2012年12月21日

日本自動車博物館其の五

まだまだ続く日本自動車博物館の名車達の紹介。
だって仕方ないじゃん、ここのクルマ500台もあるんですよ。
しかも大半が普通では見る事の出来ないクルマぞろい。
ここに嫁と来てしまったら半日はクソガキそっちのけで男と女に戻れますね。
(嫁はクルマに詳しくはないが、比較的好きな部類である)

我輩の人生において後はトヨタ博物館を見る事が出来れば
我が生涯に一片の悔いなしでございます。



旧車イベントにやってくるクルマの中で我輩が欲しくて仕方がない部類に入るクルマ、
(高性能、オープンカー、そして独特のオス臭さが欲しくなるクルマ三代条件w)
フェアレディSR311とその右には幻の?フェアレデーSPL213!
こういうスポーティなクルマが過去に存在したからこそ
今のクルマが優れた性能を発するものとなった事は疑いようのない事実。
やはり各社スポーツカーを作るのは車会社の義務ですね。

セダンやワゴンみたいな実用車しか必要ない国じゃあ
いつまでたってもクルマは低馬力低品質のままなんですよ。



パッと見は何の変哲もないチェリーやサニーですが、
よく見るとハンドルが左に付いています。
まだ当時の日本のクルマが貧相で未熟だったとはいえ、
製作者は外国のクルマと太刀打ち出来る日を目指しながら精進していたんです。



ええぃ!造花はいい!フライングフェザーだ!フライングフェザーを見せろ!!
まだ日本の自動車産業が過渡期だった1950年代の迷車です。
軽量小型で簡素化された作りの野心作だったこのクルマ、
結局随所の簡素な作りが災いして殆ど売れなかったみたいです。
ブレーキが前輪だけなのにサスが独立懸架ってぇちぐはぐぶりもスゲェ。
余談ですがリアカーみたいなタイヤは19インチ。ここだけ時代が今に追いついていますw



日本のクルマがつまらないものになってしまったのは、
中小メーカーの作った自動車があまりにもスキだらけで、
大手メーカーの作ったものばかりが持て囃されたからなんでしょうねぇというのはさておき、
大手メーカーも始めっから上質なクルマを作ってきたわけではありません。
三菱ミニカやマツダキャロルのような野心に満ち溢れた軽自動車があってこそ
今の充実した自動車社会に発展を遂げていったのです。



3輪自動車が売れない時代に突入して経営が悪化したくろがね自動車が
起死回生を目論んで世に送り出した“くろがね・ベビー”という軽トラ。
4ストロークエンジンをリアに積み、4輪独立サスペンションを採用した軽トラックでしたが、
その後現れたスバルサンバーによって野望潰えてしまった悲運の車だそうです。



軽乗用車型のピックアップトラックといえばスズキのマー坊が有名ですが、
それよりも20年ぐらい前に存在していたコニー・グッピー。知らんぞこげなクルマ。
エンジンは軽自動車よりも少ない200cc、しかもミッションは1速オートマ!
貨物車としては明らかにパワーが足りなくて売れなかったらしいです。仕方ないね。



軽自動車のメーカーといえば今はダイハツかスズキって感じですが、
昔はZとかバモスとかステップバンとか作っていたホンダが熱かったんです。多分。
最近販売されたN-ONEが過去の名作?N360のフロントだけモロパクなのは
ここに写っている赤いやつを見れば歴然ですし、
これらの過去のホンダの軽自動車から溢れる個性に比べると
フロント以外に個性のないアレがもの悲しく感じられるのは我輩だけですかそうですか。



ホンダ初のツインカムエンジン搭載車といえばスポーツカーではなく、
軽トラだったというのはアクティ信者の間で有名な話。T360ですな。
何でも「馬力が必要な車はスポーツカーよりも作業車だろ!」という事らしいw
今のアクティにもクローラー(後ろのキャタピラ)付きがあるみたいですが、
アクティのご先祖様にもクローラー付きがありました。やっぱホンダすげぇ。



今でこそアルトやワゴンRのおかげで軽ナンバー1のスズキですが、
昔のスズキのクルマは結構パッとしないラインナップ。
ま、旧車としてはスバル360とかマツダキャロルがガチで強すぎなんですが、
やはり贔屓目に見てもパッとしねぇスズキ。
因みに手前のちょっと大きい2ドアセダンはスズキフロンテ800
コイツが売れなかったからスズキは軽自動車に気合を入れまくって、
アルトと言う押しも押されぬ名作を生み出したんですね。



