2019年09月29日

夜戦が楽しくて仕方がない

カレンダー的には秋のはずなんですが、宮崎の日中はまだ夏。
「そろそろ昼ゲームに逝ってもいい季節かな?」と思いはしても、
平日の日中に外で作業をしてTシャツが汗ばむと
「うん、まだ昼間にサバゲーするのは危険だ(確信)」。
というわけでやはり我輩が戦闘するのは夜になっちゃうんですねコレが。

幸い、児湯郡川南町の有料サバゲーフィールド、
ホークウッドでの夜戦を定例化する話が持ち上がり、
我輩的には「ユーザーとしてとても嬉しい(名言)」と言いたいところでしたが、
8月中は台風でバリケードが破壊されて夜戦は叶わず。



でもコマさんやクリス・コスった氏など何人かの有志が
積極的にフィールドの復旧に努めてくれたお陰で
9月14日、久しぶりの夜戦開催と相成りました。

この日は吉六会から主催者のコマさん、コマじろう、コマさぶろう、スカルガンナー氏が参戦。
でもその他にものりへい様、ガーナ氏も夜戦の話を聞きつけて参戦。

参加者合計8名と多少物足りない感はありましたが、
新規のプレイヤーも来てくれたということで夜戦の需要、
そしてホークウッドの夜戦認知度も少々高まる期待を膨らませます。

余談ですが我輩はこの夜戦の次の日、クソガキ共の運動会だったんですが、
次の日は何事もなかったかのように運動会を観戦しましたよ、我輩。



何故かこの日は夜戦開催の傍らでバーベキューも繰り広げられていたんですが、
血湧き肉躍る戦いを楽しもうとする我輩含む勇者達には肉の焼ける匂いすらもどうでもいい。

この日のサバゲー参加者はたとえ脂の滴る宮崎牛がこんがり焼けて
魅惑の芳香を漂わせていたとしても肉欲に惑わされる事もないどころか、
肉欲を完全無視どころか眼中にもくれず戦いに明け暮れるサバゲー馬鹿ばかり。



そんなサバゲー馬鹿の一人が何やら奇妙な武器を持ってきておりました。
イタリアのスペクターM4というサブマシンガンです。
誰得な電動ガンを出してくれることで定評のあるS&Tの製品です。

我輩もコレが販売されたとき「M4買ったよ~」とか言いながらコイツを出して
周囲に「ええ・・・(困惑)」と言わせるだけのために買おうかなと考えはしたけど、
実銃では斜め横4列に並んで9mmパラベラム弾が入るという
謎の太さを誇るマガジンはどうやって予備マガジンを持てばいいのかとか、
ストックが無いから構えて撃つのは難しいだろうとか、
バッテリーをブチ込むために実銃よりも長くなってしまったフォアグリップとか、
外装は樹脂製で軽いのはいいけどやっぱ金属がいいなーとか、
いろいろ考えた挙げ句に瞬時に理性が働いて買うのは止めたね。



最近は我輩も歳をとって頭が硬くなったせいか、
珍妙な武器よりもトラディッショナルな武器が好ましいと考えます。
我輩はねぇ、M4は好きでもないけど嫌いでもないけど、M16は好きなんだよ。

長くて固定ストックのついたM16A2はバッテリーも入れやすいし、
フレームはメタルでアウターバレルも1本物だから剛性感抜群!
ハンドガードをM-LOKに換えるとコレが握りやすくていいねぇ。
しかもこのハンドガード、形状もスマートで軽いのがまた「(・∀・)イイ!!」。
この長さこそがライフルだって気分に浸れるフルサイズ最高。
敢えて苦言を示すなら、フレームはA2フレームが欲しかった。
お値段ですか?ごまんえんぐらいですかね(大嘘)?

