2018年07月31日

現在地石川県その五

3連休の土曜日、能登半島を満喫した我輩はその日に小松に戻り、
ネカフェで一夜を明かしてブログの更新を実施。
そして最終日の月曜日、浜松研修の時の同期のO2さんに連れられて何処に行くのやら?



まず来たのは粟津温泉の元湯。
O2さんは日曜日バーベキューで、我輩はチャリで日焼けして、
こんがりと焼けてしまったので肌を癒すためにここに来たとか。

風呂代440円は片山津のおねーちゃんがいる風呂よりは安いけど、
浴槽しかなくてサウナも水風呂もないというのが寂しい。
でも温泉の湯が焼けた素肌を癒してくれて・・・イヤ熱くてヒリヒリするんですけど。
こっちの温泉って青森の温泉と同じぐらい熱スギィ!



次に来たのは粟津温泉の近くにあるということで、那谷寺。
何か千手観音で有名らしいんですけど、
中に入るのに600円取られるというのが納得いかず、外側だけ見て終了。



こいつか、こいつがココに居るのか?!
1000本も手があるとサバゲーの時に武器沢山持てて、強そう。
弾倉交換もマガジン抜きながら次のマガジン取り出しが素早く出来て、強そう。

何より、1000本も手があれば女子とあんな事やこんな事する時に、
首筋、胸、豆、穴、菊門、太腿、背中を同時に攻める事が出来るから、
ハイパー強烈な阿久目を繰り広げる事が出来てしまうではないか!
ああ、生まれ変わったら千手観音になりたい、無理だけど。



そして小松といえば忘れてはいけないのが、安宅の関。
源義経と弁慶一行が兄頼朝の魔の手から逃れている時に通った場所で、
ココで身バレしそうになったところを弁慶の一計で難を逃れたという話。
歌舞伎とかでは有名らしいし、日本史詳しい人なら知ってるでしょ?

「でもココは安宅の関じゃないんだぜ、本物はもっと海側にあるんだよ」と先輩。



さっきの場所からクルマで移動して、海側に来るとあーココなんですね。
ココで疑いをかけられた弁慶が義経をシバき倒しながら
「こいつは義経なんかじゃねぇ!(迫真)」と叫んだ所なんだなぁ。

(勧進帳のあのシーン程「迫真」という言葉が適切な状況は無かろう)



と感慨深げな気分に浸ろうとしたところで目の前な突然厨房出現。
「足になんか刺さった!痛い痛い!」と叫んでいたので、
「ちょっと足見せてみろ」と言ってそこら辺の水道で足洗って、
傷口を見たらああ、随分内出血しているけど大した傷じゃない。

とりあえず親に電話して迎えに来てもらうまで、
足が痛いと抜かしている厨房の傷口を押さえながら、
「痛い痛い!」を連呼させてサディステックな気分に浸りながら
「血ぃ吸うたろか?」とか、「痛みは生の証だ、お前はまだ生きているんだ」
とか言ってからかい上手の高木さんしてみたり、
他の厨房フレンドと戯れながらくだらん話を繰り広げておりました。
うーん、やっぱ旅ってこういう面白い出会いがあるといいね。



その後パイセンに連れて行ってもらった場所は千里浜のなぎさドライブウェイ。
能登半島の真ん中辺りの西側にある、クルマで走れる砂浜です。



ココの砂質は一般的な海岸の砂よりも粒子が細かいので、
海水で濡れると締まりが良くなる地質なんだとか。
だからクルマを走らせても、波打ち際にクルマを停めても無問題なんだとか?



但し、砂の道は凸凹なのでスピード出し過ぎると容赦なくシェイキング。
でも、砂の上を走っているとは思えない安定感。



こういうクルマと夕暮れの砂浜、そして愛し合う2人、絵になる。
この後彼女を撮影してる彼、気分が盛り上がって次は何をしでかすのやら?



昔はこの倍以上の幅がある砂浜だったそうですが、
今では侵食が進みまくってこの程度の幅になってしまった模様。
海の日という事もあり、尚且つ気温も暑いので、
海水浴を楽しむパリピが沢山押し寄せております。



一旦普通の道路に入り、道の駅に向かってトイレ休憩。
其処にはなかなかアバンギャルドな砂のオブジェがお出迎え。



横から見てみると・・・何よこのジョジョ感溢れる表現は?



そして周囲を取り囲む子分達。お前は何処のどういうネコなんだね?
粒子が細かい砂なので水を含ませるとこのようなガッシリとした砂像が作れるのだとか。



この出張期間、石川県の色々な観光地を廻ってきましたが、
これ程エキサイティングでダイナミックな場所はなかったよなあ。



道端?には海の家的な小屋があるので、ちょっと立ち寄って、
そこで5個で700円の焼きハマグリを食します。



ああ、ハマグリの弾力と旨み、そして汁が甘美な味わい。
そして直ぐ其処は波、ロケーションも相まって更に旨さ倍増。
ココでも旨いものを頂き、旅の醍醐味を満喫です。



そして再び、元来た道を引き返しながら余韻に浸ります。
クルマが走行可能な砂浜は日本でココだけという事で、
大変貴重な体験をさせてもらいました。

やっぱさ、どんな土地でも本当に面白い観光地っていうのは、
公共の交通機関の届くような多数が入れる場所じゃなくて、
クルマじゃないと逝けないよーな場所なんだよな。
そしてその更に上を求めるとなると、己の足じゃないと入れない場所なの。
ま、我輩はまだそこまでコアなモノは求めてはいませんがね。



晩御飯はO2さんが以前から「黙ってこれを食え、コレが石川県だ」
豪語してはばからない8番ラーメンの味噌味を食します。
野菜が盛っている感じはリンガーハット感ありますが、
スープと麺はラーメンなんだよなー?なんだかなー?

まあ、幸楽苑よりは美味しかったということにしときます。  

Posted by 砥部良軍曹 at 20:59Comments(2)お出かけ

2018年07月27日

現在地石川県その四

何かね、我輩のこのブログ、以前ウチの職場にいた後輩が、
毎日のように監視しているって言うんですよ。
我輩「なんで見る必要なんかあるんですか?」なんてぇこたあ言いません。
こないだ我輩がデリに行く時に、わざわざ駅まで送ってくれましたしね。
別に監視しても構わんとですがね、確認するのは週一ぐらいでいいよ。

順番が後回しになってしまいましたが、7月の3連休の時の話をします。

出張期間の3連休を如何に悔いなく、有意義に過ごすか、
出張の初日から梅干しぐらいの脳みそをフル回転して考えた結果、
「そうだいい事思い付いた、輪島朝市に行こう」と言う事になりました。

輪島朝市、それは千葉の勝浦、岐阜の飛騨高山に並ぶ日本三大朝市の一つで、
水曜日以外の毎朝8時から12時まで朝市のストリートに
近所のおばちゃん達が魚や野菜などを並べて売っているのです。
え?佐賀の呼子の朝市は入れてもらえなかったの?まあいいや。

まあ本来、川南の軽トラ市や館花岸壁の朝市みたいなのが大好きな我輩なので、
コレは是非とも行かねばという謎の使命感を感じたわけですよ。

土曜日の朝に目を覚ましたら日分の着替えとタオル程度を
ノースフェイスのクソでかいバックパックに詰め込んで
コロンビアの登山ズボンとブーツ履いて外に出ようとしたところ、
他の出張で来ている人達に「今から白山に行くんですか?」と聞かれて困惑。

いやいやいやいや我輩「そこに山があるから揉みたい」と思う事は多々ありますが、
山があるから登りたいと思った事は一度たりともありませぬ。



小松駅から金沢駅に電車で移動後、金沢駅周辺のバス乗り場に向かい、
輪島方面に向かうバス乗り場を探して時間を確認。
バスは1時間半に1本ぐらいのペースで出ており、
12時過ぎのバスに乗れば余裕がある事が判明したので、
往復の乗車券を購入したら再び金沢駅に戻り、美味しそうなものや土産等物色。

しかし、我輩の神経を刺激する土産を見つける事は出来ずというか、
ノドグロの開きはエログロとか冗談をブチかます余裕もない想像を超えるお値段だったし、
ぶっちゃけた話「土産は小松空港で買えばいい」という結論に達したので、
金沢らしいゴージャスな昼飯を食う場所を検討する事にします。



そしたら、金沢おでんなるものを食わせる店を駅の中で発見したので、
開店15分前ぐらいから店の前にスタンバイ、11時の開店と同時に突入、
おでん達が待ち構えるカウンターの特等席に座らせてもらいます。



