2011年04月11日

震災から1ヶ月が経ちました

震災から1ヶ月、少しずつ被災地の現状はましになっているようではありますが、
今までの平穏な生活が戻るまでには先は長そうです。
特に農業、漁業、産業と物作りを生業とする方々には不安や課題、
そして何よりも道具がない、土地が使えないと言う困難があります。
それ以外の方面にも数多く問題が山積みなんでしょうけど、
学校、交通、地方自治、経済、全てに被害が酷すぎて
我輩の5歳児並の脳味噌ではもう何がなんだか解らない。

どーでもいい話ですがこないだ北海道に居る我輩の弟から
「今度三沢に来るから」とメールが来たので何かと思いきや、
「休日に部屋でゴロゴロ寝ていたら災害派遣に逝けと言われた」だと。
先週末から岩手に行って捜索活動をするらしいですが、どうなる事やら。
でもお国の、そして被災者の役に立てるって羨ましい。
帰ってきたらアメリカンピザをご馳走してやろう。

でも本職と言うか、陸上自衛隊の兄貴達は大半がずーっと被災現場に入って
テントの中で缶飯やパック飯を食いながら被災者の為に活動しているのです。
中には放射線バリバリの環境下で作業に殉じている隊員も居ます。
そういう現状を自衛隊反対運動に精を出している阿呆共は理解しているのでしょうか?
少しは現実を見て物事を言えと文句の一つも垂れたくなります。

救援物資を運んでいる米軍のヘリコプターは普天間基地から来ているという
事実を理解している反米団体はどれだけ居るのでしょうか?
まあ、こういう時の為に米軍に思いやり予算を払っていると言う現実もありますが、
彼らが必要以上に率先して被災地に出向いているのはそれだけではないはず。
自衛官にも米軍にも共通している“自己犠牲”の精神こそが
苦難を覚悟で被災地に向かわせるという真実は似非平和主義者には理解出来ないでしょう。

まあ、そういう脳味噌にお花畑な連中に代わりに被災地に出向けとは言いません。
奴等には泥まみれになって寒いテントで冷たい飯を食ってまで
被災者の為に何かをしてやる気力も能力もまったくないでしょうからかえって迷惑。
どうせ奴等には被災者の気持ちを理解してあげる能力すらないのですから。
あれだ、火事の家の中から火だるまの人が出てきても
普通に「熱いか?」と聞いてしまうような無神経。


でも被災地で活躍しているのは自衛官や米軍だけではありません。
我輩の後輩の長介も来月辺りから仮設住宅の電気工事で被災地にはせ参じるそうです。
どういう形にせよ被災者に近い場所で役に立てると言うのは素敵です。
他にも生かせる技術を持った人たちは色んな形で被災地に出向くようです。
それだけでなく川南の酪農家の方々達は先の口蹄疫の時に
岩手の農家に助けてもらった恩返しとして被災地に
自前のトラックで救援物資を陸路で運びに行ったそうです。

余談ですが我輩の後輩のエロ小僧(即応予備自衛官)はこないだ
「災害派遣要員に選ばれなかったので自殺ます」とメールを送ってきました。
こういう場面で活躍出来ない悔しさ、解る気がします。
我輩もエロ小僧も若かりし頃の三島由紀夫のような気分です。
(三島由紀夫は折からひいていた気管支炎を軍医が胸膜炎と誤診した為に
徴兵からはずされて戦地に出向けなかった事を悔やんでいた)


しかしまあ、被災地に出向かなくても被災者の為になる事は出来ます。
手短なところではやはり募金でしょう。
数多くの物事を解決するには銭が一番手っ取り早いです。
しかしここで間違って変なところに募金してしまうと折角の自身の善行が
無駄になってしまうのでガチなところで日本赤十字社に募金しましょう。
間違っても日本ユニセフやドラえもん募金なんかに協力しないように。
(ドラえもん募金の大半は被災地ではなくNGO法人の活動資金に回されますし、
日本ユニセフも募金の全てを被災地に送るわけではないようです)


でも無理をして募金をしたり、被災地に何かを送ろうとしなくても
人間は真っ当に人生を過ごすだけでも充分社会に貢献するものなのです。
花見や新入社員の歓迎会を自粛するよりそれをする事で
銭はいつしか役に立つ方向へ回るものなのです。
社会を混乱させるような買占めや無駄な被災者がらみの活動をするよりは
普通に生きて、普通に生活する方がよっぽど社会貢献になります。

変な情報に踊らされず、正しい事実を知る事も重要です。
福島の放射能関連の変な風評に惑わされない事、
被災現場の正しい状況、現状を知る事、
そしてその事実を鑑みて無駄な事をしない事も大切な貢献です。
間違った知識を鵜呑みにし、それを下手に広める事はよくない事です。
と言うわけで自衛隊が違憲であるとかいう間違った事を言う人間は
事態を混乱させる悪い存在なので迷わず抹殺しましょうw


でも何より大切なのは自身の普段の満ち足りた毎日が
如何に素晴らしいものであるかを改めて感じ、
その平和に感謝して人生に励む事ではないのでしょうか?
とか何とか偉そうな事を言いながらそういう我輩は
ニコニコ動画でグレートありがとウサギの仲間たちを探して
子供達に見せながら悦に入ってるのですがね。

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Posted by 砥部良軍曹 at 23:55│Comments(2)演説
この記事へのコメント
まさにその通りです。

幼稚園児の内閣でもあるまいに指揮系統はバラバラ。

未だに陣頭指揮を執れずにバタ狂っているかと思えば
現場に出て行っても他人事のようなコメントを残してサッと消える御仁には全くあきれます。

この時こそ「もし、神が見捨てたまわば、自らの手で運を掴め」と言いたい。

パフォーマンスは要りません。
必要なのは実行力。
やる気だけが先走ってる?てか!
ホントかと言いたい。

ごく当たり前の国民は
  「何かしてあげたい」「出来ないのがもどかしい」
と言い、被災者も出来ることから頑張っているのに。

被災現場に赴いてる皆々様にはただただ「感謝」

事故無く任務を遂行され、元気に原隊に復帰されんことをお祈りします。

悲惨な現場を見た彼らのP.T.S.Dが心配です。
Posted by 骨董屋の親父 at 2011年04月12日 00:39
>>骨董屋の親父様
まったくその通りです。
幼稚園児のように意味もなくその場の雰囲気だけで騒ぎ、
そして小学生のように口先だけ一丁前。
かと思えば中学生のように屁理屈を垂れる。
挙句の果てには高校生のように「余計な事すんな」という態度で
福島の原発の対処に関して外国の支援を邪魔扱い。

民種痘は大きい子供の集まりかと思いたくなりますな。
Posted by 伍長閣下伍長閣下 at 2011年04月13日 09:49
 
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