2019年06月08日
自衛隊装備用サイドアームの決定版!
「更新するのはいいけど、鉄砲の話題ばっかじゃん」と
お思いの同志も少なくないと思います。
でも何度もしつこく言いますが実はココはサバゲーのブログです。
いやね、なんだかんだ言って我輩、エアガン弄ったり、
銃器に纏わる話をしている時が一番楽しい、元気になれるって理解しました。
只の暇つぶしではない、生きがいとかライフワーク的な趣味があるということは、
人が人らしく生きるために、そして自分を取り戻すために必要であると確信しました。
まあ我輩に関しては嫁の実家でM1ガーランド見つけたことがきっかけで
回復に至る事が出来る程度の小さい心の痛みだったとも言えなくもありませんが、
趣味があることで、そして趣味に関わる友人が居てくれることで、
精神的な傷口を癒せるというのは間違いではないと思います。
さて、去年膝を怪我した時の保険金(0.5パットン程度)が年明けに入ったので、
「我輩的にコレは買わなければイカンだろう」なハンドガンを買いました。
買ったのは大分前の話なんですが、その時はブログアップする気力がなかったんで、
遅ればせながらクスリが効いて元気な今、アップする事にします。

今回レビューするのはタナカのSIG P220IC 9mm拳銃です。
現在、自衛隊が採用しているハンドガンです。ガスを使って動きます(名言)。
初見で「箱がP220モデルガンの色違いだな」って思ったんですが、
調べてみたら実銃(P220)もこんな感じのロゴが入った箱(色は淡い青)の模様。
自衛隊の9mm拳銃はスイスのSIG社とドイツのザウエル&ゾーン社が
共同開発したSIG SAUER P220という名前の拳銃を
日本のミネベア(現ミネベアミツミ)がライセンス生産したものです。
尚、ミネベアミツミという会社はベアリングを主に作っている会社で、
世界最小の1.5mmベアリングを開発したトンデモな会社。
世界一よく回るハンドスピナーの中身はミネベアが作っているんだって。
ところで一時期アレだけ流行ったハンドスピナー、どこに逝ったんだ?
何でベアリングの会社が拳銃を作っているのかといいますと、
新中央工業というニューナンブM60(お巡りさんのリボルバーね)を
作っている会社を吸収合併したからなんですね(はいココ試験に出まーす)。
タナカのSIG P220or9mm拳銃は20年ぐらい前から販売されておりましたが、
それがあまりにも出来が良くないのをようやく理解したのか、
それともついに本気を出してくれたのか真相は不明ですが、
去年「IC(インテグレーテッド・シャーシシステム)」という
名称を引っさげて完全リニューアルしちゃいました。
お値段は税抜き定価24800円と次世代じゃない電動ガンが買えそうな
WA製品と比べたらちったぁマシだけどハンドガンとしては随分法外なお値段なのですが、
(参考までにマルイのハンドガンは大半が15000~18000円ぐらい)
過去の9mm拳銃に比べるとそれだけのカネを払う価値のある逸品です。

(上の写真は20年ぐらい前に購入したマグナブローバックの9mm拳銃)
以前販売していたブツはメカがWAのマグナであるとは思えないほどの
面白みのない緩いブローバックと遠くに飛ばないホップアップシステム、
暫くするとジャムを起こすようになるし、酷い時は生ガス吹き出す。
そしてマガジンからは物凄いガス漏れという産業廃棄物レベルの代物でした。
去年まで自衛隊コスプレサバイバルゲームプレイヤーの大半は
「マルイがP220を出してくれればいいのに(迫真)」と思いながら
仕方なくタナカの9mm拳銃を腰に(装飾品として)ぶら下げていたり、
「昔は自衛隊もガバメント使っていたから」と心で呟きつつも
不本意な気分でマルイのM1911A1を使っていたことでしょう。
或いは我輩のように「自衛隊もP226を採用すればいいのに」と思っていたとか。
だってさぁ、装弾数9発+1の拳銃なんてガチで使うには弾数足りなすぎでしょ?
CQBとか想定するならドズル・ザビ中将の「戦いは数だよ兄貴!」の
言葉通り弾数多い方が明らかに有利でしょう?
まあ9mm拳銃が採用された1970年代後半~80年代という時代は
何処の軍隊でも威力に優れるアサルトライフルこそが戦場では正義、
射程の短い拳銃弾を使うサブマシンガンは警察の武器という扱い、
拳銃はさほど重要視されていなかった時代ではありましたがね。
自衛隊のとある部隊ではP226やUSPが使われているとの噂ですが、
一般的に自衛隊で使われている拳銃はこのP220。
一説によると自衛隊がM1911A1に換わる拳銃を検討していた際、
装弾数も使い勝手も勝るP226があったにもかかわらずP220を採用した理由が
「P220の方がグリップが薄く、日本人に適している」だったという逸話があるとか?

