2019年06月13日

デカいマカロニを食ってみる

こないだの土曜日、嫁が山形屋でクソデカいパスタを買ってきやがりました。
我輩が娘とアニメイトに行ってヲタ物件物色していた最中にです。

どうでもいい話ですが娘も中学2年ぐらいになると
男親からは離れていくもんなのかなって思っていましたが、
我輩の場合、娘と思考と嗜好が似ているせいか案外そうでもないですね。
うん、小さい頃から初音ミク聞かせたりニコニコ動画見せておいてよかった。

デカいマカロニを食ってみる

んで、コレが嫁が買ってきたデカいパスタ、パッケリ。
うん、コレよりもっとデカいの見たことあるけど、デカスギィ!

デカいマカロニを食ってみる

我輩の指が一般的な女性の指より少々太い程度(指輪のサイズは11号)であることを
考慮しても穴デカスギィ!指1本入っちゃうし。

デカい食材って、見ているだけで頬が緩んできますね。
そして「どうやって食えばいいのか?」と途方に暮れる。
ま、缶詰のミートソースでもブッかけて食えばいいんでしょうが、
それではわざわざ高い銭を払って食材を買った意味がありません。

ココはパッケリという謎食材に敬意を払って、
肉の塊を添えるレシピを考察すべきでしょう。
トライアルで買ってきたスペアリブをカチャトーラにしてパッケリと合わせる事にしました。
勿論、肉を焼く&煮込むのに使うのはダッチオーブンです。

いや別にストウブとかバーミキュラとかル・クルーゼでもいいですよ。
でも世の中に色々存在する、鉄鍋の中で一番コスパが良くて頑丈なのは
ユニフレームのダッチオーブン、コレ。
異論は認めねぇよ。
(ユニフレームのダッチオーブンは同じサイズなら上記の意識高い系鍋より
3割から4割ぐらい安く、8インチでもお値段1万円ぐらい)

「煮込むんなら圧力鍋が最強なんじゃない」って言う意見もあるでしょうが、
時間をかけて煮込んで柔らかくする=その時間の分、味が染み込むんですよ。
プロが店で出す料理に「ウチは圧力鍋て美味しく煮込んでいます」って言わない、
そして圧力鍋を使わないのもそれが理由の一つらしいです。


材料(家族4人で食ったんで4人前ということにしとく)は以下の通り

◎スペアリブ400g

◎タマネギ1個

◎ニンニク3片

◎ナス2本

◎トマト缶詰1缶

◎ダイショー味塩コショウ大さじ1杯弱ぐらい

◎ローリエ1枚

◎白ワイン50ccぐらいじゃないか?

◎バジル、オレガノ、タイム、ナツメグ、オールスパイスそれぞれ小さじ1杯弱ぐらい

◎オリーブオイルもこみちが使う量よりは少なめ

デカいマカロニを食ってみる

まずはダッチオーブンを強火であぶり、クソ熱くなったところにオリーブオイルをぶっ込み、
先に塩コショウ(分量外)を振っておいたスペアリブをカリッとこんがり焼きます。

肉にこんがり焼き目をつけたら一旦取り出して、
残った脂でタマネギとかニンニクを炒めるというのが一般的な手順なんですが・・・

デカいマカロニを食ってみる

精神状態はまだ正常に戻っていないんでしょうかね、
何を血迷ったのかトマト缶をそのままぶっ込んじゃった我輩。


結局このまま、塩コショウやハーブ、スパイスをブチ込んで、
弱火にして1時間ぐらい煮込むことを決意。
白ワインは50ccブチ込みましたが、水は一滴も入れておりません。
ダッチオーブンみたいな糞重い鉄鍋なら不必要に水分が飛ばないので、
水を入れなくてもトマト缶の水分とワインだけでどーにかなります。

デカいマカロニを食ってみる

そして我輩の失態によって1時間放置プレイを余儀なくされた
タマネギとニンニクのみじん切り。

とりあえず、仕上げにぶっこむナスでも切っておくか。
猟師風という意味を持つカチャトーラにナスを入れるべきかどうかは
Yahoo知恵遅れ、もとえ、知恵袋で聞いても解らんでしょうが、
トマトとナスの相性がよろしいのは我輩的に確実性に満ちております。

