2023年04月21日

LGBT法案に賛成する輩は何を企んでるのか?

最近、コオロギを食わされる事と同じぐらい盛り上がっているLGBT問題。
まあね、我輩的にはLとGとBを法的に認めるのは別に悪く無いというか、
ノンケを巻き込まなければ嫌悪するほどのものでも無いとは思いますし、
社会的に認めてくれないなら法律で認めろと言う気持ちは解らんでもないんですがね。

ただ、LGBT差別するなどんげかしろって叫んでいるやつらって
何故か同時に脱原発、反自衛隊、憲法改正反対なヤツらなんすよね。
賛成しているのはコオロギ、夫婦別姓と外国人参政権と太陽光発電、そしてコレ。
どー見てもソイツらは日本人じゃねーだらぁ?
日本の不利益になることばかりやってる連中やん?

そもそも、動物には肉体的には2つの性しか存在しないんすよ。
そして動物学的には違う性が惹かれ合う事で子孫の繁栄を促すというシステムなんです。
心の性別?そんな非科学的な話を突っ込もうとするからおかしな話になるのよ。

異性に惹かれない、同性じゃないと愛せないという思考に至るのは、
人間の人口が増えすぎた時、IQの高い人間は子孫の無駄な増加を防ぐ為に、
DNAレベルでこれ以上人間を増やさない様コントロールする為に
敢えて同性愛にベクトルが向く様に働きかけるという説があります。

人間以外の他の動物では異性が相手してくれないとか、同性に優しくされた(意味深)等の理由で、
同性と仲良く?なってしまうというケースがあるそうなので、
まあ自然の摂理から大きく逸脱したものではないと考える事は出来ますが、
そこに政治的理念や婚姻関係を絡めるのは国のシステムを歪める可能性も微レ存。

しかしそれ以上に我輩が懸念するのはね、Gの人達がノンケのけつあな掘ろうとして断られ、
「アイツは我々を迫害した!差別だ!」と叫んで告訴した挙句、
ノンケのけつあなのみならず人生までめちゃくちゃにする可能性なんですよ。
尚、Lの人の場合はどーいう波乱をぶちかましてくれるのかは我輩の想像力の限界。

しかし、我輩的LGBT法案の1番の懸念が「T」の人の扱い。
トランスジェンダーって本当に身体と性が一致してないんでしょうかね?
ウチの嫁は時々飲んだくれのオッサンと化す事がありますが、
それが通年化した状態がTってヤツなんでしょうか?

「見た目は野郎だけど精神的は乙女なのよ」というのがTに該当して、
「乙女だからむさ苦しい野郎とは一緒にしないで」
「だからトイレや風呂も女性用を使わせて!」というのが言い分なんでしょうが、
我輩には邪な野郎が「女子トイレとか女子風呂覗きたいから女装してTとして振る舞おう。
見つかったら自分はTだからこっちに来たと叫ぼう。
文句言ってきたら「差別だ!」と言ってさらに騒ぎ立てよう。
みたいな邪な思考を実行する事態しか思い浮かばないんですがね???

実際、海外ではその様な事態が各地で起こって女性の人権が大きく侵害されているとか。
少数の乱暴な思考の連中が多数の声出せぬ、力弱気女性の安穏を破壊してるとしか見えない
この状況を見ているとTの連中が社会に適合したいために権利を主張しているのではなく、
社会を破壊するために権利を欲しているとしかおもえませんな。

中には男としての責任的なものから逃れたいが故に女を名乗る野郎も
居るんじゃね?と言おうとしたら父親としての義務や権利が嫌で
「私はメスです、だから離婚します」って言い出したオカマ野郎がいましたねぇ。
やはりこの手の輩にはそーいう自分勝手な思考や精神状態の人間?が多すぎるんですよ!

まあ我輩が言いたい事は「心が乙女なら身体も乙女になっちまえ」という事です。
氷川きよしさんみたいに完全変態してしまわない限り、我輩はTの存在を認めねぇ。
切り落とせとまでは言わないが、心以上に身体も乙女になっちまえ。
それぐらいしないとリアルにTな人達に申し訳ないと思わんのかね?

そもそも、トランス女性は女子トイレや女風呂に入りたがるのに、
トランス男性は何故男子トイレや男風呂に入りたがらないのでしょうかね?
女性という生き物はたとえ同性であれ、自分の身体を理由なしに堂々と見せるもんじゃねーと
ウチの嫁は言ってましたが大半は同じよーな思考でしょう。

だから心が乙女なら女子風呂で自分自身の汚ねぇマラを見せびらかしたいなんてぇ
みっともない思考には至らない、いや至れないはずなんですよ。

でも野郎の脳みそや心にはそういう奥ゆかしい思考はあまり存在しないんです
海外で女子風呂や女子更衣室、女子廁に入りたがる自称Tが問題視されている現実を見ると、
LGBT法案を通したがっている輩は犯罪の種を増やしたいだけなんじゃ無いかとしか思えんのですよ。

そもそも日本という国はね、物事に比較的寛容な仏教の国なんで、
神の教えという鉄よりも硬い足枷があるキリスト教やイスラム教国と比べると
同性愛者に対する風当たりが相当少ない風土のはずなんですよ。

日本は昔から同性同士の絡みには寛容な国である事は、
戦国時代の修道や江戸時代の陰間茶屋と言った男性同士で仲良くなる文化があったり、
昔の文学や風俗(抜く方ではない)に詳しい方ならよくご存知のはず?
そもそも昔から結構オカマ芸能人がテレビに出ているでしょ?そんな寛大な国日本だけですよ。
だからLGBT法案なんて無くてもそういう人にもそれなりに人権は確保されているんです。

だけどそれ以上を求めようとしている声のデカい輩が騒ぐ。
ソレは「我々を特別扱いしろ」と言っている事に他ならず図々しいにも程がある。
下手したらヤツらはLGBT特別寄付金が欲しいって言いやがるかもしれんぞ。
差別がどーのこーの言ってる声のデカい連中は「平等」の意味を勘違いしてないか?
平等とは「対等に扱う」という意味で特別扱いする事じゃないぞ。

まあ前述のようにノンケが嫌がっているのにけつあな確定したりとか、
彼氏が居る女性を無理やりNTRして違う悦びを与えるアマゾネスとかじゃなければ
法によって存在や婚姻関係を認めてもまぁ多少はいいかと考えなくもねーですがね、
同性同士の婚姻関係を財産相続時に悪意に活用しようと目論むとか、
女子のスポーツ競技で無双する為に心は女だと言い張るとか、
心が女だと言い張る輩を女性用のトイレや風呂に入らせる「権利」だけは「だが断る」。

