2017年04月30日

西都原バイクミーティング2017に行ってきた

ゴォルデンウィィク、始まりましたね。
ま~中には「連休?何それ美味しいの?」な人も居るんでしょうけど。

しかし我輩は晴天にも関わらず、待機要員。
完全に自宅に引きこもる必要性はないものの、
何かあったら30分以内に職場に駆けつけなければならないという不遇。

チクショウ・・・今日はえびののエリア13ではスカルガンナー氏主催のサバゲー、
そして同じえびの市文化の杜ではカーフェスタ宮崎inえびの2017
挙句の果てには鹿屋基地でエアメモinかのやとイベント満載だというのに・・・
もうね、我輩前世で何か悪い事したか?って問いたくなりましたね。



しかし、天は我輩を見放さなかった!
家の近くの西都市では西都原バイクミーティング2017ヤッているッ!
ココなら呼び出されても30分以内に職場に行けるゥゥッ!

というわけで「だるいー」とか抜かしてグダっている嫁、
2時間経っても宿題が終わらない娘を放置プレイして、
我輩とバカ息子の野郎2人で嫁のアルトワークスを借りて現地に向かうことにしました。
バイクミーティングだから本来ならばバイクで馳せ参じるべきなんでしょうが、
我輩、原チャリすら持ってねぇし2輪車免許も持っちゃいねぇ。

宮崎はクルマやバイクのイベントでそこまで渋滞に巻き込まれた記憶が無いので、
何も考えずにフラッと西都原に来たのですが予想通りでした。
そして予想通りこのはな館の駐車場はクルマが停められなかったので、
離れのイベント用駐車場に行こうかなっと思いきや、
近くに空き地があったんで軽自動車の小ささを活かしてチョコっと駐車。



少してくてく歩いて現場に入るとウホッ!初代ホンダNSXじゃないですか!
こないだ新型が出たNSXですが、やっぱコッチの方がカッコいいです。
スポーツカーが輝いていた時代のクルマってデザインに纏まりがあるし、
何よりもこの時代のクルマには強い憧れってぇもんがありますからねぇ。

ってさ、バイクのイベントに来たのに何でクルマに反応してしまうかね?
仕方がありません、だって我輩、2輪車の免許無いから。
ていうか昔からバイクってのめり込むほど興味を抱かなかったんです。



何やら突っ込まれる前に本題に戻りましょう。
ていうか、NSX以外にクルマは置いていなかったんですがね。
その代わり“ばくおん!!”でも登場していたスズキのKATANAが大量陳列。
やっぱ今見ても格好いいなぁ、KATANA。



25歳ぐらいの頃そろそろバイクの免許でも取ろうかなーって
父上と話しながら免許取ったらKATANA買いてぇなって話したら
父上から「悪いことは言わん、アレとVMAXだけは止めとけ」
半ば笑いながら猛反対されたんですよねぇ。

確かに独特のデザインで乗りにくそうな形状しているし、
我輩のサバゲーの師匠もオススメしないって言ってましたけど、
バイクって明らかに趣味の世界なんだからこーいう選択肢はアリかなって思ふ。



このイベントでは個人ユーザーがツーリングも兼ねて西都原に来て
自身のバイクを持ち寄るのが主な見どころみたいなのですが、
それ以外にもショップが自慢のバイクを見せびらかすのも多数展示。

ドゥカティって一時期憧れました。やっぱイタ車ってカッコイイ。
8年ぐらいシトロエンを所有していた我輩、外車に抵抗は少ないんですが、
外車のバイクって実際どうなんでしょうかねぇ?やっぱ地雷?



ピックアップトラックの正しい使い方。
我輩も以前、スズキの軽自動車じゃない方のハスラー乗っていたんで、
ハイラックスのエクストラキャブマジで買おうか悩んだ時期がありました。

でも軽トラでも充分バイクは乗せられるし、
ハイエースとかの方が便利だから日本ではピックアップ流行らないんですよ。



イベント会場に来るとカスタムバイクのコンテストやってました。
この3位に入賞したちっこいバイク、初めて見たんですが何?



