3度の飯よりサバイバルゲーム

こないだの土曜日、３月末に転勤するはずだった方々の送別会がありました。
その中にはかつて我輩がいた宮崎の職場から三沢に転勤し、
９～１０年もの間この北国に放置されたままで念願かなってようやく
宮崎に帰る事が出来る筈だったのに予定が延びてしまった上司２人もいました。
ああ、我輩もこの２人のように暫くは宮崎に帰れないのかな・・・

因みに土曜日、トイザらスで８月で３歳になる息子の誕生日の玩具を物色していると、
我輩的体感震度４ぐらいの地震が性懲りもなく来やがりました。
幸い地面がぐらぐら揺れる程度で済んだからよかったですが、
これがまたでかい奴が来た日にゃ転勤予定の方々の転勤がまた延びちゃうｗ
実際、宮崎に帰る上司２人は「また転勤が延びるのか・・・？」と思ったそうです。

とりあえずその上司には「宮崎はまだまだ暑～～～いですよ」と言っておきました。
因みにここ２週間ぐらい青森は夏とは思えない涼しさです。
日中は太陽が出ているとそれなりに暑さを感じるんですが、
朝晩は長袖を着る必要性を感じるぐらいの温度です。
秋口に久住の高原や由布岳に来たような感じの気候ですね。
うーん、去年が異常に暑かったのでこの涼しさは意外や意外。

しかしまあ、震災によって人生変えられたり予定変更させられた人は多く居ると思います。
前述の上司の１人は家族全員で３月に宮崎に戻るつもりだったのが、
学校の申し込みの都合などで家族だけ宮崎に帰す羽目になりました。
もう１人の上司はゴールデンウィークは家族と一緒に過ごすつもりが、
何故か山田町の体育館で被災者が食べるおにぎりを握っていました。

我輩も３月末に北海道に居る弟と奥州平泉まで中尊寺見に行くつもりだったのですが、
弟は中尊寺に行く為ではなく、被災地に行く為にこっちに来ました。
その後も４月末に両親と一緒に角館と弘前の桜を見に行く予定でしたが、
そっちの方の予定も全てパァでございます。

でもね、被災地に居る方々はもっと大きな形で予定を狂わされているのですよね。
近々結婚式を挙げる予定だったのに、どっちかが津波で行方不明の人も居るでしょう。
年明けに子供が生まれ、子供の成長を考えていた人も居ると思います。
もう直ぐ入学式だった人、就職だった人も沢山居るはずです。
新しくクルマを買った人とか家を建てた人とかも居るでしょう。
向こうには希望が輝いているはずだったのに、その手前で全てが破壊され・・・

余談ですが我輩の松島に居る同期は今回の津波で車を買い替えたそうですｗ
ギャランからオデッセイに。

まあ何が言いたいのかといいますと、既に忘れ去られている感がありますが、
まだまだそういう「あの時津波が来なければ・・・」という人たちは一杯居るという事です。
震災は生活の全てを破壊しただけでなく、明るい未来をも破壊してしまったのです。
現在福島の原発の影響で自宅に戻れない人たちもまた然り。
そういう人たちの苦労そっちのけで自分たちの主張だけで
原発反対を叫んでいる変な連中が居ると思うと何かむかつく。

ところでこないだ我が家にも被災者証明が来ました。
三沢市は一応被災地という事になっているそうです。
まあ確かにうちは２～３日ほど停電、断水になりましたが、
漁港付近に住んでいる人たちに比べればたいした事ないのですがねぇ。
被災者証明を出せば東北自動車道だけ？高速料金が無料になるらしいので、
こいつを使って安価に宮崎に帰ろうかと思いましたが、
流石に己の欲望の為に被災者証明を使うのは気が引けるなぁ。

まあ、夏休みにブログ作る暇があるなら復興支援でもして来いと言われそうですが、
我輩は被災して未来を失う事があるかもしれないと思うと、
未来が保障されているうちに今の人生を充分に楽しみたいと言うのが正直な思考です。
人生は苦しむためにあるのではなく、楽しむためにあるのです。
そして運命は無理やり変えられるものでなく、自分で変えるものなのですよ。