2010年05月01日

ツカハラミュージアム

ツカハラミュージアム

薬が効いてきたのか、娘の熱もようやく下がってきました。
しかしそれでも外に連れ出すのは酷な話。
そういうわけで本日も息子を連れて野郎2人でお出かけしてきました。
女子には理解出来ない漢(おとこ)の美学の世界を見る為に、
八戸の工業団地内のトヨタテクノクラフト内にある
ツカハラミュージアムにクラシックカーの類を眺めに逝きました。

ツカハラミュージアム

我輩は芸術というものにはまったく興味の無い反面、
工業製品や実用品に芸術を見出すのが好きなのです。
ていうか、漢(おとこ)にとってよく出来たクルマは芸術同然、
いや、芸術品以上の代物でしょ?

テクノクラフトの敷地内の一角の隅に、控えめに静かに佇む
ガレージ的建造物にツカハラミュージアムはありました。
いいね、このバックヤード的雰囲気。まるでミハイル殿の武器庫みたい。
小学校の体育館の半分ぐらいの内部に侵入し、500円払って入場。
すぐ其処にはスープラGTのテストカー(一番上の写真の奴)がお出迎え。

ツカハラミュージアム

このスープラは車内に進入可能ということなので、
迷わずドアを開けて補強用のパイプをまたいで車内に乗り込みます。
ドアは余計なものが無く、窓もアクリル固定なので軽自動車並みに軽いです。
リアウィンドウのアクリルが割れているのがシュール。
内部は走るためのマシン、コックピットと呼ぶにふさわしい風景。
息子は初めこの非日常的な戦闘マシーンにびびって泣いていましたが、
暫くすると目を輝かせてこのスパルタンな雰囲気の虜です。

ツカハラミュージアム

しかしやっぱり我輩的にはスープラよりもヨタハチ。
1960年代を代表するスポーツカーは今でも魅力充分。
エンジンは非力ながらも重量が軽いので戦闘能力に不足なし。
こういうクルマこそ本当のエコカーだと思うのですがねぇ?
隣のセダンは日本を代表する大衆車、カローラ。
さっぱりしたフォルムながらも細部に魅力を秘める素敵さ。

ツカハラミュージアム

トヨタが輝いていた時代のクルマといえばセリカ。
フルレストア状態の新車同然の代物が展示されているのに感激!
我輩、小学生の頃このクルマに憧れましたねぇ。
タイヤを見るとサイズは185-70-13インチです。
今時13インチの70扁平タイヤなんて
同志つちのこのインプレッサぐらいにしか付いていないぞ!素敵だ!

しかし残念な事にトヨタの社内にあるミュージアムでありながら、
ここにはトヨタのクルマは全部で5種類しか置いていないのです。
2000GT見せろとか贅沢は言わないけれど、
せめて初代クラウンぐらいは置いて欲しかった・・・
個人的には初代ハイエース救急車仕様とか置いて欲しいですな。

ツカハラミュージアム

どちらかというとここのメインは戦前の外車。
1920年代~40年代の貴重なクルマがこれまた
完全に近い状態で残っているのが脅威であり、自慢なのでしょう。
写真は1933年式ロールスロイス・ファントムⅡ。
J79エンジンを2基搭載した大型の機体に・・・間違えた。
イギリスのファントムはロールスロイス・スペイエンジンに換装・・・これも違う。
まあ、要するにあの世界的に有名な高級車の事ですな。

ツカハラミュージアム

これはかなり珍しいです。1911年式ルノー35CV。
馬車にエンジンを搭載したようなフォルムはあまりにも優雅。
ようやくクルマが世間に認知された頃の代物ですな。
バスタブみたいな車内はリビドー号よりも広々しています。

ツカハラミュージアム

クラシックカーの代表といえばT型フォード。
世界で始めて大量生産を前提に設計されたクルマです。
MS-06ザク並みに大量に生産されたので現存する個体も多いらしいです。
これも今にも動き出しそうなぐらいに整備が行き届いています。