2位のバイクは元が90ccのカブとは思えない変貌っぷり。
必要最低限に割り切ってまとめたところが漢(おとこ)らしい!



そして栄えある優勝作品はカフェレーサー風。
カラーリング、まとめ具合、仕上がり、どれをとっても完璧!



でも我輩的にはエントリーされていなかった
このFLHTC風のホンダゴリラのほうがすっげぇ好み。
ケツの下が直ぐ踵というぐらい短足で無免の我輩でも乗れるコレなら!
ていうかこーいうのを息子の通学用に作ってやりたい!



しかしバイクに興味のない息子が「喉乾いた・・・喉乾かない?」と言いながら、
日陰を探しながらブラブラしているとアンディ先輩とちゃ~様に遭遇!
お互い自慢のマシーンを引っさげてやってきた模様。



アンディ先輩のCB1300は日章旗っぽいカラーリング。
白主体でアクセントに赤って感じのカラーリングは意外な感じ。
よく見るとヘルメットも日章旗、シレッとやんちゃですな。



ちゃ~様のスズキGSXR1300隼はシン・マツナガ仕様?
白の隼って結構新鮮というか、斬新。



スピードメーターの文字に注目。
ま、いくらスピードが出るバイクが買えたとしても
ジャパンの道路はスピード出しちゃダメですから。


そーいや我輩がバイク欲しいなぁって思っていた頃って、
確かR1とか隼がデビューした頃だったんですよねぇ。

それで「クルマで300kmまでメーター付いているの買うとしたら、
1000万円以上払わないと絶対無理だけどバイクなら200万以下で買えるやん!」

というあまりにも貧乏臭くて不順すぎる思考で免許欲しくなったんですわ。



でもそ~言う思考でありながら、我輩実は道なき道を走る方のバイクが好きだったりして。
ジムニーでもランクルでも無理そうな場所をガンガン走れるオフロードって好き。
でもねー、オフ車って車高が高いから我輩みたいな短足には乗るの難しいの。
ヤマハのセローぐらいなら乗りやすいんですが、デカイのになると完全無理ゲー。

ま、我輩がバイクの免許取らなかったのは乗れるオフ車が少ないというのと、
仕事場が代わって忙しくなって免許取りにいくのダルくなったからなんですよ。



なんか面白い形のバイクが来たって思いきや、コレもドゥカティ?
パット見ビューエルに見えてしまった我輩を笑うなかれ。



BMWのGSっていうんですかね?コレって超憧れるんですけど、
デカイし車高高いから絶対我輩が買っちゃいけないバイクだよね。



え?何処の博物館から来たんですか?
メグロのバイクの走れるブツって存在しているんですか?
しかしよく見てみるとエンジンに“KAWASAKI”って刻印しているんで、
川崎とくっ付いた後の比較的新しい方のモデルなんでしょうね。

極稀にこーいう収穫があるから、この手のイベントはたまりません。
日本の工業の歴史に触れる悦びって言うんでしょうかね?



クルマで白って言うとすっげぇ無個性というか、
なーんにも考えていない感しか感じないんですが、
バイクの白ってメッチャ個性的な気がするのは我輩だけですか?
モンスターエナジーのロゴがあるのも萌ポイント。



このサイドロゴを見てビクビク反応した貴方は確実におっさんでしょう?
ウォルターウルフなんて久しぶりに拝見したよ!

ところで我輩的にウォルターウルフと言うと“蘇る金狼”のウルフカウンタックと
スズキ・ガンマ250なんですが
このバイクは随分新しくないですか?
「うわー超懐かしー・・・けどなんか違う気がする・・・」と思った我輩、何か間違っている?
ま、ウォルターウルフは実際バイクのレースには参戦していなかったし、
カラーリングは文句なしに格好いいから成否はどうでもいいですがね。



あ、バイクに興味がなくても食い物もあるんでご心配なく。
宮崎のイベントと言えばお約束のごとく来ている面々が
美味しそうなのを用意しているのもこーいうイベントの見どころ。
ま、我輩は事前にラーメン大盛り食ったんで買いませんでしたがね。



