2019年04月12日
さて、春休みの映画の話でもしようか?
息子が「春休みだから映画見に行きてぇ」とか抜かしていたので、
「じゃあ春休みの宿題、とっとと終わらせたら連れて行ってやる」と言ったものの、
小学2年から中学2年まで春夏冬休みの宿題を次の学期まで
終わらせた試しがなかった我輩の血を受け継いでいた息子、
案の定、宿題は新学期ギリギリまで終わりませんでしたので、
ヤツの願いは脆くも崩れ去ったのでありました。
ところで我輩、春休みって宿題した試しがないんだけど、
昭和の末期って春休みの宿題あったっけ?
昭和40年代から50年代にお生まれの方々、誰か教えて?
というわけで映画には行きませんでしたが、
こういう映画あったら面白いかもしれないねってノリで
息子と会話したところで生まれたネタを書き連ねてみたいと思います。
別に無理して笑わなくても、コメントしていただかなくても結構。
とりあえず現時点での我輩のポテンシャルはこの程度なんだなと認識してくだされ。

映画ドラえもん、のび太のあこがれの北朝鮮
物語の始まりはスネ夫がドバイに旅行に行った時の写真を
のび太やジャイアン達に見せびらかすところから。
「ドバイで普通の観光客じゃ入れないとこ行ってきたんだぜ」と自慢するスネ夫の話を聞き、
羨ましくて仕方がないのび太はダッシュで帰宅していつもの「ドラえも~ん(以下略」
「旅行ならどこでもドアで好きなところに行けばいいじゃん」と言うドラえもんに対し、
のび太は「誰もが行けない特別なところに行きたいんだよう」と言い返すので、
ドラえもんは「ツアーコンダクターロボ」とかいう道具を出し、
いま地球で一番HOTな旅行先を探した結果、北朝鮮の平壌に行くことになりました。

北朝鮮に着いたのび太とドラえもん、金日成広場(冒頭の写真)とか、
二人の将軍様の銅像がそびえ立つ前ではしゃいだり、
(余談であるが将軍様の銅像と同じポーズを取ると捕まるらしい)
チュチェ思想塔に登って平壌市内を眺めたりして北朝鮮を満喫。
「地上の楽園って、こんなところにあったんだ」
そして帰国後、北朝鮮の話をスネ夫達にしたところ、皆物凄く羨ましがったので、
ジャイアンやしずかちゃんも連れて皆で北朝鮮旅行。
そして祖国解放戦争勝利記念館に展示しているMig15や
機関銃の引き金を口で引きながら戦う人民軍兵士の人形を見て大盛り上がり。

