2021年01月04日

新年のご挨拶

我輩は予期せぬ嫁の襲撃の事を「非常呼集」と呼んでおります。

通常、我輩が嫁に襲いかかる(最近は捻りのある表現力に乏しいので、
ストレート直球に言わせていただく)場合は前日から爪を切ったり、
行為に至る2時間前からタバコも吸わずに呼吸を整えて
風呂で念入りに体を洗ったり髭も剃ったり歯も磨いたりしているんです。

ほら、弾道ミサイルの発射には発射台とかレーダーの準備が必要でしょ?
それと同じで行為に至る前には心以外にも色々と準備が必要なんですよ。

しかし、そんな我輩の戦闘前の事前準備を考慮せず、
唐突に嫁が奇襲をかけてくることがあるのです。年に数回。
そしてその「非常呼集」が発令されることが多いのが、年明け。

忘れもしない、初の非常呼集は青森に引っ越して3年目の正月の事でした。
窓も凍るぐらいクソ寒い部屋で寝袋に包まれながら安眠している我輩の
寝袋のファスナーをフルオープンして横から嫁が入ってきた時、
我輩は教育訓練終了後に速攻でアフガニスタンの戦場に連れて行かれ、
トラックで移動中にムジャヒディンの襲撃を食らったソ連兵になった気分でした。

ま、直様状況を察知して戦闘態勢に入ったんですがねwww

その後も宮崎に転勤するまでの間、元旦或いは2日には嫁の襲撃がありましたので、
その年以降大晦日は爪を切り、風呂で体をまんべんなく洗い、
年始めの嫁の襲撃に備える体制を整えていたのでございます。

しかし、宮崎に戻ってからは年始めに嫁が布団に侵入してくる事態が起こらなくなり、
(こっちに帰ってからは我輩の実家で正月を過ごすことが多かったから)
完全に油断していたところに今年の襲撃で我輩、久しぶりすぎて驚愕しましたよ。
爪は切ってないわ、歯も磨かずに布団に入るわ、何の準備もなし。

ただ、今回は寝袋のファスナーをフルオープンされなかったんで、
ヒートショックを起こすという事態には陥らなかったんですがね、
夢の途中(来生たかお)だった状態から予期せぬ現実に変わる瞬間は
やはり正気を保つというか、事態に対応するのが難しいですね。

ぶっちゃけて言うと正直な話、最近嫁が相手してくれなくてね、
「タダでヤれると思って結婚したのにコレでは本末転倒ではないか!」なーんて
不謹慎なことを考えていました。時と場合によっては離婚も已む無しぐらいに。

我輩が2年前にメンタルダウンした理由の中の一つに
「嫁が以前ほど構ってくれなくなった」というのがありますが、
月1回西都病院にお世話になるようになってからは一層肉体関係に乏しくなりました。

でもね、こっちに戻って夜勤明けのクソガキ共が学校に行っている時間帯に
二人でラブホに行って濃厚豚骨な時間を過ごすというのも何度かはあったんで、
以前より嫁の性欲が衰えたというのもあるのかなぁ?

最近では夏前まではゼリー工場でパートしていて我輩への対応もおざなりだったし、
夏場なんかは実家で育てていたキュウリの方が心配だったようで、
朝からキュウリの収穫&出荷で我輩のキュウリに構うことがありませんでしたし、
11月後半からは新しいパートが決まってそっちが忙しくて肉体関係ゼロ。
西都のキュウリは我輩のキュウリよりも立派かい?!

そういう我輩の性欲完全放置プレイ状態にあった状況下からの嫁の襲撃、
コレは夜中の4時までPornhub見ていたとしても受けて立たねばならない!
(尚、Pornhubは見ていたが最近あのサイト動画が思いっきり削除されていて
使用できる良質な動画が見つからず、出すこともなくそのまま寝た)

でもね、ココ最近朝方ってめちゃくちゃ寒いじゃないっすか?
だから嫁も我輩の布団に侵入はしてきたものの、
そのまま抱きついて我輩の肉体で暖を取っているんですね。
そして我輩もそれは同じ。寒いんでとりあえず二人で抱き合って温まる。
まあ胸ぐらいは触りますがね、我輩はチキン南蛮はモモ派なんですよ。

お互い、次第に温まってきたところで「そうだ、久しぶりに昭和レトロを味わおう」と、
昭和時代の体操服の下履きを取り出して嫁に履かせたら、
(尚この時、嫁は上半身Tシャツ、下半身パンツ1丁という漢(おとこ)らしい出で立ち)
外気温糞寒い状況下、嫁が我輩の上着を剥ぎ取りやがるんですね。
(我輩は上下ともにしまむらで購入したパジャマ)
「アタシが臨戦態勢取ってんのにお前だけ暖かい格好してんじゃねぇよ!」的な思考なんでしょうか?

