2025年01月16日
しっかりと聳り立つ固さを求めて
皆さんお元気ですか(井上陽水)。
我輩は3連休最終日にインフルエンザAになっちまいました。
40半ばぐらいから熱が38度線越えるとどうしようもなく軟弱になるのは老化のせいか?
ところで同志諸君、固いプリンはお好きですか(唐突)?
我輩は固いプリンが大好き、ていうか固いプリンしか受け付けません。
昨今流行りのとろーり滑らかなプリンなんて流動食か離乳食だろ?或いはシュークリームの中身。
昔から硬派を旨として生きている我輩には耐え難いのですよ。
(硬派を気取る癖にウィルスにはめっぽう弱いが)
しかし滑らかプリン主流の現代社会において固いプリンは少数派。
時々「昔懐かしい」みたいなフレーズで固めではあるプリンもあるにはありますが、
量産型プリンで我輩一番のお気に入りの森永の焼きプリンと同レベルか、若干弱い。
宮崎で我輩を心の底から満足させる強度を有したプリンは
宮崎市内の「イーナプリン」が作っている「漢プリン」ぐらいしか選択肢はありません。
しかもアレ、1個600円ぐらいと結構な高級品です。
(でも他のプリンの1.5倍ぐらいの量なので法外に高いわけではない)
そしてお値段以上にウチから25kmぐらい離れた場所まで買いに行くのがしんどい。

固いプリンが近くに売って無いなら自分で作るしかない。
「固いプリン」で検索してみたらレシピはいくらでも転がっています。
我輩的にはクルマのプラモデル作るより遥かに楽です。
その際、いくつかレシピを調べて作り比べてみたところ、プリンの固さを決めるファクターが判明しました。
一つは全卵を多めに使う事。
プリンを固くするためにはまず、卵の力が必要なんだとか。
だからなるべくなら大きい卵を使うのがいいとの事。
そしてもう一つ、砂糖は少なめにする事。
砂糖が多いと糖分が凝固の妨げになり固まりにくくなる模様。
ついでに言うと牛乳も少なめにした方が望ましいです。
更に一つ、生クリーム(脂肪分高めのやつ)を加えると濃い乳成分で固くなるんだとか。
安い植物性脂肪の生クリームだとダメみたいですね・・・
(我輩的には料理に使う生クリームは植物性でもいいかなと思いますが、
お菓子作る時は動物性脂肪のを使わないとイマイチな気がするのです)
しかしながら卵はLサイズを使えば固く仕上がりますが、卵の味が強くなってしまいます。
牛乳を少なくしても同様、卵だけ食っている感が否めません。
砂糖を少なくすると固めになりますが、甘味が足りないと味がぼやける印象です。
生クリームを沢山入れると固くなりますが、多過ぎると口当たりがどっしりした感じになり、
プリンらしさが遠野、もとい遠のく感じになります。
上記事項を念頭に置き、卵のサイズ&量、砂糖の質&量、牛乳と生クリームの配分を変えながら、
何度も作りなおす事で我輩が導き出した固さ、味、食感のバランスが良かった配合は以下の通り↓

プリン本体
○卵(Mサイズ)・・・4個
○牛乳・・・300ml
○生クリーム(乳成分高めのもの)・・・100ml
○グラニュー糖・・・90g
○バニラ・・・適量
カラメル
○グラニュー糖・・・大さじ山盛り2〜3杯
○水・・・50mlぐらいだったかな?
砂糖は基本としてグラニュー糖を使うよう指示しておりますが、
上白糖やきび砂糖とかでもおいしく仕上がるので色々使用して好みの味を見つけましょう。
我輩的にはドライラブ用に使っていたきび砂糖が好みの味だった気がします。
バニラはバニラエッセンス、バニラビーンズ、バニラエクストラクトで使う量が異なるので、
何度か作って己自身で適量を見出さなければなりませんのであしからず。
バニラビーンズだと1本でいいみたいです(個人の感想)。
尚、我輩の固いプリンのレシピで写真上部にある長さ20cm高さ5cm幅6cmの容器一杯作れます。

まずは鍋を2つ準備して、片方はカラメル、もう片方で牛乳を温めます。
コンロが1つしかないなら先に牛乳温めましょう。
おっとその前に、オーブンを150℃にセットして予熱しときましょうね。

