2017年08月28日

ホークウッドでコマさん送別?サバゲー

そう言えば今月はサバゲーやってねぇな。
ま、8月は父上の初盆もあったし、クソガキ共の相手もしていたし、
何よりも昼も夜も暑い状況下でサバゲーしたくねぇ。

でもね、やっぱサバゲーはヤリたいんですよ。
でもヂゴンの巣でチョボっと人集めてゲームするのもつまらん。
どーせクソ暑い中サバゲーするのなら、少しでも人数多い方がいい。

そうだいいこと思いついた、お前オレのケ・・・
いや違う、ホークウッドにサバゲーに逝こう。
というわけで何気なく吉六会のLINEに「や ら な い か」
書き込んでみたところ当初3名の勇者が名乗りを上げたので、
我輩、ようやくホークウッドデビューと相成ったのであります。

以前MRTの“わけもん!”で放送されてからすっげぇ気になっていたんで
近いうちにホークウッド逝きてぇなと思ってはいたんですが、
やっとその日が来たというか、まあなんというか。

さて、問題はクソ暑い中どういう出で立ちでゲームに参戦してやろうか。
やっぱ夏といえばナム戦装備(北側のやつだけど)と言いたいところなんですが、
今の御時世、ブラックパジャマ着てサバゲーに参加しても、
ナム戦知らねぇ若い輩が増えすぎて何のツッコミもないんですねぇ。

ああ、コレが所謂「戦争を知らない子供たち」ってやつか・・・



というわけで本日は陸自迷彩3型夏服にて参戦。
「何か荒巻スカルチノフみたいなのが転がっている」というツッコミは期待していねぇ。
どーせ皆、ジョルジュ長岡とかあの手のやつ覚えとらんだろーし知らんだろーし。

事前に迷路みたいなフィールドだと聞いていたし、
テレビで見た印象も「八戸のエリア52に似ているな」と思ったんで、
とりあえず電動ガンは89式とM4、ハンドガンはSIG P226とデザートイーグル、
そしてショットガンは中華レミントンM870と一通り引っさげて参戦。

しかし89式は最近多用していたPPShと比べると使いにくい(迫真)、
M4はニッスイラージ仕様なのでリポバッテリーでは動かねぇ、
ショットガンは長くて取り回しにくいし、コッキングがマンドクセ('A`)、
デザートイーグルはリコイル強すぎて5m以下まで接近しねぇと当たらねぇ、
SIG P226は結局使わないままゲーム糸冬了。
正直、今回の武器の選定は大失敗だと思いましたね。



我輩は川南の軽トラ市で昼飯を物色してから来たんですが、
先遣隊としてピーマン職人が来場&陣地確保。
お陰様で休憩時間は設置されたテーブル&椅子でゆったりと寛げました。

「電動ガン不要論」を唱え続けている職人の武器はベネリM3改。
本体よりもストックの方がカネがかかっているという本末転倒兵器。
しかし改造他弾数マガジンまで装着して殺る気は満々。



そして我輩とほぼ同じぐらいの時間に来場したスカルガンナー氏。
同志も我輩同様、昭和49年生まれの若年寄(←ココ笑うところ)。
40過ぎると身体の各部に柔軟性が乏しくなるので、
戦闘前の関節部のストレッチは欠かせません???



事前に今回の参加人数は少なめと聞いたのですが、
来てみると何ということでしょう、総勢20名以上集まっていました。
コレは嬉しい誤算ですが、コレだけ多いとこのフィールドはキツそうだ(確信)。

だってこ↑こ↓のフィールド、バリケードが迷路のように建てられているんですよ。
そーなると明らかに半数以上が何処其処に回り込むでしょうから、
どこから弾が飛んで来るか全く予想がつかねぇし、怖くて動けん。

「当たらなければどうといううことはない」とか言いながら
初戦では速攻で敵陣まで突っ込んでやったら見事に当たっちゃったし、
じゃあ少し用心しながら進んでやろうと思ったら横から撃たれるし、
やっぱ我輩、こういうクローズドなフィールドは苦手です。



スカルガンナー氏、5万円ぐらいのガスで動く銃を準備。
「やっぱこのフィールドならガスで動く銃だろ!(意味深)」
こういう頼もしい同志が居ると、総裁としてとても嬉しい。



昼飯前ぐらいには予期せぬ参加者、コマさん登場。
今更な余談ですがコマさんの“コマ”は「小魔」或いは「困」と書きます。

いやーもうすぐ静岡に旅立つ(挙句の果てに一寸したら金沢に行く)と言うのに、
わざわざ場を盛り上げるため?それとも純粋にサバゲーしたいから来たのか?
まあどっちにしても今回のゲームがコマさん送別ゲームにもなるし、
血の気が多い輩がいてくれる方が面白い戦いになります。



参加者の1/3ぐらいは初心者だと言うから、
「こーいうフィールドが苦手な我輩でも攻略できそうだ」と思いきや、
ベテラン勢が結構張り切っているのと若手の元気の良さが相まって、
我輩全然良いところを見せることなく時間だけが悪戯に過ぎております。



午前中のゲームは2チームでのフラッグ戦。
ホークウッド初参戦のピーマン職人は
久しぶりのゲームでアドレナリン分泌しまくって楽しそう(小並感)。



結局我輩は血の代わりに汗ばっかり垂れ流して昼飯タイムに突入。
本日のランチは我輩的軽トラ市最強グルメ、トッポギ。
マイルドな辛味のあるスープと魅惑的な弾力の餅、
そして具のじゃこ天みたいなやつ&タマゴがたまらん。

でも汁物だけじゃ力が出ねぇなぁと思って買った赤飯、
コイツは無駄に腹を膨らませて午後からの戦闘に支障をきたす羽目に。



休憩時間が終わりそうな頃にアンディ先輩登場。
でもサバゲー参戦のための来場ではなく、
新しいマシーン購入したから慣らし運転がてらの冷やかし。
やべぇ、カワサキ超カッコイイ。



我輩がココのフィールドに来たかった理由、
何やら女子が参加しているという話を聞いたから。
でもセロリ姐さんみたいなガチっている女子じゃなく、
あくまでも「サバゲーって面白そう」みたいな感じで来た模様。

誰がそそのかしたのか解らんですが「ショットガンいいっすよ(適当)」と
勧めてみたもののコッキングが出来ずに皆さん大苦笑。
因みにオレンジ色のチョッキを着ている人がフィールドマスター。



昼からは参加者が30名近くまで増えたので、
チームを3つに分けて交代しながらゲームになりました。
うーむ、やはりこの見通しの悪いフィールドで15対15ともなると
至る所から弾が飛び交ってかなり危険だろうからな。

んでもって昼からのゲームはメディック(衛生兵)戦。
通常メディックはチームに2名程度の配置が定説となっていますが、
ホークウッドのメディック戦は少し変則的で全員がメディック。

付近の味方がヤラれたら他の生存者が味方を安全な場所に運び、
そこでジャンケンをして勝負が付けば(勝っても負けても可)復活可能というもの。

アイコの場合はもう一度ジャンケンをするという謎ルールですが、
このシステムだとメディック役についた人だけが負担を強いられることもなく、
尚且つ余程味方から離れなければ楽に復活可能というのが面白い。



いやーしかし、毎回何処其処のサバゲーに参加する度に、
「カラシニコフ愛用者ってどんだけ少数派なんだよ!」と思うんですが、
やっぱホークウッドの参加者もAKユーザーは超少数派。
ま、G3ユーザー及びG36ユーザーの少なさも相当なもんですがw
でも少数派のAK使いを見つけると「ユーザーとしてとても嬉しい」



ところでこのメディック戦、味方さえ近くにいればどうにか復活可能なんで、
ゲーム時間内はほぼエンドレスに戦い続けることが可能なんですが、
メディック待ちの時に2人以上の敵にタッチされるとゲームオーバー。

そして我輩、調子こいて味方から随分離れた場所で戦死したんで、
「見ろよこれぇ・・・この無残な姿をよぉ!」って感じで見つかった挙句、
「よし、じゃあぶちこんでやるぜ!」と言わんばかりに抹殺されるのです。



もうね、敵に囲まれて退場させられるぐらいならね、
自決する方を選びますよ我輩(迫真)。
(注:偏差値50以下の頭の悪い方は決して真似をしないで下さい。)

そして隠れていた挙句に後ろから撃たれるぐらいなら我輩、
正々堂々と敵の前まで乗り込んで前方から思いっきり弾喰らいますよ。

後ろから攻撃されるのは武士の恥ですからね。
ま、そうやって正面ヒットされた結果がこの自決なんですがw



14時が過ぎ、ホークウッド的メディック戦が盛り上がっている最中に
弾丸坊主(バレットモンク)、クリ◯◯ス・コスッタ氏参戦。
自慢の愛車、STARSデリバリーバンも復活してご機嫌満開。
そして「もう一人、獲物が増えた」とコマさんも大喜び。



そしてやっと来てくれたラブライバー、樽職人。
背中に装着した二次嫁が彼の変態度を示唆しております。



メディック戦はその後も無慈悲に続き、
我輩はその度に味方が来てくれない場所で戦死し、
「すいません許してください!何でもしますから!」という余裕を与えられることなく
「ハイ、ヨロシクゥ!」なノリで退場させられてしまうのでした。



「後ろから撃たれたくない」という武士の意地の元、
ダッシュで敵陣に乗り込む戦いを繰り広げながら進行しているので、
どーには背後を取られる無様な状況には至らないのですが、
我輩が逝く場所って大体激戦区だったりするんで、
敵を倒しても次の敵に撃たれる⇒敵復活、我輩その状況を指咥えて見てる
⇒更に敵追加⇒そして味方誰も来てくれない。
でも敵の方も何処に敵が居るのか判り難いんで、我輩完全放置プレイ状態。



せっかく来てくれた味方も目の前でフルボッコにされて
我輩の生存の望みは完全に絶たれてしまいました。
ぬわああああん疲れたもおおおおん。
でもココまで完膚なきまでに攻められてしまうとどーでも良くなってしまうね。



悲しいけどコレ、戦争なのよね。
無慈悲なタッチを喰らい、我輩3度めの強制退場。



メディック戦の次は何が始まるのかと思いきや、
何ということでしょう、我輩初体験のスパイ戦。
サバゲー人生20数年、色々なプレイを実施してきましたがコレは未体験

各チーム円陣組んでヒソヒソ話し合って、
相手チームの誰をスパイに指名するか決めてフィールドマスターに申告。
その後、相手チーム全員目を瞑った状態でフィールドマスターがスパイを指名。
スパイに指名された者目をあけて相手チームと共にスパイが誰かを確認。
自チームも全員目を瞑ってスパイの指名を待ち、スパイ同士確認後ゲーム開始。



「オメーがスパイだろ!白状しろよぉ!」とコマさん言ってますが、
この時点で既に我輩「間違いなく、コマさんがスパイだな(確信)」

大体ね、スパイに指名される人ってクセの塊みたいな輩なんですよ。
我輩は平常時はクセの塊だけど、戦闘時は常識人だからスパイには指名されないの。
だけどコマさんはね、明らかに邪悪なオーラが出ているから間違いないの。