旧作との外観の大きな違いはスライドとフレームの色が同一ではない事。
スライドはパーカーグレー、フレームはブラックです。
実銃ではスライドはスチールプレス、フレームはアルミと素材が違うので、
色分けすることでそれを再現しているとのこと。
尚、全てのパーツをリニューアルして作られたという事で、
全てのパーツは旧作と互換がないそうです。

材質は普通のABS樹脂で、重量は740g。
マルイP226やグロック17、XDM-40と同じぐらい。
実銃は830gらしいので重量にそう大差はありませんね。
多分暫くしたらヘビーウェイトが限定で販売されそうな予感。
各パーツは分解レバー以外、手抜きのない出来栄えで、
(我輩の個体は分解用のラッチだけ表面がボコボコしている)
フレームのパーティングラインもしっかり処理されており、
流石モデルガンメーカーの製品だと唸らされます(感嘆)。
我輩、マルイのP226のフレーム下部のパーティングラインが気に入らなくて、
耐水ペーパーでシコシコ磨いて綺麗にしたんですがね、
作業に掛ける手間を考慮したら3000円ぐらい払ってもらわねぇとやってらんねぇ。
だからパーティングラインの処理がしている⇒その分お値段高いのは当然と思います。

上がタナカ9mm拳銃、下はマルイP226(見れば解るか)。
外観の大きな違いは装弾数の増加によるグリップの太さ、
ハンマーやレバーの形状、グリップの滑り止めの形状、ランヤードリングの位置、
そしてマガジンキャッチの位置(9mmはグリップボトム、P226はグリップサイド)。
実はP220よりもP226の方がグリップ幅が狭いんですね。
元々P220はアメリカ向けに45ACPにも対応したサイズで作られたので、
9mmパラベラムの拳銃としてはグリップが太くなっているそうです。
我輩的にはデザインは9mm拳銃(P220)の方が好み。
グリップがストレートで滑り止めがギザギザしていているのが前時代的でカッコいい。

前作の9mm拳銃がどーいう作りだったかは覚えていませんが、
新型のP220 ICは金属のシャーシレールをフレーム先端まで伸ばすことで
確実なブローバックを実現させているらしいです。
そしてこのシャーシの名称が、インテグレーテッド・シャーシなんだとか。
その上、二次的作用として長いシャーシがフレームに収まることで、
耐久性と重量アップにも貢献しているようです。
スライドを引くとインナーバレルが飛び出してくるのは
モデルガン的観点から見ると興ざめではありますが、
サバイバルゲームのツールであると考えれば些細な問題に過ぎないでしょう。

余談ですが我輩がSIG SAUERの拳銃が好きな理由、
ソレはマガジンリリース、デコッキングレバー、スライドストップといった
拳銃の各操作部が全て親指で操作可能であることです。
でも9mm拳銃はマガジンリリースがここら辺に付いていないんだな。
M1911はスライドストップが遠い、M92Fはセイフティが遠い、
USPはマガジンリリースが使い難い、となると我輩的にはP226が一番!
え?グロック?そーいえばそういう拳銃もあったよね?