赤いハーレーって乗るのに相当な漢(おとこ)気がないと無理と思う。
マシーンを買う予算以前に、この色を乗りこなす気迫がないとね。

いやーしかし、バイクにはあんまり興味が無いというか、
今更バイクの免許取りにいくって言うのもどーかと思わなくもないし、
それ以前に嫁が「そんな無駄金ウチにはないのよ!」と言われてゲームオーバーだろうし、
よしんば自分で銭集めて免許取ったとしてもバイク買う金が無いだろうということで、

バイクには極力興味を持たないよ~に人生過ごしてきたんです。

しかし、コレだけ多種多様なカッコイイバイク見ていると、
やっぱ漢(おとこ)にはバイクの免許、必要だわ(確信)!
って邪念が今更ながら湧いてきましたね。

仕方がない、息子がバイクの免許取るぐらいの歳になるまで金貯めて、
息子と一緒に仲良くバイクの免許とりに行こう。

現時点ではこーいうのに全く興味がない息子ですが、
我輩も息子ぐらいの歳の頃はそこまでクルマとかバイク興味無くなっていたし、
でも高校生ぐらいになったらまたマシーンに興味が湧いてきたから、
こういうイベント連れ回して情操教育しておけば自然と興味湧いてくるでしょう。  

Posted by 砥部良軍曹 at 23:30Comments(8)イベント

2017年04月16日

いまさら、マニュアルに乗る

青森に居た頃は三沢市というそこそこ便利な街に住んでいたので
クルマは1台でも充分に生活することが出来たのですが、
(それ以前に社宅の駐車場が1台しか停められないという現実もあったが)
現在住んでいる新富町の上新田という場所は
クルマがないと日々の買い物も難儀。


買い物は距離的にはチャリがあればイケないほどでもないのですが、
坂道が長いので買い物袋抱えて引き上げるのが大変なのよ。
その他色々な要件をこなすにも田舎ではクルマは必需品。

というわけで現代人らしくまともに宮崎で生きていく上で
我が家も早急にもう1台、嫁専用マシーンを仕入れる必要があると考え、
西都インター付近のツネマツ自動車の前を通る度に嫁に
「オイ!シルバーのMR-Sが98万円で売っているぞ!あれ買おう!」
提案していたのですがなかなか嫁は首を横に振らないのね。


我輩的にはミッドシップのオープンカーに乗るババァ、イイと思うんだけどなぁ。
でも田舎だから色々と噂のネタにされそうという難点もアリ。

そしたらある日、嫁から「こないだリビドー号をインドックした修理工場から、
日産ノートを120万で買うかって言われてるんだけど」と話を持ちかけられたので、
我輩はすかさず「馬鹿野郎、我輩が必死に稼いだ銭をノートなどという
燃費以外に特に取り柄もねぇ運転していてもアクビが出そうになる
ただ前と後ろに走るだけのクルマにつぎ込もうってぇのか!」

「そういう勿体無い金の使い方は言語道断!断じて許さん!」と反論。

そしたら修理工場のおっちゃん自ら我輩の住む社宅にR32GT-Rに乗ってきて、
「じゃあどういうクルマがお望みでしょうか」と言われたんで、
本当はそのおっちゃんが乗っているR32が欲しかったんですが、
「マニュアルでターボ付きの軽自動車ありますか?」と言ったところ・・・



スズキのアルトワークスが来ました。
展示車1年落ち走行距離2000kmを150万円で購入。勿論ローンで。
中古車ですが程度も良いし、この走行距離なら新車と同じ。
致命的欠陥がない限り女もクルマも中古で何ら問題はナシ!
どーせ新車のアドヴァンテェジなんて新車ならではの匂いぐらいしか無いしね。

ボディカラーが黒というのが我輩的には納得逝かないところなのですが、
こないだ出たばっかの中古車、色を選ぶ余地なんか無かったから仕方がない。
ま、中に乗ってしまえば色なんか気にならないので無問題ということで。
でもやっぱ、赤のワークスとすれ違うと悔しいです(迫真)。

アルトワークスと言えば日本がスポーツカー全盛の頃、
軽自動車のスポーツモデルとして生まれたホットなモデル。

軽自動車ながら軽さを武器にガンガン攻められるクルマとして好評を博していた模様。

でも日本人の大半がクルマに走行性能、動力性能を求めなくなったので
悲しいことに一時期無くなってしまったんですがこのHA36S/36V型アルトで復活。

ワークスの前に“RS”という動力性能重視モデルが先行販売されたんですが、
アレはオートマしか無かったんで我輩的にはどーでも良かったし、
我輩以外のクルマ好きも「ワークス出せよ!あくしろよ!」と思っていたことでしょう。
そしてその声を耳にしてワークスを復活させたスズキ、よくやった!