というわけでゲーム開始したらコマさんをマークしながら
表明上は仲良く前進していたんですがね、
我輩心の中では「フレンドリーでもいいから頃しちまおうか」と思っていました。

吉六会では総裁である我輩は絶対の存在、
同志にフレンドリーヒットかましてとやかく言われたところで
「いや、怪しいから頃したんだけど何か(ゲス顔)?」で済まされます。

でもそーしてしまったらスパイ戦が成立しなくなってしまう。
スパイ頃してしまったら展開的に面白くもなんにもねぇ。



だからね、フィールドマスターが「スパイ活動開始!」と号令した時にね、
「そんなにヤりたいんならヤラせてやるよぉ(震え声)!」
勢いでコマさんの前に出たら案の定、速攻で横から撃たれた。

その後コマさんの御本尊を撮るべく、前に回り込んだんですが、
完全に彼の目、邪悪な眼光でしたね。
その時「やっぱ頃しとくべきだった」と少し思ったね。



スパイ戦で人を疑う事に疲れた我輩、シューティングレンジで残弾処理。
結局このフィールドでは89式カービンが使えると確信した結果、
デザートイーグル、今後のゲームでは使わねぇから撃ちまくろう。

そしたら同じチームの女子が我輩のエモノに興味を示したんで、
撃たせてあげたら「ナニコレ凄い!」みたいな反応で我輩少し浴場。
その後SIG P226も撃たせてあげたんですが反応微妙。



我輩みたいな変態野郎が銃の話をしてもマニアック過ぎてついていけねぇはずなので、
先程からアドヴァイザー役してくれているアニキが手解きをカマしながら
「でもコレぐらいのサイズのハンドガンのほうが使いやすいし、当てやすい」とか、
「マルイのS&W M&Pは現時点で一番使いやすいハンドガン」とか
実に適切なアドヴァイスをしているにも関わらず女子、
「やっぱデザートイーグルカッコイイ」とモスカート並みの的を得ない発言。

ああ・・・やっぱ女子ってデカくて格好良いのが好きなのね。(小並感)



時刻は16時をまわり、コレが以前の宮崎の平日だったら、
タイムアフターフォー オールディーズをあなたにの時間(知らんか)。

最後の戦いはカウンター復活戦。
ヒット食らったら各陣地に戻って陣地に置かれている野鳥の会カウンター
(昔紅白の時に人数数えていたアレ、正式名称不明)を押せば復活するゲーム。



一応、ゲーム終了したらカウント数を比べ、
カウント数が少ないチームが勝ちというシステムだったようですが、
この手の復活戦は最後の残弾処理&とにかく撃ちまくれっていう
フィールドマスターの配慮だろと思うのは我輩だけか?

というわけで我輩はとにかく、吉六会同志にゼロ距離接近して、
BB弾ではない我輩自身の弾、もとい、玉をぶつける事を決意。


そしたらいい感じに樽職人がヨツンヴァインになって隠れていたんで、
後ろから抱きついて腰振ってあげたら随分喜んでいたんで、

「コイツ、実は最凶に危険人物なんじゃなかろうか(疑惑)?」



よし、次の犠牲者はスカルガンナー氏だ!
野望を右腕の89式カービンと陰嚢に込めてダッシュを決め、
ガスで動く銃です5万円ぐらいですかねを撃ちまくる
スカルガンナー氏に急接近してやろうとしたのですが・・・



スポーティな人が我輩とスカルガンナー氏の歪んだ愛情を邪魔して、
結局野望叶わずのままゲーム終了してしまったのでした。
仕方ねぇなぁ、いい男だから許してやるよ(困惑)。



復活してダッシュを繰り返して息が切れそうになったので、
スカルガンナー氏への肉弾戦は諦めてまともなゲームしようと思いきや、
皆死んでも死んでも生き返ってくるんで正直、我輩思ったね。
「何度でも蘇るのはラピュタだけでいいや」
「我輩は007みたいに“2度死ぬ”ぐらいで充分」とね。



でも自陣に戻りさえすれば生き返れるんでリベンジも可能、
そして無茶な戦闘も可能、そしてヤケクソになって撃ちまくる。
結局、サバイバルゲームって勝敗関係なく楽しめればソレでいいんだ。



特にコマさんの送別らしいこともせず、
「吉六会此処に有り」的な行動を起こすこともなく
独自で勝手にゲームを楽しんでいた吉六会同志でした。

結局、ホークウッドはフィールドが迷路みたいで疲れるけどゲーム内容は楽しい、
我輩は木製ストックの銃じゃないと戦果が挙げらんねぇ、
コマさん、やっぱりフォースの暗黒面の住人だった、
樽職人は二次元愛じゃなくて同性愛の可能性微レ存、
んでもって結局、吉六会はイカレポンチの集まりなんだって(確信)。  

Posted by 砥部良軍曹 at 21:45Comments(2)サバイバルゲーム

2017年08月27日

川南のホークウッド(HAWK WOOD)はアツかった

ココ数年、我輩が宮崎を離れている間に、
宮崎のサバイバルゲーム事情も大分変化しておりました。
特に著しいのが「有料フィールドの増加」
エリア13のようなお金を払うことでサバゲー出来る場所が増え、
以前のように「サバゲーしたいんだけど何処にイケばいいの?」的な
心配や不安を抱くこともなく気軽に始めることが可能になったのです。


我輩がサバゲーを始めた頃、サバゲーなんてぇイリーガル臭のする遊びは、
人目につかない国有林や河川敷でひっそりと行われるものでした。

勿論フィールドに辿り着くにはクルマ所有必須、
まともな駐車スペースがあれば御の字、
ヘタしたら山道に路駐に近い形で駐車、トイレは勿論無し。
当然テーブルや椅子は持参しなければならない。

そして休憩場所、夏場は日陰がない場所だと炎天下に晒されて地獄、
冬場は冷気に煽られて寒くてコレまた大変というか、辛い。

更に、何よりもそこでサバゲーするためには
模型屋やガンショップに貼られたポスターを見て、
そこでゲームしているチームに連絡しなければならない。

ヘタしたらそこのチームに加入して、変な規約とかに惑わされる。
ただ、大抵はタダで遊べるのが利点でしたがね。

しかし有料フィールドは今の御時世のネット環境の発達と普及により、
ゲームしたい時にメールで連絡すれば自分の都合でゲームに参加できるし、
場所もHPを見れば載っているから道に迷う心配も比較的少ない。


大抵のフィールドは椅子やテーブルと言ったインフラが整っており、
トイレも仮設ながらきちんと準備されていたり、
凄いところになると冷蔵庫や自販機とかもあったりする。

そういう場所が増えてサバゲーの敷居が低くなり、
プレイヤー人口が増加するきっかけが増えたという事項は実に喜ばしい!(迫真)



さて、今回我輩が訪れたホークウッド(HAWK WOOD)は、
宮崎県児湯郡川南町の山の方にあるフィールド。
新富方面からですと木城の街を抜け、木城温泉ゆららを過ぎて坂を登り、
少し平坦になったところで小さな曲がり角を左折した先にありました。
多賀小学校の近く、変則交差点を山側に入っても辿り着く模様。



元々は豚舎だった場所を改修して作られたフィールドらしいですが、
この建物は休憩所で、バンバン撃ち合いする場所ではありません。
フィールドは建物の横に鳥よけネットを張って併設されています。
建物内は10対10ぐらいなら余裕でサバゲー出来る広さなんですがね。

しかし屋根付きの休憩場があると突然の雨に祟られても
装備類が濡れて憂き目に遭う心配はありませんし、
何よりも夏場は焼け付く直射日光から逃れられるのがありがたい。
勿論、冬は吹きすさぶ風に晒される心配もなくて安心。

我輩だったら何も考えずに「ウホッ!良い建物!」とか言いながら、
建物内をCQBフィールドに改装して駐車場を休憩所にしてしまうのでしょうが、
サバゲーという遊び、実は戦闘時間よりも休憩時間の方が長いんで、
敢えてこの建物を休憩所にしたフィールドマスターの先見の明、
そして心配りが手に取るように解るというものです。


尚、駐車場はクルマ20台ぐらいは停められるスペースが有り、
砂利も敷かれて休憩所の直ぐ側という好ロケーションです。
仮設トイレも設置されていてワイルドUNKOする必要性もなし。



入口に入るとまずは受付。
ココでフィールドの利用規約の書類に目を通し、署名して、
参加料2500円を払ってゲームに参加することが出来ます。

戦闘服(マルチカム系)、電動ガン(G3 SAS又はCAR15系)、
フェイスマスク(マルイのファン付きのやつ)は受付でレンタル可能。

ガスガン用のガスやBB弾と言ったサプライ品も購入出来るようです。

因みにホークウッドでは基本サバゲー用のしっかりした
ゴーグル或いはフェイスマスクの着用をお願いしているようです。

変なグラサンとかで怪我でもしたらややこしいですから、当然の事項でしょう。



休憩所奥からの風景。
半分は通路、半分が休憩エリアになっております。
電気が通っているようで、扇風機が回っていました。

写真右側にあるのは高異質、もとい、更衣室。
女子にはありがたい配慮ですね。



テーブルや椅子、ガンラックも設けられているので、
ゆったりと寛ぐことも出来ますし、武器も適切に保持できます。
自動販売機でジュースを買うことも出来るのがステキ。
でもフィールドの直ぐ近くにセブンイレブンがあるから、
食い物&デザートor飲み物、漏らした時の換えのパンツの購入は容易です。



入り口から入って直ぐの場所の一角は
しっかり仕切られたシューティングレンジになっております。
30mぐらいまでの射撃に対応しているので、
スコープのゼロインもしっかり出来そうです。

弾速チェックもココで行われます。
3発撃って初速が0.9jぐらいならばおk。
(法規定値の0.98jよりも少々低めが望ましい)



この分煙が叫ばれているご時世、煙草は外で吸うのかと思いきや、
建物内、受付の右側にしっかりと設置されていて
しかも椅子とテーブルまで用意されていて安心しました。



ショバ代の支払い、弾速チェック、戦闘準備を済ませたらいよいよゲーム開始。
チーム分けは人数やプレイヤーの経験、装備等を考慮して、
フィールドマスター(イケメン)が割り振りしてくれるみたいです。

事前に頼めば参加者全員同じチームにしてくれるかもしれません。

ゲーム開始地点はフィールドの四隅のエリアの対角線同士になります。
フィールドの範囲は縦100m弱、横50m弱ぐらいでしょう。
と言うことは各開始地点からの距離は何mでしょう?
我輩が数学が苦手なので解りません



フィールド内は一言で言うとバリケード地獄。
至る所に人間の背丈ぐらいか、ソレ以下の高さのバリケードが張り巡らされ、
スタート地点の敵の様子が全く見えないどころか、
敵が何処に移動したのかも全く判りません。

バリケードの殆どは短間隔で重なるように設置されているので、
長い射線は少なく、撃ち合いの大半は近距離でのものとなります。
ていうかバリケードが多いから上手くすれば敵への急接近も可能ですし、
敵の動きが把握しづらいから横や後ろから回り込み攻撃の可能性もあり。



そして武器は何でも使用可能みたいなのですが、
ゲームは基本セミオートのみの射撃となり、
フルオートはガスブローバックのみとなっております。

尚、女性の参加者はフルオート使用可能です。

フルオートが使えないから火力任せのゲームが出来ない分、
よりタクティコゥな戦い方を楽しめるor追求されると言いたいところなのですが、

そこで悩むのがホークウッドに合った武器の選定。

バリケードが張り巡らされていて長射程が求められる機会が少ないので、
ロングレンジに特化したボルトアクションやM14、SVDは取り回しに難あり。

多数のプレイヤーが1発しか弾を送り込めない状況下、
ショットガンは3発発射可能なので火力的に優位だと思えるのですが、
多数のバリケードが隠れることと移動することを容易にしているので、
とっさの攻撃の際、次弾を発射するのに手間なポンプアクションは時々厳しい。

ハンドガンは射程が短いですが敵に接近できる能力があれば結構有効。
短く、軽くなるので移動速度も上がるでしょう。
但し、バリケードが詰まった箇所でうまく弾を送り込めるスキルも必要。



そうなるとMP5 A5やMPP5K、AKS74U、MC51みたいな電動サブマシンガンや
コンパクト電動ガン、電動ハンドガンが最強かもと考えたのですが、
いや一寸待て、ハンドガンサイズでパワーも結構あって、
サプレッサーを付ければ隠密性も極めて高いH&K MK23という選択肢は如何かな?