牛乳を温めるのは砂糖を溶かしたり、バニラビーンズの香りを抽出するためです。
それ以外にも卵との混ざり具合を良くする効果があるみたいです。
鍋に牛乳、砂糖を入れてスプーンでかき混ぜながら弱火で軽く温めます。
ある程度温まったらバニラエクストラクトを入れてアルコールを軽く飛ばします。
バニラエクストラクトとはアルコールにバニラを漬けて抽出したもので、
宮崎では売っているの見た事ありませんがコストコに1800円で置いていました(高い)。
コストコのバニラエクストラクトは薄いので、50mlぐらいブチ込まないと
バーニラバニラバーニラ!バーニラバニラ高収入にならないのが難点。
でもバニラエクストラクトはバニラビーンズよりも割安で扱い易いし、
そもそも我輩お菓子はプリンしか作れないからあまり減らないのね。
興味のある方は多分Amazonで買うのが手っ取り早いと思います。
Amazonにはコストコのより濃い目のがあるので、それを使えばバニラ感が強くなるでしょう。

バニラエクストラクトのアルコールはガチで加熱してガッツリ揮発させなくてもいいです。
どーせプリン焼く時に揮発しています(個人の感想)。
ある程度液面がフツフツしてきたら(沸騰させなくていい)火を止めて生クリームを入れます。

牛乳が冷めるのを待ちながらカラメルを作ります。
鍋に砂糖と水を入れて中火で温めていくと、暫くしたら茶色に変色します。
そしたらヘラでかき混ぜたり、鍋を揺すったりしながら色を落ち着かせます。
固いプリンには苦味のあるカラメルが合うので、焦げ茶色になるまで加熱します。
作り初めの頃ビビって適当に茶色になったところで火を止めて
そのカラメルでプリンを作ったら風味が足りなくて虚しい味になったので、
カラメルはしっかりと加熱して濃い色にした方がいいです。

カラメルの色がいい感じになったら火を止めて、容器に流し込みます。
流し込んだら直ぐに固まるので、手早くやりましょう。
当初この作業がなかなか上手くいかず、何度もやり直しました。

カラメルが出来たら次は卵を混ぜます。
なるべく泡立たないよう、でも白身と黄身が完全に混ざるように混ぜるのが難しい。
ホイッパーをボウルに押し付けるような感じで混ぜればまあ、泡立ちは少なくなります。
正回転364回、逆回転364回ぐらい混ぜればいいんじゃないすかね(適当)?
卵がキレイに混ざったら先程砂糖をブチ込んで温めた牛乳を少しずつ注ぎ、かき混ぜます。
3回ぐらいに分けながら毎回114回、計514回かき混ぜればいい感じになります。
え?114回を3回だと342回じゃないかって?
君のような感のいいガキは嫌いだよ。
余談ですが11月ぐらいから2週1ぐらいでプリン作っているせいか、時々右肘が痛いです。
プリンの作り過ぎで腱鞘炎か、笑えねぇな。

卵と牛乳を混ぜたら目の細かいザルで漉します。
無い場合は近くのホムセンか100均に買いに行きましょう。
漉して漉して漉してしこしこ、しかのこのこのこ虎視眈々、4回ぐらい漉します。
漉しの作業を繰り返すとザルに不純物が溜まるのを目の当たりにして
「ああ、面倒だけどこの作業は重要だな」と思います(小並感)。

シコシコ、もとい漉しが完了したら液体を容器に注ぎます。
その前にヤカンかポットで湯を沸かすのも忘れないでください。

プリン液が入った容器にアルミホイルを被せ、オーブンの天板に置き、
沸かしたお湯を天板に注げるだけ注いで150℃で1時間焼きます。
オーブンの機種や性能によって焼き時間は変わるはずなので、
何度も焼いて適切な温度と時間を導き出す必要があります。
余談ですが我が家はずっとアイリスオーヤマの1万円ぐらいのオーブンを使っています。
焼くだけしか機能がないし、温度や時間の設定もアナログなダイヤル式なので壊れにくいですし、
引っ越しの度に迷わず捨ててまた新しい同じオーブンに買い替えます。
まるで装甲騎兵ボトムズのキリコ・キュービィーみたいですね。

焼き上がったら容器を揺り、焼けているか否かを確認します。
全体的にぷるんぷる〜んしなければ成功です。
固いプリンなので揺すっても微動だにしない。真の漢はこうありたいものだ。
固さ、固さって何だ、振り向かない事さ。
愛って何だ、躊躇わない事さ。
尚、うまく焼けていない場合は真ん中辺りがプルプルするらしいですが、
我輩、今まで焼きが失敗した事がない(米倉涼子)のでよく解りません。