LGBTを特別扱いしようとする法案はLGBTを利用したがっている
ガチの変態共によって確実に悪用されて間違いなく日本を崩壊させると断言する。  
Posted by 砥部良軍曹 at 23:24Comments(4)

2023年03月29日

紳士の国のボルトアクションライフル

どうも、去年「チェンソー買うぞー!」と言っておきながら、
ヤフオクで武器を売ってはまた新たに武器を買うスパイラルから抜け出せない砥部良軍曹です。

いや、手持ちのエアガン4丁ぐらい売ればまあまあ良さげなチェンソー買えるんでしょうがね、
電動ガンだけ持っていても充電器、バッテリーがないと遊べないように、
チェンソー買って使うとなると死なないよーにするための保護具も買わなきゃいかんのですよ。

そこら辺まで揃えるとなると資金的になかなか難しいという現実にぶつかり、
未だにチェンソー買うのを躊躇しているのでございます。

でもこないだある鉄砲を仕入れて「コレ買うよりチェンソー買った方が幸せになれたんじゃね?」
と心の底から真剣に考えてしまった我輩。

いや、コレがロシアの銃器なら「我輩のサバゲー人生に必要なんだ(断言)!」なんですがね、
何を血迷ったのか、イギリスのを仕入れてしまったんですよ・・・



というわけで今回レビューを上げるエアガンは第二次世界大戦のイギリス軍のライフル
ARES SMLE British No.4 MK1 Museum Grade
日本ではよく「リーエンフィールド」と呼ばれているボルトアクションライフルです。

ソ連、ロシアの小火器以外は手を出さないと誓ったはずの我輩でしたが、
ある日このリーエンフィールドがヤフオクに1パットン(ごまんえんぐらい)で出品されていたので、
「ほほう、定価2パットン、実売価格1.6パットンの銃がこのお値段とは・・・
ちょっと冷やかしで入札してみるか」という事で1パットンぶっ込んでみたところ、
誰もこのエゲレスの小銃に興味が無かったのか、そのまま落札してしまう事態に。
「やべぇ・・・やっちまったよ・・・(愕然)」

その後我輩はコイツの支払いのために多数エアガンを売り払いました(長物2丁、拳銃3丁)
意図しない軍縮により、現在我輩の武器庫はかなりスカスカですwww



SMLE British No.4 MK1とは第一次世界大戦からイギリス軍に採用された
「SMLE=ショート・マガジン・リー・エンフィールド」の4番目の型で、
主に第二次世界大戦で使われていたライフル。
303ブリティッシュ(7.7×56mmR)というリム付き弾薬を使用します。
S&Tが販売しているNo.1(第一次世界大戦で使用)より銃口付近がスタイリッシュなのが特徴です。

ARESのMuseum Grade というのは「博物館に展示しても恥ずかしくない、歴史資料的なブツである」
という意味なんでしょうか、レシーバーなどの主要パーツの多くをQPQ処理が施されたSUS304材、
ストックはS&TやCYMAより良質な木材を使用しており、全体の質感は大変よろしいです。



当時の各国のボルトアクションライフルとリーエンフィールドの大きな違いは、
三八式やモシンナガン1891/30よりも銃身が短く扱いやすいサイズ、
(小銃よりは短く、騎兵銃よりは長い)
当時どの国も採用しなかった着脱式のマガジンを備えているという事と、
ショートストロークのアクションで連発が容易である事です。

但し、現代の様に予備マガジンを持たせての運用はせず、
他国同様クリップで弾を装填していたというの、これもうわかんねえな。

ショートストロークのボルトアクションもボルトを引いて戻す動作が短縮される事で
素早い装填、廃莢が可能にはなりますが命中精度にはモーゼルアクションに劣るとのこと。

しかし当時の各国の軍隊のライフルの装弾数が5発だったのに対し、
リーエンフィールドは倍の10発装填可能であるというのはアドバンテージが高いでしょう。
やはり戦いは数ですからね、兄貴。



No.1〜No.3までは銃剣の取り付けのためにもっさりしていた銃口付近は
No.4になって常識的?な形状に改められましたが、従来の銃剣が使えないという?
No.3まで前方のバレルバンドに付属していた叉銃用のスイベルが無くなっているのも特徴。
フロントサイトは一応左右の調整が可能です。



銃身周りはモーゼルKar98KやM1ガーランド並みに太く、
三八式やモシンナガンを知る我輩的には少し握りづらいです。
銃身を握りやすい様にストックに溝が無いのも我輩的には使い難い。
後方のバレルバンドにはスリング用のスイベルが付属していますが、
コレがM1ガーランドの叉銃用スイベルみたいな形式なのは後で説明します。



リーエンフィールドの機関部周りはどのライフルにも似ていなく、個性的です。
ボルトハンドルの位置や角度、リアサイト周りの形状も個性的ですが、
最も個性を主張する着脱式マガジンのリリースレバーはトリガーガード内部の手前にあります。
使い易さに関しては・・・元々頻繁な着脱を想定していないからか、微妙。

マガジンの前にある小さいスイベルはマガジン紛失防止のために
マガジンを鎖で繋ぐためのものらしいですが真相は不明。



着脱式のマガジンは装弾数35発ですが、給弾機構の関係上まともに撃てるのは30発です。
残り5発は銃を逆さまにしてコッキングしないと装填されません。
マガジンを抜くと電動ガンみたいに弾が5発ぐらいこぼれ落ちます。

そしてこの予備マガジン、作りがしっかりしている分、お値段もなかなかです。
1マガジン0.1パットンします。しかも取り扱い店少ないです。
どうにか予備マガジン2個仕入れたので、2ゲームぐらいは耐えられるでしょう。

まあそれ以前にARES製SMLEを買える店が全国的に少ないみたいなんですが、
我輩のツイッターのフォロワーのうち、数人しか名前が判らないような銃だからしょうがないね。



ボルトストロークはかなり短いので、素早いコッキングが可能ですが、
ボルトハンドルが収まる切り欠きが無いのと、アクションが独特なので、
思いっきりボルトを前進させ、勢いよくハンドルを戻さないと上手くコッキングが出来ません。
ただ、ボルトハンドルを戻し損ねても2発給弾にはならないです。



ボルト後方にあるのはコッキングインジケーター。
コイツが後ろに飛び出していると射撃状態になります。
ゆっくりトリガーを引くと先にコイツが落ちて、それから弾が発射されます。

気になるのがリアサイト。
2段切替式のピープサイトは大と小があるものの、どちらの穴もガバガバで精密なエイミングが難しい。
人を狙うには充分ですが、20m先のモンスターエナジーの缶を狙うのは辛い。

それ以前にリーエンフィールドNo.4 MK1は本来なら三八式みたいな
長距離射撃用の梯子みたいな立派なリアサイトが付属しているはずで、
ARES製No.4 MK1みたいなリアサイトが簡略されたモデルはアメリカとカナダで生産されていた
No.4 MK1 *(←このけつあなみたいな記号なんて読むんだ?)なんじゃねーかと思ったんですがね?