まあ、結局は長さもそこそこで装弾数もある程度確保されて、
セミオートのキレが良くてレスポンスに長けた電動ガンが一番よろしいかと。

でもね、一番いい選択肢は自分の使いたい武器を使って、
ココでの無慈悲な戦いにのめり込めることが一番重要だと思うんですよ。



でもね、やっぱ我輩こーいうフィールド苦手だわ。
我輩的にサバゲーする場所って言ったら高低差あり、
草木に隠れる場所あり、そして時々長距離ダッシュありの、
オープンフィールドという固定観念があるんですよねぇ。

正直な話、八戸のエリア52と似たこーいうバリケード満載フィールドは、
我輩の戦い方には全く合致していない勝てないフィールドなんで好きになれんのですが、
ゲーム内容もフィールドマスター(イケメン)が色々と工夫して
単調な撃ち合いのみにならない配慮をしてくれる姿勢が見て取れますし、

ウィザードリィみたいなダンジョン的なフィールドは攻略する楽しみも多彩です。

でもね、我輩の社宅から(我輩の自宅建設予定地からも)クルマで20分という、
メッチャ近場にあるフィールドでインフラも整っているというのは素晴らしい!(迫真)

そしてこういうフィールドにサバイバルゲームに興味のある方々が集まり、
銃口で語り合う楽しさを理解してくれてプレイヤー人口が増えてくれることは
宮崎のサバイバルゲーム環境の良好化に繋がると思うのです。
  

Posted by 砥部良軍曹 at 22:10Comments(2)サバイバルゲームお店

2017年08月21日

嫁、マグナムな歳になる

本日は嫁の誕生日。
ところでさぁ、マグナムって言ったら普通44口径だよな?

ダーティハリーを見てクリント・イーストウッドにシビレた世代的には
デザートイーグル50AEがどうとか、M500とか言う化物リボルバーが現れようが、
S&W M29 44マグナムこそ最強のハンドガンなんですよ。



今回も前日に夜勤を付けてもらい、本日は夜勤明けで休みを取りました。
まずは昼飯を喰らう為に外に出ますが、嫁のご所望は“はま寿司”。
誕生日に回転寿司って、お前子供か???

しかも宮崎市内のはま寿司、回転寿司ですらねぇし。
今まで寿司が流れていたはずのレーンは高速コンベアに変わり、
タッチパネルで注文したらコンベアから寿司が流れてくるって意味解かんねぇ。

本来回転寿司屋ってぇのはなぁ、安さがいいんじゃなくて、
レーンをニヤニヤしながら眺めて品定めしながら
寿司を選ぶのが楽しいんじゃねぇのかい?

そして嫁も同じ事を言いながらガッカリしていました。

晩飯は我輩が凄いのを作ってやろうかと目論んでいたのですが、
嫁が余計なお世話だと抜かしやがるので我輩は完全やる気ゼロ。
結局、鶏の唐揚げ用に手羽先を、我輩が食いたいから鶏のタタキを購入し、
帰宅してパパパッとイッて、終わりっ!

嫁的には毎回、誕生日には晩飯を食いすぎて、
バースデーケーキが楽しめないのが不本意だということで、
晩飯は適当に食っときゃいいと考えた模様。



というわけで本日のメインデッシュはバースデーケーキ。
南宮崎にある“あんでる船”という店のタルトフレーズという
チョココーティングされたパイ生地の土台の上に
イチゴがドカドカ載っかったやつを買ってきました。

結婚して10年以上経ったのに今まで聞いたことがなかったけど、
嫁は宮崎のケーキでコレが一番好きなんだとか。
死んでもコレを仏壇の前に備えて欲しいと思うぐらい好きなんだとか。

我輩が死んでもなんとも思わないけど、
このケーキが無くなったら絶対悲しむそうな。



そしてケーキに一番合う飲み物は白ワインですよね(迫真)。
そーいえば今まで五ヶ瀬ワインって飲んだ事無かったかなと思い、
白のデラべっぴん、もとい、デラウェアを買ってきました。

味の方はあまり濃くなく、すっきり爽やか系で飲みやすい。
パンチを求める方には物足りないかもしれませんが、
コレはコレでスイスイ飲めて酔うスピードが早くて危険だ。



この後、ケーキは今までにない程の秒速で食い尽くされてしまいました。
仕方ないね、確かに旨いんだもんこのケーキ。



しかし嫁は自分が誕生日を迎えたことよりも、
今嫁の実家の畑で育てているキュウリの育ち具合と、
その売れ行きだけが興味のある事項のようです。

お陰で我輩は性欲の処理を全くしてもらえません。
「テメェのミニキュウリなんか触ってやる暇はねぇんだよ!」という事でしょうね。

尚、嫁のキュウリは新富役場前にあるJAの産直で3本130円で
販売しておりますので興味のある方は是非とも買ってくだされ。

嫁の身体は我輩と同じぐらい腹回りがヤバくなり年々ババァ化しておりますが、
顔付きと股ぐらは余り劣化していないので、我輩のキュウリは後10年戦えそうです。  

Posted by 砥部良軍曹 at 23:43Comments(4)出来事買い物お店

2017年08月19日

ウラルの白熊、宮崎に現る

北海道へ転勤して嫁を見つけてしまったというウラルの南国白熊が、
夏の休暇を利用して嫁を連れて宮崎に戻ってくるというのと、

吉六会の若頭、コマさんが一時静岡に旅立つというので、
白熊夫妻とコマさんを囲んで宴を実施することにしました。

宴の場所は宮崎県宮崎市橘通西3-8にある“山賊”。
店の名前は聞いたことがあるんですが何処にあるのかなーと思いきや、
ミスドとかがある交差点の近所だったんですね、知らんかった。



今回は3500円の宴会コース。飲放題付き。
飲み放題はビールと焼酎、チューハイやカクテルとハイボール。
我輩はリビドー号で来ているのでジュースしか飲めないけどね。

夏だと言うのに固形燃料の小鍋があるのはどーかと思いますが、
刺身が旨いから良しとしよう。



突き出し的なものでごぼうスティック、枝豆、タコとキュウリのキムチ和え。
次の料理が来るまでの間に摘むのには丁度いい。
薄切りのゴボウがカラッと揚がってサクサクしていて癖になる。



でも目の前の料理を食べ終える前に次の料理が出てくるんで、
やっぱ宮崎の居酒屋はスピーディでいいですなぁ。
揚げ物盛り合わせはレンコン挟み揚げとキス天、オクラ。
キス店の周りに付着しているツブツブがカリカリしていて旨し。



宮崎名物チキン南蛮は居酒屋宴会コースのお約束。
野菜類はココで摂取するのがジャスティス。
でもチキン南蛮って酒のあてよりは御飯のおかずだよな。
野菜とともに頬張ると罪悪感ゼロ!



少し遅れて熊頃氏登場。
ビールのピッチャーがジョッキにしか見えねぇ。



別に「来ないやつは村八分か、銃殺刑な」と言ったわけでもないですが、
平日の宴開催にも関わらず我輩含めてスカルガンナー氏、
イラ魔王、クリス・コスッタ氏、熊頃氏、ラウンジャー提督、
Aki氏、リョウジ氏、樽職人(ラブライバー)の9名、
そこに白熊、白熊嫁、コマさんが入って総勢12名が集結。

ココで我輩、改めて吉六会の団結力を目の当たりにした気分です。
ところで吉六会って今現在、稼働人員が何人居るんだろうか?
多分12使徒ぐらい居るんじゃなかろうかと。



ある程度腹が1杯になったところに出てきやがったサラダうどん?
この時点で既に腹一杯の我輩、食うのは断念。
そして〆にはおにぎり、宮崎の居酒屋のお約束。
おにぎりは別腹なんで1個だけ食いました。

余談ですがネギまみれの牛タンも出てきやがりました。
写真に撮ったら絵面がネギだけだったんで割愛しましたがね。
ていうか我輩牛タン食ってねぇし!



デザートは出てこなかったけど、たらふく食って腹の中がパンパン。
山賊、味も量も満足感高し!
ウチラが来た時既に満席だったんですが、
このコスパの良さは人気があるのも解りますな(小並感)。
でも飲み放題の時間が2時間半もあると腹の中チャプチャプになるな。

そして3500円で充分満足感を得た吉六会同志は
いつもの場所に向かうべく進撃するのでした。



どーせなら可愛いねーちゃんが居る場所に逝きたいところですが、
白熊の嫁がいるのにそーいう選択肢はないでしょう。
それに、現時点での時間はすでに22時半。
何処の店も割増料金になっております。

余談ですが我輩は早めに来て38式小銃購入資金を切り崩して、
つちのこが若い頃にしょっちゅう足を運んでいたという
赤玉駐車場付近のヘルスに行こうかなって思ったんですが、

歳を取ると性欲よりも物欲のほうが優先されちゃいましてね、結局逝きませんでした。



吉六会の市内での宴と言えば、OAK。
異論を挟む同志は銃殺刑。
平日だったんでちょうどいい感じに
10人分ぐらいの席が空いていてラッキー。

そしてこういうBARでビールを飲むのはご法度。
と言うよりはこういう場所でギネス以外のビールを
注文するよーな無粋な輩は吉六会同志の資格なし。
吉六会同志は「とりあえずB-52」な。
素人にはオススメしないが。



結局この日、主賓以外の同志一同(我輩含む)は、
次の日仕事があるにも関わらず夜中の1時まで飲んだくれていたのでした。
いやしかし、楽しい仲間とともに居ると、
OAKの手作りジンジャーエールだけでも充分酔えるもんだね。  

Posted by 砥部良軍曹 at 13:14Comments(5)出来事めしお店

2017年08月16日

落ち着きのない我が家の夏休み

夏休み、なんて甘美な響きなんでしょう。
しかし我が家の今年の夏はイベント目白押し。
というわけで同志一同の需要がどーとかいう感情論は無視して
我が家の夏休みの行動をダイジェスト版でお送りいたします。
お暇な同志は入って、どうぞ。



8月11日 夏休み突入

とりあえずこの日は福岡で兄弟や友人に配るお土産を物色。
宮崎のお土産で我輩的にベストな選択肢はやはり季節の果物なんですが、
果物は鮮度に気を使いながら運ばなければならないのが難点。

青島せんべいとかマンゴーなんちゃらみたいなお菓子は
不味くはないけど毎回持ってくると「またコレかよ」的に気分になるので、
もう少し捻りのある品を選ぶ必要があります。

結局、高温化する車内に放置しても問題がなく、
尚且つ運搬が容易な宮崎の果物のジュースを購入。
ジュースなら子供でも大人でも飲みますからね(小並感)。

その後自宅に戻り、冷蔵庫の残った食い物を処分する晩飯を作って、
パパパッとイッて、終わりっ!



