2016年12月23日
名銃CZ-75の進化系?
ボーナスで嫁がありえねぇぐらいの小遣いをくれたので、
調子に乗ってハンドガンを購入してしまいました。
いや本当は長モノ買いたかったんですが、64式買うには予算が足りなかった。
(このやうに記載すると、小遣いの金額が察しのいい同志なら解るはず)
以前からロシア軍装備に合わせるハンドガンが必要であると考え、
旧ソビエト時代の忘れ形見、マカロフPMを検討していたのですが、
KSCのマカロフは2次ロット以降性能は良くなったという話は聞くものの、
装弾数が10発程度と戦闘には明らかに向いておらず、しかも高額。
理想は現行ロシア軍の制式採用銃であるMP-443ヤリギンなのですが、
マニアックなシロモノが故にトイガンとしてモデルアップされておりません。
となると、ソレに似たイメージのハンドガンで我慢するしか無いのが現実。
え?漢(おとこ)ならソコはマカロフでハンドガン戦参加するとこだろって?
いやね、KSC製品は予備マガジンの入手が結構困難なのよ。
そして予備マガジンだけではなく、近代的なナイロンのホルスターや、
マガジンポーチとかもブツが無いからサバゲーには使いにくい。
ってコイツ、一体何の話をしているんだとお思いの貴方、
そうなんですよ、実はココ、サバゲーのブログだったんですよ。
そして今、我輩がしているのはサバゲーの武器のお話。

てなわけで、近代的コンバットハンドガンの中から、
「ロシア軍がMP-443納入までの間、拳銃の数を揃える為、
海外から取り寄せて仮採用している」という脳内設定で仕入れたのが
台湾メーカーのKJワークス製、CZ-P09 DUTY。
チェコ共和国の拳銃です。
KJワークスは他にもマルシン製スタームルガーMK-1のコピー?や、
タニオコバのスタームルガー10/22のカスタムモデルHAWK EYEや、
M4カービンのガスブロ等を販売しているメーカーで、
他の海外メーカー製エアソフトガンとの最大の違いは
機関部が日本仕様になっており、フロン134対応になっております。
(注:海外製ガスガンは基本、ハイパワーな高圧ガス対応)
気になるお値段は定価14800円と、マルイハンドガンと大差ない感じ。
ガンショップの通販で仕入れても良かったんですが、
(通販で買えば税抜き12800円程度で購入可能)
開店当初から本体はあまり買わずにマルイ純正パーツを仕入れてもらったり、
なかなか入手困難なマルシンのパーツを仕入れてもらったりと、
色々迷惑をかけていたりお世話になっていた宮崎のガンショップ“JOKER”にて
過去の罪滅ぼしの意味を込めて購入してきました。
箱の中には本体、マガジン、説明書、試射用の弾、分解図、製品カタログ、
そして気温が低い状態でも確実に作動させるための
ソフトハンマースプリングが付属しており(デフォルトではハードスプリング)、
このスプリングを交換するための手順書も付属しております。
でもね、銃口通しのスペースが有るのにソレは付属してないんだなコレが。

CZ-P09という拳銃はかつて世界的に有名であった?名銃、
CZ-75の近代改修型なので基本構造はCZ-75と全く同じ。
トリガーやマガジンキャッチ、セイフティ、スライドストップの位置もCZ-75と全く一緒。
とは言ってもシルエットラインは全体的に角ばっていて、別物。
学生時代細身で美人だった、そしてオカズにしていたクラスのあの子が、
久しぶりの同窓会で遭遇したら随分代わったなぁな感じです。
西側諸国の各拳銃メーカーが20世紀後半に
拳銃のフレームの樹脂化を進めていたっつー事で、
CZもソレに習ってフレームをプラスチックにしてしまった挙句がコイツ。
だからKJ製CZ-P09もフレームは樹脂、何やら強化ナイロンファイバー製らしいです。
そしてスライドも日本仕様という事で樹脂製、同じ強化ナイロ(以下略)。
でもトリガー、ハンマー、スライドストップ、セイフティレバー、マガジンキャッチは金属製。
フロントサイトはフレームと一体の樹脂ですが、リアサイトは金属製。
余談ですが日本の代理店を通さずにヤフオクで出回っている製品の中には
スライドが金属製の海外バージョンのブツがあるみたいです。
金属スライドはあの重みと冷たさ、そして作動音がたまらんとですが、
ガス圧が下がると作動が極端に悪くなるから正直、
法的に如何なものかと問われる以前にゲーム向きじゃない。
でもね、このKJワークス製CZ-P09、スライドが樹脂のくせに結構な重量感。
マルイSIG P226が795gぐらいなのに対し、
コイツはカタログスペックでは910gあるらしいです。
スライドもフレームも樹脂のコイツの何処にオモリが詰め込まれているのやら?