とは言え、「今更アルトワークスに需要があるのか?」という疑問。
でもね、アルトの売上の2割はワークスらしいですよ(驚愕)。



新型アルトのエクステリアは今までのヌルいデザインとは異なり、
直線を基調としたシャキッとしたものになりました。
いくらワークスが復活してその性能が良いとしても、
形が好みじゃなければ買う気がしませんからね。

ヒョットしたらノーマルアルトデザインした時点で、
ワークスの復活は検討していたんじゃなかろうかと。

我輩が新型アルトのデザインで気に入っているのはこのライト。
母上が免許取って初めて乗ったフロンテハッチみたい。
左右非対称のグリル周りも挑戦的で好ましいです。
ただ、ターボ付きなのにボンネットに穴が空いていないのが残念。



今時初代ホンダ・トゥディみたいな背が低い軽自動車は流行らねぇのか、
アルトも昔のモデルと比べると大分腰高な形状にはなりましたね。

個人的にはワークスは3ドアじゃなきゃって思わなくもないんですが、
今時3ドアの軽自動車に需要はないんでしょうし、実際不便だから仕方ないね。
でもね、この後ろのドアの窓、下まで全部フルオープンになるんですよ。
昔のアルトワークス同様、“WORKS”のサイドロゴも健在で嬉しくなります。

そう言えば最近のクルマってドアハンドルは手前に引いて開けるバータイプが主流ですが、
アルトは昔ながらの手を突っ込んで上に引き上げるタイプのハンドルです。
コッチの方が軽い力で開くんで、小さい子供でも開けやすいんですよね。



後ろ周りはリアウィンドウが初代ホンダZみたい?
凹凸感がなくてのぺっとした形状がコストかけてねぇのかなな感じですが、
軽自動車に変に凝って捻ったデザインは不要。



納車して初めてドアを開けた時、このシートに感激しましたね。
なんたってレカロシートですよ!レ・カ・ロ!
しかしその感激も乗車後、軽く絶望に変わりました。
シートのサイドサポートが横腹に当たる・・・

でもね、このシートのお陰で長時間運転していても案外疲れないんです。
当然ながら、サポート性も抜群でいくら飛ばしても身体が揺れない!
ただ、シートバックの角度調整がダイヤル式なので、
細かい角度調整が出来るもののベターっと倒すには不向き。

そしてこの新型アルトワークスの最大の難点!
シートの位置が高い!
ワゴンRとかとあんま変わらん気がするんですが!

スポーティな軽自動車という位置づけにあるクルマなら
もう少し着座位置を下げて手足を前に突き出すような
スポーティなシートポジションにして欲しかった・・・
余談ですがシートは高めなのにシートの下に収納がないのは如何なものかと?



メーター周り、センターコンソール周りはこれと言って特徴もクセもない作り。
まあコレに関しては元になったアルトがコスパ優先のクルマだから仕方ない。

ところでナビの下、エアコンのスイッチの横の変な空間はナンジャロかと思いきや、
普通のアルトにはココからオートマのシフトレバーが生えているんですね。
そう、当然ながら我が家のワークスは走りの5速!

