2022年08月21日

スパイス調味料の泥沼にハマれ!

最近、10年以上前の出来事を「最近」とか「こないだ」と言ってしまう事の多い砥部良軍曹です。
歳を取ると時間の感覚がおかしくなってしまってダメみたいですね。
でも「14歳、学生です」な息子が3~4歳ぐらいの時の話を「若い頃」って言っちゃうのもどうかと?

ところで皆様方、この夏如何お過ごしですか?
我輩はこないだから(何時からだよ?)外に出ると暑さで死にそうになるんで
家の中でYOUTUBE見る→タバコ吸いに外に出る→熱で体力と精神力を奪われる→ぐったりするの繰り返しです。
コロナもまた新しいの?が勢いづいてきましたし、外に出るよりは家で大人しく過ごすのが一番です。

我輩がよく見ているYOUTUBEの動画は料理動画。
日本人のじゃないっすよ、大半が海外のチャンネル。
だって日本人のユーチューバーは何かとテンション上げ気味でせからしいのが多いし、
動画の最後とかで「チャンネル登録お願いします!」って五月蝿いですからねぇ!


というわけなんで日本人の料理チャンネルで見ているのは昭和96年で有名な「GENと文庫食堂」ぐらいですな。
GENさんの動画はわかり易い料理から未知の料理と多種多様なものを紹介してくれるのが好きなんですが、
それ以上にチャンネル登録とか何も言わずに勝手に終わるのが凄く良い!

一時期は「BBQ PIT BOYS」やジェイミー・オリバーにハマっていたんですが、
最近では「WILDERNESS COOKING」というアゼルバイジャンの兄貴が
野外のキッチンで料理を作る動画にハマっています。

アゼルバイジャンの大自然の中で豪快な調理法でデカい肉の塊や魚、大量にお野菜を調理するんですがね、
豪快だから大雑把かというとそうでもなく、結構繊細でつい見入っちゃうんですねぇ。

スパイス調味料の泥沼にハマれ!

そんな我輩がもう1つハマっているのが「スパイス調味料」なるモノ。
雑な人種に解りやすくザックリ言っちゃうとクレイジーソルト的な調味料です。
更に適当に言うとダイショー味塩コショウみたいなのに各種スパイスやガーリックパウダー、
香草類やフライドオニオンやだし調味料、粉末醤油をミックスしたものです(適当)。

本来は家庭の食卓に変化を与えるべく誕生した調味料なんでしょうが、
昨今のキャンプブームで野外メシを更に美味しく楽しむと言うコンセプトの元
この手の調味料の種類が次々と増殖しているのでそれを追い求めるのが忙しいw
写真のスパイス調味料達は同志スカルガンナー氏が食べ比べのために
宮崎市内のキャンプ用品店「3field」から仕入れてきたものです。

スパイス調味料の泥沼にハマれ!

我輩がこの手の調味料を使いだしたのは青森でキャンプにハマっていた頃でしたね。
当初はマジックソルトとかのハーブ系の調味料を燻製の下味用に使用するだけでしたが、
キャンプメシのアヒージョの味付けやローストビーフorローストチキンの仕込みにも使ってみたり、
自宅で「オーブンで焼くだけ料理」に活用してみたりしているうちにその便利さの虜になりました。

そして宮崎に戻り、宮崎が誇る調味料「マキシマム」にハマり、
コレを使うと肉に良し、魚料理にもよし、野菜もコレ一つであら美味しい。
「コレさえあれば他の調味料要らないんじゃね?」な気分になり、スパイス調味料無しでは生きられない体質に。

スパイス調味料の泥沼にハマれ!

マキシマムは一般的な味塩コショウとかと比べると、旨味成分が多いんですね。
だからコレ一つかければ旨味要素が増幅して何でも美味しくなるんですわ。

スパイス調味料の泥沼にハマれ!

