2020年03月08日

アローダイナミックMP18を分解

全世界を巻き込んだ形になった人類史上初の戦争と言われ、
近代の戦争から現代の戦争への転機となったと言われる第一次世界大戦。

一般的には史上初の総力戦(民間人をも巻き込んだという意味)であるとか、
戦車や航空機などが初めて投入された戦争という認識でありますが、
銃器マニアの我輩的には手持ちの機関銃が活躍した戦争である点が見逃せません。

過去の戦争では機関銃といえば台車に載せられたものや
三脚に載せた据え付け型のものしか無かったのでありますが、
(マキシム機関銃とかホチキス機関銃とかね)
第一次世界大戦ではルイス機関銃、ショーシャ機関銃、BAR M1918というような
歩兵が手で担いで運べる機関銃が主流化していった時代でもありました。

とは言っても未だ歩兵の主力武器はボルトアクションの小銃だったのですが、
機関銃の発展によって当時の陣地に多く作られた
塹壕という狭い溝のような場所での戦闘において、
弾が無くなったら着剣して突撃するが為に槍のような長さをもつ小銃は明らかに厳しい。
そもそも着剣突撃って発想は機関銃が無かった頃の発想ですからね。



そこで当時のドイツが「狭い所で使うなら拳銃弾でフルオート出来ればイイんじゃね?」と
塹壕で戦うことを考慮して開発したのがサブマシンガンなのです。
そしてその先駆けとなった銃がこのベルグマンMP18です。

このMP18はZB26やベレッタM1938やBAR M1918といった
クラシックな銃をラインナップに持つアローダイナミックの製品です。


当時のドイツはこのMP18を戦場に投入することによって
目論見通りに塹壕での戦いで多大な戦果を上げたそうなのですが、
MP18が戦場デビューしたのは第一次世界大戦終了1年前だったので、
結局自国の勝利に結びつくほどの効果を上げることは出来ませんでしたとさ。

ドイツって目の付け所はイイんだろうけど、実用化に至るのが遅くて残念なものがあります。
第二次世界大戦末期にデビューしたアサルトライフルの先駆け、
STG44も終戦前だったんでそれ程活躍せずに終わっちゃったし。
そこらへん、1年戦争末期にゲルググというガンダムに匹敵するMSがあったものの、
戦局を大きく変えること無く負けてしまったジオン軍に似ているところがありますね。



我輩が何故にコイツを仕入れてしまったのかといいますと、
三八式とセットになるフルオートが撃てる武器って無いかなと思ったらコレがあった。
MP18は少量が日本にも輸入されて海軍陸戦隊が使用していたそうですからね。
但し、コイツを仕入れはしたものの海軍陸戦隊の服が何処にも売っていない。

サブマシンガンとは言いますがまだ曲銃床の1m以上のライフルが主流だった時代の銃、
ストックはライフルのものを少し短くした程度、本体部分も直径40mmの筒みたいでかなりゴツい。
長さ的にはAK47とかM4と大差ありませんですし、重量も殆ど同じぐらいです。

曲銃床のライフルグリップはピストルグリップに慣れた現代人には使いにくいでしょうが、
普段からPPSh41とかBAR M1918を使っている我輩には特に支障なし。むしろ大好物。

いやしかし、こういう木製ストックの銃ってのはいいもんですなぁ。
夜戦ではレール付きの銃がライトが付けられるから便利ですが、
普通のゲームはこういう雰囲気重視の武器を愛でながら戦うのが好み。



とりあえずいつものように先端から少しずつ舐め回すように見ていきましょう。
マズルフェイスは他に類を見ない独特な形状。まるでA-10みたい。
当然ですが弾が出るのは真ん中の穴です。銃身は回転しません。
マズルの上にある小さい2つの穴はフロントサイトを固定するイモネジの入る穴です。



バレルジャケットは当時の機関銃や機関砲みたいな形状です。
多分射撃によって加熱したバレルを放熱させることを考えてこうなっているのでしょう(適当)。
フロントのスリングスイベルは大分前に付いているんですが
実銃の写真を見たらもう少し後ろなんだよなぁコレ。



バレルジャケットの次にあるのは排莢口、カタカナでエジェクションポート。
チャージングハンドルを引くと奥にホップ調整ダイヤルが出てきます。
ダイヤルが少し奥まっているので調整は少しやり辛いかな?