「今更マニュアル車なんて流行らねぇよ」と
突っ込みたい方も多数居られるかもしれませんが、
販売されたアルトワークスの9割はマニュアル車らしいですから、
このクルマを求める客層の思考は我輩と同様という事。

そしてアルトワークス購入者の年齢層、我輩同様40代のおっさん多数とか・・・

でもね、我輩と同世代で家庭の2台めのクルマに軽自動車ぐらいしか買えず、
それでも走りグルマを欲する層って多いと思うんですよ。
我輩が20代の頃と言えば走りグルマ全盛の時代でしたからね。
その頃のハートを再び燃焼させたいっていう思考は自然なものです。

だがしかし、40代といえば子供の教育費とか食費とか携帯代とか保険代とか
自宅のローンとかで経済的に余裕がない人多いでしょうから、
トヨタ86とかスバルのSTiとか買う余裕がある人ってなかなか居ないんでしょう。
ソコに200万以下で買えるアルトワークスが出てくれば飛びつくのも必然。

しかしこのワークス実は、嫁専用のクルマなのです。
マニュアルトランスミッションの選択に関して嫁からの苦情はなかったのかと
疑問視される方も居られるかもしれませんがマニュアル推しだったのは寧ろ嫁。
やっぱ嫁もね、我輩と同世代だから思考は一緒なんですよ。
たまに駐車場とかでエンストするけど、楽しそうにギアチェンしています。
出来れば我輩の夜のシフトレバーも握ってほしいんだけどなぁ。



気合の入った前席に比べると、後席はシンプル。
ドアに小物を入れられるよーなスペースなんて見当たりませんです。
コレに関してもベースのアルトがコスパ優先でこういう作りだから仕方ないね。

シートは薄っぺらくて幅が狭く、座り心地は4ナンバー軽自動車レベル。
シートバックも板みたいで1時間以上のドライブには背中が疲れますし、リクライニングも出来ません。

ただ、足元はワゴンタイプの軽自動車と同じぐらい広々。
写真では助手席を一番後ろまでスライドさせていますが、足元は少し狭い程度。
当然ながら短足の我輩に合わせた運転席側は足元広々です。



荷室はまあこんぐらいのもんでしょう。スーパーの買物には使えます。
コストコにでも買い物に行かない限り、必要にして充分。
でもサバゲーの荷物を載せるには不充分ですねぇ。
まあそれ以前に、シートバックが分割で倒せないのも不満。



この下にスペアタイヤがあるのか確認してみたところ、タイヤは無かったですが、
ジャッキとパンク修理剤とシガーソケットに接続するコンプレッサーがありました。
しっかしこの発泡スチロールの枠、センスねぇ作りしているなぁ。



2人乗車だとシートバックをバーンと倒せるので、
AK74やM4カービンでも充分に載せる空間を確保することが出来ます。
こないだアンディ先輩とコレでえびのまでサバゲーに逝きましたが、
2人分のサバゲー道具と椅子、テーブルとベッドは余裕で搭載可能でした。
多分M14ぐらいまでなら載せられると思いますよ。

でも流石にゴルフバッグは斜めにしないと厳しいでしょうか?
釣り竿も分割できるやつじゃないと乗せられないでしょうね。
そしてドラグノフ狙撃銃も無理なんだろうなぁ。



でもやっぱ、ワークスだから積載量よりも走りの性能が重要ですよね。
エンジンはRSと同じなんですが、RSよりトルクが0.2kgm大きい模様。
水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボという響きは良くても、
軽自動車の馬力規制は相変わらず最大64馬力のまま。
要するにワゴンRスティングレーとかタントカスタムと同じ馬力。

しかしながらこのアルトワークス、車重が670kgしか無いので、
(最近流行りの背が高い軽自動車は全て1t近くの重量、重量差は300kgぐらい)
64馬力を最大限に活かしながらスイスイガンガン走ってくれるんですね。
欲を言えば80馬力は欲しいところですが、公道なら64馬力でも必要にして充分。
流石に急な坂道を4速以上で走り抜ける力はないですが、ね。

但しエンジン音に関しては普通の軽自動車とそんなに変わりなし。
嫁の実家の2世代前のアルトとそれほど変わるところもない感じ。
ピーマン職人のサンバーの方がもう少しいい音しているよ~な気がしなくもない。
やっぱ給排気系交換したくなるなぁこういうクルマは。