その後、柳京ホテル(アスパムじゃないよ)前に来たドラえもん御一行。
ジャイアントスネ夫が「ここ面白そうだな、入ってみようぜ」と行って近づいたところ、
警察がやってきて「お前たちは何処から来たニダか?」と問い詰められた挙げ句、
怪しい奴ら認定されて平壌市内を逃げ回ることになるのですが、
そこでジャイアン&スネ夫とはぐれてしまいます。
平壌市内はドラえもん御一行を探し回る警察だけでなく、
カラシニコフ小銃を持った兵隊まで出動してきたので、
ドラえもんとのび太、しずかちゃんは平壌市内を離れて田舎へ逃げます。
夜になり、ようやくたどり着いた小さな村。
しかし村には薄暗い明かりのついた家が数件あるだけ、
街灯みたいなものは全く無く真っ暗で、人っ子一人歩いておりません。
「ドラえも~ん、お腹空いたよう」とのび太が泣きそうな声で言います。
どうしようかと考えていると一人、同じ歳ぐらいの薄汚い身なりの少女に出会います。
その娘に話しかけようとしたところ、少女は逃げようとするので、
薄暗い闇の中、必死に追いかけるドラえもん達でしたが、
少女は栄養が足りていないのか、直ぐに力尽きて倒れたので直ぐに追いつきます。
その少女は名前を「ヒョンヒ」と名乗り、困っているなら家に来てもいいと言います。
でも安堵のあまり「やったー!」と叫ぶのび太に対して
「静かにして、どこで誰が見ているか解らないから」とヒョンヒに諭されます。
そしてやってきたのは今にも壊れそうな掘っ立て小屋。
家の中にはやせ細ったお父さんとゲホゲホ咳をしているお母さん。
お父さんもお母さんもドラえもん達の来訪を煙たがっている模様。
「お腹空いた、食べ物はないの?」とのび太が聞くと、
少量のトウモロコシを出してくれましたが、あまりにも少なすぎるので、
「もっと食べ物はないの?」と聞くと「それで全部よ」と言われてガックリ。
そこでしずかちゃんが「私お風呂に入りたい、どこにあるの?」と聞くと、
「お風呂なんて贅沢なもの、この村には無いわ」と言われてしずか愕然。
「仕方がない、今夜は早く寝て明日スネ夫とジャイアンを探そう」とドラえもんが言うと、
ヒョンヒは倉庫のような場所に連れていき、藁の上で寝ろと言います。
一行は「暖かい布団が恋しいよう」と嘆きながら一晩を明かすのでした。
次の日の朝、目を覚ますとネズミが1匹出没。そしてそれに驚くドラえもん。
ヒョンヒが急いで駆けつけ「静かにしてっていったでしょ!」と半ギレ。
そして目の前を横切るネズミを見つけると、猛禽類の如きスピードでネズミを捕まえます。
そしてヒョンヒが一言「丁度いいところに朝ごはんが居たわ」
それを聞いてドラえもん御一行、驚愕&青ざめ。
「ネズミなんて食べるものじゃないだろ?」と問うのび太に対し、
「何言ってるの、ここでは重要なタンパク源よ」と返すヒョンヒ。
話を聞くとヒョンヒの一家は農業をしているものの、
土地が悪くて作物がろくに育たず、その上に母が病気。
お父さんが毎日頑張っているけど、いつも貧しい暮らしをしているとのこと。
だからヒョンヒはネズミや虫を捕まえてその日のご飯にしているのだとか。
「お母さんを病院に連れていけばいいじゃないの?」と言うしずかに対して
「病院?あれは朝鮮労働党員じゃないと使えないのよ」と言われて一同「えっ?」
「それに行けたとしてもお金が凄くかかるから、無理なの」
そこでドラえもん、ポケットから「グルメテーブルかけ」を取り出して、
ヒョンヒが見たこともないようなご馳走を食べさせてあげ、
病気の治る薬(万病薬というドラえもんの道具)をお母さんに飲ませ、
一宿一飯の恩に答えてあげたのでした。
その後、改めて村を見渡すドラえもん御一行。
車も走っておらず、人々の表情も暗く、子どもたちの笑い声も聞こえない、
平壌の華やかさとは全く別物の世界を目の当たりにして愕然とするのでした。
「どうしてこんなに貧しいの?」と問いかけるのび太に対し、
お父さんが「国がミサイルを作るようになって、こんなに貧しくなった」と言います。
暫くすると数人の若者がドラえもん御一行を見て、ヒソヒソと話をしております。
その後一人の若者がどこかに走り、直ぐに警察が駆けつけてきます。
お父さんが「この国では怪しい者がいると、直ぐに公安に伝えるようになっている」
「このままでは捕まって強制収容所行きになる」と言い、
ドラえもん達に早くここから逃げろと諭します。
とりあえずヒョンヒの家の倉庫の藁の中に身を隠すと、外がザワザワしております。
覗いてみると公安に捕まるヒョンヒ一家の姿が見えるではありませんか!
そこでドラえもん、ヒョンヒ一家を助けようと空気砲とひらりマント、
ショックガンやハイパワーグローブを装着して公安に殴り込みをかけます。

しかしカラシニコフで銃撃に遭い、危機一髪な状況に追いやられ、
ビックリしている間にヒョンヒ一家はトラックに載せられて連行されてしまいました。
その風景を見た一人の村人が「あの一家も強制収容所にぶち込まれるのか」とつぶやくので、
村人をつかまえて強制収容所の話を聞いたドラえもん。
「お前さんたちのような余所者をかくまっていた罪で
あの一家は死ぬまで強制労働させられるのさ」と聞いて一同怒り心頭。
タケコプターでトラックの後を追いかけ、強制収容所に向かいます。
強制収容所に着くとそこにはヒョンヒ一家や強制労働でやせ細った人たちだけでなく、
泣きながら猫車を押しているジャイアンとスネ夫の姿もあるではありませんか!
ジャイアンとスネ夫の側に寄り、久しぶりの再会を泣きながら喜ぶ一行。
二人はあの後、平壌市内を逃げ回っていたところ、
カラシニコフを持った兵士に囲まれてここに連行されたのだとか。
ここには国に不満を持った人や、国から逃げようとした人が捕まえられて、
朝早くから夜遅くまで働かされるんだよとジャイアンが言います。
食事は1日1回で不味いおかゆなんだよとスネ夫が泣きながら言います。
しかし感激の再会のつかの間、青い怪しいタヌキが居ると収容所の兵士が駆けつけ、
銃撃線が始まったのでドラえもん達はひらりマントで銃弾をかわし、タケコプターで逃げます。
でも自分たちだけ逃げても駄目じゃないか、ヒョンヒ一家や収容所の皆を助けないと!
ドラえもん一行、武装して再び収容所に戻り、皆を助けようとするも、
進んだ先にあったのは銃殺刑にされそうになっているヒョンヒ一家の姿。