機関部周りは実にシンプルなのは弾が出るだけの武器だからですかね?
チャージングハンドルの出っ張りが長スギィ!(AKの1.5倍ぐらいの長さ)

そしてチャージングハンドルの溝の後ろは引っ掛けられるような形状ですが、
ココにチャージングハンドルを引っ掛けることは出来ませんのであしからず。
(実銃ではココにハンドルを引っ掛けてセーフ状態にする)

余談ですがこの手のライフルとかによく見られるストックの溝は
この溝の下に手を添えて、指をかけるボジションなんですね。

三八式や九九式、モシンナガンにはありますがKar98k、M1ガーランドには無い。



チャージングハンドルの下にあるレバーはセイフティ(前が安全、後ろが発射)で、
反対側にあるレバーがセミ・フルの切り替えです。

セイフティの操作はチャージングハンドルが邪魔で結構難しいですが、
セレクターの操作は銃を構えた左手で操作可能です。
でも実銃のMP18にはセレクターもセイフティも付いていないんだな。
(実銃のMP18はフルオートオンリー)
でも目立たないところにあるので、気にしなければ問題なし。



リアサイトはシンプルなVノッチで、AKに慣れた我輩はコレでもいいんですが、
ピープサイトに慣れた人はサイティングし難いんじゃないでしょうか?
尚、このリアサイト稼働するんですがどっちに倒しても特に変わりなし。

レシーバーの一番後ろの出っ張りは実銃では分解用のラッチらしいですが、
残念なことにアローダイナミックのMP18ではダミーとなっております。



ストックの塗り具合はまあ悪くはないんですが、
ややムラが見られるところが好きじゃないので暇を見つけて全部剥がし、
ワトコオイルで塗り直そうと目論んでおります。



バットプレートは工具なしでも開けられる親切設計。
上の部分を持ち上げて90°回転させればバッテリーが入れられます。
リポの2200mAh(ミニバッテリーサイズ)なら余裕で入るサイズです。
そしてヒューズは自動車用の平型ヒューズ。

ただ、バットプレートの支点になる部分のネジは緩みやすいので、
時々締めるか、ネジロックを塗ったほうがいいでしょう。



本来ならマガジンぶっ刺す部分の上に「MP18」って刻印があるはずなんですが、何もなし。
刻印がない銃ってユニクロのパンツみたいで色気がなくて駄目だなぁ。

MP18の最大の特徴は「横にマガジンをぶっ刺す」事でしょう。
尚、マグウェルの根元にあるデカいネジのようなブツがマガジンキャッチです。
操作性に関しましては正直な話、使い難い。
伏せ撃ちに有利な形状ではありますが、CQBでは壁にガンガン当たりそう。



マガジンは横に刺すので多弾マガジンが使えません。
なので専用マガジンは180連のバネ式マガジンです。
給弾は思ったよりスムーズで、概ね弾を撃ち切ることができます。
AGMのMP40用マガジンが使えるかなと思ったんですが、
マガジンキャッチの位置や給弾口が違うみたいで使えない模様。

何でMP18はマガジンを横にぶっ刺すのか、
一般的には「伏せ撃ちしやすいように」と思われているようですが、
実際のところは別の理由があったようです。



元々MP18は当時のドイツ軍が使用していた拳銃、
ルガーP08のスネイルマガジン(ドラムマガジンみたいなやつ)を
流用する事で弾数を稼ぐというコンセプトで作られました。

早く戦場に投入したいという焦りと既存のものを使えば早く仕上がるんじゃねって
思考がミックスした結果のもと、MP18は世に送り出されたのです。



こんなゴッツいマガジンが銃の下に刺さっていると邪魔で仕方がないので、
横にマガジンが刺さる形状になったのだと思われます。
(まあ横に刺さっていてもすっげぇ邪魔っぽい、はっきりわかんだね)

んじゃあアローダイナミック製のMP18は何で箱マガジンなんだよって思うでしょ?
実はこのMP18は戦後の改良型なんですね。
ルガーのスネイルマガジンはかさばる上に弾の装填に時間がかかるということで
持ち運びが容易で扱いやすい箱型マガジンに換えたそうなんです。



そして更にMP18の改修型でセミ・フル切り替えがトリガーガードの上についた
MP28という見た目は全く一緒なやつが大戦終了後に出てきたんですね。
写真のブツは実銃のMP28です。なんか少し違うでしょ?