しかし、駅の中の観光客目当ての店だからですかね?
それとも金沢は高飛車、もとい、物価が高いんですかね?
おでん単品のお値段は山椒茶屋程リーズナブルじゃないんで、
おでん3品にご飯と味噌汁が付いた定食(680円)を注文しました。

ご飯が茶色いのは茶飯という、酒と醤油で炊いたご飯だから。
関東や北陸では一般的みたいですが、九州では見た事なかったんで軽い衝撃と(困惑)。

ちくわは普通でしたが、イワシのつみれと豆腐がふわふわで旨い!
出汁は薄味だけど、意外と味わい深くてコレをそのままスタバのカップに入れてテイクアウトしたい。
まだ昼前なのに調子に乗って日本酒も頼んでしまいました。



せっかくだからもう2品ぐらい、おでん食べようかなと思ったんですが、
我輩の肉欲に満ちた残念な脳味噌は車麩やフキや大根のおでんにはピクリとも反応せず、
肉を欲して牛スジ煮込みを注文しちゃうんですねぇ。
コレも薄味だけど肉の旨味は充分、白味噌もかかっていて飯が進む。



日本酒1杯でフラフラになって千鳥足でバス乗り場に向かい、
2時間以上バスに揺られて途中で爆睡、14時半ぐらいに輪島に到着。
マリンタウンってところに着いたんだけど、タウンって程の場所じゃないぞ。
観光案内所と屋台みたいな食い物売っている店ぐらいしかありません。
奥のデカい建物は何かと思いきや、ルートインだし。



この日泊まるペンション(旅館はお値段高いから・・・)はココから近いんですが、
直ぐにチェックインしても面白く無いんで、朝市通りを下見します。
ふーん、昭和後期を思い出す結構いい雰囲気の街並みですね。好き。



朝市通りで酒造を見つけたので、宿で夜食後に飲む一本を物色。
3種類ほど試飲させてもらい、再び酔っ払い状態に。
でも出張先の旅でクルマは運転しないから、まあ多少はね。



薄汚い酔っ払いオヤジに見えないようにする為、
極力背筋を伸ばしながらフラフラ歩いていると輪島駅発見?
イヤイヤ、ここは道の駅輪島でした。
元々ここにリアルで輪島駅があったそうですが、
輪島方面の路線は廃線になり、その跡地に道の駅が出来たそうです。



敷地内には駅のホームが一部だけ残されて当時の面影を・・・
ファッ!?シベリアってどういうことよ?さらばシベリア鉄道か?



シベリアという言葉から導き出されるといえば、同志スターリンだよな。
吉六会ではチキン発言or行動をブチかますとシベリア送りか亀甲縛りです。



こうして輪島の街中を色々と物色し、ついでにしまむらでナイスなTシャツ購入。
そうこうしていると「かもめのお宿」についたのは18時過ぎ。
6組ぐらいしか泊まれないほどの小さなペンションです。
まあソレぐらいこじんまりしている方が静かで落ち着くんでいいんですがね。



でも部屋は充分に心地よさそうでベッドもデカいです。枕はデカくないけど。
これで1泊2食付き9000円ぐらい。他のところは10000越えだったんで少し安い。
でも我輩はじゃらんポイントが2000ポイントあったんで7000円でお泊り出来ました。
やっぱ3連休とかは宿はどこも高スギィ!

ただ、飯を食う前に市内散策で出まくった汗を流したいということで、
先に風呂に入ったんですが風呂場は広いけど浴槽は家庭用の小さなやつ。
足を延ばして入るぐらいの余裕はあるものの、
寛ぎの空間というにはほど遠いお風呂だったのは残念。



晩飯は家庭料理感あるというか、一寸おかずの多い晩御飯的。
タイのカマのから揚げに赤魚の炊き合わせ、ブリの照り焼き、
刺身に酢の物、赤麹につけた塩辛、そしてご飯とにゅう麺。


おばちゃんが2人で切り盛りしているペンションなので、
固形燃料に火をつけるアレみたいな旅行感や豪勢さはありませんが、
素朴ながらも温かみのある味のある夕食で我輩も腹は勿論、心から満腹。

夕食食うところは3組ぐらいしか入れない小さい喫茶店みたいなスペースなので、
申し込んだ順というか、早いもん順で頂くことになります。
我輩はチェックイン時に18時半に食うと申し出ていたので、
風呂から上がると既に我輩の分の飯がスタンバイ。

しかし、風呂も入り、飯も食い終えると、もうやる事がない。
話し相手が居ないから、旅の感想を述べる楽しみもありません。
嫁に電話で状況報告しても殺意を抱かれるor羨ましがられるだけです。
こういう時一人旅ってホント、クソつまんねぇなぁって思いますね。



仕方がないのでというか、こういう状況に陥るのも計算済みだったんで、
先程立ち寄った酒屋で買ってきた「おれの酒」を飲みながら、
金沢駅で買ってきた謎のキューブ状のお菓子をつまんで、明日の行動計画を検討します。



しかし我輩は何か食わないと酒が飲めない体質が故、酒より先にツマミが切れたんで、
ツマミを求めてコンビニ探して外をほっつき歩く羽目になったのでした。
でもねぇ、予想通り観光地って夜になると何処も店、開いてねぇのね。
そして周囲にコンビニ見つからないんですけど〜
金沢駅で我輩が食う用にご当地プリッツ買っておけばよかった・・・


次の日の朝は随分早く目が覚めました。
どーもここ最近、休みの日の朝は無駄に早く目が覚めてしまいます。
しょうがないね、今から朝市に行くんだからまあ多少はね。
(多分歳のせいなのかもしれないが、認めたくないものだな、自分自身の老化故の過ちというものを)



朝飯は朝市で食うと決めていたので、宿では食わずに7時半にはチェックアウト。
おばちゃんから朝ご飯代500円キャッシュバックしてもらいました。
そして街中散策。ああ、これが観光ガイドに載っていた足湯か。
でも足湯って我輩、マジでどーでもいいんだよなぁ。
温泉は全裸で楽しむもの、この譲れない思い同志達は理解してもらえるかな?



そして8時前に朝市通りに入り、ワクワク物色タイムが始まります。
まだ準備中の露店も多いですが、時間が経つにつれ着々と賑やかになってる模様。



朝市の主力商品はノドグロやアジやサバやフグの一夜干し、干しイカ等。
やはりノドグロか・・・アカムツ(ノドグロの本名旨いもんなぁ。

こーいう場所で海産物や干物類を買うときはどこの店がお得か、
品揃えがいいかを一通り見て見極めてから購入する必要アリ?
というわけでちょっと覗いて品定めしたら次の店に移るを繰り返しながら、
何処で買えばお得なのか、良いのかを模索することにします。



我輩が目を引いたのは「酒染」と書かれたバッグの山。
あまり知られていませんが我輩、バッグ大好きなんで、
「女か?」と言われるぐらい鞄やポーチや袋、持っていますが故に、
こういう品物にはどーしても反応してしまうのです。

発酵させた米のアレを柿渋に漬けた布で絞って酒を造るらしいんですが、
その時酒を絞った布で作ったのがこのバッグなんだとか。
独特の色合いとか風合いが我輩的にツボにはまります。

でもこのサイズのバッグは結構所有しているというか、
引っ越し前に要らねぇからって捨てまくったんだよなぁ。



とはいえ、こういう他所の土地でしか手に入らない一品は欲しくなるもの。
というわけでiPhoneSEが入るぐらいの大きさのポーチ1200円を購入。
ベルトループに通して持ち歩けるし、ポケットに入れるより取り出しやすい。
そして何より、このしなびた色がたまらん。



干物の次に多く店を連ねているのは輪島塗。
前日に朝市通りを偵察に来た時も箸やお椀とかを揃えた店が結構ありました。
へー、充電させて(以下略)の出川さん達もここに来たことあるんだー。

でも安い輪島塗は本当に輪島で塗っているのか不明だし、
「これは・・・いいものだ!」と思える品は洒落にならんぐらい高い。
何よりも我輩には価値が理解できんという時点で購入対象外。



少数派なんですが、野菜売っているおばちゃんたちもいます。
品数的に家庭菜園のものを持ってきたって感じ?
商品数が多い店はテントとか設備も充実していますが、
本来はこういう感じで地べたでモノ売っている人が集まったのが朝市なんだろな。



輪島朝市の名物はアワビの煮たやつだとネットで見たんですが、
貝類の王者であるアワビだけにお値段も相当なもんです。
アワビ2個買うと宮崎ならニシタチのアワビ(意味深)が食えます。
今回、週に1万円しかお小遣いを貰えない我輩には高嶺の花です。

