2012年02月05日

リビドー号、1回目の車検を終えて

とうとう出るみたいですね、トヨタのスポーツカー、その名も“86”。
でも正直あれはどーでもいいですね。ネーミングにもセンスがないし、デカ過ぎ。
そして同時に販売されるスバル版の86、あれにどーして“アルシオーネ”の
名前を冠しなかったのか我輩は納得がいきません。誰がなんと言おうと。
因みに我輩が現時点で一番注目するジャパニーズスポーツカーはスイフトスポーツです。

リビドー号、1回目の車検を終えて

こないだリビドー号を車検に出しました。いつもの修理工場に。
でも本当はリビドー号は平成20年式の2年落ちの中古車なので車検は2回目です。
デフからのオイル漏れ以外は特に何事もなかったのですんなり終了。
車検代もサービスで端数を削ってもらったので85000円で済みました。

しかし、車検に出した日に代車の準備が出来ていなくて、
工場のおいちゃんと我輩と嫁の3人で雪の中に埋もれている
代車のスバルレガシィツーリングワゴンを掘り起こしたというおまけ付きでした。
成程、その分の手間賃替わりに値引いてくれたのかw

リビドー号、1回目の車検を終えて

これが代車のレガシィ。1800ccの一番安いグレードで5速MT。
相当ボロかったですがアクセル踏めばガンガン走りましたよ。
やはり漢(おとこ)たるもの、マニュアル車を巧みに操ってこそ漢(おとこ)ですよ。
我輩の父上もクラウンに乗り換えるまでは50歳ぐらいまでずっとMTでしたからね。
しかし我輩も10年近くマニュアル車を所有していないからギア捌きが随分だらしねぇ。

でもレガシィって国産車の中では相当出来の良い車ですね。
我輩は独身時代、何故レガシィツーリングワゴンのGT-Bを買わなかったのかなぁって思います。
こいつは内装が田舎臭い以外は全てにおいて趣味的にも
実用的にも完璧な4人乗りのクルマですよ。
後席少し狭いけど。
但し、今の型のレガシィはデザインがスバルらしくないのでどーも好きになれません。
やっぱスバルはあの往年の名車(迷車?)“レオーネ”に準じた独特のスタイルじゃなきゃ認めない。

でも今はリビドー号、マツダMPVがお気に入りですね。
現在これ以外のクルマに目移りする理由が見当たりません。
もし買い換える必要があるとしたらこいつの上級グレードが
欲しいかなというぐらいこのクルマが気に入っております。

話は横道に逸れますが、冒頭で「平成20年式で車検が2回目」と記載している部分に
計算の早い人は疑問を抱いたのではないでしょうか?
「1発目の車検は3年だから平成24年でどーして車検なの?」ってね。
リビドー号は新車登録時は元々北海道で走っていたレンタカーで、
しかもレンタカーは初っ端から2年で車検だったんですね。だから2回目の車検。

閑話休題。話を元に戻します。
我輩の求めている全てを有しているクルマは今のところこいつぐらいです。
硬めの足回り、適度にキレの良いステアリング、吹かせば走るエンジン、
家族が寛ぎながら乗れる車内、必要にして充分な積載量、クルマらしい内装。

ミニバンなのに脚付きがいいというのは特に素晴らしいと思います。
ミニバンの中ではこいつ以上の走りを見せるのは多分オデッセイぐらいですかね?
と思ったら現在この2000cc以上のでかいサイズのミニバンって
プレサージュやイプサムやグランディスが消えた今、MPVとオデッセイぐらいしかないのね。
でも5人以上人を載せる事に執着するならでかいミニバンよりも
2000ccクラスの1BOX買った方がトータル的に見ていいんですよね。
つまり実用的な道具としてでかいミニバンは需要がないということ。

ミニバンの利点は乗用車感覚で操縦が出来る事ぐらいですから、
クルマなんて走ればそれでいいという大半の日本人にはアピールが足りないんです。
そしてでかいのが欲しければベルファイアとかエルグランドみたいな
1BOXのでかいやつの方が見栄えと押しがありますからね。

