2022年10月18日

たまには洋風な気分で

中学校の生徒会の選挙で当選した息子、副会長に任命された模様。
周囲からは会長になれと言われていたようですが
「男女共同参画とか言ってる今の御時世、男が会長にならなきゃというルールはもう古い」とか、
「私は生徒会の立会人で居たいのだ」とか屁理屈をブチかまして会長の座を逃れたとの事。
ったく、ヤツは「戦後の地球を支配するのは女だと思っている」とでも言いたげですなぁ。

さて、たまにはエアガン以外の話をするかなと思ったんですが、
食い物屋の話にはあんまり需要がないみたいなので紹介程度に留めときますよ。
いつもみたいにガッツリ書きませんからね。



我輩、この店好きなんですよねぇ。
何故かって?解りやすいぐらい欧風料理の店なんですよ。
時々「今日はヨーロッパな気分だな(旧ワルシャワ条約機構は除く)」って日がありませんか?
無い?んじゃあ我輩がそういう気分にしてやろう。



洋食じゃなくて洋風な料理食いたい時に我が家は
高鍋町の「イタリア食堂 俵 TAWARA」に行くんスよ。
少し離れに駐車場もある(どーせ我輩は酒飲まないしね)し、
店内も広めなんでお客さん多めでも大抵入店可能なのがいいですね。





基本ね、イタリアンな店なんでメニューはパスタとイタリアンな前菜が主なんですわ。
だからね、正しい方向性としては前菜とパスタでお腹いっぱいになるということで。



とりあえず前菜に何を注文スべきか悩んだら「前菜3点盛り」を注文すればハズレ無し。
宮崎の居酒屋で地鶏のタタキを注文するぐらい鉄板。

生ハムとカルパッチョとカプレーゼというイタリアンの王道を征くやつはどれもただただ旨いだけ!
しかも量も結構あるという嬉しい誤算。



この生ハムを更に美味しく食うために追加でパンを注文してしまうという愚行に!
ああ、炭水化物と肉の組み合わせ最高。



ただね、このお店にはとりあえずなイタリアンと違ってですね、
「手羽先のコンフィ」というちょっとフランス方向なやつもあるんスよ。
見た目ただのから揚げじゃねえかって?違うんだなコレが。
油で煮込んだ肉はねぇ、揚げたやつよりもナイスカロリーなんですよ。



となると飲み物はもう、ワインですな。
イタリアンレストランは軽いテイストのワインが主流みたいです。
スパークリングワインとかイッちゃうのもまた一興。



だが我輩は外で飯を食う時は常に運転手なので、
娘と一緒に「アイスティー(睡眠薬無し)」を注文するんですねコレが。

高校生になって夜遅くまで宿題や課題に励む娘に対して
「ホットティーしかなかったけど、いいかな?」といって紅茶を飲ませてあげたら
娘もフォースの英国面に堕ちて我輩同様紅茶好きになりました。

余談ですがジャパニーズな居酒屋にはアイスティー置いていないのが悲しい。
あと、ランチの後にコーヒーしか出ない店、大嫌い。





でね、パスタしか頼まないというのも残念なんでね、
メインディッシュな肉料理とか注文しちゃうとさらに盛り上がるんですよねコレが。
見慣れたものを食うか、あまり見慣れないものに手を出すか、悩みどころ。



ってそれはパンと野菜じゃないのかい?って突っ込みたいそこの貴方、
まあよく見ていたまえ、今からカロリーの雪崩が降り注ぐからw





ほらアレですよ、溶けたチーズをかける料理ですよ!
なんで素直にラクレットって言わねーのかってツッコミは逐次受け付けております。
この「ヂュわー」って感じ、伝わっているかなぁ・・・

我が家でも時々、ラクレットチーズを買ってきてオーブンで焼いて、
パンやジャガイモに乗せて食うことがありますが
やはりこの塊からドロドロってブッかける演出にはかないませんね。





こーいうレストランに来たら自分では面倒くさくってぜってぇ作らない(作らないとは言ってない)
煮込み料理を注文したくなるのが我輩の癖(へき)ですね。
ホホ肉の赤ワイン煮込みというオサレ度の高いやつを注文したらコレがもうたまんない。