リアサイト根本にあるレバーがセイフティで、90度後ろに回すと安全状態になります。
ぶっちゃけコレ、我輩的には使い難いです。
多分我輩の親指が短いから使い難いだけで、手のデカいジョンブルには無問題なんでしょうが。

余談ですが高級版のMK4(T)にはレシーバー左側にスコープマウントが付きます。



我輩的にリーエンフィールドの好きな部分がストックの床尾の形状。
50〜70年代のジャギュアやローヴァーを思わせる拘りに満ちた英国的雰囲気が良い。
実際、グリップ部分は握りやすいです(個人の感想です)。



バットプレートの蓋は開閉可能で、クリーニングキットを収納出来ます。
コレがある古いライフルってM1ガーランドとリーエンフィールドぐらいなんですよね。

余談ですが第二次世界大戦後期に改修されたNo.4 MK2では
バットプレートが真鍮製になっており、KTWのリーエンフィールドはその仕様みたいですが、
ARESのは前期型の?黒染めのバットプレートです。



ところで、リーエンフィールドのスリングの取り付け方ですが、
コレがまたクセがあると言うか、面倒くさいジョンブルの性格が現れているとしか思えない。

まずスリングの形状が初見殺し。
普通のフックをかける、或いはスイベルに通すだけのスリングしか知らないと意味不明。

リーエンフィールドのスリングはスイベルの切れた部分からスリングを写真の様に通し、
残り半分をスイベルに力技で押し込みます。



その後、スリングの金具を写真のようにスリングに噛ませてスリングを力技で押し込みます。

昔のイギリス軍P58装備や東ドイツ軍装備をご存知の方には馴染みのある動作でしょうが、
最近の便利な装備しか知らないノンケには難易度が高い儀式の様なもんですね。



しっかりした木材のストック、ステンレススチール304(SUS304)鋼を使用した本体のおかげか、
ずっしりとした重みと重厚感を感じるARES製リーエンフィールド。
木で出来ているようなケースは樹脂製ですが、雰囲気抜群。
邪魔だけどこの箱に入れてサバゲーに持って行きたくなります。

トリガーストロークは結構長めで、極端ではないけど重みがあります。
命中精度は文句なしに良く、30m先の人間大のターゲットにも余裕で当たります。
給弾機構が変わったシステムですが(後述)給弾不良が起こる事もありません。

ただ、ボルトの動きが滑らかでないので、それが原因で発射出来ない事がしばしば。
ARES製エアガン全般に言えることですが、何処かしら一部残念なところがあるんですよね。

という訳でボルトの動きをスムーズにする為にARES製SMLE、分解します。

しかしながらノンケが普通に知っていて普通に欲しがるライフルならともかく、
ARESのリーエンフィールド分解方法なんてマニアックな部類のボルトアクション、
ネットで探しても何処にもありませんていうか、レビューすら殆ど無いw
仕方がないので長年の経験とカンを駆使してバラす事になります。
ARES製L42の分解方法も概ね同じはずなので、まあ多少はね参考になるかもしれません。



この手のクラシックなライフルはまず、前周りを分解するのがお約束。
まずはフロントサイトの下のイモネジを緩めます。
次にフロントサイトを貫通しているマイナスネジを抜くと、フロントサイトが外れます。



その後フロントバンドを固定するネジを外し、この金属の物体を外すのですが、
良い金属を使用しているのか、かなり弾性が強く外すのは結構大変です。



次にハンドガード部分にある前方スリングスイベルを外し、
スイベルの付いていたバンドを前方に引き抜きます。
コレで銃身上部を覆うストックの部品が外れます。



次にトリガーガード周りを外します。
マガジンの前にあるU型スイベル?の前のネジを外し、
トリガーガード後端の根本にある小さなネジを外すと、トリガーとトリガーガードが外れます。



トリガーガードを外すと、シアとマガジンキャッチの間にスプリングがあるので外します。

一般的なボルトアクションライフルはトリガーアッセンブリーボックスがあって、
その中にトリガーシステムが入っていて、ピストンと連動して発射機構を形成しているのですが、
ARES製リーエンフィールドは機関部に直接シアが固定されて、
トリガーガードとセットになってトリガーと連動しているんですね。

まあ要するにシアとトリガーを磨くぐらいしかトリガープルの改善が見込めないという事です。



まあそれはともかく、コレで前周りのストックが機関部と分離します。
ストックの床尾部分が別パーツという、他には無い構成に面食らいます。



そしたら次はアウターバレルを外します。
アウターバレル根本の上下にあるネジを外すとインナーバレル、
チャンバーとアウターバレルがセットで抜けます。



ボルトはリアサイト下部のネジを外すと後方に抜けます。
要するに、このネジがボルトを固定するピンになっているわけですね。

ピストンスプリングだけ交換したい場合は前周りは分解しなくても、
トリガー周りを外してこのネジを外せば出来るという事です。



シアとマガジンキャッチはそれぞれ、緩くハマったピンで固定されているので、
それぞれの根本にあるピンを押すか、ていうか傾けるだけでバラっと外れます。



説明しよう!
ARES製リーエンフィールドorL42の発射機構はまず、ボルトハンドルを起こしてボルトを引く。
するとスプリングで固定されたチャンバーとインナーバレルがボルトと共に後退し、
マガジンの給弾部分にチャンバーがセットされ、弾がチャンバーに入る体制になる。

ボルトを前進させるとノズルがチャンバーに弾を押し込む。
そしてチャンバー&インナーバレルが元の位置に戻り、
シアが後退したピストンを固定し、コッキングインジケーターがセットされる。
そこでトリガーを引くと弾が発射されるのである。

チャンバーが給弾のために後退するというシステムは昔のMGC等の固定スライドガスハンドガンや
JACやアサヒのBV式を彷彿するのは我輩が年寄りである証w

このシステムの素晴らしさはマルイL96やS&T製ボルトアクションみたいに
ノズルに給弾パーツが付かないので整備や分解結合が容易である事。
欠点は・・・今後使い続けないと未知数である事。



そしてコレがリーエンフィールドのチャンバー部分。
チャンバーの給弾口とマガジンの給弾口が一直線になる事で弾がセットされるんですね。



で、このバレルのスプリングが覗くスリット部分に、
アウターバレルとインナーバレル&チャンバーを連結するネジがあるので、
左右のネジを外してアウターバレルとインナーバレルを分離します。



インナーバレルからチャンバーを分離するには、この部分のネジを外せばオッケー。



チャンバーは左右2分割になっているので、止めているネジ2本外せば分離します。
チャンバーパッキンが大人のオモチャみたいな色してますね(苦笑)。

こんな避妊具みたいなけしからんパッキンは要らん!と叫びながら
マルイのパッキンと交換したら何故か弾が出なくなりました。
宮川ゴムのVSR用パッキンとかみたいなやつじゃないと相性が悪いみたいです。



尚、機関部の整備だけであれば銃床は外さなくても無問題なんですが、
我輩はストック全体の塗り直しもしたいので外そうとしたら何という事でしょう、
クソ長い6mmのアレンが無いと外せない!

