2021年01月17日

書を買おう、町へ出るな

三沢に住んでいた人ならこのタイトルにピンと来るんでしょうが、
宮崎人は多分年配の方ぐらいしかわっかンねぇんだろうなぁ・・・

こないだホラーなブツを見ながら軽く恐怖を感じていた娘に
「何ビビってんだよチキンが、今日からお前の名は鶏肉だな」と煽ったところ、
「そんな貴様には恐怖心というものがないのか!?」と問われたので、
「ああ、中学3年の正月に殆ど会話もない、住所も教えてないクラスの陽キャ女子から
受験頑張ろうねと書かれた年賀状来た時は背筋が凍った」
と言ったところ、
「ああ・・・確かにソレは怖い」と納得&同情されてその場は終了したのですが・・・

我輩の人生で真に恐怖だった出来事は付き合っていた頃の嫁に
「この袋の中身の感触面白い!」と言われながら
毎回情事の度に「タマ取ったる!」な状況が娘が腹の中に入る前まで
幾度となく繰り返されていた事
だと言う話はまだ中学3年の娘には言えない、
実は結構ブロイラーチキンな卑怯者の砥部良軍曹です。

しかしコロナウィルス、年末年始でまた勢力拡大しまくりましたね。
蔓延の理由にGO TOが悪いとか、夜まで飯食って酒飲んでぶらついているのがイカンとか、
外ほっつき歩いて遊んで不要不急の外出がどうとか言ったり、
好き勝手&的外れな意見が飛び交っているようで相変わらずの迷走っぷりです。

外に出るのが全て悪いみたいな意見を吐く鼻糞共には
釣りやゴルフ、サイクリングやソロキャンプ、少人数でのサバイバルゲームなんかは、
それ程人同士が固まることもなく、喋り合うもんでもないので、
コロナ蔓延には全く結びつかないことを理解できんのでしょうね。

ま、その場所にたどり着く過程で人混みに入るとまた問題なんですが。

再度コロナが蔓延した理由はテレビに出ている連中の大半が口の前にプラ板ぶら下げて
「コロナ何ソレ美味しいの」的な風潮を醸し出していたり、
GO TOでパリピ共がウェ~イしすぎて人口密度が高まったのと、
コロナ収まったんじゃねと勘違いした企業がまた同じ様に会社を回して
満員電車思案復活させたり余計な会合や出張増やしたりしたとか、
海外からまた人入れまくった&入国時にロクに検査してなかったからでしょ?

まあ具体的な証拠を上げるとそれだけで半日費やすレベルなんで、
真実が知りたければ己自身がこのブログを見るために使っている道具で調べて下され。

まあとにかく、コロナ再発で各地で外出自粛の憂き目に逆戻りです。
こないだまで「当たらなければどうと言う事はない!」と豪語していた我輩も、
霊長類最強の吉田沙保里さんがコロナになったと聞くと、
嫁にタマ(893用語で「命」)握られていた時の次の次ぐらいに恐怖心に陥ります。

と言う訳で今回我輩は、3度の飯よ(以下略)を見ている同志一同に、
「本でも読みながら大人しく家に引き篭もろうや」と提案したいわけです。


だがしかし!我輩はこ↑こ↓数年、小説やエッセイ的な文章だらけな本なんて、
図書館や本屋で開いて数行読んだだけで目と脳味噌が拒絶反応を起こすのです。
でもまあ、ミリタリーやクルマ、料理やDIYの本は
文章だらけでも特に苦痛を感じないので多分コレは
年寄り特有の「興味ない知識を脳が受け付けられない」体質なのでしょう。

と言う訳で我輩がオス、じゃなくて推す本は小難しい本ではなくマンガです。
実は前回の緊急事態宣言の時、我輩はマンガの試し読み出来るサイトを見つけては、
己の癖(性癖ではない)に合致するマンガを物色して暇つぶししてました。

どうでもいい話かもしれませんが我輩が好むマンガの趣向は以下の通り。

◯絵が比較的キレイ、或いはカワイイ

◯主人公がヘッポコ或いはパーフェクトソルジャー

◯ちょっぴりエロい描写が有る(ガッツリエロいのも好きだけどな!)