フォークで突っつくだけでホロホロと崩れながらも、肉らしい食感は程よく残る。
噛みしめると肉の味とフォンドボーやワインの渾然一体とした風味が広がる!
あ~もうたまんねぇ~~コレは食う価値アリですよ。



ホホ肉食ったんでパスタはシーフード、ボンゴレビアンコです。
もうね、説明の必要はないでしょう(説明するのがマンドクセ('A`))。



えーっと・・・多分キノコのペペロンチーノに生ハムが乗っているから・・・
パスタのメニューの一番上に乗っている生ハムぺぺじゃなかったっけ・・・
まあいいや、どれも旨いから何でもいいじゃん。





デザートにプリン・・・じゃなくてパンナコッタとケーキ・・・じゃなくてティラミス
甘くて美味しかったですよ(小学生並みの感想)。
実は付属品のアイスのほうが旨かったのは内緒だwww



予約入れてご飯食べようかなって思ったら店内でどれにするかと悩むよりは
コース料理を注文したほうがスピーディ&リーズナブルかもしれません。
ただ、イタリアンなのにフレンチスタイルで来るのはどういうことなの?

余談ですがフランス料理みたいに1品ずつ食事を提供するのは
フレンチではなく実はロシア発祥なんですねぇ。
(ロシアは冬クソ寒い季節、いっぺんに料理を出すとすぐ冷えるので、
今のフランス料理みたいに1品ずつ提供する方式をロマノフ王朝の時から実践していた)

居酒屋で庶民的にって思って色々飲み食いしていると結構良い金額になります。
こないだもお一人様3000円以上食っていて腰を抜かしそうになりました。
(まあその1/3ぐらいは嫁の酒と息子のジュース代なんだろうが)
先日は西都のとある焼肉屋で調子に乗っていたら20000円超えて鼻血出そうになりました。
お一人様0.1パットンか・・・フレンチのフルコース食えるやん!

だったらね、思い切ってこういうオサレな店でオサレな料理を食らうってぇのも一興なんですよ。
って毎回嫁に言っているんですがねぇ、イマイチ理解していないみたいなんだなぁ・・・  

Posted by 砥部良軍曹 at 20:56Comments(4)めしお店

2022年08月21日

スパイス調味料の泥沼にハマれ!

最近、10年以上前の出来事を「最近」とか「こないだ」と言ってしまう事の多い砥部良軍曹です。
歳を取ると時間の感覚がおかしくなってしまってダメみたいですね。
でも「14歳、学生です」な息子が3~4歳ぐらいの時の話を「若い頃」って言っちゃうのもどうかと?

ところで皆様方、この夏如何お過ごしですか?
我輩はこないだから(何時からだよ?)外に出ると暑さで死にそうになるんで
家の中でYOUTUBE見る→タバコ吸いに外に出る→熱で体力と精神力を奪われる→ぐったりするの繰り返しです。
コロナもまた新しいの?が勢いづいてきましたし、外に出るよりは家で大人しく過ごすのが一番です。

我輩がよく見ているYOUTUBEの動画は料理動画。
日本人のじゃないっすよ、大半が海外のチャンネル。
だって日本人のユーチューバーは何かとテンション上げ気味でせからしいのが多いし、
動画の最後とかで「チャンネル登録お願いします!」って五月蝿いですからねぇ!


というわけなんで日本人の料理チャンネルで見ているのは昭和96年で有名な「GENと文庫食堂」ぐらいですな。
GENさんの動画はわかり易い料理から未知の料理と多種多様なものを紹介してくれるのが好きなんですが、
それ以上にチャンネル登録とか何も言わずに勝手に終わるのが凄く良い!

一時期は「BBQ PIT BOYS」やジェイミー・オリバーにハマっていたんですが、
最近では「WILDERNESS COOKING」というアゼルバイジャンの兄貴が
野外のキッチンで料理を作る動画にハマっています。

アゼルバイジャンの大自然の中で豪快な調理法でデカい肉の塊や魚、大量にお野菜を調理するんですがね、
豪快だから大雑把かというとそうでもなく、結構繊細でつい見入っちゃうんですねぇ。



そんな我輩がもう1つハマっているのが「スパイス調味料」なるモノ。
雑な人種に解りやすくザックリ言っちゃうとクレイジーソルト的な調味料です。
更に適当に言うとダイショー味塩コショウみたいなのに各種スパイスやガーリックパウダー、
香草類やフライドオニオンやだし調味料、粉末醤油をミックスしたものです(適当)。