マガジンリリースはワルサーP38やSIG210、ベレッタM1934といったよーな、
古い時代の拳銃に見られるグリップ底部に設けられた所謂コンチネンタルタイプなので、
先程も申しました通り、戦闘中の素早いリロードには向いておりません。
但し、戦闘中に不意にマガジンが抜け落ち難いという利点があります(適当)。
一説によると自衛隊とか防衛庁(当時)のお偉いさんはP220を見て
「このマガジンリリースは脱落防止にいい!」と感激してコイツを採用したとか?
薬莢一つ、部品一つ無くしたら大事になる自衛隊らしい噂話です。
マガジンがシングルカーラムなので、グリップは薄く握りやすいです。
グリップの質感もなかなかよろしく、フレームとのフィッティングもキマっています。

他社の色んなハンドガンに比べると、刻印は控えめで薄め。
SIG SAUERのオリジナルはもう少し主張のある刻印なんですが、
ミネベア(現ミネベアミツミ)でライセンス生産された9mm拳銃は
本物もそれ程刻印が主張していないのである意味リアル?

ところで、我輩陸自コスプレサバゲー用に9mm拳銃を買ったはずなのに、
何を血迷ったか航空自衛隊モデルを購入しちゃったんですねwww
陸自のやつとの違いは桜に翼がついていること。
何で陸自のじゃなくて空自の買っちゃったのかといいますと
今後資金難で売却する際、一般的な陸自モデルより、
生産数が少なさそうな航空自衛隊モデルの方が高く売れそうだからです。
んで、ふと思ったんですが空自の刻印ってこんなに小さかったかな?
陸自モデルの桜はもう少しデカかったはずなんですが・・・

リアサイトは別パーツですが、フロントサイトはスライド一体成型です。
サイトにはホワイトが入っていてエイミングもしやすいです。
ダブルアクションのトリガーリーチはP226より気持ち遠いですが、
シングルは可もなく不可もなく、だけど素直なトリガーフィーリングです。
尚、SIG SAUERの拳銃はデコッキングレバーでハンマーを落とした状態にする事を
安全装置としているのでセイフティは付いておりません。
但し、タナカの9mm拳銃は実銃同様マガジンセイフティが組み込まれており、
ガスと弾が入ったマガジンを装填しただけでは発射出来ないようになっております。

実銃では9発のマガジンは20発装填可能。
前作では12発ぐらいしか入らなかったので、コレは大きな進歩。
サイドアームとして充分役に立つキャパシティでしょう。
ガスは満タンで2マガジン半ぐらい射撃可能です。
しかも・・・何処からもガス漏れしない!
(何を言っているんだとお思いの方が居るでしょうが、
前作の9mm拳銃のマガジンは新品でもガス漏れした)

分解はまずマガジンを抜いて(当たり前ですね)、
スライドストップをかけたらトリガーガード上のラッチを反時計回りに90度回転。

その後スライドストップを解除すればスライドとフレームが分かれます。
余談ですが実銃の9mm拳銃は弾が入っていなければ
マガジン入れたままでも分解可能。
昔、MGCのP220のモデルガンで試したら本当に分解できた。

各パーツどれも丁寧に作られており、手を加える必要性は皆無。
インナーバレルは先端1cmぐらいに段差があります。
スライドを引くと時々、ハンマーがスライドのブリーチに引っかかりますが、
射撃してみても特に不具合はないのでハンマーを削る必要はなさそうです。

スライドストップはスライドの切り欠きではなく、
スライド内のブリーチに引っかかって止まる方式なので、
スライドが無慈悲に削れる心配はしなくてもいいです。素晴らしい!

ホップの調整はチャンバー下のダイヤルを左右に動かすことで調整可能。
右回しで弱くなり、左に回すと強くなります。
ホップの性能も前作とは段違いで、0.2g弾で30mぐらい飛んでいきます。