◯所々ダークorカオスな描写がある

◯既に20巻以上出ているマンガはコンプするのが大変なので見ない

◯異世界に飛ばない

そこで我輩がネットで続きが気になってブックマークしてしまったマンガ、
その後気に入って何度も読み返してしまったマンガ、
調子に乗って単行本まで仕入れちゃったマンガを紹介します。

なお、我輩は昭和世代のアナログ人間なので、
データで本を読むというのはどうも苦手であるがゆえ、
マジで気に入ったマンガは単行本で買わないと気がすまない性分です。
気に入った曲とかもCDで買わないと駄目なタイプなので、物欲まみれです。

書を買おう、町へ出るな

★王様ランキング(現9巻、連載中)
色々と肉体に不具合があって非力な主人公が一国の王を目指して強くなるお話。
マンガ独特の主人公ご都合主義的描写が見受けられるものの
そのご都合も仕方ないねと思うぐらい主人公がヘッポコ過ぎて悲しくなる。

でも主人公を見守り、助けてくれる周りの人間の描写が良い。
そして助けてくれる周りの人々の期待に答えるべく、最強の男に成長していく。
人間を強くするのは、関わってくれる人の愛情なんだなと(確信)。

更に何かしら癖のある人物ばかりが登場するが、
誰しも何かしら理由があってそうなってしまったのが書かれているのもいい。
人間、誰しも根っからの悪人は居ないもんだよなぁと耳糞程だけど思えちゃう。

絵的に萌えるもんはないし、美少女も出てこなけりゃエロ描写もないけど、
読み続けるうちにグイグイ引き込まれたマンガです。

書を買おう、町へ出るな

★上野さんは不器用(現8巻、連載中)
同じ部活の後輩の男子に惚れている上野さんが
後輩を落とすために色んな発明品を作って暴れまわるお話だが、
(しかもその発明品が何かしらエロいというのがツボにハマる)
その後輩が恋愛感情とかいうの完全無視だから毎回空振りに終わるというオチ。

書を買おう、町へ出るな

最近流行り?のマンガの傾向に「可愛い女の子にイジられるぱっとしねぇ野郎」
というのがありますがコレはイジるつもりが何かおかしな事になるのがウケる。
更にイジられる男子の方が鈍感通り越して塩対応で流してしまうのも酷すぎるw
おまけに上野さんが強引なのに実はヘタレなのも萌える。

書を買おう、町へ出るな

どれぐらいヘタレかというと、上野さんが食べられるパンツを作ってソレを食わせたら、
後輩が美味しいからお替りくれと言い出すけどお替りは自分が今履いているのしか無い。
ソレを食わせればいいのにソレが出来ない上野さん。純情だねぇ?

他にもキャミソールでうどんみたいなのを作って食べさせるとか、
まともな神経では理解不能な描写が各所に現れてとてもカオスです。

作者は週刊アスキーで「彼とカレット」と言うマンガを描いていたtugenekoさん。
萌系の絵で描かれたら完全にエロ漫画だろコレなんですが、
4コマ漫画的なクセのある、でもほんわか系の絵で書かれているので、
子供にも安心して読ませることが出来るマンガ(錯乱)。
実際ウチのクソガキ共、見せたら爆笑しながらハマりましたわ。

書を買おう、町へ出るな

★僕の心のヤバイやつ(現3巻、連載中)
主人公が思いを寄せる、或いはクラスでカワイイと評判の女の子にイジられる
先程も言った(大事なことなので2度言う)流行りの
ひねくれた恋愛的?マンガにありがちなパターンではあるが、
「からかい上手の高木さん」とかみたいな一般的なイジラれ系漫画と違って
主人公は只々イジられるだけで終わるのではなく、
主人公が陰キャなりの美学のもとにそのイジりに対応して
それが相手の女の子の心を徐々に鷲掴みにしている所が実に良い。

