2012年11月06日

昭和50年代にタイムスリップした気分

本日は夜勤明けでお休みなのでラウドでも喰いに逝こうかと思ったんですが、
悲しい事においらせ町のラーメンショップは火曜日が定休日。
しゃーないので札幌ラーメンの店にでも行こうかなーって思っていたら
嫁が「それよりも気になる店がある」と抜かしやがります。

まあ我輩の可愛い嫁の言うことですから
少しぐらい聞いてやろうかって思わなくはないのですが、
昨晩から「明日の昼はラーメン!」って気分で仕事していた身としましては
その気分をぶち壊されるのは心外です。このメス豚が。

しかしその店は我輩も多少ながら気にはなっていました。
何故ならこの店、娘が通うスイミングスクールの近所にあり、
一応道沿いにでかい看板はあるのですが、
その辺一帯は明らかに住宅地なので店らしき建物が見当たらないのです。
いやあ、三沢って結構こういうカオスな空間が多いよね。



父上から授かった道感と母上から授かった食感を頼りに
三沢市内の郊外の住宅街までリビドー号を進めて
でかい看板のある近所の道に入ると何か色あせた看板がありました。
店の名前は“グリルうばがみ”。
グリルはともかく、うばがみってどーいう意味なんでしょ?
たもがみなら以前我輩の職場のかなり上の親分でしたけどw

ああここだったのねって感じでクルマを駐車しようとしたら
(サザエさんの声で)何という事でしょう、駐車場が狭すぎてリビドー号が停められません。
我輩のクルマはねぇ、マジででかいんだよ。狭い駐車場は無理なんだよ。
こないだなんかレクサスのでかいのに道譲ってもらったぐらいデカいんだぜぇw
しゃーないので近所の空き地にリビドー号を駐車してとりあえず入店。



最近でこそ自宅を改修して食い物屋さんにしているのは珍しくありませんが、
この店、ていうか家は平屋建ての結構大きな邸宅風の造りをしており、
初代スズキアルトぐらいしか停められそうにない駐車場のサイズといい、
看板の色褪せ具合といい、“洋食”とか“グリル”という昭和的響きといい、
間違いなく我輩がクソガキ時代を過ごした昭和の空気を感じます。



昭和の空気に吸い込まれるように自宅に隣接する店内に侵入すると、
そこだけ時代が昭和のまま止まってるかのような空間が広がります。
全体的に清潔感もあり、綺麗に整っているのですが、何か古臭い。
最近よく見るわざとらしくホーロー看板とか掲げたり、
古臭い調度品を置いた昭和感ではなく、我輩が過去に感じたあの昭和の雰囲気。

まあ大抵我輩はアタリの店、ハズレの店を店が醸し出す雰囲気から読み取る事が出来て、
尚且つそれがゴルゴ13の狙撃成功率並みに当たるのですが、
この店の雰囲気からはそれが全く読み取れません。独特すぎて。



メニュウを見ると予想通り、そこには昭和の香り漂うメニュウが並んでいます。
例えるならあの西都の熟女さんがまだイキがっていた頃の洋食屋さんのメニュウ。
ハンバーグステーキという響きは間違いなく昭和の響きです。
タマゴ沿えと書かれているのは間違いなく半熟の目玉焼きの事ですな。
しかし我輩はこの手のビーフカツとかポークソテーとか言うよーな洋食が大好きです。
しかもこのメニュウから漂う雰囲気、間違いなくこれはキテます。
ファミレスみたいなメニュウですが、何かあの安っぽいのとは違うものを感じます。



ファミレスで同じよーな物を注文する時は大抵おかずのみを注文しますが、
我輩の長年の感が「ご飯も一緒に頼むべし」というので定食をチョイスします。
我輩はグリルビーフソテー定食を、嫁はバーベキュー定食を注文しました。
定食にはおかず、ご飯、サラダ、スープ、そして食後のコーヒが付きます。



まずは広い皿に盛られたコーンスープの登場です。
啜ってみると間違いなくクソガキ時代に母上と一緒に喰いに行った店の味がします。
コーンの味がほのかにするけど、シチューみたいなアレ。
何か遠い昔にデパートの食堂とかで食った気がする味です。いやマジ懐かしい。
でも我輩、デパートではお子様ランチ食った記憶しかないんですがね。



スープを啜り終えて暫くするとケチャップとマヨネーズを混ぜたよーな
所謂オーロラソース的なドレッシングがかかったサラダが出てきて、
その後若干間を置いてグリルビーフソテーの登場です。
脂身の少ない牛肉のステーキにたっぷりとかかった昔のハンバーグみたいなソース!
そして付け合せはポテトと甘く煮たニンジン、そしてスパゲティ!
昭和50年代の空気と風景がこの鉄の皿の上に凝縮されています!!