のび太が「僕たちのせいでヒョンヒが殺される!なんとかしないと!」
そこでドラえもん「君たちも武器を持って戦え!」と言い、
ジャンボガン、熱線銃、光線銃、おもちゃの兵隊、
こけおどし手投げ弾(投げるともの凄い音と光が出る脅かすための爆弾らしいけど、
それって要するにスタングレネードのことじゃね?)を出して戦闘開始!

ヒョンヒ一家を助けて他の皆も助けようとすると目の前には大量のT-62(戦車な)。
そして勲章を大量にぶら下げた偉そうな人(CV:キートン山田)が高台から
「怪しい余所者を逃がすな!将軍様のために奮起せよ!」と叫ぶと砲撃開始。
しかしドラえもんのポケットの中の道具によって戦車部隊は壊滅、
朝鮮人民軍の兵士たちも驚きおののいて散り散りに逃げ出します。
そしたら「敵前逃亡は銃殺刑だ!」と少し偉そうな兵士が機関銃を持って、
逃げ惑う兵士を射殺するさまを見てドラえもん「なんて国だ!」
でもヒョンヒのお父さんがトラックを奪い「早くこれに乗って!」というので、
ヒョンヒ一家、収容されていた人たちとともに逃げ出します。

その頃、勲章を付けた偉そうな人は別室で電話をしております。
「将軍様、例の怪しい入国者を退治するため、例のものの使用許可を!」
するとサングラスを掛けた恰幅のいい将軍様(CV:銀河万丈)がスクリーンに姿を見せ、
「良かろう、我が国の平和と独立のために発射せよ!」とのたまうと「御衣!」

そして現れたのは巨大なミサイルの発射台。そう、テポドン!
ミサイルの照準はドラえもん御一行とヒョンヒ一家と
強制収容所から逃げる人々が乗るトラックに合わせられて発射!
発射台から放たれるテポドンを見つめながら人民軍兵士「将軍様万歳(マンセー)!」
「ミサイルが飛んでくる!破壊しなきゃ!」と叫ぶのび太。
しかしひらりマントや空気砲ではミサイルはびくともしません。
迫りくるテポドン、そして迫りくる危機。

そこでドラえもんが取り出したのは「原子核破壊砲」という武器。
ジャイアンがこの物騒な武器をテポドンめがけてぶっ放すと、
テポドンは空中で粉々に破壊し、一行の危機は去ったのでした。
その後、テポドン破壊の連絡を受けた勲章付けた偉そうな人、
「何ということだ!」と叫ぶと将軍様からのお電話が来ます。
「朝鮮人民軍に失敗は許されない、解っているんだろうね?」と言われると
偉そうな人は小さな声で「はい・・・」とつぶやくのでした。
そしてドラえもん達は海岸に到着。
海の向こうを眺めながら、のび太がヒョンヒに言います。
「この海の向こうに、僕たちが住む平和な国、日本があるんだよ」
「日本に来れば美味しい食べ物もいっぱいあるし、楽しいよ」
ヒョンヒは「平和な国・・・行ってみたいな」とか弱い声でつぶやきます。
よし、皆で日本に行こう!亡命だ!
ドラえもん御一行、不審船を奪い取って半島から逃げ出し、メデタシメデタシ。
ザ・タイマーズの「憧れの北朝鮮」が流れて映画は締めくくられるのでした。
「じゃあ春休みの宿題、とっとと終わらせたら連れて行ってやる」と言ったものの、
小学2年から中学2年まで春夏冬休みの宿題を次の学期まで
終わらせた試しがなかった我輩の血を受け継いでいた息子、
案の定、宿題は新学期ギリギリまで終わりませんでしたので、
ヤツの願いは脆くも崩れ去ったのでありました。
ところで我輩、春休みって宿題した試しがないんだけど、
昭和の末期って春休みの宿題あったっけ?
昭和40年代から50年代にお生まれの方々、誰か教えて?
というわけで映画には行きませんでしたが、
こういう映画あったら面白いかもしれないねってノリで
息子と会話したところで生まれたネタを書き連ねてみたいと思います。
別に無理して笑わなくても、コメントしていただかなくても結構。
とりあえず現時点での我輩のポテンシャルはこの程度なんだなと認識してくだされ。