8月12日 湯布院にてかつての仲間と合流

今回の帰省の最大の目的は父上の初盆なんですが、
福岡の実家には4人兄弟の家族を収納するスペースもなければ、
その全員分の布団も置いていないので我が家は湯布院の家で一泊します。

ま、福岡までダイレクトに向かった時の高速料金と、
湯布院経由での高速料金にそう違いはありませんですし、
よしんば福岡にたどり着いたとしても家族との絡みがあるから、
我が家だけ優雅に福岡で遊べるわけでもねぇですしね。

というわけで旅行バッグと皆に配るお土産、
そして父上の祭壇に供える申し訳程度の果物とジュースを入れるための
ステンレス製クーラーボックスをリビドー号に詰め込んでさあ出発!



しかしね、東九州道を走るのってやっぱり苦痛なんですね。
1車線の高速道路って誰得なんだよと思いながら北上。

時々2車線になったところでチンタラ走行しているワゴンRとかタントとか、
アクアとかプリウスとかをぶち抜きながらガンガン突き進むんですが、
時々ウチのリビドー号よりも飛ばすクルマが追い上げてくるので油断なりません。
ひし形のエンブレムに「メガネ」と書かれたクルマに抜かれました。

大型連休の時期、高速道路には渋滞がつきものですが、
大型連休の民族大移動の大半は帰省、つまり都会から田舎への移動です。
我が家みたいに田舎から都会へ帰省する者は少数派なので、
あまり渋滞の心配をする必要はないのが利点です。



本当は北九州に逝って、ゴリラ一家やたっちゃん一家と遊んで、
湯布院で一泊しようと思っていたのでありますが、
両家ともコッチに来てくれるというので湯布院で合流。
北九州から湯布院までは高速使えば1時間半ぐらい。近いな。
宮崎から湯布院までだと4時間近くかかるのにね。

久しぶりの再開に家族一同、一喜一憂。
「どーせならアベノミクス一家も呼べばよかったかな~」
「いやアベノちゃんはヘルニアだからココまで来るのは無理ってwww」
「まあそれ以前に宮城からココまで来るの普通にキツイって」
なーんて言ってはないけどそーいう感じで盛り上がります。
いやヒョットしたらウチのバカ嫁は言ってたかもしれませんがね。

両家とも湯布院初来訪、初体験だと言うので、
「お前ここは初めてか?力抜けよ」
とか言いながらとりあえず湯の坪街道をブラブラします。
湯布院の観光ストリートは相変わらず誰得なのか不明な店が並んでいます。



この日の湯布院の町は日差しは熱いものの、日陰に入れば涼しく、
まるで7月頃の青森のような天気でした。
でもやっぱ30分ぐらい歩いていると疲れますよねぇ。
とりあえず皆に「喉乾いた・・・喉乾かない?」と問いかけてみます。

折り返し地点になる金鱗湖付近にはCARAVAN COFFEEがあり、
一寸寄ってみると丁度席が空いていたので休憩。
子供はジュース、大人はアイスコーヒー、息子はアイスクリーム、
そして我輩は“いつものやつ”「ウィンナーコーヒー」を注文。



その後、金鱗湖を眺めながら湯布院を満喫。
ココに来る度に毎回見ているはずなんですが
この風景を見ると何か安心するし、心地よい。

ただ、我輩以外は別のベクトルで盛り上がっていたんで、
ナンジャロかいなと見てみたところ、魚見ながら騒いでんの。

ところでこの直ぐ側にある混浴露天風呂“下ん湯”には我輩、
小学生の頃1回行ったきりでココ数十年入ったことがないので
皆に「まずココさぁ、温泉なんだけど・・・入ってかない?」と聞いたのですが、
野外露出プレイレベルの温泉に入ろうとする猛者は誰も居ませんでした。



我輩が知るかぎり、観光地という場所は熱海でも伊豆でも、
札幌でも小樽でも、青森でも八戸でも五所川原でも弘前でも、
その土地の産物を販売する店やゆかりのものを並べる店がありますよねぇ?

でも湯布院という場所は温泉しか名物がないからなんでしょうかねぇ、
ハチミツとか羊羹とか醤油とかガチャガチャ専門店とかドクターフィッシュとか猫グッズとか
湯布院とは何のゆかりもないものばかりが並んでいて実にカオス。

なんか湯布院って蕎麦が有名みたいな話聞いたことがあるんですがね、
湯布院で蕎麦って新富町よりも作っていないですよ。



でもそんなことはどーでもいいんです。
旅行ってぇもんは楽しければソレでいいんです。
そして美味しければソレでいいんです。
金賞コロッケも湯布院と何の関係があるのか解りませんが
美味しいからそれだけでいい思い出になるんです。

更に重要なのは「誰と一緒に楽しむか」。
仲が良い友人一家と観光って、なかなかそーいう機会無いですよね。



〆は由布院駅前の土産屋さんの裏の中庭にある足湯でまったり。
普段は「こんな中途半端な温泉、誰得なんだよ!」とか、
「コレって長ズボン履いていると利用しづらいじゃねぇか!」とか、
「タオル持参していないとココ使えねぇだろ馬鹿かオイ!」みたいな感じで
我輩的には悪態をつく場所と化している足湯ですが、
タオルも持参していて、尚且つ仲の良い同期とともに入れば何故か楽しい。

余談ですがココの足湯、お土産屋さんで100円でタオル売っているんで、
タオル持ってきていなくても小銭があれば利用可能です。この商売上手(ゲス顔)。



しかし困ったのは晩飯を食う場所。
この時期の湯布院、観光客で溢れて人大杉。
そして唐突に決まった3家族合流なので食い物屋の予約もままならず。

その上、湯布院はこじんまりした飲食店ばかりなので
12名が入るほどのキャパがある店がそんなにありません。
嫁に「コイツラを連れて由布院駅をブラブラしながら時間を稼げ!」と命令し、
我輩単独で5件ぐらいそこら辺の店を周ったんですが全て満席です。

しかし、捨てる神ありゃ拾う神ありっていうんですかね、
由布院駅付近の裏通りに丁度よい居酒屋が開いておりました。

「この時期に客が少ないってことはヒョットしてハズレかな?」と危惧していましたが、
お値段も適度で牛のタタキと餃子と鶏天が旨くて一安心でした。

ただこの店、基本はちゃんこ鍋とモツ鍋の店らしくて、
他の居酒屋メニュウはそこまで充実していなかったのが少し残念。
でもカボスジュース置いていたんで良しとしましょう。

夕食で腹を満たした後は湯布院の実家に集合し、
コンビニで買ってきたお菓子をつまみながらゆんたくタイム。
そして我が家付属の温泉にゴリラ一家と共に入浴し、
遠距離?走行と湯布院散策の疲れを癒やしたのでした。

いやーしかし、ちょうどいい場所にもう一つ実家があってよかった。
宮崎に家建てなくてもいいから、この湯布院の家をリフォームして別荘にしてぇ。


8月13日 父上の初盆



湯布院は一旦引き上げて、家族の待つ福岡に向かいます。
その途中のうきは市にばあちゃんの墓があるので、
墓参りをするだけのために高速を降ります。

いやしかし、うきはや朝倉はこないだの水害で結構酷い目にあっていましたね。
筑後川沿いは所々に木材や瓦礫が固まっているし、
インター付近の家はぐちゃぐちゃになっていてお盆どころじゃねぇ状態。

その後、鳥栖インターに向かうとその先が渋滞。
あーやっぱり、盆休みに突入して観光客が押し寄せてんな。
予定よりも1時間もオーバーして実家に到着。



何やらこないだ、父上が以前勤めていた職場から、
唐突に「勲章の授与がありますんで」と連絡が来たらしく、
玄関ではいどーぞみたいな感じで気軽に受け取るんだろーなと思いきや、
制服着て白い手袋付けた人がズカズカ乗り込んできて
父上の祭壇の前で恭しく表彰式を行ったとのこと。


ところでこの父上が頂いた従六位とかいう勲章、
六位って言うけどどんなもんかねと調べてみたところ、
あの軍神と謳われた廣瀬中佐も頂いた勲章なんですね。
我輩が尊敬した父上は、やはり尊敬に値する人物だったんだと再認識。

しかし父上自体はこの栄誉をどー思っているのやら?
「オレが死んでからこげなもん貰ってもしょうがなか」と訝しがっているのか、
それとも1人ひっそりと天から眺めながらニヤニヤしているのかな(適当)?
そんな事を思いながら父上の初盆を終えたのでした。



実家には我輩一家が泊まる場所がないので、
17時ぐらいまで家族の団欒を繰り広げた後、
5月には予約を入れていた冷泉町の旅館に向かい、チェックイン。

福岡で泊まるというとホテルってイメージが強いかもしれませんが、
博多駅周辺のビル街を過ぎて、寺や神社が多いエリアに行くと、
案外旅館や民宿みたいな場所もチョコチョコ存在するんですよね。

ただ、土地事情が厳しい博多区内だから駐車場が狭くて、
一度クルマを押し込んだら出せねぇよーな状況だったんで
久しぶりに西鉄バスに乗って博多駅に向かいます。
歩いていけねぇ距離でもないんですが、ま、多少はね。

そこで初西鉄バスの嫁&クソガキ、西鉄のダイヤを見て驚愕。
「え・・・5分おきにバスが来るのココ・・・(ドン引き)」
いや我輩に言わせればバスってそんなもんだと思うんですけど。



祇園町から博多駅まではバスで5分ぐらい。
我輩が博多駅周辺をブラブラしていた高校生時代とはうって変わって、
随分太く成長したね、博多駅。
以前はCカップぐらいだったはずですが。Gカップぐらいになっているよ(迫真)!

