2020年05月19日

サバゲー界隈では電子トリガーが流行中?

我輩、台湾という国は素晴らしいと常日頃思っております。
東日本大震災発生後も躊躇なく義援金を沢山贈り、救助隊員も派遣してくれました。
今回のコロナウィルスの対応も迅速で、感染者をむやみに出すこともなく収めております。
そして何より、台湾製の電動ガンは分解しなくても使える!

我輩が一番最初に買った海外製の電動ガンは
台湾のICS製AK74Mだったんですがコレはなかなかいいブツでした。


後発の高級製品には劣るもののしっかりと作られた外観、
バレルやチャンバーパッキンを変えなくても充分な精度、
メカボックス内部はマルイと大差なく、変なグリスも使ってない!
そして一番嬉しいのはデフォルトで多弾数マガジン2本付き!

青森転勤前に後輩のエロ小僧のβスペツナズ&AKS47と交換してしまったので、
現在では手元にございませんが出物がアレばまた欲しいかもしれん。

まあその後もICS製品なら問題なかろうとM3グリースガンを仕入れましたが、
コレも外観は素晴らしい出来栄えで作りもしっかりしており
内部修正に必要なしに充分使える素晴らしい電動ガンでした。

最近の台湾製電動ガンは正規品なら大抵、日本仕様にして生産されているので、
箱出しでも文句なしに充分使える優秀なサバゲーツールです。


ところで我輩は基本、人の銃を見ながら「いいなぁ、コレ」と言いはするのですが、
心の底からいいと思った事はそうそうありません。
マジでコレ欲しいと思ったのはLCTの木製ストック付きAKぐらいでしょうかね。

でもね、ある日の夜戦の時にコマさんが台湾のG&G製AKを持ってきており、
ソレが思いの外ツボにはまるブツだったので、久しぶりに心の底から「いいなぁ、コレ」と思いました。
タクティコウなAKカスタムが欲しいと思っていた矢先、
外観もソソるものがあるし、クオリティもかなり高い。
何より台湾製電動ガンならメカボバラさなくても使える!

我輩その日からヤフオクで使わない武器やコレクションを売り払い、
(父上の遺品を持ち帰ったものが思いの外いい値で売れたので、天国の父上に感謝!)
ヤフオクでG&G製AKが出るのを常にウォッチしておりました。

え?ケチって中古なんか買わずに新品買えよって?
ムリムリ、我輩の小遣いじゃあ一般流通価格1パットン近い電動ガンなんか夢のまた夢。

そしたらある日、G&G製AKが新品よりも1万円安ぐらいで出品されていたので、
「誰も入札しませんよーに!」と願いながら30分前に入札ぶっこんだら0.7パットンですんなり落札。
でもその2週間後、同じ仕様のブツが0.6パットンで落札されてて少し涙目。



G&G製AKは「AK」という名称では販売されておらず、
「RK」という独特の名称をつけて販売しております。
なのでコイツの名称は「G&G RK74E」です。

G&G製RK74は3種のバリエーションが有り、
1つはフルサイズAK74と同サイズのRK74T、
今回レビューを上げるAK104orAK105のような銃身サイズのRK74E
そしてAKS74UぐらいのサイズのRK74 CQBがあります。
(厳密に言うとRK74 CQBはβスペツナズと同サイズ)

我輩がこいつを選んだ理由はコレしかヤフオクに流れていなかったわけでなく、
フルサイズはマルイの次世代があるし、CQBは短すぎて好みでなかったから。

RK74Tはフルサイズで長いですが、ストックが折りたたみ式になっているのが特徴。
RK74 CQBは極限まで短くしたサバゲー特化型のサイズが特徴です。
となるとコイツが一番中途半端なポジション?
いやいや、コレこそが理想のサイズなんですよ(我輩的には)。



G&G製RK74Eの最大の特徴は「AKメカニズムのオリジナル電動ガン」であること。
LCTやE&LにあるAK74またはAK105を母体にハンドガードやストックを
タクティコゥなものに交換したAKのカスタムモデルではなく、
AKを母体としながらAKらしさを拭い去ってしまった銃というべきでしょう。

我輩はそのAKらしくないのにAKであることをひっそりと主張している
その慎ましい佇まいが気に入ってコイツに物欲を突き動かされたのです。

全長は810mm(ストックを縮めた状態)なので、
M4A1の803mm(ストックを縮めた状態)と大差ありません。
重量は3kg弱なので、コレもマルイ次世代M4A1と同じぐらいです。

外観の最大の特徴はKEYMODというレールシステムを組み込んでいる事。
従来のレールシステムと違い、MLOK同様個人の必要に応じたポジションに、
レールを付けてアイテムを搭載したり、専用のアイテムを装着できるのが特徴です。
KEYMODハンドガードの利点はレールが付いていない分、軽く仕上がる事でしょう。



ハイダーはAK105独特のラッパ付きのアレではなく、
NOVESKE KFH風の太いハイダーが付いております。

ハイダーは下からイモネジで固定されており、
14mm逆ネジで取り付けられているので交換することも可能です。
ええ、勿論交換しますよAKのハイダーにね!