反対側はアンビのセイフティレバーが付いている程度の外観。
残念ながらエキストラクターはスライド一体のモールドですが、
お値段的にもそんなに高いもんじゃないんで期待はするな。
とはいえ、全体的に表面仕上げは程よいザラザラ感があり、
マルイのハンドガンと比べるとよく出来ていると思います。
ところでこの拳銃のスライド前方部分を見て、どう思いますか?
そう、このスライド、先っちょめっちゃ握り難いていうか、掴めねぇ。
スライド先端が変に三角になっちまっているんですよコレ。
まあ拳銃の正しい使用動作の中に「装填する際はスライド後部を握れ」という
事項があるんで敢えてこういう形状にしているのかな(適当)?
まあ何にせよ、CZ-75から引き継いでいる、
フレームがスライドを包み込むという独特の形状は
スライド部分が狭くなるので掴み難いったらありゃしねぇ。

試しに似たサイズの手持ちのハンドガン、マルイのSIG P226と比べてみると、
何ということでしょう!スライドの高さが倍ぐらい違うやんけ!
でもね、全体的なフォルム、サイズ的にはCZ-P09の方が、
テールがある分フレームが少し長い程度で、全く大差なし。
CZの方が細身に見えるけど、面白いぐらいサイズ感が一緒という不思議。
せいぜい、グリップパネルがあるSIG P226の方がグリップ太めという程度。

さて、その掴み難いスライドを掴んで引くと、
フレームが銃身先端まで伸びているデザインが故に微妙ちゃあ微妙ですねぇ。
ただ、アウターバレルが金属製なのでスライド引くといい音がします。
スライドを動かした感触は多少重みを感じはしますが、意外と素直。
トリガープルの感触はダブルで結構な抵抗を感じた後、ガクッと落ちる感触。
シングルではストローク自体は短いものの、
引ききるまでに少々の引っ掛かりがあるのが気になります。
お世辞にも滑らかであるとは言い難いものではあります。

インナーバレルは先っちょから6~7mm程度奥なので、丸見えで少々残念。
そしてやはり、好みが分かれそうなスライド先端の形状。
どー考えてもこの意匠は、グロックとかUSPとデザインに差をつける以外の何モノでもねぇ。
フレーム先端のレイルは彫りが深く、
G&PのM3ライトも素直に装着出来てガタも少ないです。

スライド先端が独特なのに対し、トリガーガードの形状がグロックに酷似。
でもコレはこれで悪くない気がする。
トリガーの感触は褒められるものではないですが。
トリガーを指にかけた時の感触は収まりがよくて気持ちが良いです。
セイフティレバーとスライドストップレバーの位置はCZ-75を継承。
セイフティ操作は非常にやりやすいと思うんですが、
(但し、セイフティはシングルアクション時しか掛けられない)
スライドストップの開放は右手親指では握り変えないと無理です。
そこんところの操作性はやっぱ、SIG P226がいいですね。

しかしグリップはダブルカーラムのグリップの中では握りやすい部類。
結構細身(しかも肉薄)で、グリップ前方、後方のセレーションがいい感じにホールド。
側面のシボ加工もグリッピングに貢献しているようですが、見た目がキモい。
グリップ後方のバックストラップは交換可能な形状ではありますが、
マルゼンワルサーP99みたいに別サイズのストラップの付属はないし、
別売り販売も今のところナシ(或いは今後もナシ?)。

日本仕様である事が非常にありがたいのはマガジン。
海外仕様のものだと日本で使用可能なフロン134、152ガスが注入出来ねぇのです。
しかしコイツは注入バルブが変更されているのでその心配は無用。
でもガス、意外と入りにくい?季節のせいかな?
2秒ぐらいブチ込んだらすぐにブシュブシュガスが漏れやがります。
マガジンの装弾数は25発、他社製品の同サイズのハンドガンと大体同じ。
弾の装填はフォロアーを下げて下の溝から入れるか、
上からプチプチ詰める(但し、指結構痛い)か。
マルイP226やグロック17用マガジンとサイズも同じぐらいなので、
マガジンポーチに悩む心配は全くもって無用。
予備マガジンのお値段は定価3900円とマルイ製品と同じぐらい。
尚、今回は予算の都合で予備マガジンを買うには至らず。
余談ですがマガジンを仕入れる際は日本仕様のものを探しましょう。
間違って海外仕様を買ってしまうと注入バルブ交換の手間がかかります。