ナスは輪切りにするのが楽なんでしょうが、
皮と身の一体感を残したいんで2インチぐらいの縦斬りにします。

デカいマカロニを食ってみる

スペアリブを煮込んでいる間に別の料理をつくることにします。
娘が「最近ビーツ食ってねぇなぁ」と言うのでビーツ入りのポテトサラダを作ります。

材料は缶詰のビーツ(いや別に生でもいいんだけどさ、缶の方が美味しく出来るよ)、
そしてポテトサラダなのでジャガイモ、後は塩コショウとマヨネーズ好きなだけ。

ジャガイモは皮を剥いて1インチ角ぐらいのサイの目に切り、
塩を入れた水の状態から15分ぐらい茹でます。
ま、最近の我輩は700W電子レンジで5分間なんですがね。

デカいマカロニを食ってみる

缶詰のビーツはこの様に薄切りになったブツと汁が入っております。
我輩的基準ではジャガイモ4~6個に対してビーツ缶半分。
ビーツはこの薄切りの物体を4~6等分にぶった切ります。

尚、残ったビーツと汁はキャベツやニンジン、トマト、
タマネギと共にブイヨンで煮込んでスープにします。
そういう肉の入っていないビーツ入りの野菜スープを我が家では
「配給が滞った時のソ連のボルシチ」と呼んでおります。

デカいマカロニを食ってみる

ビーツ入りポテトサラダのレシピは簡単極まりないもの。
茹でたジャガイモと切ったビーツに塩コショウを振り、
マヨネーズをぶっかけて混ぜ合わせればポテトサラダの完成。
好みでゆで卵や魚肉ソーセージぶっ込んでもいいですが、
最近の我輩は「料理は引き算だ」と思っていますんで出来る限りシンプルに。

デカいマカロニを食ってみる

その後テレビ見ていたり、タバコ吸ったりして時間を潰し、
1時間半ぐらい煮込んだものがこちらになります。

肉をトングで持ち上げると骨が外れそう、
でも肉の形はしっかり残っている、コレが理想の状態。
そして肉を味見してみると、しっかりとトマトとスパイスの味が効いてる。

この後、炒め損ねたタマネギとニンニク、
そして切ったナスをぶっ込んで更に15~20分煮込みます。

デカいマカロニを食ってみる

あまり煮込みすぎるとナスが皮だけになってしまうんで、
形を留めているところで煮込みは終了。
ナスから水分が出て結構水っぽくなってしまったので、
(鉄鍋で煮込むと野菜の水分が結構出る)
蓋を開けて弱火のまま、水分を飛ばします。

デカいマカロニを食ってみる

カチャトーラの水分を飛ばしている間に、パスタを茹でます。
あのクソデカい一袋で500g入っているみたいなので、
普通のパスタ4人分より少なめの250g茹でてみることにしました。
このパッケリは茹で時間が13分と書かれているので、時間通り茹でてみます。

そしたらこのパッケリという代物、ムカつくぐらい鍋底に引っ付きやがるの。
30秒に1回グルグルかき回さないとダメ。
そしてかき回す度にパッケリの一部がぶっ壊れてだんご汁のような物体と化します。

そして予想通り、茹でると水分を含んでデカくなるパッケリ。
最終的には我輩のちん★んに収まるんじゃなかろうかな大きさになり、
「コレを突っ込んでみたらどういうことになるんだろう?」みたいな想像が膨らんだのですが、

同時に「食べ物で遊んじゃいけない」という婆ちゃんの言葉を思い出し、
料理をしているはずなのに粘膜を火傷という憂き目に遭うことはありませんでした。

デカいマカロニを食ってみる

パッケリを茹で終える前にマグカップ1杯分ぐらい茹で汁を取り、
パッケリをザルに上げて水分を切り、
また鍋に戻してオリーブオイル大さじ1杯ぐらいと茹で汁を少々ブッかけて軽く混ぜ、
カチャトーラをパスタの上に乗せれば完成です。