という訳で次の日、ホムセンて一番長いアレンドライバーを買ってきたんですが、
コレでもストック固定ネジに全然届かなくてドライバーのグリップ削ったよ!
そしてどうにか銃床を取り外す事が出来ました。



取り外したストックは全てサンドペーパーで元の色を剥がし、
ワトコオイルのマホガニーで再塗装したんですが、
無可動実銃の画像を見るともう少し薄い色合いのチェリーが良かったと絶賛後悔中。
ていうかわざわざ仕上げの良いストックを塗り直す必要があったのかと。



樹脂製のピストン、スプリングガイドはマルイVSRより小さめ短め。
マルイL96のパーツなら使えないことはなさそうですが、
別に無理してパーツ交換しなくてもいいかな?
ピストンのOリングも機密には問題ないのでそのまま使います。

驚いたのがスプリング。
マルイVSRのより30mm短いのに、コレでも初速90m/sぐらい出るんですよ(驚愕)。

写真はありませんがインナーバレルは510mm、マルイの長い電動ガンと同じぐらいです。



ボルトが通過する部分の所々にバリがあったので、サンドペーパーで磨こうとしたら
SUS304ってスッゲェ硬いのね、サンドペーパーじゃ歯が立たない。
並のヤスリでもなかなか上手く削れなくて2度ビックリ。
でもどうにかバリを削り落とし、ボルトの動きがスムーズになったので組み上げます。

トリガースプリングは組み上げの際は正規の位置にセットしないといけません。



シアとマガジンキャッチの間のスプリングははめ込むのは簡単ですが、
コレが外れないようにトリガーガードを取り付けるのが案外難しいです。

それ以外の部品は容易に組み立てられるので、ココだけ苦労したら後はサクサク進みます。



結局、内部のバリ取りぐらいしかしませんでしたが元の素材が良かったのか、
ボルトがスムーズに動くようになっただけでストレスのない操作性になり、
戦闘力は必要にして充分な武器に仕上げる事が出来ました。

今後ARES製リーエンフィールドor L42を購入検討される方は
ステンレス用の平丸ヤスリと仕上げ用のサンドペーパー数種類買えば幸せになれますよ(適当)。



ただ問題なのはソ連orロシア連邦軍装備でサバゲーしている我輩が
リーエンフィールドをどういうシチュエーションでサバゲーに使うのかと言う事です。
サバゲーの英国面に堕ちた学長に1パットンで譲ろうとしたんですが、
「積みプラが多すぎて置く場所が無い!」と迷いもなく断られたwww
多分リーエンフィールドじゃなくて、L42なら迷わず買ったんだろうなぁ(憶測)。

但し、ARES製リーエンフィールドが欲しいと考えている方にとって
大枚を叩いて買う価値のある逸品であるという事実は間違いありません。
飾ってよし、撃ってよし、使い勝手も悪くない(良いとは言ってない)。

どーでもいい話かもしれませんが、脱原発とか自称平和主義者とかで、
サバゲーしている人って間違いなく存在しないと断言する我輩ですが、
それはそーいう輩が自分達の思想こそが正しいものであると信じて止まず、
それを認めないヤツらは排除しなければという心の狭いヤツらだからなんでしょうね。

だってサバゲーって遊びは、他人に弾丸ブチ込まれても寛容で居られないと出来ない遊びですから、
イギリス人以上に振る舞いや精神が紳士でなければ絶対に楽しめないんです。  
Posted by 砥部良軍曹 at 21:49Comments(3)エアソフトガン

2023年03月26日

千ト康らくは間違いなくあの幸楽だった

宮崎に戻り、旨い地鶏のタタキor炭火焼き、鮎や鰻や鯉といった川魚、
マンゴーやライチや日向夏等々、食の面で色々と充実した人生を送っておりますが
(尚、脂っこい宮崎牛は年2回ぐらい食えば満足)
それでも「魚介は青森が段違いに旨かった」
「八食センター、何もかも全てが懐かしい」
「強烈な煮干しラーメンで胸焼けしたい」
「名川でさくらんぼ1人一箱買って食いたい」
「タラの芽、コゴミ、ギョウジャニンニク、山菜の宝庫青森が羨ましい!」
「クソデカ天然舞茸や謎野生キノコを味わう事はもう無いのかな・・・」
とまあ、東北の山海の幸を懐かしむ事も多々ある訳なんですがね、
こないだまで我が家が1番満たされていなかったのは「中華」なんです。

三沢市には中華のスタンダードから変わり種まで多種多様な品揃えの
ニューみやき(現在はオーナーとシェフが変わって龍宝飯店というらしいが)と、
質より量、ラーメンは微妙だけど唐揚げがデカくてチャーハンが旨くて変なメニューもある餃子坊(現在は星月楼というみたい)があって、
気分に応じて中華料理を楽しめる機会があったんですが、
宮崎にはシャレオツだけど値段高めorノーマルスタンダードな中華料理店しかなくて
我が家は数年間、過激な中華に飢えた満たされない人生を送っておりました。



しかし、我輩が新兵の頃「宝船」という弁当屋だった所(新富町のホテルAZの隣)に出来ていた
「千ト康らく」という店が評判がいいという噂を聞いたので行ってみたんです。
(当初店名をどう読むのか全く理解不能だったが「せんとこうらく」と読むそうな)

我輩的に旨いかどうか以上に気になったのがこの店が以前日向新富駅の近所にあった
デカ盛り&壁に大量のメニューが貼り付けてあった新富町の伝説の中華料理屋さん
(しかし大半のメニューは「今日は材料ないから作れない」と断られるw)
幸楽の大将の息子が開いた中華料理店だという事でした。





店内はカウンターが4人ぐらい、2人掛けのテーブル席が5つぐらい、4人掛けのテーブル席2つぐらい。
そしてメニューは日替わりランチやセットメニュー、
エビチリやレバニラ、春巻きや餃子や焼売と言った馴染み深いものがありますが、
黒板の方には普通の中華料理店では聞かないよーなオリジナルチャーハンメニューが書いています。

トラディショナル中華メニューとオリジナル中華メニューが半々といったところでしょうか?