書を買おう、町へ出るな

脇役の男子に「デブ専」のやつが居るのが非現実的ではありますが、
中学生男子独特の容赦ないリビドーが至るところに散りばめられているのがリアル。
そして女の子の求愛行動?がベッタベタで実にうらやまけしからん。
女の子から抱きつかれるのっていいよね。憧れるよね。

書を買おう、町へ出るな

クラスの女子が主人公とLINE交換してしまった時の
彼女のリアクションがこのように描かれているのがある意味リアリティがあります。
こういう小憎い描写が至るところに散りばめられていて、読む方も思わずニヤリ。

作者は「みつどもえ」という三つ子の下ネタマンガを描いていた櫻井のりおさん。
絵は好みがあるかもしれないけどバカさあり、ハートにグッと来るものありのマンガ。
ただ、個人的にはこのマンガは実写化してほしくないね。
この世界観はマンガだからこそ生きると思うんだよ。

書を買おう、町へ出るな

★大上さん、だだ漏れです。(全7巻、連載終了)
エロ妄想が止まらない年頃女子高生(友達居ない)と、
触ると本人の意志を無視して本音を口走らせらせる
エグい特殊能力を持つ野郎(友達居ない)との純情恋愛マンガ。

つまりソレがどういうことなのかというと、ヤッちゃったら大変なことになる。
いやそういう問題以前に学校生活が大変だ、そういう内容のマンガ。

書を買おう、町へ出るな

女の子はエロ妄想が故に中学時代にやらかしてしまい、友達居ない、
男の子はその触れるとヤバい特殊能力が故に友達作らない。
だって握手しただけでこうなっちゃうんですよ。完全にヤバいです。

己の業(カルマ)が元で心に闇を抱いた二人が出会い、
お互いがその闇を理解することで恋愛に発展するも、
障害がありすぎてソレをどうにかするので精一杯なところが面白どころ。
そして二人はお互いの性癖?を活かしながら成長し、生きることを学ぶ。

終わり方が少々腑に落ちんものがありましたので多分打ち切られたんだろうな。
どーせなら二人が交尾するところまで描いてほしかった。
エロ漫画よりもエロいものがそこにあったかもしれんのに、残念。

「エロ妄想バリバリの女子」という設定がペガサスやドラゴンレベルに
「それって架空の生き物じゃん!?」と言いたくならないわけではないが、
どっか居ないかなぁ、エロい事しか考えていない女子・・・

書を買おう、町へ出るな

★ねるじょし(全3巻、連載終了)
胸を大きくするために睡眠に拘る女子高生のマンガ。
カワイイけれど胸だけが残念な主人公が
心地よい睡眠を取るためのコツが至るところに散りばめられております。

ストーリー性とかそういうのはないです。
絵が可愛くて、心地よく寝るためのお話。
時々なんかエロくていいかもな描写はありますが、エロくないです。
絵が気に入ったから買ってしまったマンガ。でもかわいい。

書を買おう、町へ出るな

★まどろみバーメイド(現8巻、連載中)
屋台でバーを開いて面白いカクテルを作る女の子、
フレアバーテンダーの女の子、一流ホテルのバーテンダーのおねーさん、
同じ屋根の下に住んでしまった3人の女性バーテンダーのお話。
(なお、百合の花は咲かないのでご注意)

書を買おう、町へ出るな

酒は飲めないけれど酒が大好きな我輩の脳天にサクッと刺さったマンガ。
酒の描写も凄いけど、作者がセクシー系イラストを書くことで定評のある早川パオさん、
(以前、12星座ブラなるくっそエロいイラストで話題をよんだ)
画的にも見ていて楽しいし、セクシーシーンなんかもあってたまらん。