でも最近(半年前ぐらい)では都城の福島精肉店が作っている「喜びスパイス」がお気に入り。
マキシマムよりもスパイス感が強く、肉が3倍増しぐらいで旨く感じる。
コイツで鳥の丸焼きを作ったら家族に大好評で生まれてはじめて丸鶏が1日で完食。

正直、バーベキューで肉食う時は喜びスパイスがあれば他の調味料要らない。
最近(6年ぐらい前から)焼肉のタレがあまり美味しく感じない年頃の砥部良軍曹です。

スパイス調味料の泥沼にハマれ!

全国的に肉が旨くなるスパイスといえばアウトドアスパイス「ほりにし」。
確かに「アウトドアスパイス」と銘打つだけあってローストチキンやスペアリブみたいな
アウトドア的料理の味付けに抜群の効果を発揮しますし、
魚介類を焼いたものにかけるだけでもまたご機嫌うまいんです。

スパイス調味料の泥沼にハマれ!

ローストビーフの下味はもちろん、食う時に一振りしてもさらに旨い。
多分、スパイス調味料の中で一番万能なのが「ほりにし」だと思います。(個人の感想)
コレはほりにしに使われている原材料の種類が一番多く、
複雑かつ旨み成分or要素が多いのが功を奏しているのでしょう。

余談ですがこの「ほりにし」、スーパーの調味料コーナーには置いていません、
アウトドア用品専門店にしか置かないという売り方をしているそうです。
でもスポーツオーソリティに行けば普通に置いていますよ。

スパイス調味料の泥沼にハマれ!

でも我輩的にスパイス調味料の中で万能感があるのが「黒瀬のスパイス」
コレとマキシマムや喜びスパイス、ほりにしとの大きな違いは、
かつおだしやチキンパウダーのような旨味成分的な調味料が入っていないこと。

だから素材の味を増幅するというよりは、際立たせるというイメージ。
アメリカンなガーリックシュリンプの下味にはコイツが向いていました。
アヒージョもコレで作るほうが余計な味がしなくていいですねぇ。
料理の味付けをシンプルに仕上げたい人向けのスパイス調味料です。

スパイス調味料の泥沼にハマれ!

なので、純粋に肉の味を楽しみたいというのであれば、
マキシマムやほりにしよりも「黒瀬のスパイス」を推しますね。
ステーキを塩コショウだけで食らうのが好きな人は黒瀬のスパイスが好きになるでしょう。

イタリア料理原理主義者からは弾圧されるかもしれませんが、
ペペロンチーノの味付けに使うとご機嫌な一品が出来上がります。お試しあれい稗田阿礼。

スパイス調味料の泥沼にハマれ!

でも肉をおかずとして楽しみたいのであれば他の旨味成分入りスパイスに軍配が上がります。
ご飯やパンに乗せて食材を頂くのならはほりにしの方が適していますね。

スパイス調味料の泥沼にハマれ!

スポーツオーソリティに置いていた謎の調味料「幕張」。
何か吉六会的には見逃せない名称だったんで同志スカルガンナー氏に頼んで買ってきてもらったんですが、
コレはスパイスの風味より、だし調味料やガーリックパウダーの味が強い感じです。

マキシマムがそうなんですが、この手のものは炭水化物との相性が抜群。
特に炊き込みご飯やチャーハンの味付けに使うと効果を発揮してくれます。

スパイス調味料の泥沼にハマれ!

スパイス調味料の大半はコショウやガーリック、オニオンや香草類が主体ですが、
「ヨーデル」はサワークリーム味という日本人にはとっつきにくそうな主原料です。
プリングルスのサワークリーム味を模してフライドポテトにかけてみたところ、
軽い酸味とスパイスの味がポテトとよく合うんですねぇ。

サワークリーム味自体があまり強烈な個性ではないので、
鶏肉や脂身の少ない豚肉、白身魚のムニエルやフライには効果を発揮しますが、
牛肉や豚バラといった脂っこい肉にかけるとその個性が際立たないという欠点が。

スパイス調味料の泥沼にハマれ!