映画ドラえもん、のび太のあこがれの北朝鮮
物語の始まりはスネ夫がドバイに旅行に行った時の写真を
のび太やジャイアン達に見せびらかすところから。
「ドバイで普通の観光客じゃ入れないとこ行ってきたんだぜ」と自慢するスネ夫の話を聞き、
羨ましくて仕方がないのび太はダッシュで帰宅していつもの「ドラえも~ん(以下略」
「旅行ならどこでもドアで好きなところに行けばいいじゃん」と言うドラえもんに対し、
のび太は「誰もが行けない特別なところに行きたいんだよう」と言い返すので、
ドラえもんは「ツアーコンダクターロボ」とかいう道具を出し、
いま地球で一番HOTな旅行先を探した結果、北朝鮮の平壌に行くことになりました。

北朝鮮に着いたのび太とドラえもん、金日成広場(冒頭の写真)とか、
二人の将軍様の銅像がそびえ立つ前ではしゃいだり、
(余談であるが将軍様の銅像と同じポーズを取ると捕まるらしい)
チュチェ思想塔に登って平壌市内を眺めたりして北朝鮮を満喫。
「地上の楽園って、こんなところにあったんだ」
そして帰国後、北朝鮮の話をスネ夫達にしたところ、皆物凄く羨ましがったので、
ジャイアンやしずかちゃんも連れて皆で北朝鮮旅行。
そして祖国解放戦争勝利記念館に展示しているMig15や
機関銃の引き金を口で引きながら戦う人民軍兵士の人形を見て大盛り上がり。