しかもこのアワビ、実は輪島で捕れたもんじゃなくて他所からきたもん。
どーせ高い金払うなら地元のもん食いたいって思わなくね?
(その点、こないだブログであげたデリヘルは地元産だったからお得感抜群)



アワビは別の日に食うとして(その別の日のエピソードが前回の記事w)、
輪島に来たならコレを食えと言われている「えがらまんじゅう」を食します。
クチナシで染めた黄色いモチ米をまぶした饅頭は、
そのプチプチなモチ米が面白いアクセントでなかなか美味しい一品。



えがらまんじゅうを売っていた店から左に曲がると、
もう少しだけ朝市のテントが続いています。
そこで美味しそうなおにぎりを見つけたので購入。

普通のおにぎりよりも小さめですが
たこめしはたこ風味が染みたご飯がたまらなく旨いし、
ふぐ天むすも天ぷらの身が厚くて満足感高め。



自宅と嫁の実家に送る干物を何処で買うか考えた挙句、
2人のおばちゃんが干物を売っている店で購入することにしました。

この店がノドグロが一番デカくて品揃えがいいようですし、
何よりも速攻で我輩に食いついてきたその勢いに負けたのと、
おばちゃんの一人が嫁のお袋さんに似ていたから親近感。


色々物色しながら、我輩が何処から来たとか、
飯食う場所イイトコ無いかとか、他に面白い観光名所あるかとか、
差し障りのない話で盛り上がりながらお買い物していると、
何ということでしょう、結構な金額分買ってしまいました。



店を出しているテントの何処かしらにはこのような
売っている人の番号と名前が書かれた札がぶら下がっています。
これも輪島朝市のライセンスであり、伝統なんでしょうかね?



買い物を済ませて安心感に浸りながら、食い物を物色。
そしたらサザエの煮たのを串に刺して400円で売っていたので購入。
うーんこの弾力感と味付けが旨くて幸せ。酒飲もうかな?



というわけで前日に立ち寄った酒造に行ってみると、
冷やした甘酒を100円で提供していたので購入。
うん、おいしい。甘さがくどくなくて風味が豊か。
酒を飲んでも良かったんですが、飲まなかった理由は後述。



甘酒を飲むとまた美味しいものが食いたくなったので、
タコ串を購入してかぶりつくとこれも旨くていいねぇ。
でも朝市、思っていた程その場で食えるもん売ってないんだなあ。



昔ながらなもんばかりじゃなくて、今風なのも少し置いています。
輪島プリンと「ゆずぐると」とかいうゆずとヨーグルトを使ったさっぱり系スイーツ?
貝類や軟体動物食った後には何故か積極的に食いたくないのでパス。
先に会っていたら確実に食ってましたがねw



季節外れのカニ(カニのシーズンは冬)を置いている屋台を眺めていたら、
生のカニ3匹、甘エビ、フグの一夜干しのセットを提示。
これで10000円と言われましたがうーん、もう金がないよ。残りは我輩の飯代。



朝市で購入した食いもんはここに持ち込んで、
ごはんとみそ汁を頼んだり、刺身を付けたりして楽しめるようです。
3連休の日曜日ということで結構お客さん多くて入れねぇ・・・
あら汁とか旨そうなんだけどな。

他にも、無料で七輪で炭火焼が出来るエリアもありました。



怪しい骨董品屋とかも数件あって、こういうものを売っています。
でもかつての父上の店程カオスじゃない。我輩的には物足りない。
まあそれ以前にカオスなブツを見つけても持ち帰れないw

輪島朝市、結構興味深い面白いもんではあるなとは思いましたが、
買い食いする場所も思った以上にあんまりなくて寂しいし、
川南の軽トラ市とか舘鼻の朝市みたいなぶっ飛んだカオス感は無し。

伝統がある朝市は内容がマトモなんですね(意味不明)。

ま、次来るときは嫁と一緒に地物が上がる季節に来てみたいと思いながら、
マリンタウンに向かうと観光客をカウントしているおばちゃん2人組に拿捕されます。

そこで何処から来たのかとか、観光で来ているのかとか、
仕事は何しているのかとか聞かれながら30分ぐらい雑談。
尚、この日宮崎から来ているのは我輩だけでした。

おばちゃん達に「白米千枚田に行くバスはどこで乗ればいい?」と聞いたところ、
そこまで行くバスは午前と夕方にしか出ていないという事実を知らされます。


でも大丈夫、事前にマリンタウンの観光案内所で
レンタル電動アシスト付きチャリを借りる事が出来るのはリサーチ済み。




4時間1000円は浜松のレンタルチャリより高いなとは思いつつも、
それしか移動手段がないんで金払ってチャリにまたがって
10Km先にあるという白米千枚田を目指すことにします。



電動アシスト付きチャリは坂道を上る際にペダルが軽くなるのはいいんですが、
パワーが沸き上がらないというか、速度が出ないのが逆に疲れる。
そして千枚田までの道には歩道はあるけどチャリ道がない。



40分ぐらいかけてようやく白米千枚田に到着。
ここは世界農業遺産の一つに指定された棚田なんです。
まあ何があるのかと言われると、棚田があるだけなんですがね。
ただ、写真で見たところ中々いい風景だったんで行ってみるかと。



結構有名な観光地らしく、傍には道の駅が隣接しております。
とりあえず疲れて喉乾いた・・・喉乾かない?
アイスティー以外のもんでも自販機で買って飲みましょう。



ご当地ソフトクリームとしてお米ソフトなる謎物件が販売されております。
イラストではソフトクリームに米がまぶされておりますが、
現物はソフトクリームの下にポン菓子が入っている模様。
でもねぇ我輩はソフトクリームそこまで好きじゃないからスルー。残念でした。



いやーしかし、ココに来るまでの想像としては、
「うーん、やっぱ棚田だなぁ」という小学生並みの感想を書くつもりだったんですが、
正直、意外と稲生えてねぇな。誰かさんの頭ぐらいに寂しいよ。

でもここまでチャリを漕いできたという労力があるせいか、
いつも以上に素敵な風景が広がっているよーな気がするけど、
敢えて言おう、稲少ない。棚田じゃなくて禿田だこれは。
ココまで来るのにTシャツ1枚、汗でベチャベチャになったぞ。



少々腑に落ちない気分を抱えながら、再び市街地に戻ります。
へー、この先に自衛隊のレーダーサイトがあるんだ。
能登半島は日本の防衛の最前線をも担っているんですね。

市街地まで戻ってもまだ、チャリのレンタル時間が1時間半ぐらい余っているんで、
昼飯を食おうと目星をつけていた店を数軒廻ってみたところ、
一番行きたかった朝市の近所の店は売り切れ閉店、
他の店も沢山行列出来ていて人大杉入れねぇ。

やっぱね、観光地で飯食う時は少々早めに入店すべきでした。ツメが甘かった。



というわけで観光地から少し離れたところにある「助寿司」という店に来たところ、
この店、結構こじんまりしていてやっぱり人一杯。
でもおねーさんが「少しだけ待ってくださいね」というので
御歳を召した外人カップルと共に待つことに。



20分ぐらい待ちましたが、無事店内に座れました。
本当はココで「能登丼」を食うつもりだったのですが、
寿司屋のカウンターに通されて丼注文するのも無粋だなぁ。
ココはやはり、観光の醍醐味として地物の握りを食らうべし!