焼き上がったプリンは粗熱が取れたら(具体的には容器を素手で掴めるぐらい冷めたら)、
冷蔵庫にブチ込んで3〜4時間ぐらい冷やしますが、我輩はココで1〜2日寝かせます。
時間を置いて熟成?させる事により、本体の締りが良くなり、更に強度を増すのです(個人の感想)。

でも実際、すぐに食べるよりは暫く置いた方がしっとり感があります。
型から取り出すと周囲が溶岩みたいにボコボコ、でも中はしっかりと身が詰まったプリンの完成です。
(外側にスが入らないようにするには金属製ではなく耐熱の陶磁器やガラスの容器で作る、
かき混ぜる際に出来る泡が静まるまで混ぜた液体を一晩冷蔵庫に待機させる、
焼きの温度を130℃ぐらいに下げて1時間以上焼くとかすれば良いみたいです)

半分に切って盛り付けます。
見てくだされ。この石鹸箱と同サイズぐらいのプリンが雄々しく立つ御姿を!
まるで我輩の精神が形になったようにビンビンに勃っております。

スプーンで掬っても崩壊しない強度。
そしてスプーンの上でも自我を失わない意思の固さ。
生クリーム入れなくてもそこそこ固く、舌触りがつるんとした美味しいプリンが出来ますが、
意思が固めな食感を求めるなら生クリームを入れるべきでしょう。
口当たりは若干もっちりしている。正に漢プリン的な漢らしい食感。
以前生クリームを牛乳と同分量で作った時はもったりと重い食感でしたが、
クリームを減らした事でバランスの良い口当たりになりました。

串に刺しても持ち上げられる程の固さ。
生クリームのおかげか、卵味だけが突起する事なく全ての風味が上手くまとまっている。
苦い中に風味とほんのり甘みのあるカラメルと相まって極上のひとときを与えてくれる。
こうして我輩は遂に、固いプリンの飢えから解放されたのであります。
ただ、己のプリンが旨すぎて店でプリンを買う気が失せてしまったというのが悩みです。
同志諸君、固いプリンはいいゾ〜コレ。
我輩は3連休最終日にインフルエンザAになっちまいました。
40半ばぐらいから熱が38度線越えるとどうしようもなく軟弱になるのは老化のせいか?
ところで同志諸君、固いプリンはお好きですか(唐突)?
我輩は固いプリンが大好き、ていうか固いプリンしか受け付けません。
昨今流行りのとろーり滑らかなプリンなんて流動食か離乳食だろ?或いはシュークリームの中身。
昔から硬派を旨として生きている我輩には耐え難いのですよ。
(硬派を気取る癖にウィルスにはめっぽう弱いが)
しかし滑らかプリン主流の現代社会において固いプリンは少数派。
時々「昔懐かしい」みたいなフレーズで固めではあるプリンもあるにはありますが、
量産型プリンで我輩一番のお気に入りの森永の焼きプリンと同レベルか、若干弱い。
宮崎で我輩を心の底から満足させる強度を有したプリンは
宮崎市内の「イーナプリン」が作っている「漢プリン」ぐらいしか選択肢はありません。
しかもアレ、1個600円ぐらいと結構な高級品です。
(でも他のプリンの1.5倍ぐらいの量なので法外に高いわけではない)
そしてお値段以上にウチから25kmぐらい離れた場所まで買いに行くのがしんどい。

固いプリンが近くに売って無いなら自分で作るしかない。
「固いプリン」で検索してみたらレシピはいくらでも転がっています。
我輩的にはクルマのプラモデル作るより遥かに楽です。
その際、いくつかレシピを調べて作り比べてみたところ、プリンの固さを決めるファクターが判明しました。
一つは全卵を多めに使う事。
プリンを固くするためにはまず、卵の力が必要なんだとか。
だからなるべくなら大きい卵を使うのがいいとの事。
そしてもう一つ、砂糖は少なめにする事。
砂糖が多いと糖分が凝固の妨げになり固まりにくくなる模様。
ついでに言うと牛乳も少なめにした方が望ましいです。
更に一つ、生クリーム(脂肪分高めのやつ)を加えると濃い乳成分で固くなるんだとか。
安い植物性脂肪の生クリームだとダメみたいですね・・・
(我輩的には料理に使う生クリームは植物性でもいいかなと思いますが、
お菓子作る時は動物性脂肪のを使わないとイマイチな気がするのです)
しかしながら卵はLサイズを使えば固く仕上がりますが、卵の味が強くなってしまいます。
牛乳を少なくしても同様、卵だけ食っている感が否めません。
砂糖を少なくすると固めになりますが、甘味が足りないと味がぼやける印象です。
生クリームを沢山入れると固くなりますが、多過ぎると口当たりがどっしりした感じになり、
プリンらしさが遠野、もとい遠のく感じになります。
上記事項を念頭に置き、卵のサイズ&量、砂糖の質&量、牛乳と生クリームの配分を変えながら、
何度も作りなおす事で我輩が導き出した固さ、味、食感のバランスが良かった配合は以下の通り↓