ち★こみたいな穴が特徴的なKEYMODハンドガード。
コレが素晴らしいぐらいにスマートで実に握りやすいのです。
でもハンドガード下部のフレーム寄りにレールが付いているんで、
ココに短いフォアグリップを取り付けます。

なお、写真では見えにくいのですが、
下部ハンドガード内にはダミークリーニングロッドも付いているのですが
これが下部ハンドガードにアクセサリーを付ける際、物凄く邪魔
なので撤去。
ハイダーを外し、そのまま強引に持ち上げて引っ張れば外せます。



フロントサイトはAK105っぽいのが付いておりますが、
ガスチューブ部分はオリジナル設計になっており、妙なダイヤルが付いています。

このダイヤル部分を緩めると上部ハンドガードが外れます。
リアサイトブロックにあるリリーズレバーだけ動かしても開きません。



マルイ次世代AKのようにバッテリーは上部ハンドガード内に収めます。
入るサイズはM4のストックに入るぐらいのやつ。
長さ10cm、厚み1.5cmぐらいのものを上部に収めるか、
セパレートタイプのバッテリーを下部に収めることが出来ます。

下部ハンドガードの内側には妙な樹脂製スペーサー(写真下)が入っておりますが、
コレの有無が性能に差をつけるわけでもないので外してしまって結構です。



AKのリアサイトといえばタンジェントサイトですが、
AKであることを払拭したいのか、それとも光学照準器をつけるのが前提なのか、
レシーバーカバーと一体化した簡易リアサイトが付属しております。
使えない事はないですが、使い易くはないですね。



フレームだけはどうにも出来なかったのか、AKそのままですが、
チャージングハンドルはマグプルAKっぽい形状で左右にレバーがあるものです。
レシーバーカバーはリアサイトベースにヒンジで固定、トップレール付き。

マガジンキャッチはガリルみたいな形状で人差し指を伸ばして操作可能、
トリガーガードはワイドタイプで暑い手袋しても使いやすい、
グリップが妙に角ばっているけどそこそこ握りやすい形状と全てオリジナルです。

セレクターはタクティコゥAKお約束のチャージングハンドル引っかける
&人差し指で操作する部分が追加されたものですが、
オリジナルと比べると幅広でコレジャナイ感があります。



レシーバーカバーを開けると内側には細長いリポバッテリーを収めるぐらいの
スペースがあるので配線を引き直してコチラ側にバッテリーを入れる改修もありでしょう。

本来我輩はそうするつもりだったんですが、
太めの光学照準器を乗せるとレシーバーカバーが意外と重くなってしまい
開け閉めした時に下手すると破損の恐れがあると思ったので止めました。



ストックはマグプルのCTRストックを模したものが付いております。
ストックの長さは6段階調整可能です。

内側を握ってレバーをリリースしてスライド、外側を握って固定するこのストックは、
オーソドックスな形状で使いやすく構えやすく、
我輩は結構気にいったのでそのまま使用します。



ところでさぁ、このストック後ろ上部の穴ぽこは、
QDスイベル付ける穴ってのはわかったんだけどさぁ、
下部のボタンを押したらストックの中がにゅーんってなるのは誰得なのかね?

とりあえずCR123電池が入りそうだったんで突っ込んでみましたが、
M1ガーランドのストック内部にメントスを入れたまま8年以上放置した我輩、
ココになにか入れていると間違いなく忘却の彼方になってしまいそうです。



スリングスイベルは何も考えずに取ってつけたような形状。
フックタイプのスリングならどれでも使えるんで、
最近流行りのタクティコウなスリングをつけるなら特に不具合はないでしょうが
我輩的にはもう少しワイドなスリングスイベルに交換したい。
でもこのリング部分、交換するには加工が必要みたいです。



フレーム左側に近代化AKお約束のサイドマウントは付いていませんが、
サイドマウントを付ける穴にねじ山はあるので、
マルイ次世代以外のAK用マウントレールは取り付けられるかもしれません。
(マルイ次世代用のサイドレールは穴の位置が違って付けられなかった)