そして我輩、ノドグロの握りをはじめとする能登の海の幸を堪能。
目の前で寿司を握ってもらうと謎のテンションが湧き上がります。
寿司は上品な仕上がりでどれも味わい豊か、よーするに旨いの一言。
語彙力に乏しくて申し訳ないが今まで出会った寿司とは段違いのクオリティに感動。



飯を食うと味噌汁が欲しくなってきたので、あら汁を注文。
これも魚の出汁がよく出ていて、食うと寿司が余計旨く感じる。

完食後、気が付いたらチャリレンタルのタイムリミット10分前。
でも全力疾走して残り7分のところでチャリを返却してやったぜ!
ま、レンタルチャリの場所は寿司屋から近かったんですがねw

能登半島、クルマがあればもっといろいろ廻ってその魅力を堪能できたんでしょうが、
朝市と寿司屋で旨いもんを食ったんでそれで充分満足です。
旅ってやはり、旨いもんが食えたら75%ぐらいは目標達成ですね(確信)。

尚この後はバスに乗って金沢駅に戻り、ネカフェで一夜を過ごしました。
ぶっちゃけ我輩は泊まる場所はネカフェで充分ですわ。
ジュース飲み放題だし、酒のツマミになる食い物もあるしね。  
Posted by 砥部良軍曹 at 22:21Comments(0)

2018年07月21日

石川の旨いもんは、旨い

我輩が石川県に来て1カ月が過ぎました。
そしてこのブログも本日で9年目。
ここまで3度の飯()を続けてこられたのは飽きずに見てくれている少数の?同志と、
監視のために生暖かい眼差しで見てくれている嫁の友人、
そしてグーグル検索の悪戯で誘導されてきた方々のお陰です。

しかしそれ以上にこんなくさそうで下品なブログを
存続してくれている運営の方々にも感謝しなければいけません。


さて、本日の話題は美味しいものの話。
我輩、観光にはあまり興味がないというか、風景とか見せ物を目の当たりにしても、
興味があるものや、よっぽどのものじゃない限り感動や興奮を感じないんで、
観光の最大の目的は旨いものを食べる事になるんですね。
だから、旨いものが無いところには逝かないの。

でも幸いながら、石川県は旨いものに満ち溢れております。
北陸新幹線と錦織圭のおかげで全国的に有名になったノドグロをはじめ、
カニや甘エビ、フグやサバといった北陸日本海の海の幸、
金沢おでんや金沢カレーなどちょっと思い浮かべるだけでも結構あります。

しかし、もう一つ、意外な旨いものがありました。
それを需要の有無にかかわらず、同志一同に教えてあげたい!
諸事情により嫁さんのお友達や女性の方は帰って、どうぞ。

さて我輩、1カ月も宮崎から離れて嫁禁断症状が発症。
女体を抱かないと気が済まない感情が爆発寸前、秒読み開始。
「コレはいい加減、どんげかせんと倫理的にも精神的によろしく無いな」と思い、
嫁に無許可で石川県の陸の幸を味わう事を決意しました。
まあでも、ウチの嫁は自分の金で逝くならお好きにどーぞってスタンスなんですが。
(但し、病気を貰った場合、家には入れないとも言われている)

当初は片山津温泉にてその陸の幸を頂こうと思ったのですが、
こっちの職場の若いもんから「金沢の方が新鮮なのがありますよ」と
いう情報を得たのでそっち方面で我輩の要望に叶うものを探すことに。
しかし面倒な事に、金沢には店舗型のそういう店が無いんですね。
だから出前、所謂デリバリーをとるしかないのです。

3連休の2日目に輪島市内をブラブラしていると各所に
「7月29日、アワビ祭り」と書かれたポスターが貼られていたので、
「じゃあ我輩もアワビ祭りだな」と気分を高揚。
暇さえあれば風俗情報サイトを開き、各店の基本料金やオプションの値段、
そして当然ながら己の趣向に合致しているであろうと思われる嬢を詮索。

次の週の金曜日夕方、後輩のシトロエン・C4ピカソに乗せてもらい小松駅に移動。
勿論、何のために連れて行ってもらうのかは言わないw
500円の切符を買って金沢行きの電車の時間を確認し、
ナチュラルアメリカンスピリットメンソールを吸って一休み。
そして金沢行きの電車に乗り込んだら我輩の希望を叶えてくれる?店のHPを開き、
事前に定めていたターゲットの写真とコメントを見ながらどれにすべきか悩む。

結局、金沢駅に到着しても3人の候補のうち、誰にすべきか絞れなかった優柔不断。
ようやくホテルを目前にして身長我輩と同じぐらい、πは適度なサイズ、
黒髪の比較的地味目そうなな嬢を選択して店に電話したところ、
21時30分ぐらいに来訪可能というのでこの嬢に決定。

金沢駅から少々離れたビジネスホテルにチェックインし、
ホテル付近のラーメン屋で夕食を食べた後ファミマで買い物をして部屋に戻り、
不安と期待に悶絶しながら1時間待つとドアをノックする音が。
何にも考えず、エホバの証人が来た時のようなノリでにドアを開けると、
其処には街中の何処にでもいるよーな、普通の女の子が居たので「ファッ!?」
ざっくり言うと、ボリュームダウンした元DREAM5の大原優乃。

ぱっと見、この手のお仕事をしている人にありがちな浮いた感ゼロ。
美人でも綺麗でも無いけど、不細工でも不幸そうな顔でも無い顔。
めっちゃ笑顔で天然っぽい、ほっこりしてしまう系の顔。
もう、どストライクすぎて何のリアクションも出来ない我輩。

期待通り肩までの黒髪で、化粧は比較的薄めで盛りがなく、
服装はデニムのショートパンツスタイルがそそる程度。
だが、何故かこのクソ暑い季節に黒のストッキング着用、
生足派の我輩には何も嬉しくないご褒美です。

当初、別の部屋の人が間違えて来たのかと思ったので我輩も困惑しますが、
名前を聞いてとりあえず部屋の中に通し、軽く会釈しながら挨拶すると、
其処らへんに脱ぎ捨てていた、しまむらで買って来た黒澤ダイヤの靴下を発見され、
「ラブライブサンシャイン好きなんですか?私まだ見てないんですよ」と。
ひょっとしてこの人、我輩と同じ世界の住人の可能性が微レ存?

そーいう謎なファーストコンタクトを繰り広げたかと思ったら、
自己紹介もそこそこに何時の間にかデフォルトのセクスィー黒下着さえも
とっとと全部剥いてしまって笑顔で全てをさらけ出してスタンバイ。
全体的に脂がのった感のあるボディは正に「今が食べ頃」。

ところで、普通の女子ってやるぞって言ったらパパッと脱いで、終わりっ!なの?
ウチの嫁も情緒なく速攻で脱いでしまうんですが。
我輩、普通の女子は嫁しか知らない未熟者なんで女子の思考が理解不能。

まあいいや、無駄な思考を巡らせていると無駄に時間が過ぎてしまう。
長浜ラーメンと女子は出てきたら間髪いれずサッと食べるのがマナー。
当然、我輩のマスターアームスイッチは「ARM」になっております。

今回、未知の味わいを求めて下腹部が茹で卵のよーな嬢をリクエスト。
だから普通の女子ならば草が生い茂っている部分が、
まるで同志クリ○○ス・コスッタ殿の頭皮みたいなwツルンツルン。
その茹で卵があまりにも美味しそうなので我を忘れて見入ってしまい、
その様を見ながら金沢女子、微笑?それとも苦笑?

でもやはり、庭の芝生は綺麗に刈られている方が美しい。
しかし菊紋側に手を回すと、こっちの方にはまだ草がw
でもそういう隙があるところも萌えポイント高し。

嬢が金沢出身であると聞いて「石川県産キター!」と小声で叫び、
ビジネスホテルのクソ狭い風呂で身体を洗い合いながら、
いつも嫁にしているよーにHUGっとプリキュアしていると、
嬢のツルツル茹で卵に我輩の毒シメジがぶつかり合ってしまい、
我輩の身体はもう、おジャ魔女カーニバル状態。
びっくりびっくりビンビン! なんだかとってもステキねいーでしょ!ですよ!

身体を洗い終わると嬢が「粗茶を如何ですか?」と聞いてきました。
我輩的にはもう少し気分が高まったところで頂きたかったのですが、
こちらに来る前から準備完了の態勢を整えていた模様。
ベッドの上とかで溢されると寝場所に困るので、
早いうちに御点前拝見させていただきましょう。

だがしかし、早く出したいと言った割には山の水場の湧水程度の勢いしかなく、
「うーん、もっと派手ならインスタ映えする動画が撮れたんだけどなー」と
少々残念な気持ちだったのですが事後の嬢のスッキリ感ある笑顔と
ダムの放水と同じぐらいお目にかかる機会が少ない状況を目の当たりにしたが故、
拳を天に突き上げながら「我が生涯に一片の悔いなし!」と叫びたい衝動に。

その後、残りの雫を味わいながら我輩が宮崎から出張で来たと嬢に告げると、
「宮崎ってマンゴーが有名な所?」と小学生並みの発言をしてくれやがります。
うーむ、東国原さんが結構頑張ったにも関わらず、
宮崎の認識と知名度はマンゴーぐらいしかないのかと少々意気消沈するも、
宮崎人の石川県に対する認識も多分兼六園ぐらいしか知らないんだろうな。

ま、我輩的にはマンゴーよりもマ・・・まあいいや、嬢を椅子に座らせて、
ファミマで買って来たマンゴー杏仁パフェを食べてもらい、
我輩はアーマークラス10状態の嬢のアワビ眺めながら心地よい溜息。
あー、手入れの行き届いた日本庭園見ているみたいで心が洗われるわ〜。
そして、女の子が何か食べてる姿って可愛いくて好き。

さて、先程から見事な草刈り跡ばかりに気を取られていましたが、
上の方にある程良い大きさの白山(剣ヶ峰と御前峰)もなかなか風情があります。
重力に逆らってツンと天に向いたその小槍の見事さよ。
なので嬢がパフェ食い終わったところで、白山登山。

しょうがないね、そこに山があるから登るんだもん。
つー事で立ったままグレコローマンの態勢に突入!