肉にフォークを突き立て、ナイフをガシガシ動かすと肉はサックリ切れ、中は程よくレア。
噛み締めると筋とか脂の感触のない肉だけの食感。
肉は恐らくそんなに名の知れた肉ではないでしょうが、質感はかなりよろしいです。
そこにデミグラスソースとケチャップを混ぜた感じのソースが絡みつき、
その味わいは革新はないけど必要にして充分という感じでこれぞまさに洋食の王道!
そしてそのソースの付いた肉を噛み締めながら頬張る米がまた美味しい!!

いやぁ、何か久しぶりにデラべっぴんを見たよーな感触ですわ。
或いは昔のベンチシートの日産グロリアに乗った気分。



嫁が選んだバーベキュー定食はハンバーグ、ポークソテーと
エビとベーコンの串焼き、鳥とピーマンとタマネギの串焼きが乗った欲張りな一品。

ハンバーグはふっくらと厚みのあるこれまた昭和を感じさせるハンバーグ。
ふわふわの食感と肉の食感、それをソースの濃い味わいで食うやっぱり懐かしい味わい。
バーベキューってぇのがまた昭和らしいセンスですな。

この店、随分目立たない所にある割には我輩達以外にも2組の客が来ており、
あとからお見えになった母上と同年代とおぼわしき3人組は
3人ともが目玉焼きが横に添えられたハンバーグを注文しておりました。

最後に苦味と酸味がこってりしたこれまた我輩が道路で旗振りのバイトしていた頃、
昭和的雰囲気のある喫茶店でランチ食った後飲んだ事があるよーなコーヒーを啜り、
一時の昭和の空気に酔いしれながら心も腹も満足して店を出たのでした。

何かね、小学校の頃「ここってどんな店だろー?」「何か高そうだなー?」
「大きくなったら背広来てネクタイ締めてこーいう店に来るんだ!」って感じの店に
30数年の月日を経てようやくたどり着いた気分でした。


正直、ソースの味とか品揃えとかは最近のこじゃれた料理屋と比べると
洗練度とか新鮮さは全く無縁で、時代から取り残された雰囲気が漂う
懐かしいっていうよりは古臭い感じでしたが、だがそれがいい。
携帯電話もネットもなくてパソコンじゃなくてマイコンって言ってた
何もかもが土臭くて埃っぽくて垢抜けないけど変に熱かった
あの昭和50年代にタイムスリップした気分を味わいましたね。


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Posted by 砥部良軍曹 at 19:12│Comments(12)お店
この記事へのコメント
あれですかね、おぐら本店に行った気分…。
Posted by P職人 at 2012年11月06日 20:45
ほんと人が賑わってた頃のおぐらのお店が懐かしくなりますね。最近こういうお店見ないな~。
Posted by 魔王 at 2012年11月06日 21:00
もう、こっちでも時代に取り残された店は見かけ無くなってきたな…
Posted by スカルガンナー at 2012年11月06日 23:21
西都の熟女と書かれたら、この場に参上せねば!
ええ 私がか弱い頃は、ステーキなんて立派な言い方しません(/_;) ビフテキ・トンテキ・・・懐かしいですなぁ 我が家も子供にハンバーグする時は ナポリタンスパゲティ付き!半熟目玉焼き この二つは絶対不可欠
しかし、今の時代ビフテキって注文して通用するのでしょうか? 閣下様、一回試してんない! うち?恥ずかしくて、よう言いませんわ!
Posted by はにわ熟 at 2012年11月07日 09:56
いいですね! 私的にはどストライクなお店です。
これで店のご主人が『石橋蓮司』似であればモアベター。 どこか訳ありな感じと昭和テイストが融合すれば完璧でしょう。
残念ながら私の所では、時代というよりも社会から取り残された店ばかりです。
閉ざされたシャッターが再び開かれる日は来ないでしょう…
Posted by エアガンおやぢ at 2012年11月07日 14:47
ここは地元でも有名ですよね。
私は行ったこと無いのですが昔から味の評判がよかったと記憶しております。
以前はニューミヤキの裏手付近ににあったんですよ。
帰省したさいにはぜひ訪れてみたいとおもいます。
Posted by Pualani at 2012年11月07日 17:33
>マン職人殿
おぐら本店って新兵の頃1回しか逝った事ない・・・

>ダラ・イラマ殿
我輩は佐土原と高鍋のおぐらしか知らないのですが、
確かにおぐらっぽい味の店でしたね。ここ。
あーいう店って今は流行らないんでしょうねぇ。さみしいけどこれ現実。

