2020年06月19日

我輩の戦闘服は、赤い

我輩のブログでサバゲーの装備について詳しく掲載した記事が見られない理由、
それは我輩の思考が「迷彩服と銃が揃っていればサバゲー的には立派な軍装」
というざっくりとしたものであったが故に記事にするほどの
知識もブツ(装備品)も持ち合わせていなかったからであります。


しかしそんな我輩も3年前にヨコビッチに連れられてリエナクトメントに参加し、
ガッチガチの軍装を見せつけられるきっかけを得ることで
サバゲーの装備に対する思考が変わることになったのです。

我輩自身、歳のせいか体力の衰えが隠せなくなり、
サバイバルゲームの能力的に見劣りするようになってきたので、
今後サバイバルゲームを如何にして楽しむかを考えた結果、
装備をガチガチに固めて戦場に居る気分に浸ることを考察したのです。

そこで、とりあえず手持ちの配でコンプリート確実なのが、
ソ連軍装備だったということで赤い装備を揃えることに心血を費やし、
今回ようやく記事に認めるに至ったのでございます。

そしたらさ、記事を纏める傍らツイッタとかネットのニュースとか見ているとさ、
あのキョンキョンが共産主義の犬に成り下がったという記事があってね、
なんかすっげぇタイムリー&残念な気持ちにさせられちゃいましたが、
芸のない芸能人が共産党に闇落ちするのは昔からお約束らしいんで、まあ多少はね。

まあそういうわけで我輩も芸がないので共産趣味に走って、
他のサバゲープレイヤーの目を引いてやろうと目論んでおりんですが、
軽くドン引きさせる程度しか出来ないみたいなので残念です。

我輩の戦闘服は、赤い

思えば我輩のソ連軍装備収集はこの装備から始まりました。
ソ連関連の動画を探していた時にアフガニスタン紛争を題材にした
ロシアの映画「9РОТА(第9中隊)」
をニコニコ動画で見つけ、
それを見た時に「我輩もソ連に赤く染まろう」と思ったのがきっかけです。

その後、我輩の青森への転勤が決まった際、
吉六会同志一同が当時新発売されたマルイ製次世代AKS74を贈与してくれたのが
拍車をかけて我輩のソ連装備収集が始まったのです。

我輩の戦闘服は、赤い

というわけで今回紹介するのはM81野戦服(戦闘服)、通称アフガンカです。
アフガニスタン紛争(1979年~1989年)時に使われたことから
そう呼ばれておりますがこの戦闘服を指す正式な名称ではない模様。
そもそも、本国ではそう呼ばれていない可能性が微レ存?

M81になるとM69戦闘服のようないかにもなソ連らしさは失われましたが、
普遍性は高くソ連装備初心者でも違和感なく着られます。


M81戦闘服は夏用と冬用があり、我輩が所有しているのは夏用。
しかし生地が厚めなので宮崎の夏にコレを着るとかなり暑いです。

冬用M81は内側に温かいインナー、襟にボアが付いています。
冬の寒さが厳しい青森なら冬用アフガンカも効果を発揮するのでしょうが
冬でも雪の降らない宮崎では全く以て必要無いでしょうね。

我輩の戦闘服は、赤い

M69では詰め襟だったのがM81では開襟となったのも大きな進展。
戦争に堅苦しさは必要無いってはっきりわかんだね。

階級章はエポレット(肩章)にOD色のリボンを直に縫い付けます(下士官のみ)。
兵科章は金属製でOD色に塗られたものを襟に取り付けます。

我輩の戦闘服は、赤い

M81戦闘服はM69戦闘服と比べるとゆったりとした作りで、
ジャケットのポケットが西側諸国の戦闘服のように多く付いております。
しかもポケットにマチが付いて容量もアップ。
フラップの下にはボタンが付いているので脱落防止もバッチリ。

袖にもポケットが付いているのは西側諸国に差を付けたかったのでしょうか?
タバコを入れるのに丁度いいサイズのポケットはイギリスのDPM迷彩みたいです。
大半のポケットはボタン留めですが、袖ポケットは何故かベルクロで留める仕様です。

我輩の戦闘服は、赤い

袖周りもある程度余裕のある作りです。
肘の部分には当て布が付いて強度を増しております。

我輩の戦闘服は、赤い

M81ジャケットには内側にも胸ポケットがあります。
今まであんだけポケットが少なかったのにどういう心変わりなんだソビエト?

あと、腰回りと裾を絞る紐があるのもM81の特徴。
ただ、調節の紐が出ている部分がココにしか無いので、
好みのサイズに絞ったらココで固結びするのかな?

