったのを見て以来、
どーしようもないぐらい工賃恐怖症に陥っているんですよ。

まあ4速に入らなくても使えないわけではないので気にしないことにして、
チェーンとかリアディレイラーとかもガシガシ磨きまくってキレイにして後輪取り付け。
久しぶりに掃除したので、ドロみたいな油汚れがコッテリ付着していました。



そしてもう一つ重要箇所、ブレーキシュー。
2年程度でこんだけすり減ってしまいました。
ブレーキワイヤーの調整でお茶を濁していましたが、
流石にココまで来ると要交換ですな。

同じサイズの方がそのまま取り付けられるだろうから
同じサイズのが欲しかったんですが少し長いのしか無かった・・・

ブレーキシューは前も後ろも平等にすり減っていたので両方交換です。
しかしココで相当時間を食いました。
ブレーキワイヤーとかブレーキの調整ネジを弄りまくっていたので、
ソレを元の状態に戻すところからのスタート。

そしてブレーキシューを交換するも、適切な取付状態にするのに時間がかかり、
更にブレーキシューとホイールとの間隙を調整するのに想像以上に時間経過。
やっぱりこのブレーキシュー、本来合わないサイズだったんじゃねって?
どんだけ調整しても隙間が1mmぐらいにしかならねぇんだよ!
ヒョットして、削らないと付かないってエアガンのパーツみたいなパティーン?



作業開始から約2時間、ようやく復活したジョニー・ライデン号。
これで雨の日も恐れることなく走れるようになりました(濡れるのは嫌だけどw)。
コレでジオンはあと10年・・・イヤ、3年ぐらいは戦えるかな?

たまにリビドー号で通勤して思うんですがね、やっぱクルマって偉大ですよ。
荷物は運べるし、坂道でも楽々走れるし、雨風も凌げるし、涼しいor暖かい。
ガソリン代がかかるのが難点ですが、ソレ以上の利点多し。

青森の頃は距離も短く、信号機も多かったんでチャリもクルマも大して時間差はなく、
どっちで通勤しても10分程度で職場についたんですが、
コッチだと途中に信号機が一つも存在しないんで、
クルマで7分程度でたどり着く道のりもチャリだと15分以上かかるんですね。

でもね、チャリで通勤していると何か身体にイイ事している錯覚に陥りますし、
時々起こる正門での渋滞も華麗にスルーすることが出来るんですね。

だがしかし!チャリの最大の利点は
「気軽に何処其処寄り道できる!」事。

クルマだと駐車場の事考えたり、道路状況気にしたりして寄り道し辛いもんなんですが、
チャリだとそこんところ深く考えずにそこら辺にさくっと停めて、
チャラっと好きなところに立ち寄って道草食う事が出来るのが最高なんです。


でもね、三沢に居た頃は中居酒店寄ったり、スカイプラザ寄って、
余計な買い物したり余計な物欲湧かせたりと色々出来たけど、
新富町、特に上新田はふらっと立ち寄るところなんか何処にも無いのよ。
通勤経路にあるのは芋畑と茶畑と大根畑ぐらい。
だからチャリンコの最大の醍醐味を全く味わうことが出来んとですよ。

チャリ乗りが異口同音にのたまう「季節の移り変わりを肌で感じることが出来る」というのは、
確かに今頃の季節なら朝夕は適度に涼しくて快適ですし、
金木犀の香りがたまらなく心地よくて解らんでもないんですが、
宮崎は夏はバンバン汗かくし、冬は青森程じゃないけどやっぱり寒いし、
たまに漂ってくる田舎のシャネルの5番、
所謂堆肥臭がキッツいわぁ。


あーやっぱ通勤用にクルマ欲しいわ。軽トラ或いはオープンカー。
チャリが素晴らしく感じられるのはチャリの利点を活かせるからであって、
利点がないならチャリより便利なクルマの方がいいに決まっているんです。  

Posted by 砥部良軍曹 at 22:42Comments(0)サバゲー以外の趣味

2016年08月24日

ポケモンGOがなければココに来ることはなかったろう

夏休みは休みとは名ばかりで何かと忙しかった砥部良軍曹です。

まずは吉六会同志+阿蘇ツーリングの為に宮崎上陸したウナギゐヌとの再会、
そして同志+ウナギゐヌと共に汗を流しながらのヂゴンの巣の整地。
2年ぐらい放置プレイされていたホームフィールドはバリケードが完全に朽ち果てており、
パレットの回収と始末にかなり難航してまだまだ再開に時間がかかるようです。

ソレが終わったら両親の居る湯布院へ向かい、父上の骨董品屋の片付け。
そして福岡に向かい、爺ちゃんの墓参り。

そして宮崎に戻り、唐突に嫁の実家に呼ばれて、
メシをを食わせてくれるのは嬉しいのですが
「家、何時ぐらいに建てるのか?」と問いただされる(困惑)。
我輩、チ★ポ立てるのが精一杯で家なんて建てる甲斐性ありません。
そして〆は嫁の誕生日にアレッタで昼飯。
1日ぐらい自宅でゴロゴロしたかったのですが、そういう暇もありません。