博多駅なんて電車orバスでも利用しねぇ限り、来る必要ねぇでしょ?
しかも昔の博多駅と言えばデイトスぐらいしか無かったんで、
我輩的には完全にスルーの対象だったんですよね。

でもね、我輩的には東急ハンズが入っている以外は特に見るべき場所もなし。
その上クソガキ共が「腹減った・・・腹減らない?」とか言いやがるので、
博多駅内の晩飯を食らう場所を探してみることにしたんですが、
飯食う場所も昔に比べると相当増殖しちゃってんのね。
うーむ、コレは決断力に定評のある我輩でも判断に悩むぞ。

でも嫁は全く迷うこともなくスペインバルに入店。
ま~我が家は今更、モツ鍋とか水炊きとかの、
一般的に有名な博多名物料理を食う必要もねぇし、
選ぶとしたら宮崎では家族で気軽に入れなさそうなお店だよね。



幸いこの“カヴァル”というスペインバル、
子供連れでもすんなり入店できました。
ただ、店内を見渡しても子供連れはウチしか居ないと言うw
全国的に子供連れでも居酒屋にすんなり入れるのって、
福岡と宮崎と沖縄と三沢市内の“分内”ぐらいみたいですね。

スペインバルでとりあえずビールは面白くありません。
正直、そういう人間とは一緒に飲みに行きたくないですよね(迫真)。
とりあえずこーいう場所ではサングリアを注文するのが我輩のジャスティス。
そしてアヒージョ、勿論バゲットも一緒に注文。油一滴残さねぇぜ。
本日はクルマ運転しねぇから、久しぶりに福岡で酒が飲める!





最近スペインバルって結構流行っているんでしょうかね、
何処其処にあるみたいですがとどのつまりは洋風居酒屋なんで、
気軽に入って気軽に摘んで、気軽に楽しめるのが良いですよね。
流石にイベリコ豚のローストは気軽なお値段じゃないですがね。

生ハムとイカのマリネは500円のワンコインおつまみ。
こうやって色々楽しめるのもスペインバルのいいところ。
しまった、ムール貝も頼めばよかったかな?

まあ飲み物が高いんで結局、お会計12000円ぐらいになっちまいましたが、
お一人3000円でいい気分になったんで良しとしましょう。



夕食後はデパ地下ならぬ駅地下を散策。
そしたらTリーダーに飲ませたくなるよーなワインを発見!
相変わらずあのお方はぶっ放しているんでしょうか、心配です。



〆のデザートを物色していたら天然氷、100%果実シロップのかき氷とか言う、
意識も高くてお値段もお高いかき氷(1杯900円?!ええ・・・)なるものがあったんで、
調子こいてそれを注文して食ったらコレ、シロップがジャムなのね。結構旨かった。
祭りだったら食わねぇけど、観光なら食うのもありかな。

サングリア2杯飲んで結構酔っ払ってしまった我輩でしたが、
博多駅周辺は庭のよ~なもの、意識さえあれば戻れます。
旅館で食らうツマミと酒を買って戻り、風呂に入って汗を流し、
和風旅館で気持ちのよい一夜を過ごしながら
「帰省で旅館に泊まるって、旅行みたいで楽しいな」。



8月14日 地元の友人に会う

ウチの他の兄弟は帰省して友人に会うというのが無いみたいなんですが、
我輩は結構そういうのがあるんで地元に帰ると忙しい。

でもよく考えてみたら高校時代の友人とかって
その後の付き合いが余程濃くないかぎり
40過ぎても付き合いが続くというのもなかなか無いでしょう。

ましてや、家族絡みの付き合いができる友人なんてなかなか居ないでしょう。
まあそれだけ、我輩が友人に恵まれているという証でもあるんでしょう。



しかし友人と会う前に一つ、やらなければならないことがあります。
職場に提出するために戸籍謄本を取りに行かねばなりません。
我輩は福岡生まれなので必然的に本籍が福岡なのですが、
城南区に住んでいるのに戸籍は博多区というややこしさ。

いつも母上に頼んで戸籍謄本を用意してもらうのですが、
母上は父上の初盆絡みの要件で忙しいので初めて博多区役所に来ました。

ま、我輩も今後は宮崎が生活の拠点になるし、
最終的には宮崎に骨を埋めることになるだろうから、
家を建てた暁には本籍を宮崎に移す必要がありますな。



無事戸籍謄本を手に入れたら、お次はキャナルシティ。
ココには色々と魅力的なお店が入っているので、
(とは言っても我輩的にガチでワクワクするのはL-Breathだけなのだがw)
ぶっちゃけココだけ半日ぐらい徘徊していても構わないぐらいです。

しかし昼からは友人の憲ちゃんに会わなければならないので、
ココを物色できる時間は3時間程度しかありません。
しかしココに到着したのが朝の9時過ぎなので、どの店もまだ開いていねぇ。



とりあえず少し早い昼飯でも食うかと思いきや、
ガチな食い物屋さんは何処の店も11時にならないと開店しないみたいなので、
少し遅い朝飯(この時点で9時半ぐらい)にカフェでパンとコーヒーを食します。

いやーしかし、人の動きが少ない9時ぐらいに行動すれば、
道路の混雑に悩まされることもないし、駐車場もすんなり入れる。
福岡で観光するなら、早朝から動くのが円滑に楽しむコツ。

その後1時間程度、ヨロズマートやホビーショップ的な店を物色し、
クソガキ共はオモチャを購入し、我輩はケロリン桶を購入。
そして11時になるやいなや速攻で飯を食う場所に移動。
ココでモタモタしていると次は昼飯の混雑に巻き込まれてしまいます。

幸い、我が家は息子が事前に「オレ、ゴーゴーカレー食いてぇ」と抜かしていたので、
嫁は不本意だったようですがそれ以外は我輩含めて満場一致でカレーに決定。
(余談だが嫁はムーミンカフェに入りたかった模様)
しっかし数日前、ゴリラを見たと言うのにゴリラのカレー屋に入るというのはねぇ。



因みにゴーゴーカレーというのは所謂“金沢カレー”という食い物。
以前紹介した“カレーのチャンピオン”と同じ部類です。

とろみのある濃い味のルーに千切りキャベツとカツが乗っかったカレー。
まあ普通にカレーなんですが食わねぇとその旨さは解らねぇ。
基本は石川県とその周辺地域のみの展開ですが、
B級グルメの流行に乗っかって全国各地にもチョコチョコ店舗があります。

我輩と娘はカツカレー、息子はエビフライカレー、
そして嫁は我輩の挑発に乗せられてというか、
食券のボタンを無理やり押されて“キャナルスペシャル”とかいう
カツとからあげとソーセージとエビフライと目玉焼きが乗っかった豪華版。
を食うことに。
ま、流石に全部食いきれなかったんですが、多少はね。



家族全員で「腹の中がパンパンだぜ」とか言いながら
キャナルシティを出ると渋滞に巻き込まれるも、
博多区から出ると道路状況は良くなり、
どーにか無事に憲ちゃんのマンションに到着。

しっかし福岡の街に近い場所って、クルマ停めるのに一苦労だねぇ。
マンションにお客さん専用駐車場どころか、
住んでいる人の駐車場も全員分無いってどゆこと?
結局近所の有料パーキングに停める羽目に。

「家建てたら宮崎に遊びに来るから、早く家建てろよ!」とか、
「宮崎まで公共の交通機関使って行くとしたらどーすればいい?」とか、
他愛のない話で盛り上がりながらあっという間に時間が過ぎます。
やっぱり、地元の古くからの友人というものはいいものですね。

子供の年齢が近いから嫁同士、子供同士の会話に共通点があるというのも、
我輩と憲ちゃんとの付き合いが長く続く要因の一つでもあるんでしょう。




憲ちゃんと別れた後、香椎まで向かいエロ小僧と合流。
そしていつものお約束の場所、コストコでお買い物。
だってエロ小僧の家からコストコが近いから、仕方ないね。

しかしエロ小僧の写真はなく、バカ息子と肉の2ショット。
でも嫁は今回、肉塊を買う事を許してくれなかったのであった(愕然)。
コストコに出向いて肉塊買わないのって、
ソー★で本番しないぐらい本末転倒だと思うんですけど?




でもいつものお約束のでっかいピザは食えたんで良しとしましょう。
だがしかし、あまりにも客が多すぎてフードコートに座るのも一苦労、
そしてピザが出来上がるまで随分待たされる、
挙句の果てにピザは生地がカリッと焼けていないという体たらくです。
ま、ジュースは3杯飲んだんで元は取ったということで。

22時ぐらいにエロ小僧と別れ、湯布院に向かい、
風呂に入る気力もなくなるぐらい疲れ果てた一家全員は
そのまま泥のように崩れて寝てしまったのでした。


8月15日 阿蘇は霧まみれ



目を覚まし、出発前に主の居ない父上の店を物色。
母上が「10月には店じまいして全部処分するから、
欲しいものがあったら何でも持っていきなさい」というので、
この色鮮やかな皿を頂こうと思ったところ、
お値段見たら400ccバイクが買えそうな価格で「ええ・・・(ドン引き)」。

父上に生前、店内の商品の仕入れ価格を聞いてみたところ、
値札の半分弱ぐらいという話を聞いたことがあるんですが、
ということはこの皿、200000えんぐらいで仕入れたっつー事かい?

我輩もテメェの趣味のためだけに色々散財しているけど、
流石に10マソ超えなんてぇシロモノは存在しておりませんですぜ。



父上の店の物色はまた別の日にすることにして、帰路に付くことにします。
でもやはり、湯布院に来たらぬるかわで蕎麦を食わない訳にはいきません。
丁度時間的にジャストタイムだったらしく、すんなり入店。
ううむ、やはり我輩ぐらいの人物ともなれば日頃の行いが悪くても(以下略)

香り、歯切れ、喉越しの三拍子が揃ったぬるかわの10割蕎麦。
コレで1080円は少し高いけど、安いと思う。
嫁はコイツに黒い硫黄臭がする岩塩をかけて食うのが旨いと申しますが、
我輩は普通に、わさびをツユに溶かさず乗せて食うのが旨いと思う。



さて、このまま宮崎に帰るというのはある意味現実に戻る行為。
どーせなら夏休みを余すところなく満喫したい。
というわけで阿蘇山を見てから帰路につこうと考えました。

そーいや阿蘇に向かう途中に九重“夢”大吊橋があるやんけと思い、
そっち方向を目指してリビドー号を走らせたところ、雨降りやがんの。

雨降りだから客は少ないのがせめてもの救いですが、
雨の中わざわざ銭払って吊橋渡りながら (しかも吊橋の上では傘厳禁)
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル するというのもなんか嫌です(小声)。
結局、遠くから橋を望むに止めて阿蘇に向かうことにします。



嫁が阿蘇に逝きたい理由の一つが「ソフトクリーム食いたい」という
実にくだらねぇというか、脳みそトロケてんじゃねぇかな理由だったんで、
昔父上によく連れてきてもらった“ミルクランドファーム”に向かいます。
と言っても湯布院から阿蘇に向かう道の途中にあるんですがね。

そしてココで食えるのはソフトクリームではなく、
アイスクリームであるという微妙な違いもあるんですが、

嫁もクソガキ共も冷たいのならどっちでもいいだろ(適当)。
アレだ、クルマに興味のない輩にとってフェラーリもランボルギーニも、
どっちも早そうなクルマって認識しかないのと同様。