その後、柳京ホテル(アスパムじゃないよ)前に来たドラえもん御一行。
ジャイアントスネ夫が「ここ面白そうだな、入ってみようぜ」と行って近づいたところ、
警察がやってきて「お前たちは何処から来たニダか?」と問い詰められた挙げ句、
怪しい奴ら認定されて平壌市内を逃げ回ることになるのですが、
そこでジャイアン&スネ夫とはぐれてしまいます。
平壌市内はドラえもん御一行を探し回る警察だけでなく、
カラシニコフ小銃を持った兵隊まで出動してきたので、
ドラえもんとのび太、しずかちゃんは平壌市内を離れて田舎へ逃げます。
夜になり、ようやくたどり着いた小さな村。
しかし村には薄暗い明かりのついた家が数件あるだけ、
街灯みたいなものは全く無く真っ暗で、人っ子一人歩いておりません。
「ドラえも~ん、お腹空いたよう」とのび太が泣きそうな声で言います。
どうしようかと考えていると一人、同じ歳ぐらいの薄汚い身なりの少女に出会います。
その娘に話しかけようとしたところ、少女は逃げようとするので、
薄暗い闇の中、必死に追いかけるドラえもん達でしたが、
少女は栄養が足りていないのか、直ぐに力尽きて倒れたので直ぐに追いつきます。
その少女は名前を「ヒョンヒ」と名乗り、困っているなら家に来てもいいと言います。
でも安堵のあまり「やったー!」と叫ぶのび太に対して
「静かにして、どこで誰が見ているか解らないから」とヒョンヒに諭されます。
そしてやってきたのは今にも壊れそうな掘っ立て小屋。
家の中にはやせ細ったお父さんとゲホゲホ咳をしているお母さん。
お父さんもお母さんもドラえもん達の来訪を煙たがっている模様。
「お腹空いた、食べ物はないの?」とのび太が聞くと、
少量のトウモロコシを出してくれましたが、あまりにも少なすぎるので、
「もっと食べ物はないの?」と聞くと「それで全部よ」と言われてガックリ。
そこでしずかちゃんが「私お風呂に入りたい、どこにあるの?」と聞くと、
「お風呂なんて贅沢なもの、この村には無いわ」と言われてしずか愕然。
「仕方がない、今夜は早く寝て明日スネ夫とジャイアンを探そう」とドラえもんが言うと、
ヒョンヒは倉庫のような場所に連れていき、藁の上で寝ろと言います。
一行は「暖かい布団が恋しいよう」と嘆きながら一晩を明かすのでした。
次の日の朝、目を覚ますとネズミが1匹出没。そしてそれに驚くドラえもん。
ヒョンヒが急いで駆けつけ「静かにしてっていったでしょ!」と半ギレ。
そして目の前を横切るネズミを見つけると、猛禽類の如きスピードでネズミを捕まえます。
そしてヒョンヒが一言「丁度いいところに朝ごはんが居たわ」
それを聞いてドラえもん御一行、驚愕&青ざめ。
「ネズミなんて食べるものじゃないだろ?」と問うのび太に対し、
「何言ってるの、ここでは重要なタンパク源よ」と返すヒョンヒ。
話を聞くとヒョンヒの一家は農業をしているものの、
土地が悪くて作物がろくに育たず、その上に母が病気。
お父さんが毎日頑張っているけど、いつも貧しい暮らしをしているとのこと。
だからヒョンヒはネズミや虫を捕まえてその日のご飯にしているのだとか。
「お母さんを病院に連れていけばいいじゃないの?」と言うしずかに対して
「病院?あれは朝鮮労働党員じゃないと使えないのよ」と言われて一同「えっ?」
「それに行けたとしてもお金が凄くかかるから、無理なの」
そこでドラえもん、ポケットから「グルメテーブルかけ」を取り出して、
ヒョンヒが見たこともないようなご馳走を食べさせてあげ、
病気の治る薬(万病薬というドラえもんの道具)をお母さんに飲ませ、
一宿一飯の恩に答えてあげたのでした。
その後、改めて村を見渡すドラえもん御一行。
車も走っておらず、人々の表情も暗く、子どもたちの笑い声も聞こえない、
平壌の華やかさとは全く別物の世界を目の当たりにして愕然とするのでした。
「どうしてこんなに貧しいの?」と問いかけるのび太に対し、
お父さんが「国がミサイルを作るようになって、こんなに貧しくなった」と言います。
暫くすると数人の若者がドラえもん御一行を見て、ヒソヒソと話をしております。
その後一人の若者がどこかに走り、直ぐに警察が駆けつけてきます。
お父さんが「この国では怪しい者がいると、直ぐに公安に伝えるようになっている」
「このままでは捕まって強制収容所行きになる」と言い、
ドラえもん達に早くここから逃げろと諭します。
とりあえずヒョンヒの家の倉庫の藁の中に身を隠すと、外がザワザワしております。
覗いてみると公安に捕まるヒョンヒ一家の姿が見えるではありませんか!
そこでドラえもん、ヒョンヒ一家を助けようと空気砲とひらりマント、
ショックガンやハイパワーグローブを装着して公安に殴り込みをかけます。

しかしカラシニコフで銃撃に遭い、危機一髪な状況に追いやられ、
ビックリしている間にヒョンヒ一家はトラックに載せられて連行されてしまいました。
その風景を見た一人の村人が「あの一家も強制収容所にぶち込まれるのか」とつぶやくので、
村人をつかまえて強制収容所の話を聞いたドラえもん。
「お前さんたちのような余所者をかくまっていた罪で
あの一家は死ぬまで強制労働させられるのさ」と聞いて一同怒り心頭。
タケコプターでトラックの後を追いかけ、強制収容所に向かいます。
強制収容所に着くとそこにはヒョンヒ一家や強制労働でやせ細った人たちだけでなく、
泣きながら猫車を押しているジャイアンとスネ夫の姿もあるではありませんか!
ジャイアンとスネ夫の側に寄り、久しぶりの再会を泣きながら喜ぶ一行。
二人はあの後、平壌市内を逃げ回っていたところ、
カラシニコフを持った兵士に囲まれてここに連行されたのだとか。
ここには国に不満を持った人や、国から逃げようとした人が捕まえられて、
朝早くから夜遅くまで働かされるんだよとジャイアンが言います。
食事は1日1回で不味いおかゆなんだよとスネ夫が泣きながら言います。
しかし感激の再会のつかの間、青い怪しいタヌキが居ると収容所の兵士が駆けつけ、
銃撃線が始まったのでドラえもん達はひらりマントで銃弾をかわし、タケコプターで逃げます。
でも自分たちだけ逃げても駄目じゃないか、ヒョンヒ一家や収容所の皆を助けないと!
ドラえもん一行、武装して再び収容所に戻り、皆を助けようとするも、
進んだ先にあったのは銃殺刑にされそうになっているヒョンヒ一家の姿。