気になる燃費?は今のところリッター18kmぐらい。
メーカー公表値がリッター23kmなので大体こんなもんでしょう。
調子こいて1速で思いっきりダッシュかけるとか、
2-3速でカーブ攻めるとかしているから少し燃費悪いのかな?
それでもリビドー号よりは燃費が倍以上良いんで、嬉しいw



フロントブレーキはワークスらしく、赤いキャリパーが輝いています。
全体的にホイールアーチがガバガバなのが頂けませんが、
タイヤ&ホイールサイズを換えるとカネがかかりそうなのが難点。
しっかし今時の軽自動車は15インチのタイヤ履いてんのね。

足回りはスポーツモデルなので当然ながら固めです。
コーナーで踏ん張りが効くのはいいですが、乗り心地は良くないですね。
前席ならレカロシートのお陰で突き上げも軽減されますが、
後席に乗ると足回りの硬さがガンガン攻めてきて耐えられません。
クソガキ共からも評判はすこぶるよろしくないです。



リアは流石にドラムブレーキ。64馬力だからこれでいいのか?
ショックはカヤバのやつがついているんでコレで充分でしょう。
どーでもいいけどカヤバを“KYB”と記載するとTDNみたいで淫夢っぽくて嫌ですねぇ。

ところでこの足回り、普通クルマってショックの上とか周りにバネが付いているでしょ?
アルトワークスの前輪はショックの上にバネが付いていて、
後輪は写真のようにショックとバネが別々になっているんですが
コレってどういうメリットあんのかさっぱり解らん。



久しぶりにマニュアル車を自家用車として乗り回していますが、
正直な話、当初は「マニュアル、結構マンドクセ('A`)」と思いました。
現在の日本でのオートマ普及率は99%と極めて高いそうですが、
運転が好きな我輩でさえ煩わしいと思うのですからさもありなん。
因みにヨーロッパでのオートマ普及率は15%以下らしい・・・

日本という国は都会に住むと渋滞の多い街道が多く、
ウチの近所のような田舎でも10号線とかは馬鹿みたいに混んでいることもしばしば。
そういう状況が多いとなるとマニュアル操作が実に煩わしくなり、
どーしてもオートマに軍配が上がるんですね。

そしてウチの周辺みたいに山道が多いとカーブが多くなり、
どうしてもギアチェンジが必要不可欠。
そこでもやはり、オートマが便利なんですよね。

ところがそれから数回、買い物に行く度に積極的にワークスを運転してみると、
ギアチェンジが面白くて仕方がない体質に戻っていたのであります。

何がどう面白いのか説明するのは難しいですが、
ストロークの短い、小気味よくキマるシフトレバーを操作していると、
「メカを操っている」という気分に浸れると言うのは間違いない事実です。


とはいえ、それはあくまでもワークスという面白い車に乗った場合の感想。
ぶっちゃけ、今の御時世マニュアル車に乗るという行為に、
何かしらの特があるのかというと全くありません。

結局、マニュアル車の存在そのものがクルマ好きのためだけのモノでしかなく、
そーいう趣味を持つ者にしか需要がないというのが現実なのです。

まーでも日本という国ではクルマが面白いものと思わされる以前に、
クルマが便利なもの、或いは必要不可欠なものであるというところから、
実用的なクルマの普及が始まり今に至る所があるでしょうし、
バブル真っ盛りの頃にクルマが必要でもなかった、興味がなかった人種がクルマを欲した結果、
フツーのクルマに高級感とか乗り心地とか広々感とかが優先されるようになり、
運転の楽しさという本質が置いてけぼりにされて今に至ったんでしょうがね。

それでもやはり、我輩は声を大にして言いたい。
「ギアチェンジは面白いものである」とね。
今というご時世だからマニュアルに乗るんじゃなくて、
事実としてマニュアル操作が面白いからマニュアルを選んだのが我輩なのです。


まあシフトレバーが生えているだけの作業用マニュアル車だと、
ギアを動かすのも億劫であるというのも事実ではありますが、
アルトワークスのように良く出来たマニュアル車に乗ってみれば、
クルマって本当は面白いものなんだなぁと思えるはずです。
  

Posted by 砥部良軍曹 at 22:48Comments(5)物体サバゲー以外の趣味