三菱の軽自動車なんて三菱系列の社員専用車両だろって感じですが、
頑丈だったということで結構現存数があるという話を聞いたことがあります。
右の2台はミニカという名がつく前の三菱360、左のは三菱500
今回これを執筆する際、調べてみたところ三菱ミニカってもう無くなったんですね。



ダイハツといえば最近ではタントとかMOVEのような
ワゴンRの2匹目のドジョウで成功した感じのメーカですが、
ミゼットの後釜ハイゼットという名作を忘れてはおらぬか?写真に写っているの全部ハイゼット。
初代はマー坊みたいなトラックだったんですね。知らなかった。

申し訳ありませんがミゼットは結構イベントで見かけるので今回は割愛。
そしてスバルもマツダもやっぱりイベントでお約束なので割愛。



しゃーねぇな、ジムニー乗りの為にオールドジムニーをちょこっとだけ出すわ。
でも古いジムニーもマニアの手によってそこそこ現存数があるから珍しくないのが残念ですね。
新富町に住んでいた頃、変な色をした古い2ストジムニーをよく見かけましたねぇ。

いやしかし、昔の軽自動車を見ていると結構面白い。
「クルマなんて走ればいい」という概念を突き詰めて
そこに製品としての魅力を押し込めたのが軽自動車ですからね。
これこそまさに日本の車文化の集大成と言っても過言じゃねぇでしょう。
ま、今の軽自動車は税金対策の乗り物ってぇ感じで馬鹿にされている感がありますがね。


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Posted by 砥部良軍曹 at 00:03│Comments(3)お出かけ
この記事へのコメント
どうも、変な色した2ストジムニーに乗っていた者です。

高校を卒業後、4年間ほど郵便局に勤めてましたが、配達の相棒が2ストジムニーでした。
このジムニー、遅い・ハンドル切れない・燃費悪いと三拍子そろったダメ車。
なのになぜか大好きでした。 どこがいいってエンジン音がサイコ-!!
2スト特有のエライ威勢のいいエンジン音で、アクセル踏みこむと音だけ200m先を行ってるような感じ。
極低速でレーサー気分になれる楽しい車でした。
退役した相棒を払い下げてもらって、自分で色を塗り(同じ赤だとマズイらしい)、白煙まき散らしブンブンブンブン走らせてました。
ですが、タンクに穴が開いてるんじゃないか?と言うくらいの燃費の悪さで遠出ができず、知り合いのオヤジの山菜取り専用車になってしまいました。
もし売ってても欲しいとは思いませんが、また乗ってみたいと思える車です。

閣下、トヨタ博物館、昨年私観てまいりました。
Posted by エアガンおやぢ at 2012年12月21日 16:47
昔々、我が家にあったスズキ・ハッチの姿が見えないなー!?

免許取り立ての頃、お袋様がお前様達をのせて運転中、対向車にビックリした挙げ句片輪走行?し損なって横倒しになったあの車ですよ。

あの車は事故後、ミラーが取れ、車体に擦過痕があったりしたので自分で補修して運転するのが恥ずかしいほどひどいことになったけど

あの頃の軽は軽かったなー。
何せ、儂が一人で起こしたらころっと起きあがったから。
今だったらとても起きあがらないだろう。

儂の乗った車どれも色々なドラマがあった気がする。
あの頃の車はまだまだどれもひどかったのかも知れないなー。
トーションバーが折れたり、タイヤのビートが伸びてホイルから外れたり、
高速のトンネルでタイヤの走行面が剥がれたり、走行中に燃料ポンプが動かなくなってエンストしたり、今だったら大変なことになっていた気がするよ。
Posted by 骨董屋の親父 at 2012年12月21日 23:59
>エアガンおやぢ様
郵便局の配達が2ストジムニーってどういう環境だったんですか?
でも2ストジムニー知っている人は皆同じ事を言いますね。
そーいう人たちが居たからこそ日本のクルマは
成熟していったんじゃねぇのかって思います。

トヨタ博物館・・・裏山鹿・・・
アソコはそこにしかない名車が勢ぞろいらしいですからねぇ。

>骨董屋の親父様
懐かしのフロンテハッチは残念な事に置いていませんでした。
あれって現存数全くないみたいですよ。
Googleの画像検索でもウィキの画像ぐらいしか引っかかりません。

今でこそ国産車は信頼性が最高とか言われていますが、
一昔前までは国産車も外車並みにぶっ壊れる代物だったんですよね。
そしてそれが人生のドラマとなり記憶に残る。
そ〜いうのがないから今のクルマは面白くないって思っちゃうのかも?
Posted by 伍長閣下 at 2012年12月22日 12:45
 
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