本来は家庭の食卓に変化を与えるべく誕生した調味料なんでしょうが、
昨今のキャンプブームで野外メシを更に美味しく楽しむと言うコンセプトの元
この手の調味料の種類が次々と増殖しているのでそれを追い求めるのが忙しいw
写真のスパイス調味料達は同志スカルガンナー氏が食べ比べのために
宮崎市内のキャンプ用品店「3field」から仕入れてきたものです。



我輩がこの手の調味料を使いだしたのは青森でキャンプにハマっていた頃でしたね。
当初はマジックソルトとかのハーブ系の調味料を燻製の下味用に使用するだけでしたが、
キャンプメシのアヒージョの味付けやローストビーフorローストチキンの仕込みにも使ってみたり、
自宅で「オーブンで焼くだけ料理」に活用してみたりしているうちにその便利さの虜になりました。

そして宮崎に戻り、宮崎が誇る調味料「マキシマム」にハマり、
コレを使うと肉に良し、魚料理にもよし、野菜もコレ一つであら美味しい。
「コレさえあれば他の調味料要らないんじゃね?」な気分になり、スパイス調味料無しでは生きられない体質に。



マキシマムは一般的な味塩コショウとかと比べると、旨味成分が多いんですね。
だからコレ一つかければ旨味要素が増幅して何でも美味しくなるんですわ。



でも最近(半年前ぐらい)では都城の福島精肉店が作っている「喜びスパイス」がお気に入り。
マキシマムよりもスパイス感が強く、肉が3倍増しぐらいで旨く感じる。
コイツで鳥の丸焼きを作ったら家族に大好評で生まれてはじめて丸鶏が1日で完食。

正直、バーベキューで肉食う時は喜びスパイスがあれば他の調味料要らない。
最近(6年ぐらい前から)焼肉のタレがあまり美味しく感じない年頃の砥部良軍曹です。



全国的に肉が旨くなるスパイスといえばアウトドアスパイス「ほりにし」。
確かに「アウトドアスパイス」と銘打つだけあってローストチキンやスペアリブみたいな
アウトドア的料理の味付けに抜群の効果を発揮しますし、
魚介類を焼いたものにかけるだけでもまたご機嫌うまいんです。



ローストビーフの下味はもちろん、食う時に一振りしてもさらに旨い。
多分、スパイス調味料の中で一番万能なのが「ほりにし」だと思います。(個人の感想)
コレはほりにしに使われている原材料の種類が一番多く、
複雑かつ旨み成分or要素が多いのが功を奏しているのでしょう。

余談ですがこの「ほりにし」、スーパーの調味料コーナーには置いていません、
アウトドア用品専門店にしか置かないという売り方をしているそうです。
でもスポーツオーソリティに行けば普通に置いていますよ。



でも我輩的にスパイス調味料の中で万能感があるのが「黒瀬のスパイス」
コレとマキシマムや喜びスパイス、ほりにしとの大きな違いは、
かつおだしやチキンパウダーのような旨味成分的な調味料が入っていないこと。

だから素材の味を増幅するというよりは、際立たせるというイメージ。
アメリカンなガーリックシュリンプの下味にはコイツが向いていました。
アヒージョもコレで作るほうが余計な味がしなくていいですねぇ。
料理の味付けをシンプルに仕上げたい人向けのスパイス調味料です。



なので、純粋に肉の味を楽しみたいというのであれば、
マキシマムやほりにしよりも「黒瀬のスパイス」を推しますね。
ステーキを塩コショウだけで食らうのが好きな人は黒瀬のスパイスが好きになるでしょう。

イタリア料理原理主義者からは弾圧されるかもしれませんが、
ペペロンチーノの味付けに使うとご機嫌な一品が出来上がります。お試しあれい稗田阿礼。



でも肉をおかずとして楽しみたいのであれば他の旨味成分入りスパイスに軍配が上がります。
ご飯やパンに乗せて食材を頂くのならはほりにしの方が適していますね。



スポーツオーソリティに置いていた謎の調味料「幕張」。
何か吉六会的には見逃せない名称だったんで同志スカルガンナー氏に頼んで買ってきてもらったんですが、
コレはスパイスの風味より、だし調味料やガーリックパウダーの味が強い感じです。