我輩的には反対側のチャージングハンドルが邪魔なので
ぶった切ってやりたいんですが結構硬そうな素材なのでサンダーがないと無理そう。
レシーバーカバーにチャージングハンドルが動く分のスリットがあり、
そこからメカボックスがチラ見えするのは嬉しくないですね。



シースルーで星マークが入ってファンキーな外装の
付属のマガジンは115発と中途半端な装弾数。
内側から弾丸の意匠のシールを貼り付けてそれっぽくっできるというおまけ付き。
でもこのマガジン、油断するとマガジンフォロアーが折れそうですね。

なお、別売りで430連のマガジンもあるようです。



ま、手元にあるAK74用マガジンはLCT、CYMA、ICS、どれでも使用可能だったので、
AK原理主義者の我輩としてはコチラを使用していくことにします。



G&G製RK74Eって恐らく、AKは好みじゃないけど、
M4には飽きたというプレイヤーをターゲットにしているから、

各部のAKらしさを払拭したデザインになっているんですよね。

しかしAK原理主義者(穏健派)の我輩としましてはコイツをAKらしく戻してやりたい!
というわけでハイダーはスカルガンナー氏から頂いたAK105ハイダーに交換、
夜戦でライトを付けられるように下部のみレール取り付け、
左側にQDスイベル追加、G&Pのタンゴダウンタイプフォアグリップを取り付け、
フレームにはガーナ氏から頂いたLCTマグウェル取り付け、
グリップはスカルガンナー氏が余らせていたLCT AK74用のグリップに交換、
(実はこれの方がノーマルのグリップより細身で握りやすい)
光学照準器は鹿児島のマンガ倉庫で0.1パットン以下で購入したACOGレプリカ。

コレでパッと見はAK105のカスタムっぽくなったんで我輩的には満足です。
我輩みたいにAKらしく戻すとか考えないのなら
元がカスタムメイドなので自我カスタムの幅が少なさそうなのが難ですね。

ハンドガードが完全独自設計なので、
他社製のハンドガードをつけるのも難しいみたいです。



分解に関しては申し訳ありませんが今回は実施しておりません。
だって何でG&GのRK74E買ったのかって、分解したくなかったからですよ(断言)!

ところで、我輩がG&G製RK74Eを手に入れたかったもう一つの理由を
説明するのを忘れておりましたが多分大半は知っている事項でしょう。

ココ数年に販売されたG&Gの電動ガンはETUという電子トリガーと
MOSFETを搭載して
キレの良いトリガープルがウリだというので、
ARES製VZ58Sで電子トリガーの良さに開眼した我輩としては見逃せなかったのです。

そしてもう一つ、G&G製RK74にはバーストモードも付属しております。
セミオートで1発射撃したらそのままトリガーを引いたまま10秒待てば
フルオートに切り替えると3点バーストでの射撃が可能になるのです。

セミオート限定のフィールドやゲームでも、3点バーストはおkという場合もあるので、
1発でも多く撃ちたい我輩的にはこの機能はすごく魅力的でしたね。

実際、ゲームで使ってみてRK74の電子トリガーがどれぐらい気持ちいいかと問われると、
期待ほどではないと言うか、意外と電子感に乏しいというのが正直な感想。
まあ電気的レスポンスのよさはまあ多少はね感じられますが、
トリガーのキレが感動的かと問われるとそれ程でもない。

多分トリガースプリングナニソレ?な軽トリガーのARES製VZ58と違い、
RK74Eはトリガーのスプリングがある程度効いているから、
トリガーを引く力が少しかかるということでそう感じたのでしょう。

ARESの電子トリガーはまきのうどん、G&Gのは宮崎のうどん、
そして一般的なAKのトリガーは讃岐うどん、例えるならそういう感じ?
これもうわかんねぇな。

コマさんは「モーターを少し回転が高いのに交換するといいかも」と言いましたが、
モーターの回転自体は比較的シャープでスムーズですし、
連射速度は秒間15発は出ているので我輩的には然程問題なしと思います。
命中精度も30mで2リットルペットボトルにバンバン当てられるし、
初速も平均85m/sぐらい出ているので必要にして充分満足の性能です。

クオリティは高いけどオリジナルデザインなのでリアルさは首を傾げるものがあるし、
お値段もリーズナブルとは言い難いから初心者向けとも言い難い、
そんなG&G製RK74を欲する層というのがイマイチ理解できない我輩ですが、
1つの電動ガンとして見た場合、コレは優れた逸品であると言い切れます。  

Posted by 砥部良軍曹 at 21:20Comments(2)エアソフトガン