2019年10月07日

我輩が西都で初めて飯を食った店

最近、網戸に大量に張り付いていたり、無断で室内に侵入してくる、
「やけど虫」(本名はアオバアリガタハネカクシ)を倒すのに
ブレーキパーツクリーナーが有効であることを知った砥部良軍曹です。

いやマジで試してみてご覧、アイツラ面白いように絶命するから。
しかも人体には殺虫剤よりも比較的無害、そして殺虫剤よりも安い!
そしてブレーキパーツクリーナーは電動ガンの整備にも使える、最強です。


さて、今回のブログのネタは10数年ぶりにまた足を運ぶようになった、
西都のパスタ屋でディナーを楽しんだ話でございます。


我輩が宮崎に赴任した当時はまだクルマが買えなかったので、
(金の問題ではなく、職場配置から半年経たないとクルマが買えないというルールがあった)
10万円のパナソニックのロードサイクルで彼方此方お出かけしておりました。

まずは高鍋町、その次は佐土原、そして市内と色々足を伸ばして出かけたものの、
何故か(ていうか、皆が「何もないよ」と言うから行かなかった)西都は後回し状態。

しかし、「宮崎味本」というグルメガイドブック(まだあんのか?)に
心惹かれる店を見つけたので、そこに飯を食いに行くだけのために出かけてみました。

我輩が西都で初めて飯を食った店

それが今回紹介する店、「ジキルとハイド」
場所はざっくりいうとPAOの近所、噴水のある広場を囲むように並ぶ店の一角。
ていうかそれだけ説明すれば多分、店を見つけるのは可能でしょう。
クルマはPAOの駐車場に停めれば一件落着。

クルマを持っていなかった頃から結婚するまで、
我輩はこの階段の上にある小さなパスタ屋さんによく足を運んでいたり、
この店で合コンをしたこともあったりしたのでありますが
結婚したらクソガキがまだ小さいということでこの店から足が遠のいておりました。

でももうクソガキ共もいい歳になってきやがったんで、
ちったぁ大人の世界っぽいところに連れて行ってやろうと思って
久しぶりに「ジキルとハイド」に足を運んだという次第。

我輩が西都で初めて飯を食った店

この「ジキルとハイド」という店の何処が気になったのかと聞かれると、
我輩も25年程前の話なので上手く説明できんのですが、
所謂ニュータイプの感ってやつかな?というのは冗談で、
パスタとピッツアが食えるってところに興味を持ったんでしょうかね(適当)?
当時児湯郡にはあんまり、イタリアンなお店ってなかった希ガス。

でも店内に入るとイタリアンっていうよりはどちらかと言うとアメリカン。
謎のDJブースがあって昔は夜になるとココで皿回しをしている人がいて、
そこでクラシックしか知らなかった糞坊主である我輩は、
何を血迷ったのかディスコミュージックの虜になったのです。
そしてアース・ウィンド・アンド・ファイアーのベスト買ってしまうという。

我輩が西都で初めて飯を食った店

メインのメニュウはパスタとピッツア。コレはランチでもディナーでも同様です。
特にパスタは聞いたことがあるスタンダードなメニュウから、
和風の不思議な組み合わせのものとかあります。
イタリアンと言うよりは昭和の小洒落た喫茶店のメニュウ系なのが多いです。
コレはパスタじゃなくて、スパゲッティって言ったほうがいいかも?

それはいいんだけどさ、パスタにセットで付けることが出来るメニュウにね、
ライス、スープ、サラダ、バケット、ガーリックトーストってあんだけどさ、
スパゲティ食うのに米付ける奴って居るのか?
居るからメニューに有るのか?謎は深まるばかりです。

我輩が西都で初めて飯を食った店

この店がどーして「ジキルとハイド」という名前なのかは、
昼はパスタの店、夜はBAR的な店という2面性から名付けたそうですが、

そのコンセプトを具現化するべく、酒に合いそうな一品も揃っています。
ハンバーグで酒飲むやつって居るのかっていう疑問もあるんでしょうが、
我輩的にはハンバーグとステーキ、酒のツマミですが文句ある?
(ただしココ半年、我輩は酒を全くと言っていいほど飲んでいない)

