2012年12月17日

日本自動車博物館其の壱

我輩のブログはタイトル部分にもあるように“ノンケお断り”
“女子供立ち入り禁止”とティターンズ並の選民思想なブログなんですが、
これから暫くの間はマジで漢(おとこ)以外立ち入り禁止状態となります。
どーしても見たいという人はこっそりと眺めてください。

とりあえず「現代のクルマには魅力がない」という類のコメントは無しの方向で。
そんな在り来たりのコメント面白くもないので見たくもないw

と言う訳で以前鯖芸部のリーダーから「是非とも行くべし!」と言われたので、
宮崎に居た時お世話になった先輩に頼み込んで連れて行ってもらった日本自動車博物館。
ま、その先輩もクルマは好きな人だから利害的には一致しているので無問題。
入館料は1000円と少しお高めな感じですが、
500台の名車を目の当たりに出来る上にここでしか見られないクルマもあるというから
好きな人にとっては金額以上の価値は充分にありますね。

日本自動車博物館其の壱

入館して早速お出迎えしたのは1900年代初頭を代表する3台の高級車。
その中でも目を引いたのはイタリアの宝石ランチア・ラムダ。
ランチアといえばストラトスとか037ラリーとかが有名ですが、
元々はこーいう気品あるクルマを作るメーカーだったんです。
今ではどーいうクルマを作っているのか解らないし、
それ以前にどこで買えるのか解らないよーなメーカーになりましたけどね。

日本自動車博物館其の壱

さて、この博物館の名物といえばトヨタの名作、2000GTらしいんですが、
残念な事に現在修理中の為居ませんでした。
ま、2000GTはみやこんじょで見たことがあるからいいか。
ここには普通では見られない代物が他にもあるらしいですからそちらに期待。

日本自動車博物館其の壱

そう、ここには他では見られない世界の便器までもが置いているんです。
勿論ジャパニーズTOTOの便器も設置されています。

日本自動車博物館其の壱

便器にTOTOやINAX以外のメーカー、製造国が書かれているのを見ると、
尿意が迫り来るのも忘れて「どの便器を使おうかな(  ̄▽ ̄)」って思いますね。
ま、我輩はドイツの化学力が世界一ィィィ!だと思っているので
迷うことなくドイツ製の便器で用を足しましたがね。

日本自動車博物館其の壱

尿意を克服して閑話休題。
トイレを出て直ぐの処にあったのはトヨタ車の群れ。
そこには我輩の父上も乗っていた(写真でしか見たことがないけど)、
トヨペット・コロナマークⅡ2ドアハードトップが展示していました。
存在としては昔マークⅡやチェイサーにあった“ツアラー”的なグレードです。
旧車の中では比較的マイナーな存在だと思うんですが、
トミカで初めて作られたミニカーの車種なんですよね。

日本自動車博物館其の壱

昔のトヨタ、つーかトヨペットのクルマといえば観音開きのクラウンなんでしょうが、
ここにはそのクラウンの原型でもある?トヨペットスーパーがありました。
戦後のタクシーはコイツと日野ルノーが主流だったらしいですね。

日本自動車博物館其の壱

いつかはクラウンなんて日本人らしい価値観は好きではありませんが、
クラウンが日本の象徴であるという認識は我輩の脳内にもあります。
セルシオやレクサス、シーマやインフィニティが出てこようとも
常に日本の象徴として君臨してきた高級車、それがクラウン。
日本らしいサルーンといえばやはりクラウン以外存在しないと思います。異論は認めん。
名前がいいよね、“クラウン”って響きが。

日本自動車博物館其の壱

そのクラウンの中でも我輩が一番好きなのが6代目の2ドアハードトップ
角ばったボディ、往年のアメ車のクーペみたいなリアガラスの形状、
そしてランドートップ(レザー製の屋根)という日本車らしくないオサレすぎる仕様!
全てにおいて他の国産高級車とは違う挑戦的な雰囲気がそそります。