んじゃあアローダイナミック製MP18は本当はMP28なんじゃねぇのかと
思いっきりツッコんでやりたいところなんですが、

MP28はチャージングハンドルの形状も変わり、
リアサイトがAKみたいなタンジェントサイトになり、
尚且ベルグマンじゃなくてハーネルという会社が作るようになったんで
ワーゲンタイプ1とカルマンギアぐらいの違いがあるんですね。

まあそんなわけでMP18、全体的に見るとかなり使いにくい銃です。
M4に飽きた(そんな奴居るのか?)とかゲームに出ていたから(コレが出るゲームってあるのか?)
みたいな軽い気持ちで買ったら確実に嫌になる電動ガンに位置するでしょう。
でも世界初のサブマシンガンなんだから、まあ多少はね。


まあそんな我輩も軽い気持ちで仕入れたアローダイナミック製MP18ですが、
中国製の電動ガンなので箱出しで使うのはどうも躊躇われるのです。

我輩が中華電動ガンを買うようになって10年ぐらい経ち、
中国製品も国産に近い品質を持つものも大分増えてはきましたが、
やっぱり中身を開けてみるとグリスが青かったり、シムがボロかったり、
スプリングがなんじゃこりゃだったりとトンデモ仕様なわけなんですよ。



というわけでアローダイナミック製ベルグマンMP18も例に漏れず、
一通り舐め回すように眺めて写真を撮った後は1発も撃たずに分解します。

しかし何ですな、スマートフォンの普及によって、
今までパソコンを持っていなかった層でも情報を気軽に発信できるはずなのに、

何故かネット界隈は昔より有益な情報が少なくなっている気がするのは我輩だけ?

アローダイナミック製MP18の分解方法も何処にも載っていなかったので、
手探りで銃を隅々まで眺め、今までの教訓を元に分解したところ、
コレがかなり電動ガンの中ではシンプルな構成になっており、
今までバラした電動ガンの中では相当ハードルが低いんじゃないかと思いました。

但し、MP18を買うという行為がかなりハードル高めな気がせんでもないですがw



まずは機関部とストックを分離しなければと考えたので、
ストックと機関部を固定している後ろのスクリューを緩めます。

このスクリューがマイナスネジで見た目にはいいんですが、
やはり中華製品、ネジのクオリティは相変わらず低く、
油断するとネジの頭が舐めて削れてしまいます。


でもねぇ、マイナスネジってホムセンに気軽に売っていないんだよなぁ。
そろそろ我輩もピーマン職人のようにモノタロウを活用せねばと考えております。



後ろのネジを緩めればココからヒンジで折れ曲がるんじゃなかろうかと思いましたが、
全くその気配がなかったのでこの部分のデカいネジも緩めてしまいます。



トリガーガードとその前方にあるデカいネジ合計3本を緩めてみましたが、
トリガーガード後ろ側のネジは緩めなくても分解には支障はなかったようです。

というわけで下部の前2本のネジを外すということにします。



その後アウターバレルとフレームを前に抜くと
チャージングハンドルとリターンスプリングとスプリングガイドが
びよ~んと勢いよく外れて少し面食らってしまいますが、
コレでインナーバレルとバレル&フレームが外れます。

結局、バレル&フレームをストックから分離するのに、
ストック下部のネジを緩める必要はなかったのですが
この後メカボックスを分離するために結局は外さなければいけません。



でもメカボックスを外す前にストック内のコネクタを引き抜きます。
コレをしないとストックのクビレ部分でヒューズが引っかかってしまいます。

ヒューズレスに改造してしまえばこの手順は必要なくなるのでしょうが、
ヒューズレスってパンツ履かないで外に出るのと同じぐらい不安。



3つ前の手順でストックとメカボックスの結合は解かれているので、
後はそのままメカボックスを持ち上げてしまえば取り出せますが、
配線が引っかからないように気をつけるのは言うまでもないでしょう。