余談ですが我輩、今回の出張の為にノースフェイスのクソデカいバックパックと、
コロンビアのトレッキングシューズを嫁に買って貰いましたが、
別に登山するわけでもないのに何やってんでしょうかね?

そう、登山に興味はあるけど山は嫌いじゃないけと好きじゃない我輩、
人並みに感動を覚えはするものの、興奮はそれほどでもないので、
白山登山は適当なところで下山して再び沢に向かいます。

でも、全体的に肉付きが良く、我輩のツボにハマる見事な姿故、
急激に抱きつきたい衝動に駆られたのでベッドに押し倒しながらむぎゅ〜。
暫く放心状態になりながら身体を少し動かしていると
毒シメジが何かに包まれた様な感触を覚えます。
「ひょっとして・・・銃剣がアワビに刺さってる?」
でも嬢は訝しがる様子もなく、終始にっこにっこにーしております。

「まさか、このまま銃剣突撃してもいいのかな?」
刹那の間、そういう邪な気分になりはしましたが、
己の身の安全と勝利の確信のない突撃は禁物と思い、一歩後退。

この後、ターン交代して嬢のサービス確認するのも一興かと考えましたが、
吉六会の辞書に拠点防衛という言葉は載っていない、進撃あるのみ!
尚ここまで、ずっと我輩のターンで進行しております。
足を大きく開いてみると、上の方には大きな豆を見つけて嬉しい誤算。

10年ぐらい嫁からテイスティング禁止令を食らっている我輩、
ここぞとばかりに石川県産アワビを食らう至上の悦びに突入。
久しぶりの味わいは我輩の身体と心をエリクサーの如く癒します。
はー、イチゴ汁ってウニが入ってなくてもアワビだけでも美味しいんだ〜。

ルビーの様な色をした大豆に吸い付きながら、
同時に右手で操縦桿を握り、ローリングコンバットピッチの態勢に突入。
スロットルレバーは既にアフターバーナーまで入っております。

そこでG制限なんか知った事かと10G越えの急旋回したら
滅多に声なんか出ないのに「ンアッー!」と叫びながらホワイトアウトしました。
うーむ、久しぶりのフライトだったんでバーティゴしそうになった。

1週間の鬱積を全て吐き出した我輩、完全賢者モードに突入してしまい放心。
でも同志や出張で来ている連中に見せる証拠写真を嬢に撮ってもらいます。
そしたら随分汚ねぇ絵面の写真が撮れてしまい、我輩苦笑。

その時に嬢、我輩のスマホの壁紙のおジャ魔女を見てテンションアップ。
BPO(注釈:BPO=飛行後点検)はアニメの話題や初音ミクの曲は何が好きかとか、
お互いのハマった漫画の話とかで軽く盛り上がりました。
大上さんだだ漏れですって漫画、知っている人とリアルで会えて嬉しい。

でも、60分と言う時間は何もしなければクッソ長いけど、
気持ちいい事、楽しい事をしているとアッー!という間。

時間が来たので余韻を楽しみつつも、未練は捨てながらバイバイ。

金沢産のアワビ、一皿0.4パットンと高価でしたがなかなか新鮮な逸品と当たり、
そして見た目を裏切る濃厚な味わいはノドグロ以上に美味でした。
派手さはないけどしみじみ楽しい、まるで石川県そのものですな。

ただ、後から思ったんだけど今回の嬢はその優しい笑顔といい、
肉付きや体型といい、
まるで付き合い始めの頃の嫁みたいだったから、
我輩的にとても心地よかったんじゃなかろうかと推測。

初一本で抱きしめた時、不覚にも若い頃の嫁を思い出してしまいました。
この我輩、戦いの中で戦いを忘れた・・・
どれぐらい忘れたかと言うと、大好きな筈の桃を味わうのを忘れた。

というわけで早く宮崎に帰って辛麺とマンゴーと嫁の大きな桃食いたい。  

Posted by 砥部良軍曹 at 11:33Comments(3)

2018年07月16日

現在地石川県その参

3週目、いい加減観光に行きたい場所も少なくなってきました。
北陸の有名どころは大体逝ってきた感じですからね。
兼六園、金沢城も行ったし、永平寺と東尋坊も見ました。
ほかに北陸の面白そうな観光地ってどこがある?

個人的にはそろそろ黒部ダムに行きたいなぁと思ったんですが、
ハイエース先輩にそこまで連れて行ってもらうまではいいとしても、
途中から使用しなければならない交通機関が結構いいお値段がするので断念。
(ダムまで辿り着くためのバスや列車の合計金額金額が0.2パットンぐらいかかる)

真ん中に控えている3連休に能登半島を攻めるためにも、
3週目は控えめに、そしておとなしく過ごすことを決意。
でもハイエース先輩が「コストコ行くか?」というので、
生活用品を購入するために金沢の手前の野々市市まで出かけることに。


いやーしかし羨ましいなぁ、コストコが近所にあるって。
我輩は実家が福岡にあるし、帰省の度に久山のコストコ行くんで、
年会費4500円のパス持っているんですが、
年に2~3回しか逝かないのにパス持っているというのもコスパ悪い人生だなぁ。
でも仕方がない、嫁がコストコ好きなんだもん、多分我輩のことよりも好き。

宮崎じゃなくてもいいから、鹿児島辺りにでもコストコ出来んかなぁと思うんですが、
コストコって周囲何キロかにある程度住宅やインフラがあって、
相当数の集客が見込める大都市近辺にしか出来ないらしいんで、まず無理だな。
(だから仙台ぐらいしかデカい街がない東北にはなかなか進出してこないし、
福岡程度の微妙なところならどうかなって感じで久山に1号店を作ったそうな)

んで、コストコでドクターペッパー2ダースとペットボトルの生茶6本と、
今回出張で来ている方々に食わせる甘ったるいクッキーと、
我輩がハムスターになった気分に浸るためのナッツのデカいボトルを購入。
ここで6000円ぐらい使ってしまったけど、必要経費だから仕方ないね。
チマチマお菓子買ったり、ジュース買うよりはまとめ買いがお得。



土曜日はコストコだけで終わらせたんで、日曜日は少し遠出します。
前回、エンスーな少年と会話してしまったことで、
再び日本自動車博物館に行きたくなりました。
(注:エンスー=エンスージアスト⇒熱狂的な支持者→クルマ・バイクが好きな人のこと)

グーグルマップで調べてみたところ、出張先の住処から博物館までの距離は約9㎞。
正直、歩いて逝けん距離ではありません。走るのは勘弁だけど。
後輩辺りに連れて行ってもらうことも検討したんですが、
今回は一人でじっくり嘗め回すように名車の数々を眺めたいので一人でGO!



しかし時はすでに7月、そして当日の天気は快晴、つまり暑い。
現地に到着したころにはTシャツびしょ濡れになるぐらい汗をかきました。
でも博物館前にドーンと鎮座するシルバーシャドウを見ると疲れも吹っ飛びます。

ていうかロールスロイスの車名って厨房心にグッと来るもんがありますよね?
レイスとかゴーストとかワイトとかファントムとかアンデット系ばっかりで。



そしてアストンマーチンV8!007リビング・デイライツのボンドカーですよ!
思わず下にソリが付いていないか見てしまいますわコレ。
昔のアストンマーチンなんて名車&稀少車、
クラシックカーミーティングでもなかなかお目にかかれんですからね。



一旦冷静さを取り戻し、入場料1000円を支払って館内散策。
おひとり様でじっくりと往年の名車を眺めながらうっとりします。
ハイ!このクルマの名前分かる人~!知らんよな~だらしねぇノンケにはよぉ?
余談ですが我輩はこのメーカーのクルマの中でマングスタが一番好きです。



未だに夢にまで出てくるいすゞの名車、ピアッツァ。
80年代の国産車って何でこうも輝いて見えるんでしょうかねぇ?
まあピアッツァはジウジアーロのデザインが素晴らしいから、まあ多少はね。
若かりし頃、コイツを買うべきであったと未だに後悔しております。



ジェンセン・ヒーレーとかウチの常連でも知っている同志少ないだろうな。
このマニアック過ぎて売れ残ったクルマを集めてきた感が
日本自動車博物館の魅力&カオス感。



前回何も気にせずにスルーして、後からアレが珍しいものだと知り、
今回絶対撮影しなければ(使命感)と思っていたホンダ・コニリオクーペ。
ホンダのエスハチをベースに作られたレースカーらしく、
ワンメイクだから世界に1台しかない大変貴重な代物。

なんか昔の特撮ものの主人公専用車両になりそうなフォルムがイカす。
ていうか当時の特撮番組ってレースカーからインスピレイションを得ていたのか?