日本自動車博物館其の壱

手前の緑色はビートルじゃありませんよ。トヨペットSA型です。
戦後トヨタが初めてリリースした乗用車です。排気量は1000cc。総生産台数200台程度。
流石世界のトヨタ、他社がまともにクルマすら作れない状況下で、
これだけ形になったものを生産する準備は整っていたんですね。
でも個性に乏しく何か別の車種に似てるよーな気がするのはトヨタ相変わらず。

その奥はトヨタが戦前作っていたABR型フェートン。軍用車両だそうです。
このボディは殆どが職人の手作業叩き出しで作られているそうですね。
パーツの結合も現物合わせで切った貼ったしながら作っていたとか。

同じ時代、アメリカは流れ作業によって自動車を大量生産していたと・・・

日本自動車博物館其の壱

軍用車両といえばやはりトラックですね。
真ん中のやつは米軍の軍用トラック、両端は日本の軍用トラックです。
でも爺ちゃんが言ってたけど、戦時中の日本は運転免許持っている人が少なくて、
部隊にトラックがあっても運転する人が居ないという笑えない状況だったそうです。

同じ時代、アメリカではクルマは一家に1台が当たり前となりつつある時代・・・

日本自動車博物館其の壱

我輩の人生をかけてでも手に入れたいクルマといえばモーガンなのですが、
コイツはモーガンのスリーホイラーという前2輪、後1輪の3輪車です。
ボディの横から出てきている棒はシフトレバーw
やべぇ、これ超欲しいかもしれないと思っていくらで買えるか調べてみたところ、
モーガン社が最近こいつの復刻版を出して500万円で販売しているらしいです。
500万円か・・・人生かければ買えん事もないけど厳しいなぁ・・・

日本自動車博物館其の壱

日本も戦後暫くは3輪車大国でした。
その中でも異質な存在といえばフジキャビン
世界初のFRPモノコックボディの中にはバイクみたいな125ccのエンジン。
明らかに実用性はなさそうですが、夢は一杯詰まっています。
ま、夢だけじゃ飯は食えないんですがね。実際殆ど売れずに生産中止。
だから現存数も少なく大変な希少車です。

日本自動車博物館其の壱

日本にはどーして2階建てのバスがないの?
それはね、車高が高すぎて車検に通らないからです。
しかし屋根がないタイプの2階建てバスならギリギリ車検に通るので、
何台かは日本に導入されてナンバー付きで運用されていたそうですね。
ま、雨の多い日本では実用性は極めて低いんですがね。

日本自動車博物館其の壱

やべぇ、トゥクトゥクだよ!これ超欲しい!通勤用に欲しい!!
旧車という代物ではありませんが、元々はダイハツミゼットの初期型らしいですねこれ。
現在タイで生産されているのは660ccエンジンの5速マニュアルだそうです。
素になったやつよりも進化しているよ、恐るべしタイ。
ネットで探してみたら新車が150万円ぐらいで売っていました。これなら買えそうだ!!

暫くはこげな感じで日本自動車博物館のクルマたちを紹介していきますので、
興味のある方はニヤニヤしながら我輩のブログ更新を心待ちにしてくだされ。
興味のない方はとっとと回線切ってクソして寝ましょう。


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Posted by 砥部良軍曹 at 14:08│Comments(6)お出かけ
この記事へのコメント
やべぇ! 更新マジ楽しみだ!

モーガンいいっすねぇっ!! カッコイイッ!!
でも、トゥクトゥク本当に欲しいっすか? マジで?
私は… 
チョ~欲しいっす!!
この色使いでピーンときたんですが、屋根取っ払って切った貼ったして、『人造人間 キカイダー01』のサイドカー風なもの作りたいです。

………。
いや、やっぱ要らないっす! ノリで言っただけっす。

本当に欲しいのは、ルパン三世が乗ってたチンクェチェント。
スーパーチャージャー付きの! ガケ登れるやつ!
閣下! そこの博物館にありませんか?? ルパンのチンクェチェント!!
Posted by エアガンおやぢ at 2012年12月17日 17:54
昔見たり運転したりした懐かしい車が並んでますなー。
特にシルバーメタのコロナマークⅡ1600ハードトップ懐かしいです。
この車は儂が自家用車を所有した最初の車です。
生まれて間もない閣下は今のようなベビーシートでなく、
リアシートに転がされて乗車遊ばされておりました。
ブレーキを踏んで何度か床に転がり落ちておりました。