マキシマムがそうなんですが、この手のものは炭水化物との相性が抜群。
特に炊き込みご飯やチャーハンの味付けに使うと効果を発揮してくれます。



スパイス調味料の大半はコショウやガーリック、オニオンや香草類が主体ですが、
「ヨーデル」はサワークリーム味という日本人にはとっつきにくそうな主原料です。
プリングルスのサワークリーム味を模してフライドポテトにかけてみたところ、
軽い酸味とスパイスの味がポテトとよく合うんですねぇ。

サワークリーム味自体があまり強烈な個性ではないので、
鶏肉や脂身の少ない豚肉、白身魚のムニエルやフライには効果を発揮しますが、
牛肉や豚バラといった脂っこい肉にかけるとその個性が際立たないという欠点が。



ヨーデルはクリーム系の味付けの料理(シチューとかクリームスープ)に入れると、
市販品デフォルトよりも味わいがグレードアップします。
我輩はグラタンの味付けによく使っていました。あとクリームパスタとかね。

塩orコショウ以外のものがベースになっているスパイス調味料は使い方が限定されます。
例えば、カレー風味やチーズ風味のヤツとか。

冒頭の写真の右端にある「早川みそパウダー」なんかは
おにぎりにふりかけるとお手軽味噌おにぎりが作れてしまう一品ですが、
味噌をそのまま舐めるような「MISO!」と叫びたくなるほどの濃い味噌感はありません。
鶏肉とは相性が良いのですが、脂っこい肉には難しいかな?



我輩が最近(3ヶ月前なら最近と言っても差し支え無かろう?)気に入ったブツは
スカルガンナー氏が宮崎のアウトドアショップ「3field」で仕入れてくれた
「リロ氏の飯テロ用スパイス」と言うツイッターでホットサンドメーカーで
何でも焼いて食いながらハイボールかっ喰らっている方が絡んだスパイス調味料。



こないだ(と言っても2ヶ月前だが)ツイッタで見てハマった焼かないピーマン肉詰め。
豚挽肉をこんがり炒めてリロ氏の飯テロ用スパイスで味付けし、
仕上げに水溶き片栗粉をブッかけてトロミを付けたものを
半分に切って種を抜いた生ピーマンに詰めて頂く、コレがかなりの中毒性。
同志ピーマン職人のハウスにピーマン強奪しに行こうかと思うぐらいピーマンが進む!

コイツは燻製醤油が入っているらしく、その風味が色々な食材の味を増幅します。
脂っこい宮崎牛にかけても良し、サッパリ系なせせり肉にかけてもよし、
何ならご飯にふりかけ代わりにかけても旨し。間違いなくほりにしとタイマン張れる「ご機嫌うまいな調味料」。
コレはキャンプメシに積極的に活用したい!と思わせる中毒性。





さて、今回挙げた全てを味わった結果、我輩の主観でコレはオススメのアウトドアスパイス、
キャンプに持って行きたいスパイス調味料だと(確信)するブツは

食材にパンチを効かせるほりにし or リロ氏の飯テロ用スパイスなんですが、
我が家の近所に売っていないと言う入手性の悪さがネックですね。

宮崎で手に入りやすいと言う点を考慮するとマキシマムor喜びスパイスに軍配が上がりますが、
こないだナフコのキャンプ用品コーナーに行ったら、ほりにしと黒瀬のスパイスが置いていたので、
スーパー以外の場所で探せばアウトドアスパイス、案外すんなり見つかるのかもしれません。
他にもちょくちょく見かけるスパイス調味料、次はどれにハマろうかと思案中です。

スパイス調味料はキャンプメシだけでなく、マンネリ化した食卓に花を添えるパワーを秘めています。
どのスパイス調味料も100g弱で850円ぐらいと実は結構お高めではありますが、
(マキシマムだけ例外的に少しお安め、その点を鑑みるとトータル的に優れていると断言)
コイツらを振りかけてメシが旨くなるのなら下手に高い食材に手を出すよりは
コスパが良いと言い切っていいのではないでしょうか(錯乱)?


