3度の飯よりサバイバルゲーム

花見と言えば食い物。だっていくら桜が綺麗だからと言っても
花だけ見ていても別に面白くないですからね。
弘前城の中にも一杯食い物屋さんが並んでいましたよ。



そこで道行く人達が串に刺さった黒い四角い物体にかぶりついていたのが
やたら目に付いたので探してみると直ぐに見つかりました。
青森ではよく見かけるおでんの“こんにゃく”でした。
これを売っている屋台には“ジャンボこんにゃく”と書かれていました。
確かに結構大きいこんにゃくです。これ１本で１００円。
ううむ、こないだ十和田湖で買ったこんにゃくの半額じゃねぇか。
しかしこの黒さは異常。まるで小平君みたいだ。



普通青森のおでんのこんにゃくは白くて柔らかいこんにゃくに
濃い味の生姜風味の味噌を付けた奴が一般的なのですが、
こいつはその白いこんにゃくを汁の中に長時間付けているのか、
その汁の色で真っ黒に染まってしまっていると言う恐ろしい食い物です。
でもかぶりついてみると中は真っ白、普通にこんにゃくです。
味は汁の滲みた外装部分と味の薄い内側とが上手く調和がとれており、
これだったら味噌を付けずに味の付いたこんにゃくを食べられると言う画期的さ。
味噌の付いたこんにゃくは美味しいですが、味噌で汚れやすいですからね。



上記写真は八甲田の銅像茶屋の生姜味噌おでん。
ちくわ、天ぷら、筍、卵、大根、ノーマルのこんにゃく、
そして串に刺さった白いこんにゃくが２つ付いて５００円と言う破格は
コンビニのおでんよりもコストパフォーマンスに優れています。
しかも味も結構美味しいと言う素晴らしさ。
生姜味噌の味が心地よく刺激を与え、たまらない逸品です。
普通はこのおでんのこんにゃくのような奴がよく販売されているのです。

余談ですが弘前城の屋台で食ったおでんは６００円で品数も少なく、
味噌だれも付いていなくて大根が硬いと言うとんでもない代物でした。
ああ、多分客が沢山来過ぎて大根煮る暇がなかったんだねｗ



通常の縁日の屋台のようなものでイチゴ飴とか綿菓子とかお面とか
焼き鳥とか焼きそばとかお好み焼きとかソーセージとか売っていたり、
子供だましのくじ引きやっているところがあったりして見ているだけも楽しいですが、
わざわざ金出して食う価値のあるものがいくらあるのやら。
しかも随分人が多くてじっくり見る事も出来やしねぇ。



売り子のねぇちゃんが可愛かったのでついつい団子を購入してしまいましたが、
味は甘い味噌だれが素朴な感じでそこそこいけましたが、
冷静に考えてみると３００円出して買う価値があったのかと自問自答。
ま、祭りだからこういうのもありかな。可愛いから許す。
畜生、久しぶりに見る若い女性の上向きのおっぱいに騙されたぜ。



更に先に進むと屋台と言うか、多分市内の食い物屋さんが出店して
うどんとかラーメンを食わせるそういう感じの店が沢山立ち並んでいました。
因みに写真の一番手前にある店は“津軽そば”で有名な三忠食堂です。
津軽そばとはそば粉に大豆を混ぜて作ったそばで、
何か作り方も普通のそばとは違ってﾏﾝﾄﾞｸｻい津軽独特の変わったそばらしいです。



三忠食堂は人が多すぎて入れなかったので別の店で“津軽そば”を注文しました。
出汁の味はさっぱり煮干味、肝心のそばは・・・普通に旨いかな。
そばの味わいよりも舌触りとか、ぷつぷつした歯ごたえはいい感じですね。
違いを確かめる為１度本物の津軽そばを三忠食堂で味わいたいものですね。



そういえばこの日は昼飯に以前紹介した濃い口煮干ラーメンの弘前店に逝って
前回と同じく煮干とトンコツの悪魔の融合を楽しんできました。
あれ？青森店の煮干ラーメンよりもマイルドと言うか、
トンコツと煮干がいい感じに馴染みあっているような気がする？
嫁も娘も「このスープ美味しい」と言ってから多分違うのでしょう。
煮干ラーメン初体験のモミアゲマン先輩も「口ほどでもないな」と一言。
要するに美味しかったんですね。いやマジで。



スープが旨くて全部飲み干してしまったら中に大量の煮干が沈殿していました。
激辛ラーメン食った後の唐辛子の沈殿物じゃあるまいし・・・どゆこと？