ヨーデルはクリーム系の味付けの料理(シチューとかクリームスープ)に入れると、
市販品デフォルトよりも味わいがグレードアップします。
我輩はグラタンの味付けによく使っていました。あとクリームパスタとかね。

塩orコショウ以外のものがベースになっているスパイス調味料は使い方が限定されます。
例えば、カレー風味やチーズ風味のヤツとか。

冒頭の写真の右端にある「早川みそパウダー」なんかは
おにぎりにふりかけるとお手軽味噌おにぎりが作れてしまう一品ですが、
味噌をそのまま舐めるような「MISO!」と叫びたくなるほどの濃い味噌感はありません。
鶏肉とは相性が良いのですが、脂っこい肉には難しいかな?

スパイス調味料の泥沼にハマれ!

我輩が最近(3ヶ月前なら最近と言っても差し支え無かろう?)気に入ったブツは
スカルガンナー氏が宮崎のアウトドアショップ「3field」で仕入れてくれた
「リロ氏の飯テロ用スパイス」と言うツイッターでホットサンドメーカーで
何でも焼いて食いながらハイボールかっ喰らっている方が絡んだスパイス調味料。

スパイス調味料の泥沼にハマれ!

こないだ(と言っても2ヶ月前だが)ツイッタで見てハマった焼かないピーマン肉詰め。
豚挽肉をこんがり炒めてリロ氏の飯テロ用スパイスで味付けし、
仕上げに水溶き片栗粉をブッかけてトロミを付けたものを
半分に切って種を抜いた生ピーマンに詰めて頂く、コレがかなりの中毒性。
同志ピーマン職人のハウスにピーマン強奪しに行こうかと思うぐらいピーマンが進む!

コイツは燻製醤油が入っているらしく、その風味が色々な食材の味を増幅します。
脂っこい宮崎牛にかけても良し、サッパリ系なせせり肉にかけてもよし、
何ならご飯にふりかけ代わりにかけても旨し。間違いなくほりにしとタイマン張れる「ご機嫌うまいな調味料」。
コレはキャンプメシに積極的に活用したい!と思わせる中毒性。

スパイス調味料の泥沼にハマれ!

スパイス調味料の泥沼にハマれ!

さて、今回挙げた全てを味わった結果、我輩の主観でコレはオススメのアウトドアスパイス、
キャンプに持って行きたいスパイス調味料だと(確信)するブツは

食材にパンチを効かせるほりにし or リロ氏の飯テロ用スパイスなんですが、
我が家の近所に売っていないと言う入手性の悪さがネックですね。

宮崎で手に入りやすいと言う点を考慮するとマキシマムor喜びスパイスに軍配が上がりますが、
こないだナフコのキャンプ用品コーナーに行ったら、ほりにしと黒瀬のスパイスが置いていたので、
スーパー以外の場所で探せばアウトドアスパイス、案外すんなり見つかるのかもしれません。
他にもちょくちょく見かけるスパイス調味料、次はどれにハマろうかと思案中です。

スパイス調味料はキャンプメシだけでなく、マンネリ化した食卓に花を添えるパワーを秘めています。
どのスパイス調味料も100g弱で850円ぐらいと実は結構お高めではありますが、
(マキシマムだけ例外的に少しお安め、その点を鑑みるとトータル的に優れていると断言)
コイツらを振りかけてメシが旨くなるのなら下手に高い食材に手を出すよりは
コスパが良いと言い切っていいのではないでしょうか(錯乱)?


平成2桁時代には昭和な価値観の大半は崩れ落ちて朽ち果てていきました。
焼肉のタレに変わってスパイス調味料が主流になる日も遠くないでしょう。
令和時代は「えー?まだタレで焼き肉食ってんすか?古いっすよー」と言われるのかもしれません。


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Posted by 砥部良軍曹 at 03:26│Comments(2)物体めし
この記事へのコメント
幕張、スゴく気になります。
しかしいろんなスパイスあるんだね。

いろいろ試して見たい。
Posted by デンマさん at 2022年08月21日 16:50
>電マさん
幕張は風味が良いんですが、味が濃く無いのが我輩好みじゃなかったです。

余談ですが同志がルーターの工事してくれた時に食わせたステーキにかけていたのが黒瀬のスパイスです。
寒くなったら吉六会同志でウチに集まって肉焼きながらスパイス祭りしたいですね。
Posted by 砥部良軍曹 at 2022年08月21日 23:07
 
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