ミルクランドファームのアイスクリームはアイスというよりジェラート。
じゃあ何でジェラートって名乗らねぇのかといいますと、
ココ、まだ“ジェラート”って言葉が一般的じゃなかった頃から、
ジェラート的なアイスを売り続けているよーな老舗的存在なんです。

いや、店って言うよりは牧場の一角でアイス売っている謙虚で素朴な場所。

その舌触りは滑らかながらコシがあり、絶妙。
そして牛乳独特のコクがしっかりと感じられる逸品。

だから牛乳嫌いの我輩は正直、受け付けないんですが、
ジェラート好きなら満足できる本格派なシロモノでしょう。

今は亡き父上は無類のアイスクリーム&ソフトクリーム好き。
ココのアイスが大好きで、我輩が嫌だと言うのに無理やり食わせて、
旨いと言わなかったらブチ切れるという有様でしたwww。



小雨の降る中、牧ノ戸峠にたどり着いたら辺りは一面の霧。
ていうかココって標高1300mもあったんだ(驚愕)。

この先、阿蘇まで逝ったところで雨でヌレヌレ状態になるか、
霧で景色が見えないという憂き目に合うのは間違いなし。

どー考えても面白くねぇ状況しか思い浮かびません。
ていうか実際、大観峰まで逝ってみたけど何も見えやしねぇ。

結局、阿蘇の観光地巡りをすることもなく、
そのまま熊本市内まで下山して市内のスーパーで買物をして、
ぐるぐる倉庫で買い物して熊本インターから九州自動車道に乗り、
人が多くて座る場所もないよーな宮原SAでラーメン食って、
その後は宮崎に向かってただひたすら走り抜けて帰宅。
我が家の優雅で忙しい夏休みは終わりを告げたのでありました。



そーいえば熊本市内の国道沿いにミリタリーハマーが置いている店があるのね。
予算が許せばメガクルーザーが欲しい我輩、股間が大興奮。
ミリタリーショッらしかったんで店内に入って物色してみればよかったかな?
でも米軍の払い下げ品にあんまり興味が無いのね、我輩。

今回の休暇は色々予定が詰まっていて忙しい流れでしたが、
初日の晩飯以外は予め細かく計画を立てていたのもあって
全体的にスムースに進行することが出来、無駄なく色々回れて本当に良かった。
やっぱ明るい家族計画って重要ですよ(小並感)。  
Posted by 砥部良軍曹 at 20:36Comments(5)出来事お出かけ

2017年08月09日

息子、肉欲に溺れる

本日は息子の9歳の誕生日。
今の職場は「子どもの誕生日なんで休暇くれ」と言い辛い職場なので、
前日に夜勤につけてもらい、夜勤オフを貰うことで、
息子の誕生日を一緒に祝ってやることにしました。

今回の息子の誕生日のお願いは以下の3点。

★誕生日プレゼントに映画を見せてくれ

★昼飯はCOCOSでハンバーーーーーグ!

★晩飯はすき焼き!

とりあえず我輩は夜勤終了後、ひとっ走りして帰宅。
日差しがあまり強くねぇからイケるなと思いきや、
暑さはいつも通りなので5km走っただけで肉汁ダラダラでした。

えっ?お前みたいなデブでも駆け足すんのかって?
だってさ、今月末の24時間テレビのマラソンの走者、当日発表なんでしょ?
その時にいきなり「お前走れよ」とか言われたら大変じゃん。
だから今のうちに走って体調整えとかんとイカンからね。

まずは映画を見るためにイオンに向かいます。
嫁は「アタシは“君の膵臓を食べたい”が見たい」とか言っておりましたが、
我輩は「君の陰★にぶち込みたい」って気分なんですがね。


息子が見たい映画は“怪盗グルーのミニオン大脱走”
なんか黄色い生き物が「ヒャッハー!」とか叫びながら
あんな事やこんな事をする面白そうな映画ですよね(適当)。

しかし我輩&娘は映画なんて興味ねぇと言うか、
あの映画館の椅子に2時間近く座っているのが苦痛。
そして最近の我輩は1時間以上テレビとかを見ていると、
目ン玉が疲れてくるんですよ。

だから嫁と息子がが映画を見ている最中、
我輩と娘はゲーセンで適当に時間をつぶし、
その後スポーツオーソリティにてキャンプ用品物色。

映画終了後、嫁&息子満足げな面をしながら、
「ポップコーンの味付けが適当すぎて微妙!」と
オスプレイがどーたらこーたら抜かしている連中と同じぐらい意味不明発言。
ま~要するにキャラメル味が付着していないところが旨くなかったらしい。

全く興味はないけど「肝心の映画はどーだったんだい?」と聞いてみたら、
「ミニオンが刑務所の中で暴れるんだよ」と言うので、
「アレか、アメリカの刑務所ではシャワールームで石鹸を落として、
ソレを拾おうとしたらホモに襲われるんだろ?」
と返してやりました。

要するに石鹸を拾おうとしてしゃがむとケツ丸出しになるんで、
そのスキにホモに後ろに回られて掘られるという原理なわけですね。
どうでもいい知識の宝庫、ソレがこの3度の飯(以下略)というブログです。

映画を見たら次は昼飯。
嫁&バカ息子、1発ヤり終わった後の如く「もう貴様に要はない!」
と言わんばかりに余韻もクソもなしに早々とイオンを後にします。



我が家が以前宮崎に居た頃にはなかったCOCOS、
帰ってきたら何故かココにも進出しておりました。


ていうか息子はハンバーグが食いたいというよりは、
生焼けの肉を熱いのに押し付けたいからCOCOSに来たかった模様。
まあ我輩もCOCOSの生焼けハンバーグをアツアツなのに押し付けるのって
奴隷に焼印押し付けているみたいで何か好き。

まあそんなユダとマミヤさんのあのシーンはともかくとして、
メニューを見ながら何を食うべきか物色していたら
「小学生以下の子どもで誕生日の方は遠慮なく申し付け給え」
と書かれていたので嫁と顔を合わせながら
「コレってさぁ、何か誕生日が判るものが必要なのか?住民票とか?」
「保険証があるから、大丈夫!」とか言いながらとりあえず店員さんに申告したところ、



別にそーいうものは必要なかった模様。自己申告でおk。
お誕生日特典はケーキ或いはアイスクリームがオマケに付き、
ドラえもんのぬいぐるみと共に写真を撮ってもらえるという
謎の恥辱プレイがもれなくやってきます。
しかも撮影時には店内のBGMがハッピーバースデーのアレになるという。
当然我輩&娘、家族で写真撮影されることは「だが断る」。

その後はサーティワンでアイスケーキを購入し、
晩飯の材料を購入してアイスが溶ける前に早々に帰宅。



テレビのCMでミヤチクが「大切な日は宮崎牛で」としつこく言うので、
バカ正直にすき焼き用に宮崎牛買ってきましたよ。
写真手前に鎮座している肉が1パック1800円のロース肉、
奥にこんもりしているのが2パック1800円の切り落とし肉。

娘が「なんか肉が多過ぎじゃね?」と文句を垂れるので、
我輩「娘よ、すき焼きは本来牛鍋と言って肉だけを食らう料理なんだぞ(迫真)」
「肉料理なんだから野菜は気持ち程度入っていればいいんだよ(断言)」と、
言ってしまったのですが我輩の思考、大体合っているよな?

だがしかし、豆腐は多めにブチ込ませていただきますぜ。
甘ったるい割り下と牛肉の脂を身に纏った豆腐はすき焼きの準主役!
肉が風見志郎なら豆腐が結城丈二?アレ、なんか違うか?

ていうかさ、1/4サイズで100円の白菜って、
「そんなの高くて買えるか馬鹿野郎!!」
「エキストラにそんな高額な給料払えるか!」って思う我輩、
やっぱ貧乏性で器が小さいんでしょうかねぇ・・・
その代わりエノキは3パック100円だったんで速攻で買ってブチ込みました。

ところで世間一般的に「しらたきは肉を固くするから肉から遠ざけて入れる」
と言われるようですがソレはどうやら迷信らしいです。

だってウチのすき焼き、別に肉固くねぇもん。柔らかくて美味しぃ。



高い肉と安い肉、何処がどう違うのかといいますと、
高い方は白い部分の割合率が赤い部分よりも多いのにも関わらず
箸で摘んでもこのように形がしっかりしているんですね。

そして口の中でホロホロと崩れながら優雅な味わいを奏でる。
うーむ、やはりすき焼きは宮崎牛に限る(確信)。

まあ安い方の肉は肉と脂がはっきりと別れている分、
肉らしい食感を味わえるという良さもあるんですがね。

ただ、折角宮崎牛ですき焼きしたんだから、
卵もヨード卵光にしとけば良かったかなと思いましたが、
我輩は牛乳と生卵が嫌いなんでどうでもいいかな。



最後はバースデーケーキ。
純粋にケーキ好きである我輩&娘的には実に好ましくないのですが、
息子は「ツヨシ、アイスクリームとソフトクリームは飲み物なんだぞ」と
のたまっていた亡き父上の遺伝子を微粒子で受け継いでいるのか、

今年も性懲りもなくサーティワンのアイスケーキです。
しかも熊のプー。

ま、「何か霜が一杯付いているぞ!霜降りで嬉しいのは牛肉だけだろ!」とか、
「ケーキが固くてロウソク立てられねぇじゃねぇか!」とか色々悪態つきましたが、
バニラアイスじゃなければ我輩食えん事もねぇんで、良しとしましょう。



ケーキアイスを保冷するためにブチ込まれていたドライアイス、
当初は結婚式の入場のごとく周囲に水の入ったコップを置いて、
その中にドライアイスの欠片を放り込んでモクモクしていただけだったんですが、
ジュースの中に入れてみたらコレが面白いのね。

ま、ドライアイスは二酸化炭素、そして炭酸水は二酸化炭素入りの水。
だからシュワシュワ感がパワーアップした炭酸ジュースになるだけなんですよ。

そして二酸化炭素の塊は水より重いんで、
浮き上がって舌に付着して低温やけどすることも無し。

そして息子は「水素水よりも旨いなコレは」と、
これまでの9年間の人生を総括したかのごとく
適度に切れ味の良いコメントを残したのでした。



「んじゃあコイツをウィスキーの水割りに入れればハイボールじゃん(迫真)!」
というわけで去年の転勤前に購入して未だに残っている
世界で一番小さな蒸溜所のウィスキーと共に合わせて飲んでみました。
うん、普通にウィスキーの炭酸割りだわコレ。  

Posted by 砥部良軍曹 at 22:14Comments(2)出来事

2017年08月05日

変態どうでしょう 青森⇒宮崎リビドー号縦断2000km

我が家が宮崎に帰還して1年が経ちました。
ところで、我が家の青森を去り宮崎に帰還するまでの3泊4日の経緯、
どーせ誰からも反応がなさそうなので載せるつもりはなかったのではありますが、
我輩のブログなんて我輩のセ★ズリのよ~なもんだから
出せるもんは全部出してしまおうということで溜めていた分、ドバっと出します。

8月1日 青森⇒宮城 さらば青森よ、もう戻れない、もう帰れない
ダンボールが室内空間を占拠する風景を目の当たりにしながら
青森での6年4ヶ月の事を思い出すと言いたいところでありますが、
この場に及んでも未だ我輩、今日で青森を去るという自覚ゼロ。
なんか夢を見ているよ~な気がして仕方がありませんでした。

今になって思うと、やっと宮崎に帰ることが出来る悦びが感じられなかったのは、
宮崎まで戻るのに4日間をかけなければならないが故に
距離的、そして時間的な問題による現実味の遠さと、
「実は我輩、青森を宮崎以上に愛してしまった」という深層心理だったのかも(適当)。



引越し屋さんが来るのは昼。
荷物はある程度片付いているし残りは嫁が片付けるので、
とりあえず我輩はクソガキ共を連れて小学校に逝くことにします。
運良く双方の担任の先生は学校に居たので、別れの挨拶を実施。

でも何かクソガキ共、もうこの学校とはオサラバという実感が無いようで、
適当な世間話をして適当にお茶を濁して適当に別れをつけるという体たらく。



学校を出るやいなやクソガキ共が
「最後に・・・沼田商店で買い物がしたい」と抜かすので、
冥土の土産に買い物をさせてやりました。
ていうか先生はどーでもよくて沼田商店との別れは惜しいのかい?

