3度の飯よりサバイバルゲーム

今年の夏は早めの休暇をとって五所川原の立佞武多(たちねぷた)でも見るついでに
あっち方面にキャンプにでも逝っちゃおうかなと目論んでいたんですが、
7月初めぐらいに抗癌剤ダイエットに勤しむ父上が何やらよろしくねぇという
話を聞いたんで急遽九州に戻ることにしたんですがそーなると大変なのが帰りの足。

とりあえずJALに飛行機の席があるかどーか聞いてみたところ、
席はあるみたいですが前々から予約を入れていねぇから早割もナシ、
その上帰省シーズン真っ盛りだからB737家族4人分往復の金額が320000円とな！
さんじゅうにまんえんもあったら中古のNAロードスターぐらい買えるんじゃね？？？
つーか我輩が以前所有していたポンコツフランス車の
シトロエン・エグザンティアは車両本体価格参拾五萬圓だったしwww
九州に帰るだけでボーナスの半分以上が吹っ飛ぶ我輩の人生、
これでは何時まで経っても家は建たねぇチ☆ポも勃ちゃしねぇ。

かと言って新幹線やバスを使ったところで時間は結構かかるし、
金額的にもそこまでリーズナブルではないし、何よりも乗り換え('A`)ﾏﾝﾄﾞｸｾ。
電車やバスは500kmぐらいの中距離の移動には向くんでしょうが、
日本列島を北から南に抜けるには余程の好きモノでももねぇ限り難しいですな。

帰省する期間をずらせばいいんじゃねぇかってツッコミもありそうですが、
今回の帰省では婆ちゃんの葬式以来の4兄弟オールスターズ集合が目的。
一番下の弟ググレカスが13日・14日しか休めねぇっつーから
兄弟全員集まるにはピーク時期に帰るしかないというどーしようもねぇ状況なんですわ。

という訳で今回リビドー号で帰省することにしました。
クルマで帰れば片道距離大体2100km、高速料金が片道28000円、
リビドー号の燃費は高速走行でリッター9km程度と考えるとガソリン消費量は233リットル。
つー事はガソリン代は233×170円ぐらいで40000円ぐらいか？

つまり最低限片道68000円プラス途中での飲食代、
10万円弱程度で九州に帰る事が出来るっつー事？
まあ実際は途中で高速降りて宿に泊まりたくもなるでしょうし、
知らない土地の美味しい物食いたくもなるでしょうから
多少は足が出るかもしれませんが往復32万円よりは遥かにマシです。

何よりもクルマで帰省することの利点は九州での足に困らないこと。
宮崎はクソ田舎だからクルマがないと帰っても何も出来やしねぇから、
いつもは肩身が狭い思いをしながら嫁の実家からクルマを借りてどーにかしていましたが、
リビドー号で帰れば宮崎県内の移動は勿論、湯布院や福岡まで足を伸ばせますし、
何よりも精神的に自由で肩身の狭い思いをしなくて済むのが嬉しい限り。

しかし職場で「オメェ今度の夏季休暇何して過ごすんだ？」と聞かれて、
「あ、クルマで九州に帰りますわ」と涼しい面しながら口走ると
大半が止めとけとか気でも狂ったんかとかキツイぞとか言うんですがねぇ、
我輩別にキツイから嫌だとか思わねぇ性分(但し('A`)ﾏﾝﾄﾞｸｾのは嫌)だし、
寧ろ若い頃トヨタヴィッツよりちっこいマニュアル車のシトロエン・サクソで
浜松に半年間研修に行った時に1200km走って以来の長旅なんで
辛いかどーかよりも2100kmも車で走るっつー事態が楽しみで仕方がねぇんですわ。

しっかし何ですなぁ、東日本の人間はどーしてこうもネガティブな思考何でしょうかねぇ？
九州人なら「You　ヤっちゃいなYO！」な返答が帰ってくるはずなんですが、
我輩がクルマで帰省するという他人事にどーしてそんなに反対意見を出すのか理解不能。
3月11日の震災後の復旧が思った以上に芳しくないという実情は
東日本の人間のこの後ろ向きな思考のせいだと思うんですがどーなんでしょ？

まあ時間や日数は確実に48時間コースでしょうから疲れはするでしょうし、
移動に2日以上かかるから九州に要られる期間は短くもなります。
夏休み期間っつー事で高速も結構クルマは多くて楽には進めないでしょう。
九州から引き上げる時になれば帰省ラッシュに巻き込まれてとんでもねぇ目に合うのも覚悟。
クソガキ共も「ねぇ、まだ九州に着かないの？」と抜かすことも想定の上です。
大体、今回の帰省でどれだけの県を渡り歩く羽目になるのやら？多分20県ぐらいか？

でも我輩が転勤する前にリビドー号に乗り換えたのは
青森から九州まで難なく走れるクルマであると判断しての選択肢。
ソレを実証する意味でも今回のリビドー号による帰省は
我輩の経験値を上げる意味でも意義があるものだと思うし、
この長旅を成し遂げることで家族にも多くの経験と記憶が残るはずなんです。

我輩も今年で齢40になり体力的にも衰えを感じておりますが、
若い頃の苦労は買ってでもしなければ人間的に更に衰える気がするんです。

ま、案の定腹が太い割には肝の小さいウチのバカ嫁は当初反対しておりましたが、
我が家は予算面では嫁が主導権を握るものの、
行動に関しては我輩の独裁的強引さでどーにかしてしまうんで無問題。
ただ我が家のナビは地図データが古いんで更新用のソフト買うぞって提案したら
「金が無ぇから無理」って反論された時は集団的自衛権に反対する
民腫党や捨民党や狂惨党議員並みの馬鹿さ加減を感じましたがね。

だって昔みたいにナビがない時代ならいざしらず、
ナビ付いているクルマなんだからそこら辺を大いに活用するのは当然でしょうし、
16000円の出費程度で旅を円滑に進められるんなら安い出費じゃねぇですかね？
クソガキ共にはそーいうモノの見方が出来ねぇ視野の狭い人間になってほしくないですなぁ。

さて、宮崎に帰るとなると食いたいものもあるしやりたい事も一杯あるんですが、
到着日は息子のバースデーを祝うのがメインになりますし、
(申し訳ないことに移動日の9日が息子の誕生日)
13日には湯布院に向かわなかればならない今回の帰省、
ピーマン職人のプラントに土産置いてダッシュで引き上げるのが関の山でしょうな。
栄養軒まで逝く暇も無さそうなんで日高屋のラーメンを食おう。
一応つちのこ夫婦と晩飯を食う約束は取り付けましたがどーなることやら。

まあ今回の帰省は相当忙しく、疲れるものとなるのでしょうが、
ソレ以上に楽しいものになるといいなと信じている次第であります。