リビドー号、1回目の車検を終えて

でもスピードが速いとか、山道を攻める事が出来るという問題ではなく、
普通に道路を走って退屈にならない、眠くならないクルマというものはそうそうありません。
その点MPVは運転していて眠たくなるような事がありません。マツダいい仕事しているな。
運転席のシートは背筋を伸ばした時がベストポジションになる典型的ヨーロピアンスタイル。
足元の広々感を犠牲にしてシフトレバーを扱いやすいポジションに設置するあたりも、
マツダの開発者はクルマというものをよく理解していると思います。

以前乗っていたトヨタビスタアルデオは操作系統がもっさりしているので、
疲れた時に乗ると眠くなって仕方がないクルマでした。
我輩はアルデオに乗って金輪際トヨタの車は絶対に買わないと思ったぐらいです。
まあアルデオも内装とかパッケージングはなかなか満足でしたがね。

マツダのクルマは大抵どれも内装が安っぽい感じですが、
庶民の乗る普通乗用車にパッと見の高級感なんていらないです。
特に木目調パネル、あれってマジで必要ないですね。あれが好きな奴は田舎者ですよ。
エンジンもそこそこ静かですが、存在感を忘れるほどではありません。
高級車じゃないから静粛性なんて別にどーでもいいんです。
そういうところが我輩好みであり、日本人にウケないのですかねマツダは?
でもMPVって新車で一番いいのを買うと400万ぐらいだったかな?高いな。

エンジンといえばこいつは2300ccの4発エンジンなんですね。
車重2トンぐらいあるのに馬力は163馬力と正直しょぼいです。
でも踏み込めばギアそのままで加速するので特に問題はありません。
ギアダウンが少し遅いのが欠点ですが、国産車はどれもそんなもんらしいですね。
(以前乗っていたシトロエン・エグザンティアはアクセルを緩めるだけで
ギアがいい感じにシフトダウンしていたので軽くブレーキ踏めば直ぐに止まったし、
山道を攻める時もすぐに加速出来るのが凄くよかった)

リビドー号、1回目の車検を終えて

まあミニバンに必要以上の走行性能を求めても仕方がありません。
でも2列目の出来も結構いいんですよね。
シートを一番後ろまで下げると足を投げ出せるぐらいの広さになりますし、
足元で息子が遊べます。ていうか遊ぶなこのクソガキ。
シート自体の作りも柔らかすぎず固すぎず、なかなかの出来です。
シートが独立して肘掛も付いているのでゆったりと座れるのもいいです。
安いグレードなのでオットマンが付いていないのが悲しいですが、どーでもいいか。

ただ、2列目に3人乗車させる時は片方のシートを無理やりくっつけた状態にして、
無理やり3人座らせる感じになるのはいただけませんね。
そして3列目のシートは2列目をそこそこ前にすれば大人でも座れますが、
シートの出来はプレマシーより少しはましというレベルです。

しかし、今のところリビドー号に3列目まで満載状態で人が乗ったのは、
我輩の両親と嫁の家族が来た時ぐらいです。
それを考えるとプレマシーぐらいの大きさでもよかったんじゃね?と思いますが、
あれだと3列目のシートが拷問レベルに狭いんですよね。

後席といえば電動スライドドア、これは素晴らしいですね。
リモコンでも開けられますし、子供でも容易に開閉出来ますし、
何といっても狭いところでも出入りが楽で隣のクルマにドアをぶつける心配もありません。
出来れば後ろのハッチも電動が欲しかったです。
余談ですがこのクルマ、バッテリーが上がるとリアのハッチが開かなくなります。
ハッチの開閉に電動のロックとアシストが付いているかららしいです。

リビドー号、1回目の車検を終えて

3列目を畳めばキャンプ用品をガッツリ飲み込める搭載能力は素敵ですが、
大抵のミニバンの例に漏れず3列目がある時の積載量はデミオ並みです。
ま、普段そんなに馬鹿みたいに買い物することもありませんし、
3列目まで人間が満載になって尚且つ荷物までという状況がないので、特に問題なし。

リビドー号、1回目の車検を終えて

床下に色々突っ込める巨大な空間がありますが、その代わりスペアタイヤが入っていません。
パンクした時はパンク修理キットで対処しなければなりません。
タイヤがバーストしたらどーするんだと思いますが・・・普段のタイヤの点検は欠かせません。