MP18はマガジンを横から刺すようになっているので
チャンバーは当然どの電動ガンとも互換性はないでしょう。
つまりココがぶっ壊れるとア ウ ト。
チャンバーパッキンは少し固めだったので、マルイ製と交換。

でもねコレ、ホップの出っ張りが最強にしても適正ホップぐらいなんですね。
なのでホップアームに収縮チューブを被せて少しだけ嵩上げしたんですが、
それでも適正ホップにするには調整を2/3ぐらい回さないとダメみたいですね・・・
径が一回り太い押しゴムみたいなのがあれば問題は解決するのかな?

図体の割にバレルは20cmぐらいと結構短いです。
ホップ窓が少し汚かったんでコレ同じぐらいじゃねって思いながら
マルイβスペツナズのバレルを入れてみたら何ということでしょう、
インナーバレルが1cmぐらい外にはみだし刑事情熱系。
結局、バレルはそのまま使う事に。



メカボックスは多分というか確実に独自設計。
でもよく見ると、ひょっとしたらP90に使われているヴァージョン6かもしれません。

面白いというか、ナンジャコリャなところは、
VER2メカボではトリガーと連動するスイッチの部分から
長いロッドが後ろに伸びてトリガーと連動するという作り。
そのせいかアローダイナミック製MP18、トリガーストロークが恐ろしく長いです。

ピストンの下にあるのはセイフティレバー。
更に下にある謎のブロックはストック内にメカボを固定すると同時に、
アウターバレル&フレームをメカボに固定するためのブロックです。



反対側の中央、ピストンの下にあるのがセレクターで、
ココを移動させることによってカットオフスイッチを制御します。

セイフティレバーもセレクターもメカボックスを分解するのに
外す必要はないのでそっとしといてあげます。



メカボックスの分解はまず、トリガーとスイッチの連動を絶ちます。
トリガー側でロッドを固定しているネジを緩めて、ロッドを外します。



次にメカボからモーターを分離するのですが、
その作業の前にモーターを上から固定しているステイを外します。
メカボックス側の太いの1本、モーター側の小さいの2本外しましょう。



先程のステイを外して、後ろからスプリングガイドを撚ると、
メインスプリングを抜き出せる設計なのは嬉しいですね。
ユーザーがバラすことを前提に考えて設計されているあたり、
中華電動ガンは結構好感度高いなって思うのが我輩の感想。

21世紀以降、日本の製品が海外でウケなくなったのは、
こういうアマチュアリズムに乏しいが故だと我輩は思うのです。



後は配線をモーターから外し、配線を固定している2箇所のステイを外し、
モーターホルダーを左右からネジを緩めて外せばモーターが分離できます。

モーターは無記名の相変わらず磁力が強いやつで
ショートタイプのモーターと互換があるようです。
組み上げ後連射速度を測ってみたところ、秒間10発ぐらいしか出ないんで、
もう少し回転速度のあるモーターに交換したいところです。



メカボックス上部はヴァージョン3メカボのように
ステイで固定されているのでスライドさせて外し、
ピンポンチが刺さっている部分のピンを抜き、外側のネジを4本外します。

メカボックスのネジが普通にクロスネジなのも中華電動ガンをバラすにあたって
面倒くさがり屋の我輩がそれ程苦痛にならない理由の一つであります。



メカボックスを割って一番驚いたのが、グリスの色が青や緑じゃない!
マルイのシリコングリスが少し黄色っぽくなったようなグリスが付着しております。

そしてもう一つ「あっ、おい待てい(江戸っ子)」だったのが、シムの数が多スギィ!
各ギアに表裏合わせて5~6枚入っているじゃねぇか!
しかもそのシムの半分以上は内側の穴にバリがあるという体たらくなので、速攻交換。

しかし少ないシムで良好なセッティングを導き出すのが厳しく、
手元のシムの在庫が尽きるぐらい大量にシムを突っこむ羽目になってしまい
シム調整だけで2時間以上費やす羽目になってしまいました。