分解方法もCZ-75同様、スライドをフレームの写真赤丸部分、
合いマークに合わせてスライドストップを引き抜くという少しマンドクセ('A`)。
組み立てる時はスライドをフレームに噛ませ、後ろにスライドさせて、
フレーム内部左側の引っかかるレバーを下げながらスライドを下げ、
スライドストップを突っ込みながら合いマークを合わせればおk。

リコイルスプリングのところにワッシャーが1枚と
ゴムワッシャーが1枚入っているんですがこれは動作を調整するものなのか?
余談ですがリコイルスプリングは先端がダブルの方が前方。
アウターバレルからインナーバレルを取り外すには、
チャンバー部分にあるピンを叩き抜く必要があります。
後方の機関部を分解するにはリアサイトを取り外せば外せる模様。
今のところ、作動には問題ないようなので分解の必要はないみたいです。
スライドは樹脂製ですが、スライドストップがかかる部分に、
ピンが打ち込まれて摩耗防止策が施されているので
某社製品みたいにスライドストップのノッチが削れまくって
スライドストップがかかりにくくなる心配はなさそうです。

ホップ調整はこのネジをドライバーで弄くり回してキメますが、
(結構硬いので指先では回りません)
ホップのキマる部分がマルイ製品と比べると少しシビアな気がします。
マルイ製品ほどホップ調整は楽ではないようです。

ダブルアクションのCZ-P09ですがトリガーを引きながら
ハンマーダウンしようとするとスライドが動いて邪魔します。
よーするにハンマー起こしたら、マガジン突っ込んだ状態ではハンマー戻せません。
ハンマーダウン状態で携行したい場合は一旦マガジンを抜いてから
トリガーを引いてハンマーダウンさせるしか無いです。

射撃時の感覚はマルイ製ガスブローバックとそんなに大差なく、
気温14℃程度でも作動はなかなか順調です。
とはいえ、連射するとなるともう少し気温が高い方がよろしいか、
ハンマースプリングを交換した方がいいかもしれません。
命中精度は比較的よろしい方?5m程度ならマルイ製品と遜色なし。
多分マルイのものと比べて多少精密さに劣る程度かな?
それでも10m先の人間大のターゲットには確実に命中するので、
サバゲーでも使える頼もしい武器ではあると思います(小並感)。

コレがロシア軍制式採用拳銃、MP443ヤリギン。
どちらかと言うとベレッタM92FとワルサーP99を足したよーな醜悪なシロモノで、
正直、CZ-P09とは似ても似つかないデザインなのです。
今後、何処かの海外メーカーが間違って出す可能性もなさそうです。
だからP-09をロシアが仮採用しているという脳内設定も
相当に無理矢理感が否めないのではありますが、
チョット気風の違う、でもそれなりにゲームで使えるハンドガンとして、
CZ P-09という選択肢はあながち間違いでもないのかなとは思わなくはありません。
余談ですがかつて旧ソ連と同じ共産主義国であったチェコ(当時はチェコスロバキア)、
他の共産主義国家が旧ソ連のAKやマカロフに準じた小火器を使用していたのに対し、
チェコスロバキアだけはVZ-58突撃銃、VZ-61短機関銃、VZ-59機関銃、
そして拳銃はCZ-52と全く独自路線、独自開発の小火器を使用しており、
尚且つ旧ソ連がチェコスロバキアの武器を採用した試しもないことから、
まかり間違ってロシア軍がCZ-P09を使うという事自体ありえねぇんですよね。
正直な話、CZよりはグロック17の方がロシアが使っていそうではあります。
でもいいんだ、我輩はCZ-P09が欲しかったと言うだけで、
ロシアが使いそうな拳銃が欲しかったわけじゃないんだから(言い訳)。
細かいデザインに不満はありますが、トータル的には好きですコレ。
でもさ、やっぱ我輩は旧ソ連のサバゲーに使える拳銃欲しいんだよ。
KSCとっととスチェッキンAPS出してくれよ、あくしろよ。
調子に乗ってハンドガンを購入してしまいました。
いや本当は長モノ買いたかったんですが、64式買うには予算が足りなかった。
(このやうに記載すると、小遣いの金額が察しのいい同志なら解るはず)
以前からロシア軍装備に合わせるハンドガンが必要であると考え、
旧ソビエト時代の忘れ形見、マカロフPMを検討していたのですが、
KSCのマカロフは2次ロット以降性能は良くなったという話は聞くものの、
装弾数が10発程度と戦闘には明らかに向いておらず、しかも高額。
理想は現行ロシア軍の制式採用銃であるMP-443ヤリギンなのですが、
マニアックなシロモノが故にトイガンとしてモデルアップされておりません。
となると、ソレに似たイメージのハンドガンで我慢するしか無いのが現実。
え?漢(おとこ)ならソコはマカロフでハンドガン戦参加するとこだろって?
いやね、KSC製品は予備マガジンの入手が結構困難なのよ。
そして予備マガジンだけではなく、近代的なナイロンのホルスターや、
マガジンポーチとかもブツが無いからサバゲーには使いにくい。
ってコイツ、一体何の話をしているんだとお思いの貴方、
そうなんですよ、実はココ、サバゲーのブログだったんですよ。
そして今、我輩がしているのはサバゲーの武器のお話。