最初に運転した車は爺さまが持っていたクラウン・バンを改造して4ナンバーを5ナンバーにした車でした。

本当は中学の時に青果市場でマツダのオート三輪を少し動かしてこっぴどく叱られた記憶があります。

道路運送車両法の保安基準に車両の高さは3,8メートル以下と決められてます。
トンネルの高さもそれに合わせて作ってあるので二階建てバスは特別に認可を受けないと運行できないらしい。
屋根なしの二階建てバスは現在観光用に福岡市内を走っています。
Posted by 骨董屋の親父 at 2012年12月17日 20:52
免許取立ての時代、セガラリーのせいで本気で買おうと思ったのはセリカGTーFOURではなく、デルタHFインテグラーレだったのは内緒です…。それはともかく。

高知の自動車博物館行った事あるんですが、こっちの方が凄いです。あそこは骨董車というより珍しい車を置いてるという感じだったんで、こことはラインナップがちと違いますね。

トゥクトゥク、ここ最近青島周辺でタクシー代わりに走ってますよ。平和な感じでw
でもどうせ買うならメッサーKR200が欲しいっす!
Posted by P職人 at 2012年12月17日 22:53
>エアガンおやぢ様
確かのこのトゥクトゥク、ダブルマシンみたいな色使いですね。

名車の誉れ高いFIAT500は確かにここの博物館にありましたが、
イベントでよく見かけるので写真撮影はしていません。申し訳ない。
その代わりそれをさらに凌駕する名車を紹介していきますので、
楽しみにして待っていてくださいとか言って実は期待はずれだったりして。

>骨董屋の親父様
我輩はこのマークⅡの事は全く覚えていないので
懐かしいという感情も湧かないのですが、
大分小さい頃の写真にこのクルマが写っていたのは見た事があります。

クラウンバンを5ナンバーに改造したってぇのが良く理解できませんが、
昔は結構なんでもアリな感じだったつー事でしょうかね?

2階建てバスが福岡を走っているという話は初耳ですな。
娘が凄く興味があるみたいなので乗せてみたいものです。

>Pマン職人殿
我輩もデルタHFインテグラーレはマジで欲しかったです。
外車の都で「止めといた方がいいですよ」って言われたので
別のにしましたけどね。

高知の自動車博物館も結構凄いの置いているみたいですね。
しかし今後の人生で四国に行く機会があるかどーか不明です。

我輩もメッサーはかなり惹かれる車です。
トゥクトゥクよりも欲しいかもしれません。
だってバックで走るとフェラーリより早いんですよあれ。
Posted by 伍長閣下伍長閣下 at 2012年12月18日 01:22
昔、4ナンバーを5ナンバーにするのは簡単でした。
要するにリアシートを建てたときに出来る空間を少し塞いで積載量を減らせばいいわけです。
車の底に吊っているスペアタイヤを車内に格納する程度の空間ですよ。

それとか、座席を固定して空間を塞ぐことでも良かったようです。

その頃、儂も若すぎて車にあんまり興味を持たなかった?から
爺さま達が整備工場に車を持ち込んでゴソゴソやっていたのは覚えてます。

エステートよりバンの方が車両価格が安かったからそんなことやってたんだろう。
それと車検が1年から2年になるし、改造しても積載量は変わらんかったようです。

確か県の土木事務所の車(よーするに公用車)にもそんなのがあったようだ。
Posted by 骨董屋の親父 at 2012年12月19日 00:03
>骨董屋の親父様
成程、基本的にはまだ規制が甘かった頃、4ナンバーのバンを
8ナンバーに改造する手段と似たような感じなんですな。
Posted by 伍長閣下伍長閣下 at 2012年12月19日 01:42
 
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