短いM16A1、コレは夜戦に丁度いい。
レール全盛でアーマライトには光学照準器を乗せるのが当たり前という風潮の中、
敢えてキャリングハンドル付きのA1フレーム、コレがいい。
我輩的には夜戦ではドットサイトよりもオープンサイトの方が使いやすいのだよ。

そしてストックは初代M4カービンのストックで古臭さを更に倍増。
M4のストックなんてこういうのでいいんだよ。

ただ、ストックパイプをバッテリーブチ込めるものに交換して、
バッテリーを収められるように加工したのはいいけど
ストックパイプにバッテリー入れるのってクッソ面倒くさいのね。
世の中のM4好きは毎回こういう面倒なことをしているのか全く。

だがしかし、フレームやストックは旧型に拘りつつも、
ライトとフォアグリップは付けられる方が便利だということで、
以前M4フレームに搭載していたオリンピックアームズOA93のハンドガードを取り付け。
コレで夜戦に特化した最高のアーマライトを手にしたと自負する我輩。



さて、9月14日の夜戦は月明かりの中で繰り広げられたので、
想像するような暗闇は殆ど無く、しっかりと目を見開けば敵の姿を認識できる中での戦い。
いつものように堂々とガワラ立ちをかますと速攻で気づかれてしまう有様ですが、
バリケードの影を縫うように走り回れば無双することも出来ました。

ホークウッドは地面が砂利の多いフィールドなので、
歩く度にジャリジャリしてそれが気づかれないかと危惧したんですが、
夜戦では視覚が闇で阻害されるという状況故に、
大半のプレイヤーは視覚を研ぎ澄ますのに神経を使い、
我輩の重鈍な足音に気がつくプレイヤーはコマさんぐらいで、
他のプレイヤーは足音に気が回らなかった模様。

時々、この至近距離で撃って大丈夫かというぐらいまで接近しちゃったんですが、
我輩は撃っちゃうんだなコレがぁ!
痛いのが嫌な人はホークウッドの夜戦には来ないほうが無難です。



WAKANAX様とクリス・コスッタ氏も我輩がまとめて注文していた
夜戦用サイリュームを受け取りに来てくれました。
夜戦にすら参加できないという悲しい同志は
せめて戦場の雰囲気でもと空気だけ吸いに来たのです。



前回の夜戦の際、ワークマンパンツと長袖黒Tシャツ、
Columbiaシューズでサバゲーしたところコレが意外と快適だったので
この日はTシャツをトライアルで売っていたピッタリODシャツに変え、
前回と同じような出で立ちでゲームに挑んだところ、
月明かりの下ではタンカラーのパンツは目立つという指摘が。

やっぱアレかな、「すっげぇ白くなってる、はっきり分かんだね」って感じだったんでしょうか?
我輩的には「コレもうわかんねぇな」だったんですが、意外な盲点。



そこで28日の夜戦を迎えるにあたり、
その日の夕方トライアルに戦闘中の水分とマンハッタンを買うついでに
適当な夜戦用の服がないか探したところ丁度いい紺色作業服発見!
しかもこの作業服、上着は1280円、パンツは980円という破格!
夜戦用戦闘服が3000円以下で買えるとはいい時代になったものだ・・・

そしてやっとウチの職場にもサバゲーに付き合ってくれる若い衆が来てくれました。
こんなに嬉しいことはない・・・
武器がないという事なので「じゃあAKS74U買えよ」と言ったら
「安いのがあるなら買います」と言ってホイホイ買いやがったのでサバゲーデビュー。

そしたらコイツ、夜戦どころかサバゲー初体験だというのに、
(注:我輩的に初サバゲーが夜戦というのは同定がSMクラブに行くようなもんである)
我輩には見えない敵が見えるとか、抜群の射撃能力とか、
「お前はニュータイプか?」と言わんばかりのフォースを見せつけてくれたので、
今後ともガンガン戦場に投入して覚醒してやりたい気分です。



今回の夜戦にはペガサス様も馳せ参じてくれました。
ただこの御方、武器はHK417やらレミントンのボルトアクション等長いものしか持っておらず、
一番短いのがM4カービンという体たらくだったが故にかなりの苦戦を強いられた挙げ句、
夜戦用に短い武器の購入をかなり真剣に検討する場面も。



「農家は朝が忙しいから、夜戦のほうが都合がいいんですよ」
という名言を発していたのりへい様、今回も参戦。
ところでこのデカい野外用プラスチックのボックスに
装備一式をブチ込んでサバゲーに来るというスタイルは農家あるあるなんでしょうかね?