我輩の戦闘服は、赤い

M81戦闘服のズボンはストレートタイプ。
だから服を選ぶ際にM69のようにふくらはぎ周りの心配をせずに済みます。
一般的な戦闘服お約束の腿部分のポケットも追加されて使い勝手向上。

更にベルトループも太くなって普遍性が高くなりました。
一般的にベルトは装備用ベルトと同じもの、
或いはバックルが金色のパレード用ベルトを使います。

我輩の戦闘服は、赤い

前開き部分はM69とあまり変わりありません。
ボタンも同じものを使いまわしているようです。

我輩の戦闘服は、赤い

膝の部分には当て布が付いております。
そしてズボンはみ出し防止の紐が付いているのもお約束。

M81戦闘服はソ連崩壊以降もしばらく使われていたようですが、
80年代の後半頃にはソ連でも迷彩服が採用されるようになって、
M81はあまり生産されなかったのか、現存数は少ないようで、
ヤフオクでもM69程見かけないので入手難易度は少々お高めです。

価格相場は中古5000~新品20000円と幅広いですね。
我輩が初めて仕入れたM81は中古上下、階級章、兵科章、帽子付きで12000円ぐらいでしたが、
新たに仕入れ直したM81は新品デッドストック上下15000円でした。

我輩の戦闘服は、赤い

M81戦闘服に合わせるソ連軍装備はM69と同じです。
特に追加されるものもなければ、削除するものもありません。

80年代初頭といえば西側諸国ではナイロン装備が増えだしたというのに、
ソ連は崩壊まで布製装備だったのは新しい装備を開発する気がない程堕落していたのか?
それとも、ナイロンを作る術がなかったとでも?

生前父上が「共産主義社会は平等に給料が貰えるから、ソビエト人に勤勉な奴は居ない」
と言っておりましたが、その言葉が正に装備に現われているっつー事ですかね?
働かなくても金がもらえるなら、いい装備を開発する気も起こらんでしょうなぁ。

因みに、これまで色々アフガニスタン侵攻当時の写真や動画を見ていると、
M81戦闘服に中国の56式用チェストリグor
それに似たコットン製チェストリグを身に着けている兵士も見られます。

サスペンダーが手に入らない場合の手段として56式弾帯というのもアリでしょう。

我輩の戦闘服は、赤い

アフガニスタン侵攻の頃に使われていたブーツなるものは
ヤフオクを探してもこの10年間全くお目にかかれなかったので、
我輩がM81戦闘服に合わせる靴はロシア製の無骨なコンバットブーツ。
どっかのショップで15000円ぐらいで仕入れた記憶があります。

代用品を探すならキャンバス張りの付いたジャングルブーツでなく、
総皮製のガチガチなブーツならそれっぽい雰囲気になるでしょう。

合皮は100歩譲っても、ナイロンが付いているのは当然ながらご法度です。

ただ、ようやく登場したソ連の編み上げブーツは一部の兵士にしか支給されず、
大半の兵士は旧態依然としたロングブーツを履いていたそうなので、
M69戦闘服用に革長靴をお持ちならそれを使ってもよろしいでしょう。

でもM81を手に入れたのならば履き心地の悪いロングブーツよりは、
足場の悪い場所でも難なく乗り越えるコンバットブーツがいいですよね?
我輩もそう思ってM81野戦服を購入したクチです。

我輩の戦闘服は、赤い

ヘッドギアはM69と同様、SSh68ヘルメットを合わせてもいいのですが、
M81戦闘服にはこのようなアフガンカ帽、サマーキャップと呼ばれる、
耳付きのロシアンチックな帽子があるので
無理して鉄ヘル被る必要もないです。

尚、冬場は「ロシアといえばアレ!」的なもこもこ帽子、
ウシャンカを被ると頭部が暖かくて、しかも目立つ!

このM81用帽子の他にも探検隊の帽子のような
パナマハットという帽子(相場5000円ぐらい)もあるので
M81戦闘服の被り物の選択肢の幅は広いです。
但し、日本人向けの大きめサイズ(58~60)はなかなか出回らないのが難点。


しかしなんですな、アフガニスタン侵攻まではソ連は大した戦争を味わうこともなく、
一方的な弱い者いじめ的な周辺諸国の動乱程度しか経験してなかったが故に、
装備に対する改革を行う機会がなかったのでしょうね。

そこで旧態依然としたM69戦闘服で★本格的★な戦争に挑んだところ、
不具合が散見されてM81戦闘服を導入したんだろうなぁと想像してみると、
経験って己を見つめ直す、いい機会なんだなとつくづく思うわけですよ。
米軍もベトナム戦争を経験してあれだけ洗練された軍隊になりえたわけでしょうからね。

