3度の飯よりサバイバルゲーム

１９日は山車が街を賑わせ、２０日は神輿が街を彩る三沢祭り。
同じ社宅に住む子供達をパチオフライヤーに乗せて遊んでいると
祭りの開始を知らせる花火が鳴ったのでガキ共を引き摺り下ろして
「この荷車は我輩のものだ、さっさとどきやがれ！！」と大人気無く叫びながら
息子を乗せてモミアゲマン先輩と一緒に祭り会場に出撃です。



この日は娘が熱を出していたので息子だけを我輩の山車に乗せて出撃です。
アメリカンレッド荷車は祭りの観客の注目の的です。
人がゴミ、じゃなくて人ごみの中をごろごろと引っ張っていると熱い視線を感じます。
でもその視線が微妙な違和感だったので振り向いてみると息子寝ているし。
しかも振り落とされそうな振動を与えても落っこちません。脅威のバランス感覚。



祭り会場近辺の道路では盆踊りの列が連なっています。
アメリカ人が浴衣を羽織ってコスプレしているのも散見されます。
因みにここで踊られているのは「三沢音頭」とか言う奴らしいです。
何か歌詞の内容が国際色豊かだとか、三沢基地がどうだとか意味不明です。
とりあえず解るのは若い女性や外人の浴衣姿はコスプレにしか見えないと言う事だけです。



パチオフライヤーは祭りやイベントで荷物や子供を運ぶのには便利な代物ですが、
上の船の部分が浅いので子供が落ちないように操縦や積載に気を使うところが難点です
カスタムワゴンみたいに周囲に木枠でもつけようかなと思いましたが、
それをすると船の部分をテーブルとして使えないのが不便なので一長一短。
そして前方車輪部分が船に直付けなので段差を超えるとモロに船がたわむのが解ります。
やはりフレーム増強手術と居眠り息子脱落防止策が重要課題です。



ねぶた祭りのときもそうでしたが、ここでもジャパニーズポリスマン丸腰です。
警察の標準装備である３８口径回転式弾倉拳銃がホルスターに入っていません。
後ろから同志熊頃氏とイラ魔王が襲い掛かってきたら１発でアウトですね。
(まあ彼らの場合正面から襲い掛かられてもアウトなんだがな)
全国レベルで祭りのおまわりさんは武装解除がデフォルトなんでしょうかね？
少なくとも福岡でそういう事したら大変な事になるぞ。
日本と言う国は本当に平和で安全なんだなぁと思わされる瞬間です。



夕方６時半を過ぎた辺りから神輿がやってきました。
神輿と言っても個人的団体が勝手に作った面白系の神輿です。
神に捧げるものという本来の意味は完全に無視した挑発的な神輿がやってきます。
何か汎用人型決戦兵器までやってきました。ある意味ファーストインパクト。
最近は映画やテレビでなくパチ屋で暴れているEVA-01ですね。
余談ですが我輩が初めてクルマで自爆した時にかけていた曲は“残酷な天使のテーゼ”でした。



パチオフライヤーの正しい使い方。食料を置いてテーブル代わりにして喰らう。
間違ってもこの船の上で焼きそばを焼いてはいけません。
焼きそばに紅しょうがではなく赤い塗料が入ってしまいます。絶対不味いです。
三沢名物バラ焼きそばは価格は４００円でも他の夜店の焼きそばに比べて
肉含有量(しかも牛肉！)が多いのでかなり得した気分です。
(他の焼きそばは３００円ぐらいだけどキャベツしか具はない)



神輿は沿道を練り歩いた後、アメリカン広場でパフォーマンスを実施します。
“猿人まん”とかいうゴリラみたいな連中の集まりが神輿を空に投げて騒いでいます。
ついでに整備作業に使う椅子までもが暴走しています。
間違いなくこいつらは宴会芸人の方向に訓練された自衛官です。
しかもかなり訓練されています。野放しにすると危険です。



こっちはオフィシャルの三沢基地の自衛官による神輿ですね。
周囲を刺激しないオーソドックスな神輿、訓練された筋書き通りのパフォーマンス、
そして人数配分を考えず作業員を集めたから神輿に群がる大量の余った人員。
東日本大震災の災害派遣の後は祭りにまで人員派遣です。
自衛隊は違憲だとか抜かしているやつらにこの雄雄しき姿を見せ付けてやりたいですね。



アメリカ人も神輿を担いで意味不明に盛り上がっています。
彼らが本国に帰国したら「日本にはイカレたカーニバルがあるぜ！！HAHAHA！」と
何か日本の文化を勘違いした間違った情報をアメリカに広めて
将来アメリカでも仰天びっくりな神輿が練り歩く光景を想像しただけでもうたまりません。
まあ、祭りなんて楽しければ伝統とか地域に根付いたとかいうのは問題ではないです。
問題なのは祭りの後は何かすごく寂しい空気が街を流れる事。
明日からまた三沢基地の前は寂しい風景に戻るのですよ。

いやあ、我輩の長い休暇も今日で終わりですね、明日から仕事だ、だる～。