何にしようか悩んでいたらカウンター席のお客さんになんか旨そうなのが運ばれて来たので、
「スミマセン、アレと同じモノを下さい」
そして目の前に運ばれてきた「モリケンさん大好き海老入りピリ辛卵スープ炒飯」
まともに品名言うと舌を噛むか、途中でバグりそうになるメニューw

カモフラージュの草の下にはゴロゴロしたチャーシューが入ったエビレタスチャーハン。
そしてラーメンの麺無しやろ?!とツッコミたくなる丼スープは
辛麺みたいな味のスープに卵に海老にトマトに白菜、とにかく野菜が具沢山。

チャーハンを頬張るとあの旨油っこい懐かしい感触が口に広がる!
チャーハンで窒息しそうになったら野菜卵スープを啜ってコレがまた旨い!
でもスープの野菜が多くてまた窒息しそうw甘き死よ来たれwww

ああ。この過剰な量と油と勢いで攻める感じ!
コレはまさにあの我輩が愛していたあの中華料理店「幸楽」だ(確信)。



この日我輩は休みだったので、学校が午前中で終わった娘を迎えに行ったついでに来店。
(厳密には役場にマイナンバーカードを取りに行くついでに来店)
食い物に関しては常に安牌路線を貫く娘が注文したのは海鮮あんかけ焼きそば。

うん、コレは味的には懐かしい味がして安牌だけど量が安牌じゃないね。
皿の面積がカブトムシがサバゲー出来そうなぐらい広いよ。
そして間違いなく麺よりも具が多い。
娘「何かさぁ全然減らない」とあんまり好きじゃない白菜の芯を食い切る事を断念。

帰宅後2人で「今日の晩飯はうどんでいいかな」。
お互い、腹の中がパンパンだぜ状態になったのは言うまでもありませんが、
この日の晩、消費期限が切れた手羽元があったので晩飯に唐揚げ作ったら娘からブーイング。



その後、毎月1回お約束の病院に行った後、今度はラーメン的なモノが食いたくてまた来店。
注文したのは「角煮チャーシューと野菜のガッツリスープ麺」
(実はラーメン的なメニューは日替わりメニュー以外ではコイツぐらいしか存在しない)
大盛り野菜と核煮、じゃなくて角煮が主張しスギィて麺の存在感が・・・

ラーメンというよりはチャンポンみたいな味のスープは複雑な風味と油ギトギトで旨し。
電動ガンでも穴が空きそうにない厚みのチャーシューも味が濃くてたまらん。
ああ、また血糖値が上がる(血糖値が高いとは言ってない)。
でも野菜たっぷりだからヘルシー(断言)、シャキシャキ野菜も勿論旨い。

ただ、野菜や角煮とのバランスを考えると麺が大盛りだった方が嬉しいなコレは。
尚、麺大盛りに出来るか否かは不明。



そしてその1週間後、嫁が帰宅後「今日はホワイトデーだからなんか食べに行こう(錯乱)」と言うので、
下山して(注:我が家は新富町でも山の方の「上新田」に住んでいるので、富田まで出る事を下山と言う)
またこの過剰な中華料理屋さんに足を運ぶ事にしたのです。

嫁はかつての幸楽を知っている地元民なので、期待と不安を抱きながら入店。
息子は中華大好きなので何の疑いもなくルンルン気分で入店。
そして娘は入店後、どれを食えばしくじらないかでメチャクチャ悩む。



とりあえず2本510円の春巻きを2皿注文したら全長200mmぐらいの長い春巻きが来ました。
あー懐かしい、幸楽って大体何でも1.5倍ぐらいのサイズだったんだよな。
でも大きめなだけじゃなくて、旨いんだ。

昔々、幸楽で2ちゃんねるのオフ会10人ぐらいで実施したとき、
胡麻団子注文したらガチャガチャのカプセルぐらいのが
4〜5個出てきて参加者一同ドン引きした記憶を呼び覚ましてくれましたね。



あ、でも唐揚げは幼稚園児の握り拳ぐらいの普通のサイズでしたよ(安堵)。
尚、我輩は以前の店で唐揚げを食った記憶ないんですが、
唐揚げがカレー味っぽい風味だったのは昔もそうだったのかな?

でもこの程よく味の濃い感じ、いいなあ。
嫁は調子こいてビール2杯目を注文してます。



唐揚げをガリガリしているとやってきたのは息子のリクエスト、蟹あんかけ炒飯!
尚、あんかけチャーハンという響きでガチムチ何とかレスリング思い出してニヤニヤしてしまう我輩。

うーん、やっぱり皿の面積広いなー、コストコのピザよりは小さいけど。
テーブルはそんなに広くないのに・・・
あ、味は問題なくあんかけチャーハンですよ(意味深)。
息子曰く「このチャーハン、1人で全部食いたい」。
ああ要するに、そのあんかけの海で溺れたいって事だな。
富田浜の漕艇場でボート転覆して溺れるよりは幸せになれそう(小並感)。



娘が注文したありがとナス、じゃなくて麻婆茄子は娘の嫌いなタマネギが散りばめられていて、
娘、己の選択肢の誤りに愕然しながらナスだけ食ってました。
タマネギは我輩が旨み油たっぷりの麻婆と共に食してやるよ。
我輩的にはもう少しビリビリ辛い方が好みだけど、そうすると食い手を選んでしまう。



最後に来たのは嫁が注文した「海老イカ香港焼きそば」。
オイスターソース風味な解りやすい味の海鮮焼きそば。
今回注文したヤツでコレが1番好きでしたね。
こういう味付けの焼きそばって中華料理屋さんではあまり見かけない。

まあ我輩が麺類大好きの麺ヘラってのもあるんですが、中華系焼きそばは大好きですね。
コレに先程の麻婆茄子をかけて食べたら更に旨くてンギモヂイィ!

まあとにかく、この日は家族で随分盛り上がる夕食タイムを過ごせたのでございます。



そしてこないだの週末、学長が遊びに来たので一緒にまた来店。
12時前ぐらいに来たら店の前の駐車場は満杯だったので、
裏のマルショク跡地駐車場にクルマを停めて入店したらほぼ満席。

今回は以前より気になっていた定番中華「レバニラ炒め」を注文。
尚、レバニラ炒めや麻婆豆腐はご飯の有り無しが選択可能(料金はどちらも同じ)です。
だからサービス品のコーン卵モヤシスープ(おかわりもあるぞ)を付ければプチ定食になります。

余談ですがこのスープが案外旨いので調子に乗っておかわりしてしまうと
メインのおかずが食えなくなる可能性があります。
前回息子はそれで失態を犯しました。

いやしかし、このレバニラ旨いね(語彙力皆無)。
レバーのクセが中華調味料マジックで破壊されて旨みに昇華しとる。
コレは味付けが濃くてどうしようもなく米が食えるヤツですよ。
やっぱり脂っこいけどレバーだから健康にいい(断言)!