尚、アフガニスタン戦争ではAK47以外の木製ストック付きAK、
AKM、AK74、AKS74、AKS74U、RPK、RPKSとPKM、SVDといった武器が使われていたので、
M81戦闘服に合わせる武器の選択肢は極めて広いのも利点です。
でも一番使われていたのはAKS74みたいですけどね。

M81戦闘服は共産趣味的には物足りないものではありますが、
趣味人には物足りない=普通の人には丁度いい、とっつきやすい。
サバゲーの戦闘服としては特に劣る部分もなく着やすい服ですし、
靴もそこまで成約がないし、装備も一部は代用品が使えます、
コレが手に入りやすければもっとソ連兵がフィールドに増えてくれ・・・ないか?

我輩の戦闘服は、赤い

尚、今回のソビエト軍装備を記事にアップするにあたり、
ほりこうさんというツイッターで味のあるイラストを載せている方が
お描きになった絢正舎から出版されている同人誌
「図解 ソビエト連邦軍の制服 1970-1991」を参考にさせていただきました。

我輩の戦闘服は、赤い

最近流行りの萌え要素は皆無ですが軍隊の説明に萌えも美少女も必要無ぇ。
軍服の醸し出す土臭さ、軍人の匂いを絶妙なタッチで見事に表現しております。
114514時間(約13年)ぶりに同人誌買ったけど、
こんなに実用性の高い同人誌は初めて買いましたね。

我輩の戦闘服は、赤い

長ったらしい文章での説明はありませんが重要事項はしっかり記載されており、
ソ連軍装備の参考資料としては充分に役に立つ逸品です。
ヤフオクで時々本人が販売している(お値段は2500円、送料は225円)ことがありますので、
興味のある方はぜひとも探して頂き、我輩とともに共産趣味同志になりませう。



さて、ココからは補足になります。
太くなった胴回りに合うソ連軍装備専用ベルトを物色していた時、
ベルトの出品者が見たことのない戦闘服をM81戦闘服と銘打って出品しており、
それが相場的にも大分安かったのでついでに仕入れたものを紹介します。

我輩の戦闘服は、赤い

それがこの戦闘服です。ジャケットだけで3000円ぐらいだったかな?
生地はM81戦闘服に似てなくもないですが、
少しゴワゴワしたものが作られており同じではありません。

ジャケットのポケットも胸だけにしかなく、妙な形状。

我輩の戦闘服は、赤い

肩にはM69戦闘服のような階級章の台座が縫い付けられていますが、
襟に兵科章を付ける台座がありません。

我輩の戦闘服は、赤い

袖は2つボタンが付いており、2段階に太さ調整可能。
肘部分にはあて布が付いております。

我輩の戦闘服は、赤い

新品デッドストックということでボタンホールはキツめ。
ボタンはプラスチックですが、M81よりは少し小さめ。
胸ポケットのボタンにはソ連の鎌とハンマーが描かれています。

形状的にM69とM81の間ぐらいの時代のものみたいですが、
コレを着用している兵士の写真が見当たらないので、
試作で作られたものか、他の共産圏の国の戦闘服なのか不明です。
ま、ソ連装備は時々こういうイレギュラーなものが見られるんでまあ多少はね。


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この記事へのコメント
ご無沙汰しております。

最後に紹介されている被服は、「ОКЗК (OKZK)」と呼ばれる、化学防護服のインナーですね。

専用デザインのズボンと帽子でフルセットになります。

化学兵器対策装備で野戦服として使用する前提の為、補強の当て布やポケットが付いていますが、化学戦時には上からゴム製の防護服を重ね着します。

チェルノブイリ原発事故でも作業服として使用されていました。

薬剤がしみ込ませてあり、軍では「洗濯厳禁」だったそうですが、常勤服を使いつぶさないよう、作業着として流用されていたようで、アフガンカのデザインの原型になったとも聞きます。

(実用面では、びらん性ガス対策で目が詰まった生地で作られているので、通気性は最悪です・・・w)
Posted by らんたろー at 2020年06月19日 18:27
>同志らんたろー氏
流石、共産趣味を極めていらっしゃる同志、しっかりと把握済みですな。

ソ連は科学戦、核攻撃に対する対処を重視して、
よく考察していたとは聞いたことがありますが、
この服はまさにその集大成的なブツだったわけですね。

尚この服、通気性が悪いので冬用のアウターとして活躍しております。
Posted by 砥部良軍曹砥部良軍曹 at 2020年06月21日 02:05
 
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