中の部品を見てみましょう。
ノズルは他の電動ガンよりも5mmほど長いので互換品がない模様。
ピストンシリンダーとピストンヘッドは接着されていて外せません。
両方とも品質に問題はないようなのでそのまま使用。

ピストンは中にベアリングが付いており、
レールは抵抗の少ないタイプ、ピストン歯は外が1つ無いタイプ。
Oリングがスカスカで気密がなかったので、マルイ純正ピストンのものと交換。

タペットプレートはVER6に似ている気がするけど、現物が手元にないので不明です。



ギアは全て最近のCYMAとかS&Tに使われているのに似ています。
そのまま使用しても特に差し支えはないみたいです。
ベベルギアが少し小さい気がするので、VER6メカボのギアと互換性がある可能性が微レ存。



問題なのはメインスプリング。これもうわかんねぇなってぐらい短い。
一番下が純正、真ん中がマルイ純正、上がSYSTEMAの1Jスプリング。
でも1Jスプリングをブチ込んでみたらどういうわけか初速がノンホップで96~98m/s出てしまいます。

コレじゃあ我輩のホームフィールドであるホークウッドでは使えないという事で、
マルイ純正に換えたところ初速が78~80m/sぐらいになってしまいました。

というわけでSHSのM90をブチ込んでみたらノンホップで80~85m/s
適正ホップで何故か85~90m/sになってしまいましたがコレでキマリという事に。



中身を調整し終わったんで組み立てようとしたところ、
チャージングハンドルのスプリングが付けにくくて閉口します。

そこでスプリングガイド部分後端をフレーム後端とイモネジで連結してしまいました。
フレーム上、左右にステンレスドリルで穴を開けてネジ山を切り(意外と固くて削れない)、
イモネジで固定したらフレームとチャージングハンドルが一体になって組み立てやすくなりました。



バレルが短いのか、精度良くないのか判りませんが20m以上だと結構着弾が散ります。
トリガーの遊びが大きく、発射速度が遅いせいかセミオートのキレがあまり良くありませんが、
そこんところはEG30000あたりを突っ込んで回転を上げるぐらいしか手がつけられません。

ギアは社外品が使えそうなので、単純にハイサイクルにするか?
何にしてもセミオート重視のセッティングは難しいみたいです。
ま、元々弾をばらまくために作られたサブマシンガンなんだから、
サイクルを上げるほうがそれらしいかなとは思います。

ところで、我輩的にはこのクラシックなサブマシンガンを、
どのような出で立ちで使うべきかが一番の課題なのですが、

第一次世界大戦のドイツ軍装備なんて何処で買えばいいのか解らないし、
最近のサバイバルゲームの服装は大半のプレイヤーが自由な感じで、
それに影響されてか我輩も軍装に対する拘りがなくなりつつあるので、
まあ普通にというか、適当に使いたいように使うかなと思っています。

最近、古い銃、それもかなり古い銃じゃないと興奮しないこの性癖は、
骨董品が好きだった父上の血を引き継いでいるんじゃないかと思う事がしばしばです。
だからといって最近の鉄砲が嫌いってわけでもないんですよね。
同じ値段ならどっちを買うかと言われると古い鉄砲買うよって事です。

そんなわけでタクティコゥな戦闘にはいささか不向きである
アローダイナミックのベルグマンMP18ではありますが、
誰もが持ってこないような電動ガンを所有しているという
謎な悦びには満ち溢れておりますが故、勢いで手を出しても悪くはないかも?  

Posted by 砥部良軍曹 at 01:22Comments(4)エアソフトガン

2020年03月01日

迷走気味ですが夜戦は楽し

最近、右膝がヒヤッと冷気を感じる事が多々あるんですが、
コレって病気の前触れなんでしょうかね?それとも運動不足?
動いている時は何も感じないんですが、
じっと座っていると不意に右の膝だけが寒気がするんです。

一昨年怪我をした左膝が異変を感じるなら「後遺症かな?」って思いはするんですが、
特に異変もない右膝なだけになんか不気味な気分です。


さて、日本のあちこちでコロナウィルスが蔓延しており、
学校が唐突に休校になったり、各地で開催予定のイベントが中止になったりと、
カオスな混乱が世間を騒がせる毎日が続いておりますが、
吉六会主催のホークウッドでの夜戦は予定通り開催しました。