米もおかずもガッツリ攻めたいという学長のチョイスはパーコー飯。
でもパーコーって確か豚肉のスペアリブだったはずだけど、
なんかゴロゴロした違うの(鶏肉みたい)が入ってないかい?

ま、学長は大変満足そうだからいいか。
ゴロゴロ塊分けて貰ったらじゅんわりして旨かったし。



しかしその学長の満足を半ば絶望へと変化させたのが麻婆豆腐。

こないだ食した麻婆茄子もイけてましたがやはりあの味付けは豆腐がベストマッチ!
我輩的にはやはり辛さが足りませんが濃い旨みと油感は抜群です。

でも学長はメインのパーコー飯が予想以上に腹に来たようで、
麻婆豆腐を半分ぐらい食ったら「もうヤバいっす」。
半分は我輩が美味しく頂きながら「ああ、コレもやっぱり米が進むヤツですねぇ」
そしたら学長「脳味噌はコメを欲しがっているんすよ、でも物理的に無理なんです!」
はい、我輩も同じ気分です。舌的には米食いたいけれど胃袋が受け付けないwww

やはり、物足りなさそうだからのもう一品は餃子か焼売にしとくべきでした。
ワシらが浜松で出会って意気投合したあの頃と比べると胃袋大分弱くなりましたね。

とまあ、何度か千ト康らくに飯食いに行って「昔程過激じゃないけど、確かに幸楽だ」と
胃袋で確信しましたが、また近いうちに来店して別のメニューを試したい気持ちが高まって仕方がない。



そこで再び、学長と共に来店して我輩は「鮭海老のガーリックレタスチャーハン」を注文。
コレが今回の最大の認めたくない若さ故の過ちだったのです。

あの面積が広い皿に食えるもんなら食ってみろとばかりに盛られた炒めた米。
中には鮭と数匹の海老が散りばめられて我輩が口に放り込むのを待ち構えています。
そしてレタス、コレがなかなか良いアクセントとして存在している。



学長が注文した回鍋肉ご飯付きは以前見覚えがあるあのアブラギッシュな回鍋肉。
豆豉醬の豆の塊がキャベツや豚バラ肉、ピーマンの間からチラッと顔見せしながら旨さを強調。
程よく火が通って味がしっかりしている野菜や肉が米を胃袋にガンガン送り込みます。

尚、この日はサイドメニューに春巻きを注文したので、
胃袋破裂の危機はなかったと言いたい所ですが、チャーハンが想像以上に手強かった・・・


新富のデカ盛り名物中華料理店だった幸楽を息子さんが継ぎ、
令和の世に新しく復活させた千ト康らくは以前と多少の違いはあれど
間違いなく懐かしい、でもやっぱり新しい中華料理屋でした。  
Posted by 砥部良軍曹 at 19:46Comments(0)めしお店

2023年03月04日

今年は卯年だから兎肉食べてみた

最近、国が来たるべき食糧難?対策にコオロギを養殖して食うことを奨励し、
コオロギを育てるor食物にぶち込んでくれる会社や団体に助成金を出すという事で、
多くの食品メーカーや関係なさそうな会社が「乗るしかない、このビッグウェーブに」
と言わんばかりにコオロギビジネスに便乗する動きがあるようですが、
何で新たに謎食材を盛り上げる以前に、従来の農業をどうにかして守り、
食料確保するするという思考にどーして至らないのかという疑問しか湧き上がらねぇ。

日本人の主食である米に関しては大分昔から「減反政策」で生産量を調整された挙句、
米農家が大分減ったからもういいか的なノリで最近政策廃止になって今に至る感じですし、
野菜や牛乳は市場の都合で普通に食えるものでも毎日大量に廃棄されているし、
畜産、養豚や養鶏農家は餌代や燃料代の高騰で廃業に追い込まれる農家も少なくないという。
農業の衰退が国の食料事情を悪化させると考えてくれる政治家は日本には居ないのか?

国が農家を適切に支援すれば食糧難は難なく解決するはずなのに、
何故にそれをせず昆虫食を推そうとするのかが全く理解不能。

乳牛なんかカネにならんから、乳牛は処分して牛舎潰してコオロギ舎にしてしまえと言うのか?
ピーマンなんか作らなくていいからビニールハウスでコオロギ飼えってか?
ふざけんな(声だけ迫真)!

まあね、我輩もバッタとかセミとかスズメバチの幼虫とか食った事ありますがね、
味はまあ悪くないんですがね、食感がイマイチなんですよね。
足とか羽根の部分とか揚げても結構硬いんだよなぁ。
日本で昆虫食が一部の地域に留まり、全国的に流行らなかった(のは、
日本人が食に対して味以上のものを求める煩い人種だったからなんでしょうね。
とりあえず我輩はコオロギよりもローストチキンコオロギか興梠豆腐の方が好きです。

日本で現在一般的に食われている動物性タンパク質の殆どに共通するのは
風味、食感の良さ、そして入手性or飼育が容易である事でしょう。
だからクセのある羊肉、育てるのに広い敷地が必要なダチョウ、
神経質で育てにくいスッポン、可食部が少ないカエルなんかは一般的ではないんですね。

じゃあウサギは?昔は小学校でウサギ飼ってませんでした?
実はウサギって結構神経質で育てにくい動物らしいんですね。
ネコはほっといても育ちますが、ウサギはメチャクチャ手が掛かるペットで、しかも懐かない。

だから日本では肉食厳禁だった江戸時代以前は野生のウサギを捕まえて
ウサギ汁とかにして食べていた歴史はあれど、今はあまり食べられていないみたいなんですが、
ヨーロッパでは結構普通に飼育され、食べられているんですね。



というわけで今年は卯年、ウサギ肉を知る良い機会だと思い、ウサギ肉を仕入れました。
購入先は以前生ハム原木を購入した「グルメミートワールド」。
気になるお値段は5000円弱ぐらいでしたが、1匹丸ごとで1.2kgぐらいだったので、
100g480円ぐらいと焼肉用カルビ肉とあまり変わらないぐらい。