ブローバックはマルイUSPほどハードなキックではありませんが、
マルイのP226と遜色ないぐらい気持ちよくスライドが動きます。
前作と比べると目からウロコが100枚ぐらい落ちそうなキレの良い作動に感動します。
命中精度も確かで、10mぐらいなら幅10cm以内に収まります。
射手の能力次第では20m先の人間に当てることも可能でしょう。
つまり、マルイのハンドガンと撃ち合っても負けることはないでしょう(断言)。
ただ、マガジンが薄いので気温が低い時に連射すると厳しいですね。
そこら辺はガスの入る量が少ないシングルカーラムならではの難点です。
前作の9mm拳銃と比べると見た目、作動、性能、全てにおいて優れる新作9mm拳銃。
自衛隊装備でサバゲーするプレイヤーのお供としては勿論、
コレクションの一つとしても価値ある逸品であると断言できる!
「いいゾ~これ」「ああ^~いいっすね^~」
タナカにはこの勢いでぜひ、ブローニング・ハイパワーもリニューアルして欲しい。
お思いの同志も少なくないと思います。
でも何度もしつこく言いますが実はココはサバゲーのブログです。
いやね、なんだかんだ言って我輩、エアガン弄ったり、
銃器に纏わる話をしている時が一番楽しい、元気になれるって理解しました。
只の暇つぶしではない、生きがいとかライフワーク的な趣味があるということは、
人が人らしく生きるために、そして自分を取り戻すために必要であると確信しました。
まあ我輩に関しては嫁の実家でM1ガーランド見つけたことがきっかけで
回復に至る事が出来る程度の小さい心の痛みだったとも言えなくもありませんが、
趣味があることで、そして趣味に関わる友人が居てくれることで、
精神的な傷口を癒せるというのは間違いではないと思います。
さて、去年膝を怪我した時の保険金(0.5パットン程度)が年明けに入ったので、
「我輩的にコレは買わなければイカンだろう」なハンドガンを買いました。
買ったのは大分前の話なんですが、その時はブログアップする気力がなかったんで、
遅ればせながらクスリが効いて元気な今、アップする事にします。

今回レビューするのはタナカのSIG P220IC 9mm拳銃です。
現在、自衛隊が採用しているハンドガンです。ガスを使って動きます(名言)。
初見で「箱がP220モデルガンの色違いだな」って思ったんですが、
調べてみたら実銃(P220)もこんな感じのロゴが入った箱(色は淡い青)の模様。
自衛隊の9mm拳銃はスイスのSIG社とドイツのザウエル&ゾーン社が
共同開発したSIG SAUER P220という名前の拳銃を
日本のミネベア(現ミネベアミツミ)がライセンス生産したものです。
尚、ミネベアミツミという会社はベアリングを主に作っている会社で、
世界最小の1.5mmベアリングを開発したトンデモな会社。
世界一よく回るハンドスピナーの中身はミネベアが作っているんだって。
ところで一時期アレだけ流行ったハンドスピナー、どこに逝ったんだ?
何でベアリングの会社が拳銃を作っているのかといいますと、
新中央工業というニューナンブM60(お巡りさんのリボルバーね)を
作っている会社を吸収合併したからなんですね(はいココ試験に出まーす)。
タナカのSIG P220or9mm拳銃は20年ぐらい前から販売されておりましたが、
それがあまりにも出来が良くないのをようやく理解したのか、
それともついに本気を出してくれたのか真相は不明ですが、
去年「IC(インテグレーテッド・シャーシシステム)」という
名称を引っさげて完全リニューアルしちゃいました。
お値段は税抜き定価24800円と次世代じゃない電動ガンが買えそうな
WA製品と比べたらちったぁマシだけどハンドガンとしては随分法外なお値段なのですが、
(参考までにマルイのハンドガンは大半が15000~18000円ぐらい)
過去の9mm拳銃に比べるとそれだけのカネを払う価値のある逸品です。

