2010年10月11日

クラシックカーは見ているだけで心が癒される



我輩のようなエンスージアスト(注:クルマ好きの事をこう呼ぶ)は
路上でこういうクルマを見かけると立ち止まらずにはいられません。
だって“青”ナンバーの三輪トラックですよ!何か凄いと思いません??
サムネで“何か”を感じるからクリックした人も居ると思います。
(凄いと思わない人はブラウザの“戻る”を押して去りたまえ!)

で、ここが何処の何なのかと言いますと青森県の平内町という
国道4号線を青森方面に向かう途中にある海辺の町。
宮崎で言うと川南辺りを髣髴させるようなところにあった自動車博物館。
その名称は“マルタケ自動車整備工場”
博物館に“自動車整備工場”と銘打つところがセンスがいいですね。
昭和テイストを解っていらっしゃる証拠です。 



しかし、このこじんまりとした博物館の営業日は日曜と祭日のみ。
この三輪トラックを撮影した時は土曜日だったので中を見る事が適わず、
本日祭日という事で念願適いようやく中に入る事が出来たのでございます。
入館料は大人500円、中・高生300円。
高いような気もしましたが、中に入ると結構なコレクションの数。
しかもかなりレアな代物が陳列しているので「うん、安いな」。



クルマのコレクションも入り口にトラクシオン・アヴァン(前輪駆動)に
なる前のシトロエンが置いている段階でかなりの凄さです。
しかも秋田ナンバーが付いています。
内装はぼろぼろですが、これは存在するだけで意義がある!

銭を払って何を血迷ったか田舎者の嫁が「ドアとか開けていいんですか?」
と、まるでラウンジのねーちゃんに本番を求めるような発言をしたので
我輩のエクスキャリバーで地獄に突き落としてやろうと思った所、
博物館の人が「ええ、ドアが開くクルマは開けて中に乗ってもかまいませんよ」と、
ありえない答えが返ってきたのでびっくり!どれだけ太っ腹なんだ!



で、早速目の前にあったジャギュアXK-120という
1950年代を代表する優雅なフォルムのロードスターに近づき、
ドアを開けようとしたところ嫁が「ドアノブがない?どうやって開けるの?」
これだから田舎者は・・・MG-Aと一緒だよ!!知らんのか?
(このクルマのドアの開け方は多分父上とか鈴吾様ぐらいしか知らないと思う)



「昔のロードスターはスタイル重視の為、外にドアノブがないのだよ」
と、どうでもいい知識をひけらかしながら我輩がドアを開けます。
我輩が中に乗ろうと思いましたが、恐れ多くて乗り込めません。
しかしこのクルマがどれだけ凄いのか知らない息子は躊躇なく乗り込みます。
でもここで我輩が乗ってしまったらぼっkiしていたでしょうね。



おおう!これはフジキャビンで有名な富士自動車の・・・元チャリ?
これは試作車らしく、かなりレアな代物です。只モノではありません。
念のため説明しておきますが、富士重工とは何の関係もありません。
余談ですが富士重工が製作していたラビットスクーターも置いていました。



ここの博物館の目玉がこいつ、ニッケイタローというクルマだそうです。
50年代に雨後の筍の如く現れて消えていった軽自動車のひとつで、
生産台数もかなり少なく、その上2・3台しか現存していないそうです。
この博物館のオーナーはどうしても?これが欲しくて
フルレストアのS600と交換したと言うのですから相当素敵ですね。
まああの天下無敵のトヨタ博物館にも置いていない車ですから
クルマとしてはともかく、歴史的価値は相当なものでしょう。



そういう日本の軽自動車の歴史の生き証人を我輩が感慨深げに見つめている間、
息子は何をしていたのかと言いますとミゼットにまたがっていました。
しかし博物館の人はそんな息子を見て見ぬふり?我関せず?
このミゼット、かなり状態がよく今でも普通に動きそうです。



その後も長江とかいう中国製のBMWサイドカーのコピーにまたがったり、
写真のでかいバイクにまたがって「変身!ブイスリャー!」と叫ぶ始末。
馬鹿野郎!この日本を代表する名車に気軽に跨るとは!羨ましい!!
さて、このバイクの名前は何かご存知かな?と言いたいところですが、
多分誰も答えない様な気がするので別にいいです。

バイクは他にもこのブログの常連では父上しか知らないような
メグロとか数多くの不明メーカーの代物が大量にありましたが、
我輩は2輪はまったく以って専門外なので凄さが理解できねぇ。



しかし軽自動車がかなり種類が多いのが素敵ですねぇ。
バモスホンダの凄く状態の良いのが置いているのは驚嘆モノです。
多分これ「頼むから売ってくれ!!」とか言う奴が多いんだろうなぁ。
ひょっとしてここの展示物の大半は実は売り物?
他にもフェローマックス、ミニカバン、ジャンボーグ9じゃなくてホンダZ、
そしてこの手の博物館のお約束ミゼットやスバル360もありました。



オーナーに曰く有りなロールスロイス・シルバーシャドウ。
このクルマのオーナーは定年後ローンで中古車のこの車を購入したものの、
想像以上にかかる維持費と嫁さんの小言に悩まされながら
泣く泣くこの車を手放してここに展示されたそうです。
素敵なクルマにはドラマがあるものなのですね。
そういう悲しい話を知ると気軽に後部座席に乗るのも躊躇するのは
我輩がロールスロイスの似合わない小市民である証ですかね?