しかし最近のクルマはどれもこれもどーしてタイヤがでかいんですかね?
リビドー号のタイヤは215‐65の16インチなんですが、
今まで185サイズが最大という我輩のカーライフにおいてこのタイヤはデカすぎです。
デカいだけならいいですが、値段も高い。ノーマルタイヤでも4本買うと8万円ぐらいです。
好き好んで見た目重視で18インチ以上のデカいタイヤを履かせている奴はアフォだと思います。

北国では冬になるとスタッドレスタイヤを取り付ける必要があるのですがね、
タイヤがデカいとタイヤを倉庫から引っ張り出すのが一苦労なんです。
特に我輩の住む社宅は昔の基準で作られているので、
タイヤ用の倉庫が狭くて無理やり押し込んでいる感じです。
余談ですが去年の秋にタイヤ交換用に油圧ジャッキ買いました。

でもタイヤがデカいのは仕方がありません。MPVは全長も車幅もかなりでかいんです。
ぶっちゃけ、エルグランドやベルファイアと同じぐらいデカいです。
でも1BOXと比べて高さがないからあまりデカく見えないんです。
狭い道で対向車がすれ違う時、向こうはこっちのデカさが分からず加速して突っ込んでくるのですが、
接近してリビドー号が想像以上にでかいと解った瞬間、道を譲りますからね。

この車幅のお蔭でデパートの駐車場とかに停める時はかなり気を使いますし、
大抵の場合、何処に停めても左右の余裕がありません。
アメ車に乗る人の気持ちがよくわかります。
独身時代にハイラックスのエクストラキャブ買わなくて正解だったと思います。
あれはセンチュリーと同じぐらい全長が長いですからね。

そしてデカイ車体の為、かなり燃費がよろしくないです。
通勤だけですとリッター6km以下、遠出をしてもリッター9kmですね多分。
去年の震災後、我が家では250km以上走ったら必ず給油するようにしているのですが、
200km走ったら確実に4~5000円ぐらいガソリン代が吹っ飛びます。
デミオやアクセラにスカイアクティブ載せるのは結構ですが、
MPVにも燃費のいいエンジンを載せて欲しいところですね。

でも総評的に見れば我輩の欲望はかなり満たしてくれているので
我輩は今のところこのリビドー号から乗り換える気も起きませんね。
ただね、愛着は全然ありませんよ。多分10年乗って壊れたら速攻で捨てますね。

我輩が思うに、本当の「○○好き」という人種はある1つのものを溺愛するのではなく、
多種多様な多くのものに対して興味を抱く人種なんですよね。
だから我輩も1つの個体に対して執着する必要はないんです。
野郎が一途になるのは嫁だけで充分なんです。

でも次に何に乗りたいかと言われると悩みますねぇ。
現状では2000ccぐらいの1BOXが理想なんでしょうが、
ノア&ヴォクシーはトヨタだから嫌ですし、セレナはデビュー当時から常に形が気に入らない、
デリカD4は所詮日産の商用バン、ステップワゴンとビアンテはシートアレンジが気に入らない。
仕方がないからマツダがボンゴを復活させるまでMPVに乗ることにします。

リビドー号、1回目の車検を終えて

ま、次のクルマがどうとかよりももう一台こういう感じのクルマが欲しい・・・
宮崎に帰ったら新型ロードスターでも検討してみようかな。勿論MTで。


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Posted by 砥部良軍曹 at 22:50│Comments(2)出来事
この記事へのコメント
1台の車ですべてを満足させるのは難しいね・・・・

ファミリーカー+趣味車ってのがやはり理想。
とはいえそのような財力もなし。

リーズナブルかつ楽しい車の登場をねがってやまない。
Posted by 電マ野郎 at 2012年02月06日 12:07
>電マ野郎様
我々庶民は銭の問題をどーにかしないと
クルマの趣味に没頭するのは難しいですな。

まあ、最近は面白そうなのがないので、
クルマのことなんかどーでもよくなってきましたがね。
Posted by 伍長閣下 at 2012年02月09日 14:38
 
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リビドー号、1回目の車検を終えて
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