(上の写真は20年ぐらい前に購入したマグナブローバックの9mm拳銃)
以前販売していたブツはメカがWAのマグナであるとは思えないほどの
面白みのない緩いブローバックと遠くに飛ばないホップアップシステム、
暫くするとジャムを起こすようになるし、酷い時は生ガス吹き出す。
そしてマガジンからは物凄いガス漏れという産業廃棄物レベルの代物でした。
去年まで自衛隊コスプレサバイバルゲームプレイヤーの大半は
「マルイがP220を出してくれればいいのに(迫真)」と思いながら
仕方なくタナカの9mm拳銃を腰に(装飾品として)ぶら下げていたり、
「昔は自衛隊もガバメント使っていたから」と心で呟きつつも
不本意な気分でマルイのM1911A1を使っていたことでしょう。
或いは我輩のように「自衛隊もP226を採用すればいいのに」と思っていたとか。
だってさぁ、装弾数9発+1の拳銃なんてガチで使うには弾数足りなすぎでしょ?
CQBとか想定するならドズル・ザビ中将の「戦いは数だよ兄貴!」の
言葉通り弾数多い方が明らかに有利でしょう?
まあ9mm拳銃が採用された1970年代後半~80年代という時代は
何処の軍隊でも威力に優れるアサルトライフルこそが戦場では正義、
射程の短い拳銃弾を使うサブマシンガンは警察の武器という扱い、
拳銃はさほど重要視されていなかった時代ではありましたがね。
自衛隊のとある部隊ではP226やUSPが使われているとの噂ですが、
一般的に自衛隊で使われている拳銃はこのP220。
一説によると自衛隊がM1911A1に換わる拳銃を検討していた際、
装弾数も使い勝手も勝るP226があったにもかかわらずP220を採用した理由が
「P220の方がグリップが薄く、日本人に適している」だったという逸話があるとか?

旧作との外観の大きな違いはスライドとフレームの色が同一ではない事。
スライドはパーカーグレー、フレームはブラックです。
実銃ではスライドはスチールプレス、フレームはアルミと素材が違うので、
色分けすることでそれを再現しているとのこと。
尚、全てのパーツをリニューアルして作られたという事で、
全てのパーツは旧作と互換がないそうです。

材質は普通のABS樹脂で、重量は740g。
マルイP226やグロック17、XDM-40と同じぐらい。
実銃は830gらしいので重量にそう大差はありませんね。
多分暫くしたらヘビーウェイトが限定で販売されそうな予感。
各パーツは分解レバー以外、手抜きのない出来栄えで、
(我輩の個体は分解用のラッチだけ表面がボコボコしている)
フレームのパーティングラインもしっかり処理されており、
流石モデルガンメーカーの製品だと唸らされます(感嘆)。
我輩、マルイのP226のフレーム下部のパーティングラインが気に入らなくて、
耐水ペーパーでシコシコ磨いて綺麗にしたんですがね、
作業に掛ける手間を考慮したら3000円ぐらい払ってもらわねぇとやってらんねぇ。
だからパーティングラインの処理がしている⇒その分お値段高いのは当然と思います。

上がタナカ9mm拳銃、下はマルイP226(見れば解るか)。
外観の大きな違いは装弾数の増加によるグリップの太さ、
ハンマーやレバーの形状、グリップの滑り止めの形状、ランヤードリングの位置、
そしてマガジンキャッチの位置(9mmはグリップボトム、P226はグリップサイド)。
実はP220よりもP226の方がグリップ幅が狭いんですね。
元々P220はアメリカ向けに45ACPにも対応したサイズで作られたので、
9mmパラベラムの拳銃としてはグリップが太くなっているそうです。
我輩的にはデザインは9mm拳銃(P220)の方が好み。
グリップがストレートで滑り止めがギザギザしていているのが前時代的でカッコいい。

前作の9mm拳銃がどーいう作りだったかは覚えていませんが、
新型のP220 ICは金属のシャーシレールをフレーム先端まで伸ばすことで
確実なブローバックを実現させているらしいです。
そしてこのシャーシの名称が、インテグレーテッド・シャーシなんだとか。
その上、二次的作用として長いシャーシがフレームに収まることで、
耐久性と重量アップにも貢献しているようです。
スライドを引くとインナーバレルが飛び出してくるのは
モデルガン的観点から見ると興ざめではありますが、
サバイバルゲームのツールであると考えれば些細な問題に過ぎないでしょう。

余談ですが我輩がSIG SAUERの拳銃が好きな理由、
ソレはマガジンリリース、デコッキングレバー、スライドストップといった
拳銃の各操作部が全て親指で操作可能であることです。
でも9mm拳銃はマガジンリリースがここら辺に付いていないんだな。
M1911はスライドストップが遠い、M92Fはセイフティが遠い、
USPはマガジンリリースが使い難い、となると我輩的にはP226が一番!
え?グロック?そーいえばそういう拳銃もあったよね?