平成2桁時代には昭和な価値観の大半は崩れ落ちて朽ち果てていきました。
焼肉のタレに変わってスパイス調味料が主流になる日も遠くないでしょう。
令和時代は「えー?まだタレで焼き肉食ってんすか?古いっすよー」と言われるのかもしれません。  

Posted by 砥部良軍曹 at 03:26Comments(2)物体めし

2022年04月24日

高鍋に娘とランチ食いに行ったら色んな意味で鼻血出そうになった

どーも、今月西都病院に行ったら「イライラを抑える薬」
というものを処方された砥部良軍曹ですこんにちわ。

でも我輩はココ2年の間に「イライラするとその分体力と精神力を削がれる」ということで
極力怒りを抑え、周囲の戯言も適当に流し、精神への負担を避けているんですがね、
それでも年々些細なことで疲れることが多くなったんで
こういう薬を飲まないと長続きできないと判断されたんでしょうね。
人との絡みがある仕事ではどーしてもイライラする状況が避けられません。

でも精神的な疲れはエアガンを弄ったり、サバゲーしたり、
旨いものを食うことでまあ多少はね、解消することもなくはないです。
根本的な解決にはならんのですがねw

というわけでこの日病院での診察とカウンセリングを終えたあと、
娘が午前中で学校が終わるというので迎えに行ったついでに、
高鍋町に昼飯を食いに行くことにしたら水曜日って何処の店も閉店まみれなのね。



そしたらたかしんの近所、コーヒーハウスエルザの斜め向かい、
昔に熊本ラーメンの店があったところ?らへんに
新しいメシ屋が出来ていたんでとりあえず見てみることにしました。

住所は宮崎県児湯郡高鍋町679-3タウンコートS、
西洋料理 Natureという店です。
店の前に3~4台ぐらいクルマ突っ込めそうなスペースが有ったんで、
豪快にズボッと突っ込むと店の人が出てきてお出迎え。
でもランチの値段を見ると「三沢の宝寿しよりも高いやんけ!」

もうね我輩、その強気の価格設定に鼻血が吹き出しそうになりましたがね、
丁度手元には先日同志wakanax様にSVDを売り払った金があったんで、
「まあたまにはこういうのも良かろう、娘も一緒だし」と入店。



誰も居ない店内(昼飯時間のピークを過ぎた14時以降だった)に足を踏み入れると、
お客さん5組ぐらい入ったら満員御礼になるぐらい
こぢんまりとはしていますが小綺麗でスッキリした内装。
でもメニュウも随分スッキリしておりますねぇ?Bセットしかないのか?

なるほど、看板に「西洋料理」と掲げていたけど中身はフランス料理屋なんだ。
本格的なフレンチが食える店って少ないからこの存在は貴重ですね。

フランス料理点とは言えども大抵はパンとご飯が選べるもんなんですが、
この店ではパン一択のようですね。我輩がパンでもいいけどと言うより寧ろパン派。

まあでもこの店、来店の日が開店日(プレオープン)だったんで、
多分他のメニュウを用意していなかったんでしょうねということにします。
尚、メインディッシュの魚料理は売り切れだったんで我輩も娘も肉料理を注文。



メニュウを注文し、店内を見渡しながらなにかツッコミどころを探していたら、
殆ど待つこともなく直様オードブルが出てきてくれましたよ。

前菜5種とサラダの盛り合わせ。
サラダは我輩が大嫌いなシーザーサラダ(食わないことはないがw)。
ご丁寧に我輩が大嫌いなパルメザンチーズを薄く削ったものが
惜しげもなく大量に散りばめられていて我輩鼻血が出そうです。

メニュウを注文する際「何か苦手な食材、アレルギーとかはありませんか?」
と問われたのでその時に「ガチなチーズは勘弁してください」と伝えるべきであった・・・

そしてサラダの脇にはこんがり旨いじゃがいものオムレツ(スペイン風?)、
香り豊かなスモークサーモン、味が濃くて食べごたえのあるパテ、
甘いプチトマトとモッツァレラのカプレーゼ、ニンジンのサラダが鎮座。

このチョコチョコ乗っていたオードブルがどれも旨く、鼻血が出そう。
この時点で我輩は「あ、この店かなりイケてるな」と(確信)。



パルメザンチーズを残すと娘から「やーい、子供ーwww」と言われそうなので、
サラダと一緒に噛み砕いてオードブルを食らい付くしたら次はスープとパン。
ゴボウのポタージュが噛みごたえのあるフランスパンとともに出現。