でもさぁ、そんなに稀少な車ならもう少し近くで見せてくれてもいいんじゃね?
この博物館はここでしか見られないレアものが多数ありますが、
狭い空間に多数のクルマを並べすぎて展示の方法に難があるのが残念。



マツダ車のオーナーなのに、マツダ車を貼らないのは変だと思うので一枚。
今となっては希少種になりつつあるロータリーエンジン。

青森に居た頃、リビドー号をインドックさせていた三沢マツダの修理工場に、
そこそこ程度の良いFDとレストアすれば乗れそうなFCが置いていたのを眺めながら
娘と二人で「コレで青森のキレイな道をドライブしたいねぇ」と言ってたものです。

まあ嫁には「アンタがエドみたいに部品安く仕入れてくるんなら買えば?」と
バッサリ切り捨てられましたが。

尚、娘的にはFCの方が好きとのこと。FDは形がキモいんだって。
我輩はカッコよさならFD、実用性ならFCかなって思う。



稀少さといえばコイツらも負けてはいません。
オーテック・ザガート・ステルビオ。
F31レパード(危ない刑事のアレ)をベースにオーテックが作った迷車。

いつ見てもステルビオの独特なボンネットは迫力を感じるとともに、
「何でボンネットにフェンダーミラー内蔵する必要なんかあるんですか」と言いたくなる。
これさえ無ければマトモで格好いいクーペなんだけどなぁ。
でもコレがあるからこそのステルビオとも言えなくはない。

ま、要するに変態性あるからこそ、我輩が同志たちに愛されているのと同じだ。
時々嫁に言われますもんね「面白い人だからあんたと結婚したのよ」ってね。
しかしその変態性が受け入れられない人には我輩は嫌悪感の塊であるという。



一方、同じくF31レパードベースではありますが、
全てにおいて優雅なラインでまとめられたガビアは、
美しいクーペではあるもののそのアクの無さが逆に面白くない。


バブルが弾けた頃にデビューしたから売れなかったんじゃなくて、
まともすぎて面白みがないから誰も興味を示さなかったんじゃなかろうか?
アレだ、少しブサイクな方が好感が持てるみたいな思考。

とはいえ、こいつは世界限定30台の超稀少車。
路上ではなかなかお目にかかれん代物であるのもまた事実。
でも案外、買えん金額のクルマでもないんだよなぁ。



世界初の戦場を駆け巡るために作られたクルマ、それがくろがね四起。
旧日本軍での名称は九五式小型乗用車。
ウィリスのジープよりも先にデビューしたんですからまさに先行者。

でもね、先に出たから、先にやったから凄いって訳ではないのもまた事実。
クラスの中で一番結婚が早くても、幸せになれないんならダメなのと同じ。
つまり世界に先駆けて軍用車開発しても、それを生かせなければ無意味。

ウィリス程の汎用性もなく、キューベル程の生産性もないくろがね四起は、
大日本帝国軍の進撃の手助けをする程の存在にはなれず、
そして当時の日本の国力では大量生産も出来ず、残念な存在。
やっぱ戦争には(そしてサバゲーにも)汎用性の高いクルマが必要だって、はっきりわかんだね。



今回の一番の収穫は、前回狭苦しいところに押し込められていたジオット・キャスピタが、
堂々とした展示場所に移動して良い写真が撮られるようになっていたこと。
同志つちのこはこのクルマを見て「未来感溢れる」とのたまいましたが、
コレ30年前のクルマなんだから未来って結局何なんだろうかね?

スマホとインターネット以外、特にデザインに関しては、
日本という国は全く進化を遂げていないというか、
新しいものを生み出せない頭打ちの状況なんじゃないでしょうか?



まあ我輩的にジャパニーズデザインってもんは
欧米方面をチラチラ見ていただろ的なやつよりも
こういう野暮った格好いいものが好みなんですがね。



ここからはどーでもいい話ですので、興味ない人は適当に流してください。
これがジャガーのマーク1です。少し野暮ったい雰囲気。



そしてこれがマーク2。優雅なボディラインがたまらんですね。
光岡ビュートに似ているって言うな、こっちが元祖だぞ。



そしてこれがマークX、でもエックスではなくて10なんですがね。
トヨタ、絶対にあのクルマの名称はジャガーのパクリだよ・・・



なお、こちらがトヨタのマーク2。
判り辛いですが実はピックアップです。



wakanax様、次はこれ買いましょう!プラウディア!
そして吉六会の公式リムジンにしましょう!
結構不人気車のはずだから、どっかに安く転がっていそうなんだけどなぁ・・・



そして遂に拝顔叶ったトヨタ2000GT!
過去に拝見したことがあるクルマとはいえ、
その美しいボディはずっと見ていたいと思わされる魅力に満ち溢れています。
こないだ会った少年も「2000GTは日本の宝です(迫真)」と申しておりました。



ところで2000GTの前期型と後期型って、どう違うの?
(前の写真が前期型、この写真のやつが後期型らしい)



旧ソ連製のクルマというレアなのが置いているのもこの博物館のカオス。
そういえば高校時代に読んだクルマの本の中にあった小ネタを一つ。

ドイツ外交官「我が国ほど素晴らしいクルマのある国は何処を探してもなかろう」
「街乗りにはメルセデス、海外に出る時にはポルシェがある」

イギリス外交官「何を言う、我が国にはジャガーとベントレーがある」
「この2つの名車を持つ我が国こそが至高の存在」

二人で盛り上がったところでふと気が付き、
同席していた旧ソ連外交官の顔を見ながらドイツ・イギリス外交官
「あっ、申し訳ない、君の国にはそういうクルマはないんだっけ?」

するとソ連外交官「何を言う、我が国にはモスクビッチがある」
「そして海外に出る時の為にT55がある」



解りづらいけどボルボP1800の3ドアステーションワゴン。
ぶっちゃけボルボ乗る人って、堅実そうだけど実はパッパラパーですよね。
でも我輩、そういう真面目に不真面目な人、好き。
BMWやメルセデス、アウディ選ぶ人よりはぜってぇ友達にしたいタイプ。



2時間以上館内でwktkしながら数々のクルマを眺めた後、
前回意気投合した彼が言ってたバックヤードをチラ見に行きます。
何やらここには展示待ちのクルマがいくつか置いているとか?
ジャンク品マニアの我輩にはある意味、ソソる場所です。



カバーがかかっているクルマのチラ見。
コレ判る人手を挙げてー!
(多分写真をアップしたら電マ野郎様或いは鈴吾様が答えてくれるはず)



その後、バスに乗って加賀温泉駅まで移動。
1000円のチケットを買うことで加賀温泉周辺の山中温泉や、
片山津温泉一帯を廻るキャンバスというやつに乗れるんだとか。

そしてこのバス、小松空港までも行けるというからなかなか便利。

チクショウ!コイツの存在に早く気づいておけば、
8kmの道のりを汗だくになって歩く必要なかったのに・・・



加賀温泉駅隣のショッピングモールで下着とシャツを買い、
キャンバス(ダイハツのアレではない)で片山津温泉総湯に移動、
温泉で汗を流して疲れを癒します。
でも片山津の総湯、浴槽しか無いのが面白くねぇ。
温泉に関しては青森の方が色々あって面白いというのが我輩の見解。



このポスター、超欲しいんですけど・・・
今思えば頼み込んででも貰ってくればよかったと後悔。



その後小松空港に移動し、空港の土産物屋を徘徊して品定め。
あとは空港で飯食ってタクシーで泊る所に戻って本日の散策終了。
ところでこの小松空港のステンドクラス的な奴、
女の子がメッチャ浮いている気がするんだけど。

こういうのはクールジャパンじゃなくて、ホットジャパンっていうんですかね?  