何の変哲もねぇ駄菓子屋&文房具屋ですが、
クソガキ共にとっては青森生活での良き思ひ出の場所。



なんかメッチャ昭和風味、ていうか何時から売れ残っているのかコレ?
ココで我輩がお買い上げしねぇとコイツはこのまま朽ち果てるのみと思い、
何も考えずに衝動買してしまいました。



暫くするとバカ息子の彼女?が遊びに来たので、
最後の戯れをさせてやります。

息子とは言え、こういうリア充なところを見せられると少しイラッとしますが、
お互いの別れは随分ドライな感じでしたし、
息子自体も「どーせ暫くしたらオレのことなんか忘れるさ」とかなり投げ槍でした。
ま、確かにそーかもしれんがね。



そして昼に上戸彩の引越し屋さんがJRコンテナを搭載したトラックでやってきて、
ようやく我輩、宮崎に戻るという現実を自覚するのであります。

結局嫁の努力の甲斐あって、荷物はギリギリコンテナ一つに纏められ、
トドメは我輩の通勤用チャリ、ヂョニー・ライデン号を無理やりぶち込んで完了。
引越し代は21万円に押さえられて万々歳。



引越し屋が去った後、職場に社宅の鍵を返し、
お世話になった方々にサラッと挨拶をして社宅に戻ると、
アベノミクス一家とハルヲ一家、みずぽちゃん一家が見送りに来ていました。

どーせなら三沢で1泊しても良かったんですが
あまり未練を残したくねぇのでとっととこの地を去ることにしたのですが、
今更ながら最後に青森屋に一泊しとけばよかったかなぁ。
そしてついでに、スカイプラザにも寄っとけばよかった。



ハルヲ息子、最後まで追跡するもリビドー号のスピードには叶わず。



夕方17時前、下田百石ICから我が家の宮崎を目指す旅が始まります。
さらば青森よ、でもまた遊びに戻ってくるぜ。



「最後に東北の道を走りたい」と抜かす嫁がハンドルを握り、
1日目の宿泊地である仙台市を目指します。
盛岡IC手前のスイカタンクも見納めですな。

しっかし岩手県、日本で2番めにデカい県という事実は認識しておりましたが、
実際走ってみると本当にデカいというか、縦に長いのね。
なかなか宮城にたどり着けずにちょっとイライラしました。



20時頃、ようやく宮城県突入。
金成SAにて晩飯に牛タン釜飯を喰らいます。
少しだけでも宮城の良さに触れた気がして嬉しい気分。



嫁はご当地グルメ?麻婆焼きそばだったっけ?を注文したんですが、
コレ、我輩も一時期よく作って食っていたぞ。結構旨いよね。

尚、娘は宮城よりも岩手の方が好みの模様。
盛岡冷麺を喰らいながら東北に別れを惜しみます。
やっぱ冷麺にはスイカだよな、スイカ。

街中は運転したくねぇと嫁がのたまうので晩飯後は我輩がハンドルを握り、
仙台ICで降りて仙台の市街地を目指して走っていたら、
国道沿いにデカくて目を引く、赤い派手な建物を発見。

両眼視力1.5の我輩の目で建物に書かれた文字を見てみると
「TENGA」と書かれているよーな気がするけど、まさかね~・・・・
って本当にテンガショップだし(驚愕)!!
この一件だけで、我輩は青森在住時に仙台に来なかったことを大後悔。
ていうかこの時寄ればよかったなテンガショップ。

余談ですが我輩にテンガの良さを教えてくれたのは、
忘れもしねぇ、宮城から転勤してきたバーチー君でした。



己の愚かさをひっそりと悔やみながら
この日の宿泊地である仙台のビジネスホテルを探すと、
コレが福岡のビジホ顔負けなぐらい込み入ったところに所在。
挙句の果てに駐車場が結構離れているというおまけ付き。

まあソレ以上にアレだったのは寝相の悪さでは定評のある息子と
ダブルベッドで寝るという状況だった事なんですが、
ツインの部屋で安いホテルなんてなかなか見つからないのよね。

この日は少し前に購入して取っておいた“どんべり”を飲みながら、
やはり事前に八食センターで購入してきたホタテの干物をかじり、
青森での楽しかった出来事を思い出しながら一夜を過ごしたのでした。




8月2日 宮城⇒静岡 ジェットコースターは砕けない
どーしてなのかは後で解ると思うけど、
次の目的地へ早く辿り着く為に直ぐ様仙台市内のホテルを去り、
足早に街中を抜けてICを目指したのですが、
仙台市内って結構キレイな街並みなのね。

こんなデカい並木がある道が街のど真ん中って何かステキ。
やはり仙台市内、1回は来ておくべきだったですな。



朝飯は高速に乗ってSAで、そしてまた牛タン。
だって仕方ないね、牛タン旨いんだもん。



息子が「朝飯の後はデザートだよな」とソフトクリームを所望したので
「息子よ、旅先ではご当地ソフトを食うのがその土地に対する礼儀だぞ」と言い、
宮城県民のソウルフードである“ずんだ(枝豆つぶした甘いやつ)”が
混入したソフトクリームを食わせたんですが、

残念な事にコレが結構美味しかった模様。ていうか意外と旨かった。



我輩が急いでいたその理由はココ、
羽生PAの鬼平江戸処に寄りたかったから。
高校時代、池波正太郎にハマった我輩には外せない場所。
鬼平犯科帳っぽい江戸チックな建物が並ぶ不思議なPAです。



勿論、昼飯はPA内にある“五鉄”で一本饂飩を食す!
でもね、一本饂飩は原作では五鉄じゃなくて、豊島屋なんだよな。
そしてコイツが出て来るお話のタイトルは“男色一本饂飩”(迫真)。

太さ2cmぐらい、長さ50cmはある饂飩は醤油味のタレが絡まり、
温泉卵とネギと共に味わうのですが
食感はうどんというより、すいとん或いはだご汁の兄弟。
コシがあるうどんと言うよりは餅食っている気分。



そしてもう一つ、ココで外せないのが五鉄名物“軍鶏鍋”。
鬼平の小説やドラマで必ず出てくるこのメニュウ、
自分で作ったこともあるぐらい恋い焦がれていたコイツを今、食す!



醤油味の汁で煮込まれた鶏肉とつくね、そして野菜類。
小説ではモツが入ると書かれているはずなのにモツ入っていねぇし、
江戸時代には存在しなかったはずの白菜が入っているのは興ざめでしたが、
素朴な味わいは安定の旨さと言っていいのかなと思ふ。

普段は卵かけご飯食わねぇ我輩ですが、
この鍋の汁や野菜と共に食すと結構美味しいんだね。

余談ですが“五鉄 軍鶏鍋 レシピ”でググると
我輩のもう一つのブログ“脂肪遊戯”が出てきます。
興味のある方は是非ともご覧あれ。



東北自動車道を抜けた後は中央自動車道に入って
東京は迂回して東名高速に入るつもりだったのですが、
この時リビドー号のハンドルを握っていたのは嫁。

そして嫁が何を血迷ったのか、ナビの言う事に従って進んでしまったのが運の尽き、
よりによって首都高速に突入して名物の大渋滞に巻き込まれてしまいました。
いやー、話には聞いていたけどマジで凄いのね首都高の渋滞。
久しぶりに嫁に対して殺意が芽生えてきましたよ。
「ケツに腐ったネギ突っ込んで死んでしまえ!」って叫んじゃったもん。



我輩の予定では15時前ぐらいには富士山の麓に到着して
富士五湖とか回りながら周辺観光するつもりだったのですが、
バカ嫁が首都高に入っがために結局到着は16時過ぎ。
いや嫁がバカなんじゃなくて、嫁にハンドルを任せた我輩がバカだった。

でも最大の目的地である“富士急ハイランド”
ココだけは絶対に、意地でも外すことが出来ません!
そろそろクソガキ共にも遊園地デビューをさせてやらないといけませんからね。



そして富士急ハイランドと言えば“FUJIYAMA”(確信)。
ビグ・ザムの全高レベルの高さ(80mぐらい)から落下したあげく
幾度となく捻りが入るという泣く子も叫ぶ日本を代表する絶叫マシーン。

正直な話、我輩はジェットコースターが大の苦手。
苦手すぎてこれまでの人生では三井グリーンランドで風神雷神しか乗ったことがねぇ。

だからぶっちゃけ、コイツには乗りたくなかったんですが、
嫁がウキウキしながら乗りたいと抜かす⇒クソガキ共も乗りたいという
⇒15時過ぎに入場したのでナイトフリーパスで何でも好きな乗り物に乗れる
⇒ココで我輩がジェットコースター怖いと言ってしまうと今後の尊厳に関わるという事で、
何も考えずに、そしてコイツがどういうシロモノであるかも説明せずに乗ることにしました。



いやー確かにね、初めの時点でジェットコースターが、
天空めがけてゆっくりと上がる時は怖かったですよ。
我輩高所恐怖症だから横見るとマジでウ◯コ漏らしそうになったもん。

でも落下してしまえば後はぐるんぐるん周ったり逆さまになったりするだけだし、
正直な話、「途中で止まりさえしなければどうということはない」事が判明しました。
我輩のジェットコースター嫌いは只の食わず嫌いだったわけですね。

さて、隣に乗っていた息子は終始超ノリノリだったんですが、
言い出しっぺの嫁とただ言われるがままに乗った娘は
「怖い!もう乗りたくない(迫真)!」の一言。

しかし諸君、よく考えてみたまえ、
日本で2番めにデカいジェットコースターに乗ったということは、
長島スパーランド以外のジェットコースターは
全て雑魚であるから余裕で乗れると考える事も出来るぞ(確信)。


その後、時速178kmで弾き飛ばされるという“ドドンパ”にも乗りたかったのですが、
嫁と娘はジェットコースター恐怖症に陥って何も乗りたくねぇと言いやがるし、
尚且つ少量の雨が降り注いできたために絶叫系は軒並み運行停止になるという。



その後は敷地内をブラブラしながら雨を避けたり、
運行しているライトなアトラクションに乗ったりしていたのですが、
この変な鳥居で写真を撮影していると可愛い2人組の女子が
「よかったら写真撮りましょうか、でもアタシ達の写真も取って下さい」と言ってきたので、
ご厚意に預かって家族写真を撮影してもらいました。



そろそろ暗くなり、晩飯の時間が迫ってきたので、
最後の〆に“ナガシマスカ”という吉六会の筋肉野郎みたいな名称の
ずぶ濡れ系アトラクションに乗ることにしたんですが、

正直な話、我輩的にはコイツの方がFUJIYAMAよりも怖かったわ!