てなわけで、近代的コンバットハンドガンの中から、
「ロシア軍がMP-443納入までの間、拳銃の数を揃える為、
海外から取り寄せて仮採用している」という脳内設定で仕入れたのが
台湾メーカーのKJワークス製、CZ-P09 DUTY。
チェコ共和国の拳銃です。
KJワークスは他にもマルシン製スタームルガーMK-1のコピー?や、
タニオコバのスタームルガー10/22のカスタムモデルHAWK EYEや、
M4カービンのガスブロ等を販売しているメーカーで、
他の海外メーカー製エアソフトガンとの最大の違いは
機関部が日本仕様になっており、フロン134対応になっております。
(注:海外製ガスガンは基本、ハイパワーな高圧ガス対応)
気になるお値段は定価14800円と、マルイハンドガンと大差ない感じ。
ガンショップの通販で仕入れても良かったんですが、
(通販で買えば税抜き12800円程度で購入可能)
開店当初から本体はあまり買わずにマルイ純正パーツを仕入れてもらったり、
なかなか入手困難なマルシンのパーツを仕入れてもらったりと、
色々迷惑をかけていたりお世話になっていた宮崎のガンショップ“JOKER”にて
過去の罪滅ぼしの意味を込めて購入してきました。
箱の中には本体、マガジン、説明書、試射用の弾、分解図、製品カタログ、
そして気温が低い状態でも確実に作動させるための
ソフトハンマースプリングが付属しており(デフォルトではハードスプリング)、
このスプリングを交換するための手順書も付属しております。
でもね、銃口通しのスペースが有るのにソレは付属してないんだなコレが。

CZ-P09という拳銃はかつて世界的に有名であった?名銃、
CZ-75の近代改修型なので基本構造はCZ-75と全く同じ。
トリガーやマガジンキャッチ、セイフティ、スライドストップの位置もCZ-75と全く一緒。
とは言ってもシルエットラインは全体的に角ばっていて、別物。
学生時代細身で美人だった、そしてオカズにしていたクラスのあの子が、
久しぶりの同窓会で遭遇したら随分代わったなぁな感じです。
西側諸国の各拳銃メーカーが20世紀後半に
拳銃のフレームの樹脂化を進めていたっつー事で、
CZもソレに習ってフレームをプラスチックにしてしまった挙句がコイツ。
だからKJ製CZ-P09もフレームは樹脂、何やら強化ナイロンファイバー製らしいです。
そしてスライドも日本仕様という事で樹脂製、同じ強化ナイロ(以下略)。
でもトリガー、ハンマー、スライドストップ、セイフティレバー、マガジンキャッチは金属製。
フロントサイトはフレームと一体の樹脂ですが、リアサイトは金属製。
余談ですが日本の代理店を通さずにヤフオクで出回っている製品の中には
スライドが金属製の海外バージョンのブツがあるみたいです。
金属スライドはあの重みと冷たさ、そして作動音がたまらんとですが、
ガス圧が下がると作動が極端に悪くなるから正直、
法的に如何なものかと問われる以前にゲーム向きじゃない。
でもね、このKJワークス製CZ-P09、スライドが樹脂のくせに結構な重量感。
マルイSIG P226が795gぐらいなのに対し、
コイツはカタログスペックでは910gあるらしいです。
スライドもフレームも樹脂のコイツの何処にオモリが詰め込まれているのやら?