Posted by 砥部良軍曹 at 07:36Comments(0)

2018年07月11日

現在地石川県その弐

2週目の週末は大した事やっておりません。
何故なら、7月には中旬に3連休があるから、
そこにパワーと予算を全力配備しなければならないからです。
つー事で平日はタバコもジュースも控えめにして生活しております。
しかし嫁が側に居ないが故に日に日に湧き上がる劣情感、コレだけが辛くて仕方がない。

とりあえず2週目の土曜日はハイエース先輩に東尋坊に連れて行って貰いました。
東尋坊も永平寺同様、隣の福井県にあるんですが、思ったほど遠くはありません。


いやーでも、予想以上に崖だね東尋坊。
形状的にはいい形しとるし、自然が生み出した芸術って感じだけど、
我輩的にはそれ以上でもそれ以下でも無いって感じ。

我輩的にはもう少し火曜サスペンス劇場的な
世界観広がっているものを期待していたんですが、
岩場に打ち付ける波も波というよりは並って感じで少々期待外れな気がしました。
そして何より、永平寺同様近所が完膚なきまでに観光地化しすぎて、
自殺の名所的な悲壮感も火曜サスペンス劇場感もゼロ?


我輩的には東尋坊の崖よりも、崖の近くにある電話ボックスが本命。
この電話ボックスは崖から飛び降りたい人に思い留まらせる、
或いは最期の挨拶の電話をする為に設置しているそーな。
とりあえず撮影したんですが、何にも怪しいのは映らなかった。残念。


東尋坊見た後の夜は濃いめのラーメン食いたい気分だったので、
10数年前の浜松研修の時の同期にLINEして旨い店を聞いてみたところ、
「気になる店あんだけど・・・食べに行かない?」と言われて
先輩のグランビアで金沢まで連れて行かれてしまいました。


そこでやって来た店が前田慶次郎??随分傾奇いた名前のお店ですなあ?
店内はカウンターしかなく、8人ぐらいで満席になるぐらい狭いです。


そして出てきた久しぶりに頂く麺太めスープ濃いめ
ニンニクと野菜多めチャーシューデカ目の二郎系ラーメン。
スープが青森県民が求める以上に塩分濃いめの気がしなくはないですが、
パンチのある醤油トンコツ、啜り甲斐、咀嚼し甲斐に満ち溢れた太麺、
上品めに仕上がったチャーシューと満足要素抜群の一杯!


満足感レベル極めて高いラーメン食った後に先輩
「この後ギョーザ食いに行くから少し運動しよう」と謎発言するので、
「なんで運動する必要なんかあるんですか」と一応言ってはみるけど、
共に金沢市内をブラブラ歩くと気が付いたら兼六園。
しかし、兼六園は金津園ではないので(意味深)夜は営業しておりません。


と思いきや、今の時期はホタル鑑賞とやらで、
夜も敷地の一部は中に入れるんですね。しかも無料。

しかしそのホタルたちは押し寄せる観光客にビビっているのか、
それとも本当にホタル居るのか?全く姿を見せてくれない模様。
時々チラチラ見えたよーな気もするんですが、多分違うな。
我輩的にホタルはもう少し真っ暗で人気のないところじゃないと見られないもんだと思ふ。


その後兼六園の隣にある金沢城を拝見。
でもね、金沢城って図面が残ってないらしく、
どの様な形状だったのかも不明らしいし、
何処に天守閣があったのかすら解らんらしいですよ(困惑)。

でもね、加賀百万石の殿様の城なんだから、
さぞかしデカスギィ!なシロモノだったんでしょうねぇ?
だって我輩も人並以上にち★こデカければ
ボクサーパンツ履いて膨らみを強調するはずですもん。


兼六園と金沢城を拝見した後、連行された場所は、
ホワイトギョーザで有名?な第7ギョーザの店。
そして出てきたギョーザは高鍋でも馬渡でもない、丸みを帯びた形状。

揚げ焼きされたギョーザは皮の厚みがあってサクサク&モチモチ、
中の具はニンニクが効いてて旨味抜群。
ギョーザは焼きギョーザが王道というよーな
見解の狭い人には違和感あるでしょうが我輩的にはかなり好みです。


次の日は学長にまた、チャンピオンに連れて行って貰いました。
でもその前に隣のラーメン屋で腹ごしらえ、日曜日限定の味噌坦々麺、旨し。

本来の目的では、こないだ買いそびれたパーツを買いに来たはずなんですが、
店を出る時には何故かハンドガンにしてはデカいけど、
電動ガンにしては小さい箱を抱えておりました。
我輩も何でそうなってしまったのか、全くもって理解出来ないのですが、
人間という生き物は時々、己の意思に反する行動をとってしまうんですね(すっとぼけ)。


無駄な買い物をしてしまった後、学長と別れて小松市内をブラブラしてみます。
そしたら駅の近くだけど少々判り難い所に
クソガキの頃に本で見たことがある随分懐かしいブツを発見!
むかーし北陸を走る特急列車がサンダーバードじゃなくて
雷鳥って名前だった頃の電車ですな。


タダで列車の中に入れるみたいなので、迷わず侵入。
野郎なら誰しも、中にどうぞと言われれば中にイキますよねぇ?
オブジェとして置かれている車内販売のカートが素敵。


車内は一部電車のパーツ類や書籍の展示空間などがあり、
半分は座席そのままで当時の雰囲気を味わえるようになっております。
いいなぁ、こういう空間、鉄ヲタじゃないけどそそられるものがある。


300円払うと運転席に入れるというので、
(そしてその300円はこの車両の維持費に使われるそうな)
寄付の意味も込めて金を払い、漢(おとこ)の憧れコックピットに侵入。
野郎なら乗り物の操縦席、絶対ワクワクするもんだよな普通。

適当なところにカメラをセッティングして、
自身が操縦している気分になって優越感に浸る写真を撮影。
そして暫く、余韻に浸りながらノスタルジィを感じる。


再び客室に戻るとさっきから一人で車内で佇んでいた少年と合流。
話をしてみるとコレがなかなか面白い奴で、
でも実は電車よりもクルマに興味があって、
日本自動車博物館に何度も足を運んでいたり、
フランス車が集まるミーティングとかにも逝った事があるということで意気投合。

いいねぇ、これぐらいの年代でクルマに興味があるって。
ウチの息子もそういう人間に育って欲しかったんだが、
情操教育のやり方を間違えたかなぁ。

結局彼とは1時間ぐらい話し込んで盛り上がったんですが、
彼の名前を聞くのを失念してしまったのが残念。
この出張の期間中、もう一度ぐらい彼とまた話しがしたいと願うとともに、
旅の醍醐味は人との出会いなんだなぁと再認識した我輩でした。


その後、晩メシのために向かったのは焼き鳥のチェーン店、秋吉。
チェーン店と侮るなかれ、値段以上の味を提供してくれるお店なんですよ。
本店は福井にあるらしいんですが、石川県内にも多数ある模様。
そしてこの小松店が一番美味しいと、加賀タクシーの運ちゃんが言ってた。

だからこの店、18時過ぎに来たらメシにありつけません。
直ぐに食べたいのであれば17時過ぎに入らなければならないのです。


焼き鳥屋さんなのでメニュウの大半は串物ですが、
焼くのに時間がかかる上に人大杉で来るのに時間がかかるので、
直ぐに腹を満たしたい人のために揚げ物やおツマミ的なのもあります。


我輩が好きなのはじゅんけい(地鶏的なやつ)と牛タン。
5本で360円は実にリーズナブル、それでいて味はホンモノ。

この秋吉という店、気に入りすぎて期間中4回ぐらい行きましたね。
チューハイ2杯と焼鳥たらふく食って3000円弱というのはお得じゃないっすか?
(焼き鳥が安いんで焼き鳥だけバクバク食った結果がコレ)
こういう店があるのなら小松、単身で転勤してもいいかなーって思っちゃったり。  
Posted by 砥部良軍曹 at 21:47Comments(0)

2018年07月03日

現在地石川県その壱

どーも、今回の長期出張期間、極限まで我慢してみようと思ってはいたものの、
2週間を前に我慢の限界が来てしまって大放出してしまった砥部良軍曹です。

余談ですが今回出張に行く前、嫁に「2カ月近くも女体に触る事が出来ないのは
耐えられないから精神的にスッキリするための資金を上乗せしてくれ」

懇願したのですがやっぱりダメでした。

ま、折角石川県という旧称とは少し違う環境に居るのだし、
ここの職場には気心知れた良き先輩後輩が結構居るので、
週末は観光やグルメに邁進して北陸地方を堪能します。

1発目の土曜日、10数年前の浜松研修時の学生長が、
ラーメン奢る&手持ちのハンドガン撃たせてやると言うので、
「うれしいこと言ってくれるじゃないの」と思いながらホイホイついて行く事に。

学長のスズキハスラーに乗っけてもらい、安全運転でやって来たのは金沢市内。
そしてクルマを停めたのは店の裏の・・・え???
そこラーメン屋じゃなくてホビーショップチャンピオンって書いていますが?