ツカハラミュージアム

こういう面白いのもありました。
1870~90年代の自転車、オーディナリーという名称らしいです。
自転車にスピードを追求した結果、
「前輪が大きければ1回転で進む距離が伸びる」というふざけた思想で
作られたのがこのチャリンコらしいです。

ツカハラミュージアム

我輩的に同志に見ていただきたいのがこれ。
ベルギーのFNというメーカーのクルマです。
そう、あのMAGやMINIMI(機関銃の事ね)を作っている
あのFNが戦前に生産していた乗用車なのです。
こいつを見るまでファブリック・ナショナル社が
車を作っていたとは夢にも思いませんでした。

規模も小さく、展示数もそこまで凄くはありませんが、
(正直、湯布院の自動車博物館の方が展示数は多い)
整備と手入れの行き届いた厳選された古い車体が
見ることが出来るという面において、実に貴重な場所だと思います。
でもやっぱりトヨタの旧車はもう少しラインナップを増やして欲しいなぁ。

余談ですが4月の後半ぐらいから我輩のじごんすがクライシス状態です。
ケツの流血が随分激しさを増しております。赤い彗星状態。
どうやら我輩のじごんすも北国の環境に耐えられない模様。
寒さでパッキンが劣化してしまったかな?
新たなるアナルマイスターを探す必要に迫られております。


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Posted by 砥部良軍曹 at 21:55│Comments(3)お出かけ
この記事へのコメント
ロールスロイス・ファントムとはまた、貴重な車を置いてますね。戦前の車にはほとんど知識はありませんが、あの頃の車には今の車には絶対無いものがありそうで、逆にわくわくしそうですね。
私、四国に新婚旅行に行った時に「四国自動車博物館」なる所へ行き、2000GTが2台あるのにはたまげました…。他にも私が愛して止まない「デルタS4ラリー」の実車が! ストラトスやアバルト、コブラなど、どっから集めてきたの?という車が満載でしたよ。もう一度行きたいですね…。

娘さん、体調が優れないようですね。食も水も気候も違うので、慣れるのをゆっくり待つしかないんでしょうか。暫くは我慢の日々が続きそうですが、頑張って下さいね。
閣下のじごんすも…。
Posted by ミハイル at 2010年05月02日 07:30
初代カローラ良いですねぇ^^新富でも時々見かけることがありやす。サイズが今の軽並みに小さいんですよね。

宮崎はこういうクルマの施設が皆無(個人コレクターさんはいますが)なので、たまにあるイベントで溜飲を下げることしかできません。先日も鹿児島や大分の旧車イベントに逝きましたが、やはり良いものです。鹿児島のハニタクシー社長みたいな人が宮崎にもおらんかしら。

生活環境が激変すると、ストレスでデリケートゾーンにダイレクトなインパクトがクラッシュするそうでやす(((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル
姦痴もとい漢血もとい完治をお祈りいたしやす・・・。
Posted by 鈴吾 at 2010年05月02日 08:43
>>ミハイル殿
確かに、戦前のクルマにはまた違う魅力に満ち溢れております。
例えるなら70年代までのジェット戦闘機に似ている
意味不明さと不思議さがありますね。
四国の博物館は凄いらしいですね。
無冠の名車デルタS4があると言うだけで相当凄いんですが、
それ以外にも色々あるみたいなので我輩も1度は行きたいものです。

>>鈴吾様
そういえば初代カローラ、西都のAコープの駐車場で
何度か見たことがありますね。何処の誰が持っているのやら?
旧車イベントの件はみんカラで拝見いたしました。
かなり素敵なクルマが集まっていたようで、
さぞかし素晴らしい風景だったことでしょう。羨ましい。
Posted by 伍長閣下伍長閣下 at 2010年05月03日 21:43
 
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