反対側はアンビのセイフティレバーが付いている程度の外観。
残念ながらエキストラクターはスライド一体のモールドですが、
お値段的にもそんなに高いもんじゃないんで期待はするな。
とはいえ、全体的に表面仕上げは程よいザラザラ感があり、
マルイのハンドガンと比べるとよく出来ていると思います。
ところでこの拳銃のスライド前方部分を見て、どう思いますか?
そう、このスライド、先っちょめっちゃ握り難いていうか、掴めねぇ。
スライド先端が変に三角になっちまっているんですよコレ。
まあ拳銃の正しい使用動作の中に「装填する際はスライド後部を握れ」という
事項があるんで敢えてこういう形状にしているのかな(適当)?
まあ何にせよ、CZ-75から引き継いでいる、
フレームがスライドを包み込むという独特の形状は
スライド部分が狭くなるので掴み難いったらありゃしねぇ。

試しに似たサイズの手持ちのハンドガン、マルイのSIG P226と比べてみると、
何ということでしょう!スライドの高さが倍ぐらい違うやんけ!
でもね、全体的なフォルム、サイズ的にはCZ-P09の方が、
テールがある分フレームが少し長い程度で、全く大差なし。
CZの方が細身に見えるけど、面白いぐらいサイズ感が一緒という不思議。
せいぜい、グリップパネルがあるSIG P226の方がグリップ太めという程度。

さて、その掴み難いスライドを掴んで引くと、
フレームが銃身先端まで伸びているデザインが故に微妙ちゃあ微妙ですねぇ。
ただ、アウターバレルが金属製なのでスライド引くといい音がします。
スライドを動かした感触は多少重みを感じはしますが、意外と素直。
トリガープルの感触はダブルで結構な抵抗を感じた後、ガクッと落ちる感触。
シングルではストローク自体は短いものの、
引ききるまでに少々の引っ掛かりがあるのが気になります。
お世辞にも滑らかであるとは言い難いものではあります。

インナーバレルは先っちょから6~7mm程度奥なので、丸見えで少々残念。
そしてやはり、好みが分かれそうなスライド先端の形状。
どー考えてもこの意匠は、グロックとかUSPとデザインに差をつける以外の何モノでもねぇ。
フレーム先端のレイルは彫りが深く、
G&PのM3ライトも素直に装着出来てガタも少ないです。

スライド先端が独特なのに対し、トリガーガードの形状がグロックに酷似。
でもコレはこれで悪くない気がする。
トリガーの感触は褒められるものではないですが。
トリガーを指にかけた時の感触は収まりがよくて気持ちが良いです。
セイフティレバーとスライドストップレバーの位置はCZ-75を継承。
セイフティ操作は非常にやりやすいと思うんですが、
(但し、セイフティはシングルアクション時しか掛けられない)
スライドストップの開放は右手親指では握り変えないと無理です。
そこんところの操作性はやっぱ、SIG P226がいいですね。

しかしグリップはダブルカーラムのグリップの中では握りやすい部類。
結構細身(しかも肉薄)で、グリップ前方、後方のセレーションがいい感じにホールド。
側面のシボ加工もグリッピングに貢献しているようですが、見た目がキモい。
グリップ後方のバックストラップは交換可能な形状ではありますが、
マルゼンワルサーP99みたいに別サイズのストラップの付属はないし、
別売り販売も今のところナシ(或いは今後もナシ?)。

日本仕様である事が非常にありがたいのはマガジン。
海外仕様のものだと日本で使用可能なフロン134、152ガスが注入出来ねぇのです。
しかしコイツは注入バルブが変更されているのでその心配は無用。
でもガス、意外と入りにくい?季節のせいかな?
2秒ぐらいブチ込んだらすぐにブシュブシュガスが漏れやがります。
マガジンの装弾数は25発、他社製品の同サイズのハンドガンと大体同じ。
弾の装填はフォロアーを下げて下の溝から入れるか、
上からプチプチ詰める(但し、指結構痛い)か。
マルイP226やグロック17用マガジンとサイズも同じぐらいなので、
マガジンポーチに悩む心配は全くもって無用。
予備マガジンのお値段は定価3900円とマルイ製品と同じぐらい。
尚、今回は予算の都合で予備マガジンを買うには至らず。
余談ですがマガジンを仕入れる際は日本仕様のものを探しましょう。
間違って海外仕様を買ってしまうと注入バルブ交換の手間がかかります。