ガッチリしていないボートに乗せられて水の上を揺らされながら進むこのアトラクション、
途中で水がかかるわ足元は浸水してくるわ不安定この上ないわでたまらんかった。
大体さ、我輩濡らすのは好きだけど濡れるのは好きじゃないんだよ。
でも一回ずぶ濡れになると気にならないもんなんだよね。



さて、今回の大誤算の一つ、それは富士吉田で宿泊すればよかったのに、
何を血迷ったのか富士宮に宿を取ってしまったこと。
我輩の記憶では山梨県の富士吉田から静岡県の富士宮までは
クルマで30分程度という認識だったのですが実は1時間以上離れていたんですね。

雨の富士の樹海を抜けて富士宮にたどり着き、
旅館でのチェックインを済ませたらすぐさま晩飯を喰らいにお出かけ。
10数年前に来た時の記憶を頼りに店を探し、入店。



何で我輩が富士宮市に泊まろうとしたのか、
ソレはこのB級グルメブームの火付け役?富士宮焼きそばを食うため。
硬いよーなコシがあるよーな独特の触感の麺と
ラードを絞った残りの肉かすが具に入った焼きそばは変な中毒性があります。



そしてもう一つ、静岡名物黒はんぺん。
一般的にはおでんに入ったものを食すのですが、
ココの店ではフライにしたものが出てきました。
これも独特の深みある味わいで旨し!

渋滞に巻き込まれたけど富士急も楽しみ、
静岡名物も食して素晴らしい2日目を終えたのでした。



8月3日 静岡⇒山口 遠すぎた錦帯橋
折角静岡に来たんだから富士山、逝かねぇと損だよなと思い、
富士山の5合目まで登ろうとしたのですが、
悲しいことに夏場は登山客が多く来るために
5合目に登る道は閉鎖されているんですね。




仕方がないので5合目に入る手前の駐車場に車を停め、
その広大な頂きを拝んでやろうと思いきや、雲が厚くて頂上見えねぇんでやんの。
とりあえず「富士山の途中までは来たよ」という既成事実だけ作って糸冬了。



富士山降りてくる途中で陸自さんが駆け足していました。
どうやら富士登山駅伝のための練習をしているようですが、
このガチムチ軍団、どこまで走ろうとしているのやら。
ほっといたら山頂まで駆け足しそうな勢いです。



前回の帰省時には新東名を走りましたが、
今回は海沿いのこの風景を見たいがために旧東名の方を走りました。
高速道路の脇に海があるこの風景、圧巻です。
10数年前、浜松に研修に来た時の感動が再び蘇ります。



昼飯は勿論、浜名湖SAで食します。
嫁が注文したのは由比名物、桜海老のかき揚げがついたうどん。
サクサクの桜海老のかき揚げ、旨し。
しかしうどんにしてはお値段高し。



我輩はココに来たらコイツを食らうのがお約束。
醤油味のパスタに浜名湖名物の鰻を散りばめた“うなスパ”。
好みで別添えのわさびマヨネーズをぶっかける。

味は・・・鰻の食感は醤油味のパスタとマッチングが良いわけでもないし
マヨネーズは鰻の味を引き立てずに1人で主張しまくっている。
不味いわけじゃないけど、絶品というわけでもなし・・・
ま、例えるならアブノーマルなプレイのよ~なもんですな。



やはりこういう場所では王道を往く“浜松餃子定食”を
注文するのがよろしいのかもしれませんが我輩は鰻が好き。
餃子が写真に写っていないじゃないかという批判は黙殺する。

しかし娘は餃子の味よりも「このもやしがイイね!」
マルシンのリボルバー並みに精度が低いコメントを発するのでした。



その後、前回は台風接近で通れなかった伊勢湾岸道路を通り、
ナガシマスパーランドを遠目に眺めながら
「次はあのジェットコースターに乗るぞ!」と家族に宣言するも、
「もうジェットコースターは乗らん!」と娘が反論。

さて、ふとカーナビを見てみると岩国まではまだ随分距離がある模様。
どうやら我輩は計画&計算間違いをしてしまったみたいです。
あーやっぱここは山口まで逝かずに広島辺りで一泊して、
広島のお好み焼きを食らう計画をたてるべきだったと今更ながら後悔。



結局晩飯は小谷SAにて尾道ラーメンを食らうことに。
正直我輩、醤油味のラーメンに期待はしていなかったのですが、
醤油のくせにパンチのあるスープに九州ラーメンみたいな細麺のラーメンは
予想を遥かに上回る味わい深さで見事なブツだったのです。

こりゃあいつの日か、尾道の美味しいラーメン屋で食わんとイカンと思わされるとともに、
「やっぱ宿泊先は広島にしとけばよかったかもしれん」と後悔。



結局、岩国の旅館に到着したのは22時前。
しかもこの旅館お値段安いけど(4人素泊まりで13000円)
昭和の風味がかなり濃い、要するにボロい旅館。

でもね、岩国名物錦帯橋は宿の直ぐ側という好ロケーション!

余談ですが我輩と嫁が初めて旅行した時に泊まった旅館もこういう感じで、
しかもその夜は初めて嫁のパンツに手を突っ込んで
ムチン(オクラや山芋に含まれるヌルヌル成分)出しながら盛り上がったんですね。

だからこういう昭和テイストの部屋って我輩、案外好き。



宿のチェックインを済ませたら疲れているにも関わらず夜の錦帯橋!
到着前の22時まで錦帯橋はライトアップされていましたが、
既にライトは消されてしまい、見事な橋の姿は見えません。

でも橋に足を踏み入れることは出来たので、
橋の入り口の料金ボックスにお金を入れて渡り、
重厚感溢れる木製の橋の感触を楽しんでまいりました。

その後部屋に戻り、途中のSAにて購入したもみじ饅頭、
略して“モミマン”を息子と喰らいながらこの日の夜は糸冬了。



8月4日 新富よ、我輩は帰ってきた!
朝起きると娘が「お父さん、もみまん美味しかったよ」と謎コメント。
本当は入っちゃいけなかったんでしょうがこの旅館、
「まずウチさぁ・・・屋上あんだけど・・・錦帯橋見ない?」ってな感じで、
屋上のドアの鍵が空いていたのでこっそり登って写真撮影。
いやーこの旅館、最高のロケーションだわ。



いやーしかし、九州が目前ということで朝だと言うのに暑い!
でも折角だから当初の予定通り、岩国観光を実施!

でも錦帯橋は昨晩暗闇の中でじっくり拝んだので(卑猥)、
岩国城を目指してリビドー号を走らせたんですが・・・
岩国城って城があるところまではロープウェイ乗らんとイカンのね。



そして城を眺め、下界の風景を眺め、
九州の方角を眺めながら「もうすぐ九州に帰れるんだな・・・」と
感慨深い気分になりはするもののソレはある意味、現実に戻される事。

ウチラの転勤時の移動って「出来る限り早く来い!」と言うわけではなく、
「必要な休息を取りながら、安全に留意して来なさい」って感じだから、
新しい職場に到着するまでのこの期間ってある意味フリーダムなんですよ。



城と岩国の風景を堪能した後、下界に降りると、
絶滅寸前の危機に至っている三菱ジープのバンが置いています。
しかし何やら、普通のクルマには付いていないものが付属。



実はこのジープ、木炭自動車なんですね。
よーするに薪ストーブ的エンジンが付いたクルマ。
木を燃やして走れるから山の中でガス欠になっても怖くない!

但し、薪しか使えないというわけではなくデフォルトのエンジンも付いていますし、
木炭で走ることも出来るという言わばハイブリット車なんですよ。
うーむ、そういう漢(おとこ)らしいワイルドなハイブリッド車なら我輩も欲しいぞ。
ただ、欠点が一つ、後ろのハッチが使えねぇ・・・だから3ナンバーなのか?



その後錦帯橋付近をブラブラしながらポケストップを回し、
色々と見て回りながらつかの間の自由を楽しんでいると
珍百景で紹介されたソフトクリーム屋さんがあるじゃないですか!

何やら100種類ぐらいのソフトクリームが置いているらしいですが、
どーせそのうちの半数はドラクエや妖怪ウォッチの怪物みたいに
色違いの名前違いバリエーションでしょう。
例えるならノアとVOXYとエスクワイヤみたいな感じ。



金って今のところ、グラム5000円ぐらいですよね。
ということはこの3000円の錦帯橋スペシャルには
どんぐらいの金粉がぶっかけられているんですかね?

インスタのネタにしてもコイツは我輩的にナシだなぁ。



結局ソフトクリームは買わずにかき氷と岩国寿司を買いました。
あ、アツアツで口の中火傷する牡蠣のクリームコロッケも買ったよ。



たとえ休憩する気がなくても、九州に入る前には壇ノ浦PAに寄るのがお約束。
そして関門橋を眺めながら「九州よ、私は帰ってきた!」と呟くの。
でも今となってはこの時ココを渡ってしまったがために
九州に縛られる運命になってしまったという気がせんでもない。

でもね、ココまで来たら目前と言いたいところなんですが、
下関から新富町まではまだ400km近くあるんですよね。




今回は東九州道が全線開通したと言うので大分側を通ります。
と言うのは適当な言い訳に過ぎず、
本来は一足お先に北九州に転勤したゴリラ一家とたっちゃん一家と合流するのが目的。
久しぶりの再開、って言っても2週間ぶりなんですがね。

その後皆でジョイフルに向かい、昼ごはんを食べ、
また遊びに来ることを誓いながら別れたのですが、
女が言う「機会があったら行くね」は絶対行かねぇの遠回しな言い方だよな?



椎田から高速に乗り、南下して宮崎を目指すリビドー号。
しかし大分松岡以降トイレと自販機だけのPAのすらも無い東九州自動車道。
その上佐伯ぐらいから1車線、磐越自動車道並に酷い高速道路だよココは。

折角だから西都まで行こうと思っていたんですがね、
結局途中でUNKOがしたくなったので、日向で降りてセブンイレブンに突入。
そして20時前ぐらいに懐かしの新富町の風景を目にした時、
「ああ、やっと元の生活に戻れる・・・」と感極まる思いだったのですが、
1年経過した今ではあの青森での6年4ヶ月がただ懐かしくて仕方がない。

でも一つ思ったことがありますね。
我輩の青森への転勤は間違いじゃなかったなと、ね。
だってこの転勤がなければ、こんな長距離の度は経験しなかった。  
Posted by 砥部良軍曹 at 12:08Comments(5)出来事