長い物体が冷凍された状態で袋に入っていたので「コレ冷凍庫に入るやろか(困惑)?」でしたが、
新居と共に仕入れたデカい冷蔵庫には余裕で収まりました。

あ、この先生々しい画像が出て来ますがウチのブログ常連はどうって事ねぇよなw



しかし我輩、鶏や鯛やニベは捌いたことあるんですがウサギは初。
でも何ですな、ウサギって毛がないとネズミみたいだなw



とりあえずyoutubeで「ウサギ肉」と検索したら解体動画があったので、
そこで説明されていたよーに腹を捌いて内臓をぶっこ抜き、半分にぶった斬ります。



その後前足、後ろ足を関節に沿って切り、胴体アバラ部分を解体します。
尚、40歳の誕生日に両親から贈られた出刃包丁の上に乗っているのは、
バニーガールでいうところのケツに付いている丸いモフモフしてるやつ、つまり尻尾。



さて、ウサギをどのようにして食すか、そのヒントはピーターラビット。
ピーターラビットのお父さんはパイにされたというお話はみんな知ってるよなぁ?
んじゃあ一品目はパイで食うのが「当たり前だよなぁ」。

材料は以下の通り↓
ウサギ肉:胴体部分を食べやすい大きさに切る
ニンジン:半分を乱切りにする
タマネギ:半分を1cm厚ぐらいに切る
セロリ:15cmぐらいのを薄切りにする
シメジ:別に無くてもいいけどあったから入れた
ハインツのホワイトソース缶1個
塩コショウ:今回はチャムスのオリジナルスパイスを使用
パイシート:冷凍のを2枚使う、使う前に外に出して解凍すべし
卵黄:パイの表面に照りを付けて旨そうに魅せる

]

まずは頭やアバラをパイに入れる野菜と一緒に1時間ぐらい煮込んでスープをとります。
後で思ったんですが、このスープと一緒にパイに入れる肉も煮込めばよかった。



フライパンにオリーブオイルを入れてウサギ肉を軽く炒めます。
ガッツリ炒めると硬くなるし、どーせ後からホワイトソースで煮るんで軽く焼き目がつく程度で。


その後野菜をニンジン、セロリ、タマネギ、シメジの順に炒め、
弱火にして頭やアバラでとったスープをレードル2杯ぐらい注ぎ、
ホワイトソースをぶち込んで加熱します。



スープをとった後の骨に付いた肉はむしってパイに入れるもよし。
ま、我輩は居候猫に食わせましたけどね。
あのケダモノ共、ウサギ肉喜んで貪り食ってましたよw



先程のホワイトソースで煮込んだウサギ肉&野菜をパイ皿に入れて、
パイ生地を被せて生地の表面に卵黄を塗り、200℃のオーブンで20分焼きます。
(我輩はオーブンにぶち込める鍋で調理し、その鍋を一旦冷ましてパイ生地を直接乗せた)



パイにした胸周りのウサギ肉の率直な感想は「弾力が程よい鶏肉」。
最近フーデリーで見かける「鶏肉のハラミ」みたいな食感です。
でも鶏肉よりはまあ多少はね、クセがある感じですかね?
脂身が少ないから鶏肉よりはサッパリしているかな?

でも我輩的には以外と好きかもしれない味です。
少なくともマトンよりは自然に食える。



ただ、ウチの家族的には背中周りの肉を塊でじっくりバターを掛けながら焼いて、
アルミホイルで包んで5分ほど放置して5mm厚にスライスしたのが好みだったようです。

余談ですがウサギ肉、骨が結構細くて柔らかいので出刃包丁があれば簡単に切れます。



さて、足の部分はどうやって食すか?
焼きか?それともトマトで煮込むか?

結局、フライドチキンならぬフライドウサギにし[ました。
前足、後ろ足の肉にミックススパイス(この時はほりにしを使用)を振って1日寝かせ、
ミックススパイスを振り入れたフライドチキンの衣をつけて油で揚げます。



160℃ぐらいの油で片面5分、計10分加熱したら一旦引き上げ、
少し冷まして180℃で2分ぐらいまた揚げます。



「おー。いいゾこれ〜」。衣もキレイに付いているし、色も良い。
てなわけでこの時は確実に優勝した気だったんですが・・・



火の通し具合は完璧だったんですがねぇ・・・硬くて食べにくいんですよ。
地鶏程は硬くないけど、フライドチキンよりは硬くて骨から身が解れない。
味は悪くないというか、充分良かったんですが、
包丁で切らないとスムーズに食えないという点では大失敗でした。

やはりウサギの足は上下切断して揚げるか、塊で煮込むべきでした。
ウサギ肉を解体していた動画ではクリーム煮にしていましたしね。

でもね、コレでウサギ肉の肉質や適した調理法を理解したんで、
次にウサギ肉が手に入ったら確実に美味しく、食べやすく仕上げる自信がありますが、
わざわざウサギ肉を送料かけて仕入れるぐらいならトライアルでオージービーフ買うわwww
野生のウサギ捕まえる機会があるなら捕まえて食いたいところですが、
ウサギって捕まえて食っていいのかな?

やはり、日本人は日本の文化に根付いた肉を食すべきなんだなと思うと共に、
どーして明治時代以降ウサギ肉が流行らなくなったのか解ったような気がしました。

最後にまた、冒頭のコオロギの件についてもう一言述べさせてもらいますが、
コオロギが旨いなら別にコオロギ育てて商品化してもいいんですがね、
コオロギ飼育するなら金は出すよ、でも野菜や牛乳作る農家には金出さねーよと言うのは
何か狂った方針なんじゃねーかと言うのが我輩の正直な意見です。

ま、コレもSDGsの一環なんだよと言う人が居るんでしょうが、
農業が持続出来ない世界にしてしまって「サスティナブル」と言われても説得力ねーぞ。  
Posted by 砥部良軍曹 at 00:31Comments(4)買い物めし

2023年01月02日

今年もやらしくお願いします

昨年お世話になった同志一同、ありがとうございました。
そして今年もよろしくお願いします。
同志から必要とされて、同志が我輩に構ってくれる事で我輩は明日もまたやっていける。



我輩が昨年1番お世話になった同志と言えばやはり、3月末に念願叶って?転勤、
西都商業を卒業後29年ぶりに宮崎に戻り住む事になった学長ですね。



学長からは色々エアガン貰ったり、ラーメン奢ってもらったりしてくれるだけでなく、
(でもしばた製麺所でラーメンにチャーシュー丼を付けてくれるのはどーかと思うのだ)
一緒にサバゲー来てくれる良き相棒として世話になっております。
1人で知らない輩とサバゲーするのが怖い、コミュ症の我輩にはコレが非常にありがたい。

「今度学長とサバゲー行きたいんだけど・・・」と嫁に言ったら微妙な表情はしますが、
まあしょうがないねといった感じで快く?サバゲーに行く許可を得られるよーになりました?