>スカルガンナー氏
我輩が宮崎に来た頃はまだこーいう店がいっぱいあって
結構食べに行ったもんですがねぇ、最近そーいう店ないっすね。

>西都の熟女様
今時メニュウにビフテキなんて書いてる店、探す方が難しいですわ。
トンテキは福岡の屋台に置いていましたがね。
ミヤチク辺りで「ビフテキサーロインで」って頼んでみたいもんですな。
多分もう一度聞き返されそうですがねw

>エアガンおやぢ様
ご主人は厨房から出てこなかったので拝見出来ませんでしたが、
奥さんは宮崎アニメに出てきそうなオバハンでしたね。

三沢も我輩が出張で初めて訪れた頃と比べると
今では社会から取り残された街っぽい感じです。

>Pualani様
へー、そうだったんですか?やっぱ大分昔からある店なんですね。
ニューミヤキの裏ってぇのがあんまり想像が付かないのですが、
あの辺は昔に比べると随分変わってしまったみたいですから、
その時に自宅を改装して今の場所になったんでしょうね。

今度は娘の誕生にでもこの店に行こうと思います。
Posted by 伍長閣下 at 2012年11月07日 20:31
因みに ウェイトレスさんは、膝下のフレアースカートに純白の腰から下のフリルのエプロン? 最高やね!
極めつけ 足首上までの白い靴下! 
絶対 キモイ!・・・のが大好きっちゃろ!
Posted by はにわ熟 at 2012年11月07日 22:02
中々、落ち着いた雰囲気のレストランで、写真で見ていてもうまい飯が食えそうです。

価格もリーズナブルのようだし、畏まらずに食事が出来そうで羨ましい。

湯布院にはもちろん博多にもそんな店が少ないのが悲しい。

随分昔のことなので詳しく覚えていないのだが、この文を見ていて思いだしたことが

諸君達のレストラン・デビューは長尾辺りのロイホじゃなかったかと。
こんな店だったらベリーグッドだったのにと感じてます。

3人だけだったか4人目もいたかすら覚えがないけど、多分3人だったと思う

テーブルに3人が座って食事が来るまで
両手を膝において温和しく座っていたことだけは覚えているよ。
もちろん食うときも騒ぐことなく紳士然としていたのも。

それを見た他のテーブルの子連れ客達が息子3人に賞賛の声を送ったこともね。

その時、儂は誇り高くなり、反り返って後ろにひっくり返らんばかりだった。
ほとんど儂が睨んでいたからだと思うが・・・・

今考えると少し可哀想だった気がして反省しています。
Posted by 骨董屋の親父 at 2012年11月08日 00:19
うばがみ、我が家も何度か行きました。ゆっくり、料理が出てくるじゃないですか?うちの子供が『ハラヘッタ、ハラヘッタ』と、騒ぎ出したら、旦那が行儀が悪い!て切れ気味で雰囲気最悪な食事になった思い出(>_<)
昔の洋食屋って感じで私は好きです。
Posted by なまはげ母さん at 2012年11月08日 12:40
うちの実家のそばにも洋食屋さんあるよ。
そこが出来るまでは、ウチの前の道といったら
病院行く人か、サカリのついたカップルしかいなかったのだが・・・・・・

その店が出来たので、食べにきたカップルが増殖。
そのころ独り身の私は、タナカのM700で狙撃してましたとさwww

いまでは、ウチの前の道は一ツ葉おいしんぼ通りと命名されたらしい・・・
ま、食べる店が10件くらいあるから、仕方ないね。
Posted by 電マ野郎 at 2012年11月08日 21:20
>はにわ熟様
いや、フツーのおばちゃんでした。残念ながら。

>骨董屋の親父様
たしか長住のロイヤルホストですな。懐かしい。
当時の我輩は「こんな素敵な店で食事が出来る自分は
きっと特別な存在なんだ」と思ったものです。

いやー、小さい頃は外食で騒ごうとするものなら
血の気の濃すぎる父上に殺されそうな勢いでしたからねぇ。
我輩はその教訓を踏まえて子供たちには適度に騒いでもらっていますが、
やはり飯食うときはおとなしくした方がいいですなぁ。

>なまはげ母さん
この店、結構気に入りました。
今度は子供連れて行きたいですねぇ。

うちのクソガキ共はフォークとナイフの使い方は熟知していますが、
外食するとハイテンションになってそれはもう騒がしいです。
特にこの手の店に来るとなるともうどーしようもないです。

>電マ野郎様
一ツ葉は食い物屋さんの宝庫ですねぇ。
我輩も嫁と突きあって、もとい付き合っていた頃、
あの辺のラブホで1発やってすっきりした後は
「今日はどこでご飯食べる?イタリアン?スペイン料理?和食?」
って感じでいろいろ食い歩いていましたからねぇ。懐かしい。
Posted by 伍長閣下 at 2012年11月08日 22:39
 
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