現時点では宮崎でのコロナウィルス感染者は確認されていないようですが、
まだ報告例がないだけで暫くしたら宮崎でも感染者が発見される&感染者倍増、
外出するのも躊躇われる事態になることも予想されます。
そういう事になるとサバゲーなんてやってる場合じゃねぇでしょう。



でも誰が流したのか分からんですが中国からパルプ(紙の原料)が来なくなるから、
トイレットペーパーが市場から消えるってデマを流したのは何処の何者なんでしょうかね?
こないだコスモスに逝ったら愚民どもがトイレットペーパーを買い占めやがった煽りで
我が家がケツ拭けないかもしれない状況に陥るところでしたよ全くもう!

トイレットペーパーの原料のパルプは中国以外の国から輸入しているので、
トイレットペーパーが日本から無くなることはありませんが故、
買い占めなどという混乱を引き起こす行為には決して走らないで頂きたい!
買い占めていいのはHK45のマガジンだけです。



今回の夜戦は最大で12人(フィールドマスター含む)の参加者に恵まれ、
意外と濃厚なプレイを楽しむことが出来ました。
多分他の参加者も「今のうちにサバゲーしとかんとイカン(確信)!」と思ったんでしょうかね?

メンツの大半は吉六会同志とペガサス様、のりへいさんの準吉六会員2名でしたが、
捕れたてのイサキのようなイキの良い初参加者も来てくれたので
ホークウッドユーザーの我輩としてはとても嬉しい!



外は霧雨が降っており、お世辞にもいい天気とは言い難いコンディションでしたが、
服がベチャベチャになるような状況ではないんで外のフィールドでのゲームが叶いました。

でも雨で湿度が高くて想像以上に汗をかく割には、
ガスブローバックが勢い付くほど気温が高くないのはイラっとしましたね。



今回の夜戦での初の試みは「突入戦」。
片方が室内フィールドに立て籠もり、もう片方が外のフィールドから侵入して、
フラッグ代わりのピカピカボックス(サイリュームが入った箱)を外に出すというゲーム。
立て籠もりチームは時間内でピカピカボックスを取られなければ勝ち。



他のフィールドにもキルハウス的なものが設置されてはいますが、
立て籠もり側が安心して防御できるような建物とは言い難いので、
ガチな建物内に突入という特殊部隊ごっこが出来るのは
建物フィールドと野外フィールドがセットになったホークウッドならではの売り。



4箇所設置された侵入口を目指して突入を試みる攻撃チーム。
突入という響きは野郎的に本能を擽る行為です。

でも我輩的に少し不満なのは、突入口はすべてオープン状態なので、
防御側も突入側が侵入する以前にバシバシ攻撃できてしまうのと、
突入側もそのまま勢いで突っ込めば侵入可能というのが本格的じゃない。

我輩的には侵入口の2つはドアになっていて、
ドアを開けるとどうなることやら的なキ★タマがすくみ上がるような
シチュエーションがあるとさぞかし面白いんじゃなかろうかと。



この光る箱がフラッグ代わり。
我輩はこの近所に潜んで狩りをするつもりだったのですが、
接近中の敵に速攻で見つかってしまって敢え無くゲームオーバー。



室内ではバカみたいに明るいライトが第2の武器となります。
索敵で半ばビビりながらライトを照らすより、
勢いで突入しながら強気にライトを照らすほうが効果的な事もあります。



ま、勢いでフラッグにツッコんでみても
ヤラれる時はあっけないんですがね。

ただいっつも思うのはビビりながら何も出来ないよりは、
何かをしようとして結果ダメでしたの方が気分はよろしい。
サバゲーとは男気を試される遊びなんです。



来月の夜戦はコロナウィルスの影響で開催できるかどーか不明ですが、
事態が収束する方向に期待して次の機会まで武器の手入れでもしますかね。

ただ、正直なところ最近の我輩は夜戦ばかりしているんで、
そろそろ日の当たる環境でも戦争したいなって思ったり思わなかったり。  
タグ :鯖芸

Posted by 砥部良軍曹 at 02:40Comments(3)サバイバルゲーム