でも1番学長が来てくれて嬉しい事は趣味のエアガンやミリタリーの話題、酒の話、
宮崎の旨い店や面白い場所で盛り上がれる相手が出来た事ですね。

学長は20年前、共に浜松の研修所で勉学に励んだ(大嘘、一緒に遊びまくってた)同期。
あの頃マップルやるるぶの静岡版を見ながら「今度どこに行こうか?」とか、
「浜松駅の近くのこの辺にぃ、美味いラーメン屋あるらしいっすよ」
「じゃけん夜行きましょうね〜」とか言いながら
盛り上がっていたオレ達が再び甦る、何か若い頃を思い出して楽しいんです。

我輩と学長は20年前のイカ臭、もとい青臭かったあの頃を思い出すと同時に、
20年離れていた時間がお互いを更に面倒臭いヲタ野郎へと成長させ、
知ってる相手なのに知らなかった多くのものを出し合い、共有して盛り上がる。

我輩が大好きなドラマ「BARレモンハート」の「再会」という話で石橋蓮司さんが
「マスター。世の中にはたくさんの出会いがある。その中で、最も良い出会いは何だと思う?」
「それは再会だよ」とおっしゃっていたのはまさに真理だと改めて感じましたね。
年月を経て人間的に、知識や思考が変わった(実はお互い然程変わってなかったw)
野郎同士が改めて出会い、新たなる友情を再び築き上げる、それが「再会」。
(同じ事を以前もブログに綴った気がするが、大事な話なのでもう一度言う)

人間の嗜好や思考は年月や環境で変わる、或いは変えざるを得ないというものであるが故、
死ぬまで付き合いを続けられる友人は中々作れないだろうと思いますが、
ピーマン職人と学長は死ぬまで共に付き合えるであろう同志になる事でしょう。



でもね、やはり我輩の事を1番気遣ってくれている同志は、
学長と同じぐらい長い付き合いがあるスカルガンナー氏。
我が家のバーベキュー8時間耐久戦に付き合ってくれる既得な同志は他に居ない。
それは長い付き合いで同志が我輩に対して多大なる理解を示している証。



大量のキャンプスパイスを持ち込んで昼から夜までずっと外で肉を焼き、
「戸村のタレ禁止、スパイスでのみ肉を食せ」というくっだらねぇルールで焼き肉を食し、
くっだらねぇヲタ話で盛り上がれる同志は我輩にとって最重要人物です。

「なんか面白い事したいなぁ」常々そう思いながら生きている我輩にとって
面白いネタを提供し、刺激を与えてくれる同志の存在こそが生きる活力なんですよ。
こういうカラミは付き合いは長くても、嗜好が違う異性である嫁には出来ないもんなんです。

やはりね、仕事とか健康とか子育てとかが共通の話題では人間の心は平和になりません。
人の心を昂らせ、和ませ、癒す話題は趣味の話しかないんです。
毒にも薬にもならない話題だからこそ、毒にも薬にもなるんです。
そして同じ趣味の話題を共有出来る相手がいる事、コレが人生に大切なんですよ。



そして去年、我輩に影響を与えたのはもう一人、じゃなくて一匹。
この白い塊、鯖川さん。

元々嫁の実家に居た猫なんですが、我輩が嫁の実家でタバコを吸うと近づいて来るというヤツ。
ソイツが去年の2月初めぐらいから下山してウチに遊びに来て、
部屋でストーブ焚きながらエアガン整備している我輩に接近するようになったので、
寝床を段ボールで作り、時々煮干しや刺身の残りや肉の切り落としを与えたところ、
我が家の我輩の部屋(外だけどw)に居候するようになりやがったのです。



だから鯖川さんは我が家の「飼い猫」ではなく「居候猫」。
ウチらが受け入れたわけじゃなく、あくまでもコイツが転がり込んできただけ。

鯖川さんは我輩がエアガン弄っている時に台に乗って来たり、万力に顔面押し付けたりと、
謎の行動をしながら我輩との距離を縮めようとしてきやがります。

その姿に動物嫌いな我輩も何か感慨深いものを感じるようになったんですね?



暫く我が家に住み着いた鯖川さん、4月に3匹子供産んじゃいましたよ。
ああそうかい、アンタは安心して子供を産める環境としてウチを選んだわけなのね。
でも下半身血まみれ?汚物まみれ?状態で箱の奥から出てきた時はたまげたなぁ。



生まれたうちの1匹は初めから元気がなく、数日後にご臨終。
残り2匹がスクスクと成長して我輩の作業部屋兼喫煙所は日に日に騒がしくなり、まあうざったいの。



その中で我輩のお気に入りは白い子猫、テンプラでしたね(見た目が天ぷらだと息子が命名)。
我輩がエアガン弄ろうとするとスピードワゴンのように華麗に去るし、
時々、我輩の股間に接近して陰茎を触りながら「チン★ン」を実施するなど、
実に愛くるしい、それでいて弁えた態度の持ち主だったんですが、
台風の来る日に買い物に行って帰ってきたら行方不明になり、そのまま消えました。

動物嫌いな我輩もその時は悲しかったですね。
テンプラは鯖川さんから生まれてきた子の中で我輩に直ぐ懐いてくれましたからね。



テンプラがいなくなったらチョロキューが我輩に少しずつ懐くようになったんですが、
コイツはライバル不在なのをいい事にやりたい放題?
一時期耳たぶを舐めて来るのはマジ勘弁でした。



まあ、猫が住み着いた事でペットを飼いたがっていた嫁やクソガキ共は大喜び。
我輩は鯖川さんの猫毛が電動ガンのメカボックスに混入してたまったもんじゃねぇ。
我輩のPPShがジャムったのは鯖川さんの猫毛のせいだ(確信)。

でもウチの嫁とクソガキ、あんまり猫に餌やりしないんだぜ。
猫と戯れる時間が長いのも結局は喫煙所に長居している我輩ですからね。
だから結局我輩が餌をあげる→猫どもは我輩に接近したがる→エアガン弄れない。

まあ、猫が居候した事で娘は猫に癒されるようですが、、
嫁と息子は言うこと聞かないケダモノ共に振り回され、
我輩はガンジャムの原因が増えて非常に困る。

やはり我輩は動物が嫌いである事を改めて認識したと言う事が去年の出来事でしたが、
学長やピーマン職人、wakanax様や電マさんやスカルガンナー氏が居ないと寂しいように、
このケダモノ共が居なくなるとそれはそれで物足りなくなるんだろうなと思いながら
今年一年はどうなるのだろうか、何をしでかそうかと思案しているのです。  
Posted by 砥部良軍曹 at 23:47Comments(0)