プリン本体
○卵(Mサイズ)・・・4個
○牛乳・・・300ml
○生クリーム(乳成分高めのもの)・・・100ml
○グラニュー糖・・・90g
○バニラ・・・適量
カラメル
○グラニュー糖・・・大さじ山盛り2〜3杯
○水・・・50mlぐらいだったかな?
砂糖は基本としてグラニュー糖を使うよう指示しておりますが、
上白糖やきび砂糖とかでもおいしく仕上がるので色々使用して好みの味を見つけましょう。
我輩的にはドライラブ用に使っていたきび砂糖が好みの味だった気がします。
バニラはバニラエッセンス、バニラビーンズ、バニラエクストラクトで使う量が異なるので、
何度か作って己自身で適量を見出さなければなりませんのであしからず。
バニラビーンズだと1本でいいみたいです(個人の感想)。
尚、我輩の固いプリンのレシピで写真上部にある長さ20cm高さ5cm幅6cmの容器一杯作れます。

まずは鍋を2つ準備して、片方はカラメル、もう片方で牛乳を温めます。
コンロが1つしかないなら先に牛乳温めましょう。
おっとその前に、オーブンを150℃にセットして予熱しときましょうね。

牛乳を温めるのは砂糖を溶かしたり、バニラビーンズの香りを抽出するためです。
それ以外にも卵との混ざり具合を良くする効果があるみたいです。
鍋に牛乳、砂糖を入れてスプーンでかき混ぜながら弱火で軽く温めます。
ある程度温まったらバニラエクストラクトを入れてアルコールを軽く飛ばします。
バニラエクストラクトとはアルコールにバニラを漬けて抽出したもので、
宮崎では売っているの見た事ありませんがコストコに1800円で置いていました(高い)。
コストコのバニラエクストラクトは薄いので、50mlぐらいブチ込まないと
バーニラバニラバーニラ!バーニラバニラ高収入にならないのが難点。
でもバニラエクストラクトはバニラビーンズよりも割安で扱い易いし、
そもそも我輩お菓子はプリンしか作れないからあまり減らないのね。
興味のある方は多分Amazonで買うのが手っ取り早いと思います。
Amazonにはコストコのより濃い目のがあるので、それを使えばバニラ感が強くなるでしょう。

バニラエクストラクトのアルコールはガチで加熱してガッツリ揮発させなくてもいいです。
どーせプリン焼く時に揮発しています(個人の感想)。
ある程度液面がフツフツしてきたら(沸騰させなくていい)火を止めて生クリームを入れます。

牛乳が冷めるのを待ちながらカラメルを作ります。
鍋に砂糖と水を入れて中火で温めていくと、暫くしたら茶色に変色します。
そしたらヘラでかき混ぜたり、鍋を揺すったりしながら色を落ち着かせます。
固いプリンには苦味のあるカラメルが合うので、焦げ茶色になるまで加熱します。
作り初めの頃ビビって適当に茶色になったところで火を止めて
そのカラメルでプリンを作ったら風味が足りなくて虚しい味になったので、
カラメルはしっかりと加熱して濃い色にした方がいいです。

カラメルの色がいい感じになったら火を止めて、容器に流し込みます。
流し込んだら直ぐに固まるので、手早くやりましょう。
当初この作業がなかなか上手くいかず、何度もやり直しました。

カラメルが出来たら次は卵を混ぜます。
なるべく泡立たないよう、でも白身と黄身が完全に混ざるように混ぜるのが難しい。
ホイッパーをボウルに押し付けるような感じで混ぜればまあ、泡立ちは少なくなります。
正回転364回、逆回転364回ぐらい混ぜればいいんじゃないすかね(適当)?
卵がキレイに混ざったら先程砂糖をブチ込んで温めた牛乳を少しずつ注ぎ、かき混ぜます。
3回ぐらいに分けながら毎回114回、計514回かき混ぜればいい感じになります。
え?114回を3回だと342回じゃないかって?
君のような感のいいガキは嫌いだよ。
余談ですが11月ぐらいから2週1ぐらいでプリン作っているせいか、時々右肘が痛いです。
プリンの作り過ぎで腱鞘炎か、笑えねぇな。