のび太が「僕たちのせいでヒョンヒが殺される!なんとかしないと!」
そこでドラえもん「君たちも武器を持って戦え!」と言い、
ジャンボガン、熱線銃、光線銃、おもちゃの兵隊、
こけおどし手投げ弾(投げるともの凄い音と光が出る脅かすための爆弾らしいけど、
それって要するにスタングレネードのことじゃね?)を出して戦闘開始!

ヒョンヒ一家を助けて他の皆も助けようとすると目の前には大量のT-62(戦車な)。
そして勲章を大量にぶら下げた偉そうな人(CV:キートン山田)が高台から
「怪しい余所者を逃がすな!将軍様のために奮起せよ!」と叫ぶと砲撃開始。
しかしドラえもんのポケットの中の道具によって戦車部隊は壊滅、
朝鮮人民軍の兵士たちも驚きおののいて散り散りに逃げ出します。
そしたら「敵前逃亡は銃殺刑だ!」と少し偉そうな兵士が機関銃を持って、
逃げ惑う兵士を射殺するさまを見てドラえもん「なんて国だ!」
でもヒョンヒのお父さんがトラックを奪い「早くこれに乗って!」というので、
ヒョンヒ一家、収容されていた人たちとともに逃げ出します。

その頃、勲章を付けた偉そうな人は別室で電話をしております。
「将軍様、例の怪しい入国者を退治するため、例のものの使用許可を!」
するとサングラスを掛けた恰幅のいい将軍様(CV:銀河万丈)がスクリーンに姿を見せ、
「良かろう、我が国の平和と独立のために発射せよ!」とのたまうと「御衣!」

そして現れたのは巨大なミサイルの発射台。そう、テポドン!
ミサイルの照準はドラえもん御一行とヒョンヒ一家と
強制収容所から逃げる人々が乗るトラックに合わせられて発射!
発射台から放たれるテポドンを見つめながら人民軍兵士「将軍様万歳(マンセー)!」
「ミサイルが飛んでくる!破壊しなきゃ!」と叫ぶのび太。
しかしひらりマントや空気砲ではミサイルはびくともしません。
迫りくるテポドン、そして迫りくる危機。

そこでドラえもんが取り出したのは「原子核破壊砲」という武器。
ジャイアンがこの物騒な武器をテポドンめがけてぶっ放すと、
テポドンは空中で粉々に破壊し、一行の危機は去ったのでした。
その後、テポドン破壊の連絡を受けた勲章付けた偉そうな人、
「何ということだ!」と叫ぶと将軍様からのお電話が来ます。
「朝鮮人民軍に失敗は許されない、解っているんだろうね?」と言われると
偉そうな人は小さな声で「はい・・・」とつぶやくのでした。
そしてドラえもん達は海岸に到着。
海の向こうを眺めながら、のび太がヒョンヒに言います。
「この海の向こうに、僕たちが住む平和な国、日本があるんだよ」
「日本に来れば美味しい食べ物もいっぱいあるし、楽しいよ」
ヒョンヒは「平和な国・・・行ってみたいな」とか弱い声でつぶやきます。
よし、皆で日本に行こう!亡命だ!
ドラえもん御一行、不審船を奪い取って半島から逃げ出し、メデタシメデタシ。
ザ・タイマーズの「憧れの北朝鮮」が流れて映画は締めくくられるのでした。
Posted by 砥部良軍曹 at 22:21│Comments(8)
│演説
この記事へのコメント
おすすめ映画、マジレスしますと、こんな映画もありますよ。
http://www.houka-youth.com/
まぁ、一番の見どころ(戦闘シーン)は、つべに上がってるのですが・・・・w
https://www.youtube.com/watch?v=N9PyW_IE3yE&list=PLovGQY-jCjIIzb6qXi0VsD0JdQ_Tsy-Tz&index=3&t=593s
http://www.houka-youth.com/
まぁ、一番の見どころ(戦闘シーン)は、つべに上がってるのですが・・・・w
https://www.youtube.com/watch?v=N9PyW_IE3yE&list=PLovGQY-jCjIIzb6qXi0VsD0JdQ_Tsy-Tz&index=3&t=593s
Posted by らんたろー at 2019年04月12日 22:48
>らんたろー氏
甘ったるそうなお話かと思いきや、戦闘シーンもあるんですか?
中国映画は時々ネタ抜きで面白そうなのがあるみたいなんですが、
ゲオとかTSUTAYAにDVD置いていないから気軽に見られないのが悲しい。
甘ったるそうなお話かと思いきや、戦闘シーンもあるんですか?
中国映画は時々ネタ抜きで面白そうなのがあるみたいなんですが、
ゲオとかTSUTAYAにDVD置いていないから気軽に見られないのが悲しい。
Posted by 砥部良軍曹
at 2019年04月13日 00:51