狭いながらも数多くの名車や珍車が並び、我輩の目を思う存分楽しませた
素敵空間はいつまでもここに居たいと思わされる癒しの場所でした。
クラシックカー、上手くは説明出来ないけれど古のマシンが醸し出す空気は
正体不明の想像を掻き立て、我輩を異次元の世界に誘ってくれます。
この高ぶる思い、女子供には理解出来ないんだろうなぁ。
娘なんかとっとと外に出てべスパの玩具に跨っているし。



後ろ髪を惹かれる思いで博物館を後にし、
外に置いていたいすゞ117クーペの姿を眺めながら、
わずかに我輩の記憶に残る昭和のノスタルジィを噛み締めたのでした。
これ、通勤用に欲しいなぁ。でも後輪駆動だから冬は大変そうだ。


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Posted by 砥部良軍曹 at 22:02│Comments(7)お出かけ
この記事へのコメント
陸王ですかね?

昔ベスパを買おうかとShopに行ったら、ベスパをどういうバイクかご存知ですか?(無知なガキが、見た目だけで買おうとするな)と言われました
Posted by ウナギゐヌ at 2010年10月12日 00:02
ウォォォォォ~
幾久しく、見ることの叶わなかった、
「117クーペ」じゃないですかぁぁぁ~、
走りはそんなに硬派ではなかったけど、
今の実用一点張りの車には無い、
漢の夢やロマンを感じさせてくれる、
貴婦人の如く、美しいクルマでしたね~

ところで、この車、野外駐車なの?
だとしたら、もったいないな~
Posted by 隠居親父 at 2010年10月12日 19:10
Uu-m!懐かしい車がいっぱいだ。

一番目のオート三輪 くろがねかマツダか判らんけどもう丸ハンドルだね
うちの親父は私がガキの頃バーハンドルのオート三輪に乗っとたなァ
時々まねしてエンジンを掛けようとしたけどキックが固くて跳ね返りが凄く向う脛をいやと言うほど打った記憶があるョ。

バイクも小学生の時遊びに行ってた自転車屋の店頭にあった気がする。
デカイ方のバイクはガキの頃だけど白バイで使われていたような気がする。

まだ福岡の青果市場が那の川にあった頃近所にいた宝石屋のおじさんが
サイドカー付きの大型バイク
  確かあれは陸王だったかな
で営業してたけど、いつも、英国やドイツのヘルメットかぶっていたっけ。

私はCB300には乗ってたけしXJRやらCBR等は乗ったことがあるけど、
  トライアンフやインディアン号、陸王、メグロ
にも乗りたかったなァ。

117は湯布院で2台くらい走っているからあまり珍しくないけど、内開けドアのジャグヮアーは良いねー!
Posted by 骨董屋の親父 at 2010年10月12日 19:57
>>ウナギゐヌ
流石だな。昔のバイクにも詳しいとはおぬしなかなかやるな。

べスパはな、ローマの休日を見て憧れただらしねぇノンケが
買っては壊すを繰りかえしていたからそういう扱いなんだよ。

>>隠居親父様
117クーペは21世紀になっても色あせない美しさです。
この頃の車には夢と希望が詰まっているのがいいですね。
しかしそんな名車がここでは青空駐車中。もったいない事です。

>>骨董屋の親父様
1番目の奴はマツダのオート3輪です。
そして息子が跨っているバイクは父上のおっしゃるとおり、
昔白バイに使われていたタイプの昭和32年式?陸王です。

それよりもやっぱり解ってましたか、ジャギュアのドアの開け方。
Posted by 伍長閣下伍長閣下 at 2010年10月13日 22:24
(我が旧車嗜好の偏向っぷり・ごく一部)
・いすゞ車では117クーペ(特に初期ハンドメイド)の他に、フローリアンが好きです。
・ナンバープレートの古さにグッとキます。
・「ロールスは、『マルサの女』で山崎努が乗ってたやつだ」などと、旧車と映画とを無理やり結びつけます。
・ジャグュァ(私はどうしてもこの発音になっちまうw)の乗り方、むしろ飛び乗るほうが好きです(柴田恭兵乗りともいいます)。
・ニッケイタロー、フジキャビン、フライングフェザー・・・大好き。

・・・こうなるともう病気w治りません。
湯布院のバイクミュージアムまた見に行きたくなったですw
Posted by 鈴吾 at 2010年10月13日 22:58
うちの実家は町の修理工場だったんですけど、子供の頃には父が趣味で集めた古い車がたくさんありました。
三角形のちっちゃい車?や真っ赤なマスタング(触らせてもらえなかった)には乗ってみたかったなぁ…
バブル崩壊ですべてが泡と消えました。
(ToT)

クラシックカーは見てるだけで幸せですよね。
Posted by 幸せうさぎ at 2010年10月14日 06:05
>>鈴吾様
我輩、30年ぐらい湯布院に通いつめておりますが実は
湯布院のバイクミュージアムはまだ逝った事がないです。
自動車博物館は結構足を運んでいるのですがねぇ。

それよりもロールスロイスのシャドウをみて
「マルサの女で山崎努が乗っていた」と思いつくのが流石ですね。

>>幸せうさぎ様
うらやましい環境ですね。マスタングが目の前にある人生。
三角形のちっちゃい車はひょっとしてドアが前にある
変なクルマ、BMWイセッタですかねぇ。
それとも光岡のちっこい奴かな?

何にせよクラシックカーは心の“何か”に
訴えかける力を持っていますよね。
Posted by 伍長閣下 at 2010年10月16日 10:46
 
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