「うん、ラーメン食べたらココに逝くから」と言う学長の後に
ついて行くとさっき見えたラーメン屋にたどり着きました。


「豚蔵(とんぞと言うらしい)」と言う明らかに濃厚系なラーメン屋で
パンチの効いたスープと太麺の醤油豚骨をご馳走になりました。

青森でこの手の濃い味系ラーメンを食べまくり、
そのカロリーの泉的な味わいにハマったものの、
宮崎に戻ってからはこういうラーメンをあまり口に出来なかったので久しぶりの快感。


ラーメンで腹を気持ちよくした後は隣のホビーショップ、
ホビーショップチャンピオンと言うカレー屋みたいな名前の店に来店。

このホビーショップ、基本はラジコン屋みたいで、
店の敷地の半分はラジコンのコースになっているのですが、
店の奥には品数は宮崎市内のJOKERより控えめではあるものの、
厳選されたエアガンやパーツ類が並んでいます。
CYMAのSVDやICSのグリースガンやS&T三八式の予備マガジンというよーな
誰得?俺得なブツまで置いているんだからたまりません。


そして店の2階にはシューティングレンジが設置されており、
ショバ代払って武器と弾とガス又はバッテリー持参すれば、
エアガンをストレス発散にぶっ放したり、スコープのゼロインしたり、
カスタム後のレスポンスを確認したり出来るのです。
こういうエアガンショップが近くにあれば楽しいだろうねぇ。


時には、ガチなエアガン持参してガチな練習に来るお方もいる模様。
APS3なんて点を狙う為のマジモンの競技銃、ワシも見るのは初めてじゃ・・・
聞けばこのAPS3の持ち主、APSの大会で全国2位の腕前だとか。


ハンドガンが発売されたらとにかく手当たり次第に買ってしまう
それマニアじゃなくてガンキチですからな学長に持参してもらったのは
マルイUSP、KSC製トカレフ、マカロフPMG、
そして最近リニューアルして性能アップしたと言う噂のタナカ製9mm拳銃。

トカレフはその佇まいも素晴らしく、動きも滑らかでパワーも精度も申し分なく、
思わず欲しくなる逸品ですがサバゲーで使うには弾数が足りなスギィ!

マカロフはコンパクトながらも作動も性能もなかなか、
しかしサバゲーで使うには少々パワーが足りない気がしなくもない。
その上、マガジンキャッチの作動が渋くて素早い弾倉交換が難しいと言うか、厳しい。

学長曰く、マガジンキャッチがグリップサイドに移動して、
近代化改修されたPMGだからまだマシらしく、
グリップ底部にマガジンキャッチがあるPMは最悪極まりないとの事。

9mm拳銃は多少スライドの動きが渋いけど、
昔のブツに比べるとリコイル、精度共に抜群の出来!

ていうか全てにおいて出来が良いコイツを手にしたら
旧型は粗大ゴミに出したくなるはず!

うーむ、トカレフはベトコン装備でしか使えんし、
装弾数的にも全く要らないとしても、
マカロフはPMならソ連、ロシアどちらの装備でも使用可能、
しかしながらこのマガジンキャッチの硬さは何とも厳しい。
でも赤い装備のハンドガン戦には必要不可欠だから
将来的には買わなきゃいかんなあ(使命感)。

でも自衛隊装備のハンドガンとして9mm拳銃は必須だし、
性能的にもコイツが最優先候補かなあ?
ハンドガンの分際で半パットンという金額がネックだけど・・・


でもね、この日学長が持参したハンドガンで、
最も予想外且つ期待を裏切ったのはマルイのUSP。

キックはデザートイーグル並み、性能は当然ながらピカイチ、
勿論信頼性も抜群でしょうから最高じゃねぇか?!
でも、我輩の装備に合致する武器じゃないから欲しくても買えない。
ま、コマさぶろうがドイツ軍装備のサイドアームとして近いうちに買うでしょ?

と言うわけで観光らしい行動は全くしてないものの、
初日の休日は今回の出張、そして同期との再会を楽しんだ我輩でした。


日曜日は1人で久しぶりの小松市内をぶらぶらしようかと思っていたら、
ハイエース先輩が寺を見にいくぞと誘って来たので便乗。

我輩、寺みたいな静かな雰囲気の場所は、
興味云々以前に己のキャラに合わないので乗り気ではなかったのですが、
多分小松市内ブラついてもすぐに飽きそうなのと、
途中でデカい油揚げと蕎麦を食うということで誘いに乗る事に。

行き先は福井県、隣の県に行くと言われると少々身構えてしまいますが、
小松から福井の県境はみやこんじょから国分に行く程度の距離?案外近い。


そして、そのデカい油揚げと蕎麦を食わせる店がコチラ、
谷口屋っていう店なんですがそこで食べさせてくれる油揚げは竹田の油揚げ。
谷口さんなのか、竹田さんなのか、はっきりしてくれ全く。
そしてこの店、さっき開店したはずなのに人大杉。テーブルに着くまで30分待たされたぞ。


待たされている間、店の入り口にある土産物コーナーを物色していたら、
この店で食べさせてくれる油揚げハケーン。
ってさ、油揚げ一枚がデカいのはいいけど値段も結構デカいな。
でも今からコイツを喰らうと思うと少しワクワク。


そして目の前に姿を現したデカい枕、じゃなくて油揚げ、そして蕎麦。
あのさぁ、コレは油揚げじゃなくて厚揚げじゃないのかい?
箸で無理矢理ぶった切ると中にはかつて豆腐だったと思われるマテリアルがありました。

しかし外装部分のサクッとした食感は明らかに油揚げ、しかも結構旨い。
そのまま食べると「あっ(察し)」だけど塩かけて食べるとさらに旨い。
大根おろしとネギを乗せてタレをかけて食うと旨さが増幅、コレは結構なご馳走。

蕎麦粉のパーセンテージ高いおろし蕎麦もコシと香りが強くて絶品。
動物性タンパク質が蕎麦の上のかつお節しか無いのに1700円は高いよー気がしますが、
味とボリュームはかなり満足なんでリピーターが多いと言うのも納得。


精進料理的な昼飯の後は本日のメインイベント、永平寺に向かいます。
そしたらね、普通さ、山寺の周辺って物静かな雰囲気を想像するでしょ?
永平寺って超有名観光スポットなんだろうねぇ、入り口付近が湯布院みたい!
土産物屋さんがこれでもかってぐらいに立ち並んでおり、これもうわかんねぇな。


永平寺とは道元が開山した日本曹洞宗の大本山であり、
ただ見せるだけの寺ではなく、中では修行を行う坊主の卵もいます。
サントリーのセサミンのCMで坊主が毎日胡麻食ってるってやっているっしょ?
アレに出てくるのが永平寺ですよ。


拝観料500円を自動券売機に突っ込み、建物内に入ると、
まずはデカスギィ!な寺の全体図が描かれたMAPがお出迎え。
いや、永平寺がデカいっていうのは知ってはいたけど、
これ完全にドラクエの迷宮レベルじゃん!


しかもデカいだけじゃなく、見どころも大量。
一番初めに通された傘松閣(さんしょうかく)という部屋は
222畳の広さがあり、天井には大量の絵が飾られております。


この人が永平寺のボスか・・・
多分呪文無効化率90%以上、マバディを連発してくるんだろうな。
攻撃してきたらクリティカルかもしれん。うかつに近づけない。


その他にも多くの部屋があり、所々に見どころがあり、
その佇まいといい、その成り立ちといい、
見れば見るほど興味が湧いてくるものばかりです。


何かメチャクチャ長い階段とかもあり、まさにデブ殺し。
ま、ここは修行の場でもあるから、多少はね。


ラストにはお土産屋さんがあるのもシュール。
ま、お寺も金がないとどうしようもないからね。
寺を成り立たせるのにもビジネス的センスがないといかんのです。
とりあえず、せんべい買いました。

余談ですが永平寺では座禅体験をしたり、写経体験をしたり、
宿泊してどちらも体験した挙句、掃除までやらされて修行気分を味わい、
尚且つセサミンのCMに出てくる精進料理を味わう事も出来るとのこと。


期待はしていなかった永平寺でしたが期待以上の興奮と感動があり、
今回の出張はなかなか有意義に事が進む予感がしてなりませぬ。

ていうか、今度は嫁と一緒にここに来たい。  
タグ :観光(他県)

Posted by 砥部良軍曹 at 21:55Comments(0)