ゴボウのポタージュ・・
なんちゅうもんを食わせてくれるんや・・・
三沢のNORTH40-40で会って以来、6年ぶりの再開ですよ。
こんなに嬉しいことはない・・・・ララァ・・・
感動のあまり鼻血出そうです。いやもうココで出しちゃうかw

知らない人はポタージュに牛蒡?と頭をかしげそうですが、
このゴボウ臭さがポタージュのミルキーな感じと融合しているのがまた旨いんだ。
食ってみな、飛ぶぞ。

そして皮がカリカリ、中はモチモチなフランスパンもまた良し。
娘はこのパンが気に入ったらしく、ポタージュと共に全て平らげてしまい、
「パンのおかわりは如何でしょうか?」と聞かれてテンパる始末。



その後少し間をおいて出てきたメインディッシュ。
宮崎県産黒毛牛のロティ(焼いたやつ、要するにステーキだな)
メニュウにはマスタードソースと書いていたはずなのに、
説明ではフォンドボーのソースと言われた。ていうか話よく聞いてない。

意識的に嫌な話を遮断するようになると、いい話も聞かない時があるのは良くない。
余談ですがオレンジ色?いペーストはニンジンだとか?そこは聞いた。

レアに焼かれた宮崎牛はしっとり柔らかく、然程脂っこくもなく、丁度いい食感。
そこに風味豊かなソースとこんがり焼かれた野菜。これぞまさに「ウマミヤザキ!」



我輩も娘も、お互い言葉もかわさずに「旨い」を連呼しながら貪り食います。
でも我輩的には「肉でこれだけ旨いなら、魚食ってみたかったなぁ」
この後ランチで0.1パットン(1パットン=50000円ぐらい)吹っ飛ぶことも考えずに
肉を噛み、野菜を喰み、ソースを味わい、流れ行く至高の時間に酔いしれます。



デザートはガトーショコラとバニラアイス、イチゴ。
余談ですが海外ではチョコレートケーキ全般のことを「ガトーショコラ」と呼ぶのだとか?
しっとり甘い、カカオ風味が強くて鼻血が出そうなチョコレートケーキ、
そして我輩はあまり好みではないバニラアイスにイチゴの酸味、まさに三位(さんみ)一体。

そして我輩は英国紳士(ジェントルマンと読む)なので、紅茶でいただきます。
コーヒー好きな人はコーヒーでいただきなされ。

あー、デザート食ってるーってこの感じ、何年ぶりだろうかね?
ランチのデザートは固めなやつ(焼き菓子的なの)よりも柔らかめが好み。
でもぶっちゃけ、デザートはNORTH40-40のほうが面白いかな?


高鍋のNature、2人でランチ代5000円ぐらいとお値段的には気軽に入れない店ですが、
雰囲気もよく店員さん(奥さん?)とシェフ(旦那さん?)の人柄も良く、心地良い店でした。
三沢のあの店みたいに今度も地元の旬の旨い食材を色々組み合わせて
興味深い味の一品を食わせてくれる名物店になってくれるんでしょうね。


でも出来れば貧乏人な我輩的には肉は豚肉ぐらいでいいから
1500円ぐらいの気軽な?ランチがあってほしいw

宮崎に戻ってから本格的なフレンチを食す機会がなく、
三沢に居た頃を懐かしみ残念な気分だったんですが、
今回は懐かしく、美味しく、心地よい気分になりました。
旨いものを食うと心の励みになりますね。

なお、ディナーは5000円からと小耳に挟みました。行くとしたら入学式か卒業式だな  

Posted by 砥部良軍曹 at 14:52Comments(0)めしお店

2022年03月19日

ロシア軍レーションを食らう

2月末ぐらいから始まったロシアのウクライナ侵攻。
ロシアにはロシアの言い分があるんでしょうが、
ウクライナはソ連時代からロシアにいいようにされてきた歴史があるから、
まあこの戦いには負けられないと言うか、太平洋戦争の時の日本みたいな心意気なんでしょう。

でもね、芸能人や著名人?や売国奴政治家の一部には
「変な意地張ってねぇでとっとと降伏すれば、被害も最小限に留められる」
とのんきな戯言をのたまう輩もいるみたいですが
過去に力に屈服した国家がどのような荊の道を歩んできたか歴史知ってんのか?