マガジンリリースはワルサーP38やSIG210、ベレッタM1934といったよーな、
古い時代の拳銃に見られるグリップ底部に設けられた所謂コンチネンタルタイプなので、
先程も申しました通り、戦闘中の素早いリロードには向いておりません。
但し、戦闘中に不意にマガジンが抜け落ち難いという利点があります(適当)。
一説によると自衛隊とか防衛庁(当時)のお偉いさんはP220を見て
「このマガジンリリースは脱落防止にいい!」と感激してコイツを採用したとか?
薬莢一つ、部品一つ無くしたら大事になる自衛隊らしい噂話です。
マガジンがシングルカーラムなので、グリップは薄く握りやすいです。
グリップの質感もなかなかよろしく、フレームとのフィッティングもキマっています。

他社の色んなハンドガンに比べると、刻印は控えめで薄め。
SIG SAUERのオリジナルはもう少し主張のある刻印なんですが、
ミネベア(現ミネベアミツミ)でライセンス生産された9mm拳銃は
本物もそれ程刻印が主張していないのである意味リアル?

ところで、我輩陸自コスプレサバゲー用に9mm拳銃を買ったはずなのに、
何を血迷ったか航空自衛隊モデルを購入しちゃったんですねwww
陸自のやつとの違いは桜に翼がついていること。
何で陸自のじゃなくて空自の買っちゃったのかといいますと
今後資金難で売却する際、一般的な陸自モデルより、
生産数が少なさそうな航空自衛隊モデルの方が高く売れそうだからです。
んで、ふと思ったんですが空自の刻印ってこんなに小さかったかな?
陸自モデルの桜はもう少しデカかったはずなんですが・・・

リアサイトは別パーツですが、フロントサイトはスライド一体成型です。
サイトにはホワイトが入っていてエイミングもしやすいです。
ダブルアクションのトリガーリーチはP226より気持ち遠いですが、
シングルは可もなく不可もなく、だけど素直なトリガーフィーリングです。
尚、SIG SAUERの拳銃はデコッキングレバーでハンマーを落とした状態にする事を
安全装置としているのでセイフティは付いておりません。
但し、タナカの9mm拳銃は実銃同様マガジンセイフティが組み込まれており、
ガスと弾が入ったマガジンを装填しただけでは発射出来ないようになっております。

実銃では9発のマガジンは20発装填可能。
前作では12発ぐらいしか入らなかったので、コレは大きな進歩。
サイドアームとして充分役に立つキャパシティでしょう。
ガスは満タンで2マガジン半ぐらい射撃可能です。
しかも・・・何処からもガス漏れしない!
(何を言っているんだとお思いの方が居るでしょうが、
前作の9mm拳銃のマガジンは新品でもガス漏れした)

分解はまずマガジンを抜いて(当たり前ですね)、
スライドストップをかけたらトリガーガード上のラッチを反時計回りに90度回転。

その後スライドストップを解除すればスライドとフレームが分かれます。
余談ですが実銃の9mm拳銃は弾が入っていなければ
マガジン入れたままでも分解可能。
昔、MGCのP220のモデルガンで試したら本当に分解できた。

各パーツどれも丁寧に作られており、手を加える必要性は皆無。
インナーバレルは先端1cmぐらいに段差があります。
スライドを引くと時々、ハンマーがスライドのブリーチに引っかかりますが、
射撃してみても特に不具合はないのでハンマーを削る必要はなさそうです。

スライドストップはスライドの切り欠きではなく、
スライド内のブリーチに引っかかって止まる方式なので、
スライドが無慈悲に削れる心配はしなくてもいいです。素晴らしい!