体調は大丈夫ですか⁉️
人間誰でも悩みありますよ、頑張れ✊
自決するのは簡単だが、悩みも人生と思っていれば長生き出来る。
いつ全快下ネタトークを聞きたいね❗
さて50代ですが春休みに宿題はありませんでしたね、復習的な事をやれって言われた事を覚えてます。
人間誰でも悩みありますよ、頑張れ✊
自決するのは簡単だが、悩みも人生と思っていれば長生き出来る。
いつ全快下ネタトークを聞きたいね❗
さて50代ですが春休みに宿題はありませんでしたね、復習的な事をやれって言われた事を覚えてます。
Posted by テンガ at 2019年04月14日 08:23
春休みの宿題って、おいしいの?
ってな感じだわ。
北といえば赤の帝国とかいうプロパガンダ映画なら見たことあるわ。
ってな感じだわ。
北といえば赤の帝国とかいうプロパガンダ映画なら見たことあるわ。
Posted by でんまやろう at 2019年04月14日 11:50
子供との映画タイム✨
私にとっては
至福のひとときです‼️
閣下も 是非 楽しんで〜
私にとっては
至福のひとときです‼️
閣下も 是非 楽しんで〜
Posted by れい at 2019年04月14日 12:37
>テンガ様
悩みも人生、そのとおりかもしれませんね。
そして建設的な悩みなら、楽しい人生に結びつけることができそうです。
仕事とか家庭とか、つまらん事で悩むんじゃなくて、
面白い事で悩む人生を生きてみたいですね。
>デンマ様
赤の帝国ってそのまんまのタイトルすぎ&ネーミングセンスなさすぎ!
多分原題は全然違うものだと思われ。
>れい様
実は我輩、映画館で映画を見るのが苦手なのです。
こないだ嫁が仮面ライダージオウの映画を見たいというので、
一緒に見に行った結果、腰が痛くなってしまいました。
悩みも人生、そのとおりかもしれませんね。
そして建設的な悩みなら、楽しい人生に結びつけることができそうです。
仕事とか家庭とか、つまらん事で悩むんじゃなくて、
面白い事で悩む人生を生きてみたいですね。
>デンマ様
赤の帝国ってそのまんまのタイトルすぎ&ネーミングセンスなさすぎ!
多分原題は全然違うものだと思われ。
>れい様
実は我輩、映画館で映画を見るのが苦手なのです。
こないだ嫁が仮面ライダージオウの映画を見たいというので、
一緒に見に行った結果、腰が痛くなってしまいました。
Posted by 砥部良軍曹 at 2019年04月15日 20:25
すごい‼‼‼
ちゃんと脳内でイメージできました(笑)
でもこれが
閣下と子供の会話で生まれた物語ってすごいですね(笑)
ちゃんと脳内でイメージできました(笑)
でもこれが
閣下と子供の会話で生まれた物語ってすごいですね(笑)
Posted by 青森の隠れファン at 2019年04月17日 12:21
>青森の隠れファン様
息子も微かではありますが、我輩イズムを継承しているようです。
でも最終的には「ドラえもんは北朝鮮に行かねぇよ」と言いやがりましたね。
息子も微かではありますが、我輩イズムを継承しているようです。
でも最終的には「ドラえもんは北朝鮮に行かねぇよ」と言いやがりましたね。
Posted by 砥部良軍曹
at 2019年04月17日 21:07