それと「ロシアが子供がいると書かれた建物を空爆した、非人道的だ」と
メディアが騒いでいますが無防備なところを襲うのは終戦前に
日ソ不可侵条約破って満州に殴り込みかけてきたソ連赤軍からのお家芸
なんだから、
そういうことになる前にロシアにどうにかしなかった他の大国の責任じゃそりゃ。

そもそも、国連はこういう事態を悪化させないために発足した団体のはずなのに、
常任理事国のいいような流れでしか機能していない時点で無能の塊じゃねぇか?

まあこのロシアとウクライナの戦いも早く終わってどこかでケリを付けてほしいところですが、
コロナ騒ぎもボチボチインフルエンザと同じ扱いにしてケリをつけてほしいもんですね。


ところで今回のロシアとウクライナの騒ぎで不謹慎でミリオタな我輩的に気になったのは、
ウクライナ軍がどのようなライフル、銃器を使用して戦っているのかということと、
(コレに関しては大半が固定樹脂ストックのAK74の模様だが、AKMとかも使われているみたい)
賞味期限切れのロシア軍レーションが放置されていたという事案。
なんでも、ウクライナに攻めに行ったロシアの部隊に、
2015年賞味期限だったレーション(軍隊の保存食)が支給されていて、
流石にそれは食えんじゃろという事で捨てられた模様。

賞味期限切れの飯なんか渡された日にゃあロシア兵もやる気激減ですわな。
しかも、戦地には20歳前後の食べ盛りの若い衆が駆り出されているみたいなので、
食事も満足に与えてもらえないならさぞかし辛い思いをしている事でしょう。
(因みに、ロシア軍は未だに徴兵制である)



コレがそのロシア軍レーションです。
我輩が買ったブツは多分賞味期限は2019年ぐらいだったはずなんで、
ロシア軍で支給されたやつよりも新しいというwww

このクソデカボックスには1日分の食料が詰められており、
メニューは7種類ぐらいある
(自衛隊のパック飯は20種類ぐらいある)みたいですが、
米軍のMREレーションは24種類のメニューが有るのにそれ少なスギィ!

余談ですがこの時仕入れたメニューは6番と7番。
メインが違う以外は中身は殆ど一緒。
ホント、ロシア人って気が利かない人種なのね。
でも自衛隊の缶飯も3〜4種類ぐらいしかないから、似たよーなもんか?



現時点では何処も品薄状態(そりゃそうだw)みたいですが、
平時であればAmazonで5000~8000円ぐらいで販売しています。
ただし、ロシアからの発送なんで届くのに時間かかるんですがね。

日本でもまれにヤフオクで見かけることがありますし、
ロシア軍装備取扱店(MOMCOMとか)では時々販売しているようですが、
入手難易度はABCのBぐらいでしょう。



戦場でも壊れにくそうな分厚い箱を開けると、
中には雑多に食い物らしき物体が詰め込まれております。
日本なら主食、副食をきれいに並べて梱包するんでしょうが
よし、ブチ込んでやるぜ!ってノリの思考のこの外国感よ。



我輩は几帳面な日本人なんでね、キレイに中身を並べてみましょうか。
食品は缶詰ではなく、薄いアルミの容器のパウチになっております。
その他には紅茶、コーヒー、砂糖、塩、手拭き、粉ジュースが入っています。

コレで3食分?何か少なっ!って思っちゃわなくもないんですが、
1食分食べてみるとコレが案外お腹いっぱいになるんですねコレが(色んな意味で)。



ロシア軍レーションを一人で食うのに全部開けてしまうのは暴挙なので、
サバゲー仲間とともに食らう(犠牲者を増やすとも言うw)ことにしました。
こうしてみると普通に缶詰の食い物ですね、多分。

ネタバレ的に味の感想を先に言っちゃいますが
我輩的には「MREレーションよりは食える」。
味わいがMREみたいな微妙な不自然さ(薬っぽい味?)がある味じゃなくて
日本でも出回っている保存食、缶詰やレトルトと似た感じなんですね。



主菜は右から順に豆と野菜の煮込み、ミートボール、
そして一番ロシア料理らしいそばの実と肉の粥(所謂カーシャと言われるもの)。


豆の煮込みは欧州や中東とかでは毎日のように食すものですが、
日本人には馴染みが薄いんで好きじゃないって人も多い模様。
息子曰く「あのボソボソした食感が拒絶反応を起こす」らしいんですが、
豆といえばアンコと枝豆ぐらいしか馴染みのない日本人的にはそれが普通の感情なのかも?