我輩もこういうデカいボックスにサバゲー道具ブチ込みたいんですが、
社宅の3階からこのデカい箱を運ぶのはかなり大変そうなのが容易に想像できるが故、やっぱ無理。



うわ、何だよこの肉抜きが凄くてスケスケなアーマライトは?!(驚愕)
コレで強度が保たれているんかなという疑問もありはしますが、
透けすぎてメカボックスの方に異物混入しないものかと心配になるほど。



更に驚愕したのはこの銃、電動じゃなくて電磁弁なんですね。
バッテリーで機関部を作動させ、グリーンガス等の外部ソースで弾を撃ち出すというメカ。
レスポンスが良く作動音も静かなので隠密性に富むのが特徴です。
ある意味夜戦に最適な武器とも言えますが
カスタム費用がかかることを抜きにしても我輩はここまで求めんなぁ。



我輩が夜戦用の武器に求めているのはこういう方向性。
キーモッドのレールハンドガードで固められたG&G製AKはなかなかクール。
メカボックスは電子トリガー内蔵でレスポンスもよろしい。

今回のゲームでARESのVZ58を使って戦いましたけどね、
電子トリガー、セミしか使えないゲームではなかなか有効性高いですよ。



今回のゲームも集まった人数は8名程度。
でも4対4ぐらいの割合でやる方が膠着も少なくゲームもサクサク進むし、
何よりも運営やフィールドの規模的にも丁度いい感じです。

でもやっぱり、個人的には10対10ぐらいでフラッグ戦やりたい。
ホークウッドでの夜戦を宮崎のプレイヤーにもっと知ってもらう必要がありますな。



コマさん主催のホークウッドの夜戦で一番熱い戦いはピカピカフラッグ奪取戦。
電池で派手にピカピカ光るサイリュームをブチ込んだボックスを奪い合う戦いですが、
派手に光る物体を暗闇で持つと目立ちすぎてすぐに的になるから
緊張感は勿論、必要以上に気分も高揚してしまいます。

ルールは時間終了時点でこのピカピカを手にしたチームが勝ちとなっているのですが、
ゲーム中にこのピカピカを握りしめて戦っていると確実に的になるということで、
戦闘終了間際までは敢えてこのピカピカは何処かに置いておき、
ピカピカをダッシュしようとする敵を殲滅する作戦に持ち込みたくなるのです。

しかし、それをすると大抵ピカピカを手に出来ないままゲーム終了となるので、
決死を覚悟でピカピカを握りしめていないと話にならないという。
結局、最終的にこのピカピカを握りしめて勝利を勝ち取ったのは、
吉六会の命知らずスカルガンナー氏だけだったという。



昼間の戦いとは全く違う緊張感が味わえるホークウッドの夜戦、
夏場の暑さ凌ぎのために開催を検討したのが発端でしたが、
この楽しさをもっと他のプレイヤーとも共有していきたいところです。

宮崎にも数多く有料フィールドが出来て、サバゲー環境が大分整いつつありますが、
夜戦が出来るフィールドで、尚且つセイフティエリアまでもが充実しているフィールドは、
室内待機所があるホークウッドぐらいしか無いでしょうから、

宮崎で夜戦に興味のあるプレイヤー、日曜よりも土曜の方が都合のいいプレイヤー、
そして夜ぐらいしかサバゲー出来ない多忙なプレイヤーは
ホークウッドのツイッターやHPを見て是非とも暗闇の魅惑にハマって欲しい!  

Posted by 砥部良軍曹 at 10:09Comments(3)サバイバルゲーム