結局、嫁は下半身昭和レトロ体操着(下には水色のレース多めのパンツ)、
我輩はピカチュウのボクサーパンツ1丁という状態で1枚の毛布に包まりながら、
雪山で遭難してどうにか山小屋にたどり着いたものの、
火が使えなくて毛布だけで暖を取る2人みたいな状態に。

でもね、コレがお互いの体温で体温を上げているのか凄く温かいんです。
なので暫くはそのまま抱きしめあって温まりあっていましたね。
やはり、雪山で2人で遭難したときは全裸で抱き合うのが王道なのかもしれません。
というわけで雪山に入るときは全裸で抱き合っても差し支えない人と一緒に行きましょう。

温かい嫁の身体、肉付きが多い気がせんでもないけど心地よき肌触りと感触。
時々ぎゅっと抱きしめるとそれに応じて強く抱きしめてくるのもまた良きかな。
見た目は良いとは言えないけど、触り心地は抜群のウチの嫁。
何か解らんけど「ああ、コレが愛ってやつなのか?」と勘違いしそうなぐらい
この肉と肉のぶつかり合い状態があまりにも心地よすぎて寝そうになったその刹那、
嫁が昭和レトロ体操着を脱いでから事態は急変しました。

一言で言うならば「誰だ、オクラorモロヘイヤを持ってきたのは?」状態。
当然ながら、我輩もメカブか山芋が入ってんじゃないのか状態です。

どうやらお互いの出す機会がなかったカウパー腺液orバルトリン腺液が
「今出さなければ何処で出す!?」と言わんばかりに放出されたのでしょう。
深層心理に潜む林先生が「何時やるの?今でしょ?!」と言っているのが解ります。

でもさぁ、付き合って数ヶ月の高校生となら手を繋いだり、
抱き合う程度でヌルヌルになるのは解るけどさぁ、
ウチラもう付き合い段階3年+結構生活で15年で計18年も過ぎた仲、
そんなはぐれ刑事純情派な体質はもう通り過ぎているはずなんだけどねぇ?

とはいえ、双方ヌルヌルしているということは戦闘体制完了ということ。
お互いのものを擦り付け合いながら熱い吐息を漏らし、
我輩は蛇の呼吸肆ノ型、嫁は花の呼吸陸ノ型って感じですよ。

んで、先に嫁が我輩の自慢の右腕の偃月殺法で満足して
その後嫁が上に乗って我輩のを圧迫しながら、
中に入ることなく擦られる勢いだけであえなく昇天。
(余談であるが最近機会がなくて安全帽は家に無かったのでプラグインは無し)

そして嫁は何事もなかったかのように風呂場に向かい、
付着した我輩の見苦しい体液を流しに行きましたが、
我輩は疲れのあまりそのまま爆睡・・・と思ったけど
性欲が開放されるのとともに目が覚めてしまったので朝飯タイム突入。
でも朝飯を食ったら疲れがどっと出て再び床について寝ちゃいましたね。

そして13時頃目を覚まし、昼飯を食ったら再び爆睡。
15時半前に目を覚ましてふと目を武器庫(4畳半の部屋の片隅)にやると、
何故かそこに昭和レトロ体操服が下着とセットで
投げ捨てられたかのようにAK74MNに引っ掛けられておりました。

多分、嫁がキャストオフした時に勢いよく放り投げたものが、
ライフル置き場に飛んでいったものと思われますが
頼むからソレは行為の後洗濯かごまで持っていってくれよ。
クソガキ共に見つかったら「昭和の遺物を持ち出すな」と言われるではないか!

そこでふと思い出しました、嫁の若かりし頃の行為を。
嫁は我輩の下宿で挑んだ時、わざとなのか無意識なのか解らんのですが、
殺人鬼や怪盗が現場に「ルパン参上」みたいなのを残すが如く、
靴下やパンツやブラを置き去りにして去る事が多々あったんです。


その状態で次の日、後輩が遊びに来たらこたつの中にブラが残置されていて、
かなり気まずいというか、どんな顔をすればいいのか解らない空気を味わったこともあります。
モーゼルKar98kに我輩が無理やり履かせたキティちゃんパンツが引っかかっていたときは
「ドイツ軍人は決してうろたえない!」と言いながらうろたえましたしね。

今回の何処が新年の挨拶なんだよって思う方も居られるでしょうが、
要するにウチは挨拶代わりに肉体言語で語り合う家庭なんだよって事です。

ていうかさ、最近コレと言って語りたい事項がないんですよね。
ココ数年、メッセージのない演説家になってしまったんですね。

とまあ、今年の正月は福岡に帰ることも叶わなければ、
初詣にも行けず、嫁の親戚に会うこともなくツマラン正月だったのですが、
嫁が朝っぱらから襲撃してくれたお陰で我輩的には実に良い年明けだったですね。
コイツぁ春から縁起がいいわい。
そして既に50近いけど、ウチの嫁は布団の中限定で可愛い。
同じぐらいの世代の他の女性にこんだけ興奮する事はないでしょうからね。

ただ、事後の我輩の布団は所々粘液が付着して冷たくなっておりましたし、
その後は「忙しいんだから触んな!」と、何時もの冷たい嫁に変貌しておりましたが。  
タグ :家族

Posted by 砥部良軍曹 at 02:10Comments(4)