結局、唯一の息抜きといえばポケモンGOすることぐらいと言いたいところなのですが、
湯布院、福岡に戻ったら鬼のように入手することが出来たモンスターボール、
宮崎に戻ると消費だけが捗って現在ほぼ枯渇状態です。


というわけで社宅から一番近いポケストップの宝庫?高鍋町へGO!
この街、結構モニュメントが点在していて路上ポケストップも多し。
神社やお寺とかも結構あってジムも充実しております。



だがしかし、このクソ暑い季節に街中を歩きまわるのはある意味自殺行為。
やはりここは少ない移動距離でアイテムが稼げる場所でお茶を濁したいところ。
というわけで舞鶴公園に逝くことにしました。
舞鶴公園とはかつて高鍋城があった場所にある公園。
余談ですがこの城、平安時代中期ぐらいからあったとか。

クルマが50台ぐらいは停められそうな駐車場にリビドー号を停め、
最近我輩と同じぐらい運動不足のクソガキ共を連れてレッツラゴー。



ポケモンGO配信以来、各地の神社や仏閣、観光地にて、
その扱いに対する論議が色々と取り沙汰されており、
中には敷地内でのプレイを禁止している場所も多く存在するようですが、
心が清らかでおおらかな宮崎人はそこら辺寛大なのかあまり気にはしない模様。

ところでココにはくまモン地蔵が何処かに隠れて居るというので、
ポケモン探すついでに見つけてやろうと目論んだのですが発見出来ず。
チキショウ!レアポケモンよりもくまモン地蔵見つけてぇぜ!



右側の幅が広い石段を登ると舞鶴神社があり、
ソコもポケストップになっているのでお賽銭を課金して、
ポケモンやアイテムが多く手に入るよう祈りましょう。

ついでにおみくじも引いて運勢も確認してみては(適当)。

但し、大吉出たからってソレがポケモンゲットに結びつくとは限らないのが世の常。
でもさぁ、折角神聖な敷地内で不健全なことしているんだからお参りぐらいしとこうぜ。



左側の石段を登ると白い建物があり、ソコが資料館。
入館料は大人210円らしいのですがソレよりも重要事項は入り口に灰皿がある事!
公園の敷地内は全面禁煙地帯が多いご時世、コレはありがたい配慮。
紫煙の煙を燻らせながらルアーモジュールを使うのにうってつけ。
但し、座る場所と日陰がないのが残念。

そして更に残念なのは出てくるポケモンがせいぜいフシギダネぐらいということ。
ピッピに数回遭遇しましたが、全部逃げられた。
やはりお賽銭の金額が足りなかったんでしょうかねぇ?



公園の上の方のラストポケストップがココ。
6箇所全てのポケストップを徘徊するとそれなりに高低差もあり、
なかなかいい運動になるのですが観音山公園程ではないので
児湯郡内では何度も往復しながらアイテム稼ぎをするに適した場所ですね。
あんまり綺麗じゃないけど、一応トイレもあるし。



敷地内にはなんかカフェみたいなのもあるっぽいんですが、
店主の体調の都合で8~9月は閉店らしいのが残念。
そしてよしんばこの店に入ったとしてもポケストップからは微妙に離れているので、
店内でコーヒーを啜りながらアイテム集めは出来ないと思われ。

盆明けぐらいから下火感があるポケモンGOですが、
中には父上ぐらいの年齢のプレイヤーが居たりして驚きですし、
一部はウォーキングがてらにプレイしている方も居られるんじゃないでしょうか?

我輩はポケモンGOで色々なポケストップ巡りしながら、
毎回思うのは「このゲームヤらなかったらココに来なかったよな」と言う事。
地元の名所めぐりなんて郷土史とかに興味でもない限りヤラんでしょ?
神社とかも余程好きでもない限り来る場所じゃねぇし。
寺なんか葬式とか法事でもない限り来る場所じゃないですからね。

ポケモンGOって、地元を見直す一つの機会であり、ツールだと思うんですよ。
「ウチラが住んでいる土地は由緒ある場所なんだな」と感じたり、
「近所にこういう名所があったんだ」と思気付かされるツール。
そしてソレをきっかけに自分達が住む街のステキを再認識するんです。

まあ、中には逆にポケストップが何処にも存在しねぇよーな場所に住んでいるプレイヤーは
(或いはIngress職人が居なかった場所に住んでいるプレイヤーは)
「ウチの周り、何もねぇよなと思っていたら本当に何もなかった!」という
絶望感に叩き落とされている人も居るんでしょうがねwww
  

Posted by 砥部良軍曹 at 19:58Comments(0)お出かけサバゲー以外の趣味