そしてココで我輩、もう一つの失態を犯します。
「仕上げにブッかけるパセリを忘れた!」
ココに鮮やかなパセリの緑色が添えられれば
見栄えのする仕上がりになるんですがねぇ・・・何か残念な出来栄え。
料理に色彩は重要な要素であることを久しぶりに感じました。

デカいマカロニを食ってみる

まあでも、スペアリブはしっとりと仕上がって肉もホロホロ解れるし、
トマトの爽やかな酸味とナスの甘みがパスタの味をぐっと盛り上げて、
軽い思いつきで作った割には上手く出来たんで一応は満足です。

パッケリの食感は太いペンネ?それともだんご汁?
でもマカロニとかと違ってパスタ独特のモチモチした噛みごたえがあって、
単なる小麦粉から出来たものではない、麺由来の旨さがしっかり感じられる。

パスタ専門店でもパッケリを茹でるのは面倒なのか、
全くお目にかかったことがないんで食いたいなら自分で作るのが一番!

尚、残ったパッケリは嫁が生クリームとパプリカ、
鶏肉のソースを作って和えたものになったのですが、
パスタが太いから薄味のソースでは完全にパスタに負けていましたね。

鶏肉ではなく香りの強いベーコンとか、豚バラ肉で作れば良かったんじゃないかと?
料理というものはマテリアルの性質を理解していないと上手く出来ないもんだなって実感。


同じカテゴリー(めし)の記事画像
福岡でマジカルミライ2024が開催?!
松屋が近くに無いから自分でシュクメルリ作る事にした
よかったらプロフ見て〜 ついでにボルシチもw
肉塊を焼いてプルドポークを作ろう
西都Aコープでウツボを買って食った
千ト康らくは間違いなくあの幸楽だった
同じカテゴリー(めし)の記事
 福岡でマジカルミライ2024が開催?! (2024-08-23 03:44)
 松屋が近くに無いから自分でシュクメルリ作る事にした (2024-02-19 20:20)
 よかったらプロフ見て〜 ついでにボルシチもw (2024-02-07 02:21)
 肉塊を焼いてプルドポークを作ろう (2023-09-04 01:35)
 西都Aコープでウツボを買って食った (2023-07-21 23:57)
 千ト康らくは間違いなくあの幸楽だった (2023-03-26 19:46)
Posted by 砥部良軍曹 at 22:28│Comments(4)めし
この記事へのコメント
閣下は
食材の扱いが天才的ですよね
川越達也なんかよりも
はるかに
感覚が研ぎ澄まされてると思います
とっても美味しそうです‼️
Posted by れい at 2019年06月14日 17:11
>れい様
料理のセンスですか・・・そこんとこどーなんでしょう?
我輩自身は「人よりも多少は知っている」程度のもんだと自負しております。

ところで川越シェフって最近テレビで見ないんですが、
故郷の国富町の人気のない所にでも隠れているんでしょうかね?
Posted by 砥部良軍曹砥部良軍曹 at 2019年06月15日 23:42
私の記憶の中の娘さんは いつも閣下と一緒にいるイメージです(^ー^) 今でも変わらないんですね 羨ましいなぁ

我が家の娘が閣下のお家に遊びに行くと
帰宅した閣下から
「おう❗️UNOしよーぜー」と閣下ご一家と遊んでもらった出来事を
いまだに話しますよ(^ー^)
奥様から「UNO終わってから帰すからー‼️」と電話もらって笑ったことも❗️
懐かしく思い出します

三沢での閣下ご一家を思い出させるような内容で 読んでいても嬉しかったです

社宅敷地内をを歩いてると閣下のおうちからいいにおいー‼️(娘談)がした休日夕方を思い出しました
Posted by アベノミクス妻 at 2019年06月17日 17:17
>アベノミクス妻様
娘は比較的、買い物の時は我輩と一緒に行動しとります。
欲しいものが我輩とあんまり変わらんからでしょうね。

嗚呼そういえば、UNOありましたねー。
今でもありますけど、誰も遊びにこないんで多分腐っているかも。
Posted by 砥部良軍曹砥部良軍曹 at 2019年06月17日 23:31
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
デカいマカロニを食ってみる
    コメント(4)