ホップの調整はチャンバー下のダイヤルを左右に動かすことで調整可能。
右回しで弱くなり、左に回すと強くなります。
ホップの性能も前作とは段違いで、0.2g弾で30mぐらい飛んでいきます。

ブローバックはマルイUSPほどハードなキックではありませんが、
マルイのP226と遜色ないぐらい気持ちよくスライドが動きます。
前作と比べると目からウロコが100枚ぐらい落ちそうなキレの良い作動に感動します。
命中精度も確かで、10mぐらいなら幅10cm以内に収まります。
射手の能力次第では20m先の人間に当てることも可能でしょう。
つまり、マルイのハンドガンと撃ち合っても負けることはないでしょう(断言)。
ただ、マガジンが薄いので気温が低い時に連射すると厳しいですね。
そこら辺はガスの入る量が少ないシングルカーラムならではの難点です。
前作の9mm拳銃と比べると見た目、作動、性能、全てにおいて優れる新作9mm拳銃。
自衛隊装備でサバゲーするプレイヤーのお供としては勿論、
コレクションの一つとしても価値ある逸品であると断言できる!
「いいゾ~これ」「ああ^~いいっすね^~」
タナカにはこの勢いでぜひ、ブローニング・ハイパワーもリニューアルして欲しい。
Posted by 砥部良軍曹 at 01:03│Comments(4)
│エアソフトガン
この記事へのコメント
実弾射撃は叶わなかったですが、若い頃陸自の時に演習でよく84砲手(カールグスタス)の役をやらされてた時に本物のシグをよく持たされていましたよ★
でも、感覚的に当時持っていた田中のUSPと変わらねえと思うほど、本物も玩具っぽかったです★
因みに64は本物って実感があるけど,教育期間終了後に持たされた89は玩具っぽく感じちゃいました★
でも、感覚的に当時持っていた田中のUSPと変わらねえと思うほど、本物も玩具っぽかったです★
因みに64は本物って実感があるけど,教育期間終了後に持たされた89は玩具っぽく感じちゃいました★
Posted by ペガサス at 2019年06月08日 01:33
タナカ旧P220は2丁購入しましたがお世辞にもサバゲーで使用できる代物ではく(何度修理や部品交換したことか・・・)、サバゲーで使用していた物は壁に飾り、もう一丁は使用をあきらめ箱から出さずに新品のまま保存しています。
結局はマルイのガバメントをサイドアームにしました。
今回のリニューアルP220とマルイのガスブロ89式は自分もいずれは購入したいと思っております。
防衛予算に回す金がないので今は無理ですが(2丁で9万越え・・・)
結局はマルイのガバメントをサイドアームにしました。
今回のリニューアルP220とマルイのガスブロ89式は自分もいずれは購入したいと思っております。
防衛予算に回す金がないので今は無理ですが(2丁で9万越え・・・)
Posted by RODAN at 2019年06月08日 22:37
買わなきゃ(義務感)!
HPはマジでリニューアルして欲しいですね。
HPはマジでリニューアルして欲しいですね。
Posted by P職人 at 2019年06月09日 07:18
>ペガサス様
ソレは本物が玩具っぽいんじゃなくて、
タナカのが良く出来ていたという話でしょう?
でも確かに、89式とかM4の本物初めて見た時は
玩具と大差ないって印象だったんで、
実銃ってプラスチックが入っていると玩具っぽく感じるのですかねぇ?
>RODAN殿
前作をよく知る人はIC買うと物凄く感動しますよ。
確かに予算がないことにはエアガン買うことは出来ないもんですが、
ガスブロ89式は置いといて、まず真っ先に9mm拳銃買うべきです。
>ピーマン職人(団長)殿
そういえば9mm拳銃もそうだったけど、
ハイパワーって、中華ですらも出していないんですよね。
同じタナカのルガーP08は中華製あったのに、なして?
ソレは本物が玩具っぽいんじゃなくて、
タナカのが良く出来ていたという話でしょう?
でも確かに、89式とかM4の本物初めて見た時は
玩具と大差ないって印象だったんで、
実銃ってプラスチックが入っていると玩具っぽく感じるのですかねぇ?
>RODAN殿
前作をよく知る人はIC買うと物凄く感動しますよ。
確かに予算がないことにはエアガン買うことは出来ないもんですが、
ガスブロ89式は置いといて、まず真っ先に9mm拳銃買うべきです。
>ピーマン職人(団長)殿
そういえば9mm拳銃もそうだったけど、
ハイパワーって、中華ですらも出していないんですよね。
同じタナカのルガーP08は中華製あったのに、なして?
Posted by 砥部良軍曹
at 2019年06月09日 21:55
