2012年12月10日

小松放浪記其の四

小松空港を適当に冷やかした後に我輩が向かったのは、
空港の向かい側にある“石川県立航空プラザ”。
ここは無料で退役した自衛隊の飛行機や民間機を見る事が出来るそうです。



しっかしなんですな、この手の箱物の入口とかにある得体の知れない形状をした
モニュメント的な物体は一体何が楽しくてブッ建てているんでしょうかねぇ?
写真左手の物体でも作るとなると結構いい金額かかるはずなんでしょうが、
そんな銭があるならもっと施設の方に力入れろよという意見は余計なお世話?



庭の奥には海上自衛隊が以前使っていたHSS-2、所謂シーキングとかいうヘリと、
何か黄色い練習機?か何かのプロペラ機が置いています。
HSS-2はかなり劣化が激しくて無残な状態でした。
とりあえず作りましたって感じの施設だから管理も適当なんですかね?
ま、こういう飛行機が見れる場所があるだけマシとも言えますが。

新富町も文化会館なんて何が楽しいのか意味不明な箱モノ作る銭があるなら、
新田原基地に放置プレイされている自衛隊機を陳列した施設でも作ればいいのにね。



店内、じゃなくて館内に入るといきなりピッツS-2のお出迎えです。
故ロック岩崎さんの居たエアロックの所有機ですね。
岩崎さんの機体は事故で破壊したからこれは弟子の機体でしょう。
エアロックが解散した時にここに譲り渡したんでしょう。

岩崎さんがお亡くなりにならなければ日本の民間アクロバットも
もっと幅が広がっていたかもしれない思うと岩崎さんの早すぎる死が悔やまれます。



ここの施設は入館料は無料ですが実物のYS-11のシミュレータに
乗るためには500円払う必要があります。

我輩はエースコンバットですらまともに飛行機を操れない生き物なので勿論拒否w



館内の奥に入るとなんかレトロなヘリコプターがありますねぇ。
ベル47とかいう大分昔のヘリコプターです。
操舵部分が全てワイヤーで繋がっていて操縦桿を動かすと
ワイヤーが引っ張られながら各部が動くのがそそります。
ドアが外されて完全に子供のおもちゃと化していました。



ベル47の後ろにひっそりと佇むエビフライのような物体・・・



さらに奥に入るとでかい空間があり、そこにいくらか飛行機が陳列しているのですが、
それよりも目を引くというか、存在感があるのがこの要塞みたいな遊具。

純粋に飛行機見たくてここに来た立場としては「なんじゃこりゃー!」って感じですが、
雨や雪の日に子供を連れてくるには素晴らしい場所には違いありません。
しかもこの施設、入館料無料なんです。大事な事なので2回言いました。
入館料大人500円の三沢の航空科学館とは大違いw

三沢の航空科学館も変な教材じみたものを置くぐらいなら、
入館料少し安くしてこーいうクソガキ共が喜びそうな物体置けばいいのにねぇ。
そ〜すりゃ少しは地元住民の客も来るんじゃね?



ただ、陳列されている飛行機自体にパッとしたものは少ないです。
何か個人が作った飛行機っぽいなーと思っていたら本当にそう言う代物でした。
野口さんという人がアメリカからキットを取り寄せて自分で組み立てた
エバンスVP-1という飛行機だそうです。お値段150万円。

日本がもっと自由に飛行機を飛ばせる環境だったなら
このちっこい飛行機も実に夢のある代物だったんでしょうねぇ。



こいつは南極観測隊が使用していたピラタスPC-6Bという飛行機。
離陸距離は110mで飛ばせて、着陸距離は73mあれば降りられるそうです。



奥のヘリはヒューズのTH-55J、手前のはご存知OH-6。
どちらも陸自の練習用とか観測用のヘリですね。



航空自衛隊の基地が近くにあるのに空自機はこのT-33練習機と
F-104J、そしてブルーインパルスのT-2、T-3初等練習機ぐらいです。
そろそろF-4EJもバンバン退役しているんだから、
この手の施設に展示されてもおかしくないと思うんですがねぇ。



F-2のモックアップという不思議なシロモノはありましたが、
何でこいつ、先っちょしかないの?胴体はどこ?
多分関係者が「先っちょだけでいいから入れさせて!」って懇願したんでしょうねw
んで、胴体部分は薪ストーブの燃料になりましたとさ。



よく見てみるとコイツはかなりの面白飛行機です。
ドルニエDo-28A1という日本の航空産業過渡期時代に
そのSTOL性を見込んで実験的に1機だけ仕入れた機体らしいのですが、
エンジンが変な所から出っ張っていたりとか、
第2次世界大戦の飛行機みたいに足が出たまんまとか、
機体に乗り込むドアがかなり無茶な場所に付いているとか、
かなりマニアックでイカレた飛行機でございます。



何か飛行機のシロートが「これってセスナ?」って言いそうな飛行機ですが、
ビーチクラフトのE33という民間の練習機らしいです。

まーこんな感じで随分見ごたえのない博物館的な場所ではありましたが、
価値ある?レアな機体がいくつか置いていて
日本の航空の歴史を垣間見るという点ではなかなか有意義な場所でした。

今回の小松旅行、じゃなくて出張は銭が少なくて
あまり面白い事が出来ませんでしたがそれなりに楽しめた気がします。


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Posted by 砥部良軍曹 at 22:52│Comments(2)お出かけ
この記事へのコメント
からっと揚がってるエビフライのような物体は、Fー2のセンタータンクのモックアップとか…? 色合い的にも、エビフライにしか見えませぬがw

むう〜、新富って自衛隊関係の展示館って基地内だけですもんね。駅前のTー33なんか塗装が色褪せて、全身ジュラルミン色になりつつありますし。唯一の202の埴輪マークの生き残りなんで、もっと大事にしてもいいと思うんですが…。
ん〜、やはり車を手段としてしか捉えない国民性は、航空機とて同じなんでしょうか。
Posted by P職人 at 2012年12月11日 22:50
>P-職人殿
ご名答!F-2のセンタータンクのモックです。通称エビフライ。

我輩的には一ツ葉の海沿いにあるあのでかい使わない施設を活用して、
飛行機の博物館を作って欲しいところなんですが、
予算的にも精神的にも貧しい県には無理な話なんでしょうねぇ。
Posted by 伍長閣下 at 2012年12月12日 19:48
 
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