卵と牛乳を混ぜたら目の細かいザルで漉します。
無い場合は近くのホムセンか100均に買いに行きましょう。
漉して漉して漉してしこしこ、しかのこのこのこ虎視眈々、4回ぐらい漉します。
漉しの作業を繰り返すとザルに不純物が溜まるのを目の当たりにして
「ああ、面倒だけどこの作業は重要だな」と思います(小並感)。

シコシコ、もとい漉しが完了したら液体を容器に注ぎます。
その前にヤカンかポットで湯を沸かすのも忘れないでください。

プリン液が入った容器にアルミホイルを被せ、オーブンの天板に置き、
沸かしたお湯を天板に注げるだけ注いで150℃で1時間焼きます。
オーブンの機種や性能によって焼き時間は変わるはずなので、
何度も焼いて適切な温度と時間を導き出す必要があります。
余談ですが我が家はずっとアイリスオーヤマの1万円ぐらいのオーブンを使っています。
焼くだけしか機能がないし、温度や時間の設定もアナログなダイヤル式なので壊れにくいですし、
引っ越しの度に迷わず捨ててまた新しい同じオーブンに買い替えます。
まるで装甲騎兵ボトムズのキリコ・キュービィーみたいですね。

焼き上がったら容器を揺り、焼けているか否かを確認します。
全体的にぷるんぷる〜んしなければ成功です。
固いプリンなので揺すっても微動だにしない。真の漢はこうありたいものだ。
固さ、固さって何だ、振り向かない事さ。
愛って何だ、躊躇わない事さ。
尚、うまく焼けていない場合は真ん中辺りがプルプルするらしいですが、
我輩、今まで焼きが失敗した事がない(米倉涼子)のでよく解りません。

焼き上がったプリンは粗熱が取れたら(具体的には容器を素手で掴めるぐらい冷めたら)、
冷蔵庫にブチ込んで3〜4時間ぐらい冷やしますが、我輩はココで1〜2日寝かせます。
時間を置いて熟成?させる事により、本体の締りが良くなり、更に強度を増すのです(個人の感想)。

でも実際、すぐに食べるよりは暫く置いた方がしっとり感があります。
型から取り出すと周囲が溶岩みたいにボコボコ、でも中はしっかりと身が詰まったプリンの完成です。
(外側にスが入らないようにするには金属製ではなく耐熱の陶磁器やガラスの容器で作る、
かき混ぜる際に出来る泡が静まるまで混ぜた液体を一晩冷蔵庫に待機させる、
焼きの温度を130℃ぐらいに下げて1時間以上焼くとかすれば良いみたいです)

半分に切って盛り付けます。
見てくだされ。この石鹸箱と同サイズぐらいのプリンが雄々しく立つ御姿を!
まるで我輩の精神が形になったようにビンビンに勃っております。

スプーンで掬っても崩壊しない強度。
そしてスプーンの上でも自我を失わない意思の固さ。
生クリーム入れなくてもそこそこ固く、舌触りがつるんとした美味しいプリンが出来ますが、
意思が固めな食感を求めるなら生クリームを入れるべきでしょう。
口当たりは若干もっちりしている。正に漢プリン的な漢らしい食感。
以前生クリームを牛乳と同分量で作った時はもったりと重い食感でしたが、
クリームを減らした事でバランスの良い口当たりになりました。

串に刺しても持ち上げられる程の固さ。
生クリームのおかげか、卵味だけが突起する事なく全ての風味が上手くまとまっている。
苦い中に風味とほんのり甘みのあるカラメルと相まって極上のひとときを与えてくれる。
こうして我輩は遂に、固いプリンの飢えから解放されたのであります。
ただ、己のプリンが旨すぎて店でプリンを買う気が失せてしまったというのが悩みです。
同志諸君、固いプリンはいいゾ〜コレ。
この記事へのコメント
お父さんが美味しいプリン作れるなんて羨ましいですね。
Posted by ken海軍陸戦隊 at 2025年01月23日 15:30
>ken海軍陸戦隊様
でも我輩のプリンを喜んで食っているのは娘だけなんです。
息子は無言で淡々と食ってます。
でも我輩のプリンを喜んで食っているのは娘だけなんです。
息子は無言で淡々と食ってます。
Posted by 砥部良軍曹 at 2025年01月26日 22:34