書を買おう、町へ出るな

「BARレモンハート」みたいに一つの酒を突き詰める描写はないですが、
メインのカクテルの話もオリジナリティに溢れたものから、
クラシックなものもあって多種多彩で興味深く面白いから、読み応えあり。

カクテルを作る動作の基本からフレアバーテンダーの技、
ウィスキーにシイタケを漬け込んだものを隠し味に入れるとか、
眼を見張る、心躍る描写が描かれているのも楽しいですね。

更にストーリー性もしっかりしていて心をグイグイ引き寄せられます。
酒を紹介する漫画というよりは、酒を通じた人との出会いというマンガ。
そしてバーテンダーのあり方、生き様をしっかりと描写しているのも良い。
でも一番いいのは、バーテンダーという職人を描くことに念頭を置いているので、
今のところ無駄な恋愛シーンが全く描かれていないというのもよろしい。

硬派なマンガは苦手だけど、恋愛ベタベタのマンガも好きじゃない。
そういう人に見てほしいマンガです。

書を買おう、町へ出るな

★ゆるキャン△(現11巻、連載中)
今更説明の必要はないだろう。
でもさぁ、リアル現実世界では野郎がハマる趣味に、
女子がハマっているというお話って相当ファンタジーだよね?
ただ、娘はコイツに影響を受けて「バイクの免許欲しい」と言っております。

書を買おう、町へ出るな

★おまけ 不思議のまゆりさん
頭にドーナツが出てくる不思議な女の子の話。
そのドーナツを巡り、ドタバタ怪奇現象が起こる学園生活コメディ。
当初はそのはずだったんですが次第にシリアスなストーリーになり、
最近では悪魔と戦うとか不思議な方向になってしまっております。

書を買おう、町へ出るな

主人公のドーナツは普通の人には見えないんですが、
ドーナツを食べた人には見えるようになるという。
しかも食べるだけでなく、トゲを発射して武器にもなるんですね。
まゆりさん、こう見えて結構戦闘能力が高い武闘派なんです。

単行本が出ていないのでおまけ扱いですが、
漫画自体は「ツイコミ(仮)」というサイトで読めます。
AmazonでKindle版も買えますが、やはり我輩は紙の本で読みたい。


我輩は「大人気になってしまったマンガ」というものにはあまり興味はございません。
だって我輩の嗜好は、大多数とはかけ離れたものであることを十分認識しているから、
ノンケ共が好むマンガを面白いとは思えないことは明らかなんですよね。

でも「一部界隈で人気急上昇」みたいなマンガは結構面白かったりするんだな。

我輩が勧めるマンガは大半が一般的嗜好の人間とは合致しないと思います。
今回の紹介文はオススメするというよりは、他の人のオススメを聞いてみたいとか、
「あー、俺もそういうマンガ好きだよ」という共感のコメントが欲しいといったところです。

ま、よーするにむやみに外に出てコロナに感染するリスクを追うぐらいなら、
ネットでマンガ探して読んでみて、気に入ったらAmazonでお取り寄せして、
極力ウィルスの餌食になる可能性を少なくしなさいということです。


ただ問題なのは、そのマンガを運ぶために運送業に従事している人が、
仕事が増えることでウィルスの餌食になる可能性が高まるという話なんですが、
そういう人達の働きによって日本という国が成り立っているのだという事実を噛み締めて、
運送業界の方々の仕事に感謝してあげることがせめてもの救いになると思います。。

しかし何ですな、不特定多数の人間に己の好きなマンガを紹介するのって、
性癖を曝け出しているみたいで
まぁ多少はね小っ恥ずかしいもんですな。
それが共感を得られるものなら救いがあるんでしょうが、
誰も認めてくれなかったらコレってタダの恥辱プレイになりそうですね。


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