分解方法もCZ-75同様、スライドをフレームの写真赤丸部分、
合いマークに合わせてスライドストップを引き抜くという少しマンドクセ('A`)。
組み立てる時はスライドをフレームに噛ませ、後ろにスライドさせて、
フレーム内部左側の引っかかるレバーを下げながらスライドを下げ、
スライドストップを突っ込みながら合いマークを合わせればおk。

リコイルスプリングのところにワッシャーが1枚と
ゴムワッシャーが1枚入っているんですがこれは動作を調整するものなのか?
余談ですがリコイルスプリングは先端がダブルの方が前方。
アウターバレルからインナーバレルを取り外すには、
チャンバー部分にあるピンを叩き抜く必要があります。
後方の機関部を分解するにはリアサイトを取り外せば外せる模様。
今のところ、作動には問題ないようなので分解の必要はないみたいです。
スライドは樹脂製ですが、スライドストップがかかる部分に、
ピンが打ち込まれて摩耗防止策が施されているので
某社製品みたいにスライドストップのノッチが削れまくって
スライドストップがかかりにくくなる心配はなさそうです。

ホップ調整はこのネジをドライバーで弄くり回してキメますが、
(結構硬いので指先では回りません)
ホップのキマる部分がマルイ製品と比べると少しシビアな気がします。
マルイ製品ほどホップ調整は楽ではないようです。

ダブルアクションのCZ-P09ですがトリガーを引きながら
ハンマーダウンしようとするとスライドが動いて邪魔します。
よーするにハンマー起こしたら、マガジン突っ込んだ状態ではハンマー戻せません。
ハンマーダウン状態で携行したい場合は一旦マガジンを抜いてから
トリガーを引いてハンマーダウンさせるしか無いです。

射撃時の感覚はマルイ製ガスブローバックとそんなに大差なく、
気温14℃程度でも作動はなかなか順調です。
とはいえ、連射するとなるともう少し気温が高い方がよろしいか、
ハンマースプリングを交換した方がいいかもしれません。
命中精度は比較的よろしい方?5m程度ならマルイ製品と遜色なし。
多分マルイのものと比べて多少精密さに劣る程度かな?
それでも10m先の人間大のターゲットには確実に命中するので、
サバゲーでも使える頼もしい武器ではあると思います(小並感)。

コレがロシア軍制式採用拳銃、MP443ヤリギン。
どちらかと言うとベレッタM92FとワルサーP99を足したよーな醜悪なシロモノで、
正直、CZ-P09とは似ても似つかないデザインなのです。
今後、何処かの海外メーカーが間違って出す可能性もなさそうです。
だからP-09をロシアが仮採用しているという脳内設定も
相当に無理矢理感が否めないのではありますが、
チョット気風の違う、でもそれなりにゲームで使えるハンドガンとして、
CZ P-09という選択肢はあながち間違いでもないのかなとは思わなくはありません。
余談ですがかつて旧ソ連と同じ共産主義国であったチェコ(当時はチェコスロバキア)、
他の共産主義国家が旧ソ連のAKやマカロフに準じた小火器を使用していたのに対し、
チェコスロバキアだけはVZ-58突撃銃、VZ-61短機関銃、VZ-59機関銃、
そして拳銃はCZ-52と全く独自路線、独自開発の小火器を使用しており、
尚且つ旧ソ連がチェコスロバキアの武器を採用した試しもないことから、
まかり間違ってロシア軍がCZ-P09を使うという事自体ありえねぇんですよね。
正直な話、CZよりはグロック17の方がロシアが使っていそうではあります。
でもいいんだ、我輩はCZ-P09が欲しかったと言うだけで、
ロシアが使いそうな拳銃が欲しかったわけじゃないんだから(言い訳)。
細かいデザインに不満はありますが、トータル的には好きですコレ。
でもさ、やっぱ我輩は旧ソ連のサバゲーに使える拳銃欲しいんだよ。
KSCとっととスチェッキンAPS出してくれよ、あくしろよ。
Posted by 砥部良軍曹 at 23:54│Comments(0)
│エアソフトガン