んでね、ハンバーグとかステーキにもライス、スープ、サラダ、以下略が付けられるんだけど、
ハンバーグに米は時として相性抜群だからコレは問題ないよね。

我輩が西都で初めて飯を食った店

なお、この店で合コンとか忘年会する場合は、
このような宴会メニュウもございますのでお試しあれい、稗田阿礼。
ビールだけでなく、カクテルも飲み放題だったはずなので、
女の子を酔わせて持ち帰りたいときに使える・・・か?

余談ですがココで合コンした時、一緒に来た先輩が、
「なんか面白いカクテル無いんか」って言うんでニコラシカを注文したら、
男子も女子も本人もドン引きして我輩一人で笑いをこらえていたのはいい思い出。
(注:ニコラシカ⇒ショットグラスに注いだブランデーの上に蓋をするように
レモンの薄切りを乗せ、その上に山盛りの砂糖を乗せたカクテル)

我輩が西都で初めて飯を食った店

以前連れてきた事があり、ココで飲めるってことはご存知な嫁、
生ハムでクリームチーズを巻いたツマミを注文してやがりました。
こういう前菜系って過去に注文したことなかったな、我輩。

どうでもいい話ですが嫁は迫真空手部の三浦みたいに風呂上がりに
「ビール!ビール!」と五月蝿いので我輩は冷凍庫にビールブチ込んで
「大丈夫っすよ、バッチェ冷えてますよ」というのが日課と化している。
本当は「何で飲む必要なんかあるんですか」と言いたいんですがね。

我輩が西都で初めて飯を食った店

昔サイコロステーキは注文したことがあるけど、デカいのって昔もあったっけ?
というわけでジャンボステーキ(正式名称不明)¥2000いくらかを注文したら、
草履みたいなアツアツの物体が来やがりましたよ、いい風景だ。

レアに焼かれた分厚い肉塊の上には申し訳程度の野菜とカッテージチーズ。
肉は多分、脂身の少ないアメリカンかオージー。だがそれがいい。
我輩は脂を食いたいのではない、噛みしめる度に肉汁吹き出す肉が食いたいんだ。
最近は歳のせいで脂身が辛いという本音もありますが、
それ以上に「脂身に金を払うのに嫌気が差してきた」という思考が勝ります。

我輩が西都で初めて飯を食った店

おかずにもなる、つまみにもなる強力な肉料理、それがハンバーーーーグ!
付け合せがポテト、ニンジン、インゲンというのも昭和チックでたまらん。
ザ・トラディッショナル・ハンバーグと呼んでやりたい。

濃い味のソースが絡まったひき肉の塊は想像通りのハンバーグ。
ファミレスのヤツよりも肉がしっかりしており、拘り系のヤツみたいに気取らない。
おかずらしいハンバーグはどこでも食えるけど、
肉らしいハンバーグを食わせる店は少なくなってきましたねぇ。

我輩が西都で初めて飯を食った店

でもジキルとハイドは基本、パスタのお店。
オニオンとベーコンのスープに浸ったクレッションとかいうパスタは
何の変哲もないようで、どこか懐かしい。
ま、昔我輩こういうスパゲッティ家でよく作っていたんだけどさ。

我輩が西都で初めて飯を食った店

でも我輩が一番好き、ていうかこよなく愛したのは「海の幸」パスタ。
こいつを食うために特に要件もない西都に足を運んでいたと言う。
たまには別のやつを注文したけど、やっぱりコレジャナイと感じ、
追加でコレを注文したこともある若かりし頃の我輩。

アサリやムール貝、ホタテやエビが入った具沢山のスープパスタ、
見た目よりも味はしっかり目で食べごたえがあり、
尚且つジキルとハイドらしい個性的な味わいは是非とも食うべし一品。

