3度の飯よりサバイバルゲーム

前回のペペロンチーノが思いのほか美味しかったので、
もう1品作って美味しい思いをしたいと思います。
まずは唐辛子を強火で熱したフライパンでこんがりと焼きます。
因みに我が家にはこのフライパンしか無いわけではありません。
軟弱者の嫁用に普通のテフロンフライパンもあります。



同時進行でとなりのコンロでめんつゆを温めます。
勿論口に入れても差し支えないしょっぱさに薄めてからね。
最近ようやく高千穂峡つゆのない人生に慣れてきましたが、
やはり我輩はヤマエと山上醤油のない場所には永住出来ない体質です。



こんがり焼き目のついた唐辛子を煮立ったつゆの中にぶち込み、
軽くグツグツ煮込めば簡易的な南蛮の完成です。
この時点では我輩、ヨダレがでそうでたまりませんでした。しかし・・・



)゜Д゜);∴・'.ｸﾞﾊｧ! 辛すぎて食えねぇ！！
口の中に稲妻が駆け巡る感触！！まさに殺人兵器！！
袋に“げきから”と書かれていたのは伊達じゃありませんでした。
25倍の辛麺食っても水を飲まない我輩が、久しぶりに水がぶ飲みしました。
3本ほどチャレンジしてみましたが、それ以上は無理でした。
段々自分の意識が地上から離れていきます。

薄れゆく意識の中、昔の思い出が脳裏に浮かんできました・・・

そう、あれはまだ我輩が贅肉も無かった20代の若かりし頃の話、
川南の戦場で戦いまくった帰りに木城町の山奥？にある
“南の村”というエスニック料理店でグリーンカレーを注文した時の話です。

グリーンカレーの上に乗っかっていた緑色の唐辛子を見た長介が
「これって食えるんすかね？」とニヤニヤしながら聞いてきたので
我輩が「漢(おとこ)は度胸、なんでもやってみるものさ」と言ったら
どうしようもないバカで定評のある長介、ぱくっと一口、そして数秒後悶絶。

随分オーバーリアクションだなと笑いながら我輩も一口かじると口の中が火事。
シャレにならねぇほど辛い！！これは人間の食い物じゃねぇ！！
その後アイスクリームを注文して口の中の火炎地獄を消そうとするも、
なかなか鎮火せずに30分ぐらい悶絶していたバカ2人。

その後、当時まだ彼女だった嫁を連れて“南の村”に行って
グリーンカレーを注文したら唐辛子が乗っていなかったので
店の人に「唐辛子無いんすけど？」と聞いたら
「あ、唐辛子食べて悶絶する人がいたんで止めたんです」と言われました。
ああ、我輩達以外にもバカがいたんだねwww



意識が薄れゆく中、天国の爺ちゃんから「まだ来なくていいぞ」
と言われてどーにか天に召される事態は免れましたが、
その後泣きながらこの物体を捨てたのは言うまでもありません。
最リベンジなんか考えたくない逸品です。

皆さん、ザクは緑色よりも赤い方が強いですが、
唐辛子に限って言えば緑色の方が強烈です。
3倍どころの騒ぎではありません。