なお、似たよ-なやつで「山の幸」というナスとシメジが入った醤油味パスタがありますが、
ソッチの方は1回しか食った記憶がないので味は「旨かった」程度しか覚えていません。


我輩が西都で初めて飯を食った店

カルボナーラは昭和のイタメシっぽい風味のやつ。
早く食べないとクリームがボソボソになるのが難点ですが、
こってりを求めるなら食べても損はない味です。
我輩的にはもう少しコショウ効いてるのが好みだけどね。

我輩が西都で初めて飯を食った店

ピッツアは本場っぽい薄い生地の焼きがしっかりしたアレ。
生地よりチーズの量が多いのか、かなり食い難い!
でも味もボリュームも文句なし!そしてピッツアはビールに合う!
パスタだけでは物足りないと思うなら迷わず頼めよ、食えば解るさ。

なお、ピッツアだけでも10種類ぐらいメニュウが充実しており、
パスタ食わなくてもコレ違うの2枚ぐらい食うのもいいんじゃねって思ったり。

我輩が西都で初めて飯を食った店

改めて来店した日、娘はカルボナーラを注文したのに、
おまけにチキンとキノコのグラタンまで注文してそれじゃあダブルクリームじゃん!
でもアツアツのグラタンは下を火傷する危険性を孕んでいるものの、
その旨さは間違いないものだからまあ多少はね。

なお、ついでにバゲットorガーリックトーストを注文し、
こいつを載せて食うと更に旨いからまた太る。

我輩が西都で初めて飯を食った店

酒の種類もソコソコ充実しており、カクテル(650~800円)も多数。
そしてノンアルコールカクテルもいくつかあるので飯食うだけでも充分楽しめます。
多分写真の緑色のやつはエメラルドクーラとかいうノンアルコールカクテル(娘が注文)。
昔はメニュウにない妙ちくりんな酒置いてた気がしますが、アレはどこに逝ったのやら?

雰囲気が少しカオスで粋なジャズや洋楽が流れる空間で食らうパスタとピッツア。
その味は新しいとは言えませんが、懐かしかったり、楽しかったりする味。
久しぶりにジキルとハイドで飯を食いながら、
我輩は遠くなりつつある昭和を感じました。


創作居酒屋的な店は今どき珍しくありませんが、
ジキルとハイドは「いや普通、料理は創作だろどれも?」的な
ロックなノリを昔からブチかましているから我輩のツボなんでしょうね。

こういう店があるから西都、好きってわけでもないけど悪くはない。


同じカテゴリー(めし)の記事画像
松屋が近くに無いから自分でシュクメルリ作る事にした
よかったらプロフ見て〜 ついでにボルシチもw
肉塊を焼いてプルドポークを作ろう
西都Aコープでウツボを買って食った
千ト康らくは間違いなくあの幸楽だった
今年は卯年だから兎肉食べてみた
同じカテゴリー(めし)の記事
 松屋が近くに無いから自分でシュクメルリ作る事にした (2024-02-19 20:20)
 よかったらプロフ見て〜 ついでにボルシチもw (2024-02-07 02:21)
 肉塊を焼いてプルドポークを作ろう (2023-09-04 01:35)
 西都Aコープでウツボを買って食った (2023-07-21 23:57)
 千ト康らくは間違いなくあの幸楽だった (2023-03-26 19:46)
 今年は卯年だから兎肉食べてみた (2023-03-04 00:31)
Posted by 砥部良軍曹 at 23:57│Comments(3)めしお店
この記事へのコメント
あそこの和風スパサラは旨い!(確信)
byうちの嫁
Posted by のりへい at 2019年10月09日 12:37
知らなかった……。
今度、食いに行ってみます!
Posted by P職人 at 2019年10月09日 16:07
>のりへい様
スパサラは食ったことがなかったですねぇ。
今度娘にでも注文させてみます。

>ピーマン職人殿
近くにある店って、意外と行かないもんですよね。
Posted by 砥部良軍曹砥部良軍曹 at 2019年10月13日 23:29
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
我輩が西都で初めて飯を食った店
    コメント(3)