ミートボールは日本人的にも見慣れたものだし、味も普通にトマト味みたいなので、
かなり好評で速攻で売り切れてしまって我輩は食っていないというw
無難に食えるものではあるんでしょうが、我輩的には物足りないな。

そして主菜の真打ち、そばの実と肉の粥。
ロシアにはそばの実を炊いた「カーシャ」というそば粥的な料理があり、
それに牛肉を混ぜたゴージャス(断言)で食べごたえのある一品がコレです。

そばの実のプチプチ感と肉の風味、食感が見事にマッチした、
戦場で食うと心がホッとしそうな味わいです。
ロシア人的にはたぶんね。
定期的に新富産のそばの実でそば粥やそばの実の吸い物を作る我輩的にもコレは結構好きな味です。

でもこの日のサバゲー(ホークウッドのフリマ)に来ていた方々には総じて不評www
だってさ、そばの実を単品で食う日本人ってキヌアとかチアシードとか好んで食う、
美容や健康に気を使っっていますな意識高い系の人ぐらいなもんでしょ(偏見)?
普段食わねぇものが目の前にどーんと出てきたら日本人的には引きますわ。
そして肉の味付け、これが日本人には少しキっツイのかも?



副菜(日本的に言うと小鉢的なもの)は右から順に野菜のキャビア、
チーズスプレッド、そしてりんごの煮込んだやつ。

野菜のキャビアとはナスやニンジン、ズッキーニやビーツやトマトを細かく刻み、
グッツグツ煮込んだ食い物のことです。

え?野菜の煮物が何でキャビアなの?
それはね、キャビアもまともに食えなかったソ連時代(今でもそうみたいだがw)にね、
「コレをキャビアと思って食いなさいよ」とソ連共産党が勧めたのが発端なんだよ(断言)。
(ココで「諸説あり」とか言う逃げ道を作らず断言してしまうところが我輩の漢(おとこ)らしさよ!)

チーズスプレッドはMREのものと比べると臭みが少なく、
チーズが然程好きではない我輩でもそこそこ食べられる一品。

りんごの煮たやつは・・・普通にジャムだなこりゃ。



副菜(日本的にはもう一品のおかず的なノリ)は右からドクトルソーセージ、
レバーパテ、そしてコレまたロシアらしい料理の「サーロ」!

ドクトルソーセージとはドクトルスカヤ(医者の)とも呼ばれる
ソ連時代のロシアで(今でも?)大変愛された
決めの細かいタイプのソーセージ(柔らかいハムみたいなの)で、
豚の脂身に浸かった状態で入っているんですが
昭和の昔食べた安いハムを思い出す舌触りと味わいがノスタルジィ。

レバーパテはレバー風味が感じられるけど、比較的穏やかな味。
おかずとしてより酒のつまみに食うんじゃねぇかなな一品。

そしてサーロ!豚の脂身の塩漬け!
正直コレはこの味に慣れ親しんだロシア人なら嬉しい一品なんでしょうが、
我輩的にもどうやって食えばいいのか(クラッカーに乗せて食うw)理解できかねる一品。
二郎系ラーメン食う時に乗せればいいんじゃないっすか~(適当)



クラッカーは2種類4パック。朝昼夕に1パック夜食に1パック?
緑がノーマルで青が全粒粉。
なお、全粒粉の方は変な匂いがしてクソマズイです。






ロシア人はコーヒーよりも紅茶を好んで飲みます。
イギリス人の次ぐらいに紅茶が好きな人種なので、
紅茶は2パック入っています。
大事なことなのでもう一度言います。ロシア人は紅茶が好き。
そして紅茶に入れるであろう砂糖もデカイのが3パック。

ジャムもあるんですがコレは紅茶に入れてもいいんかな?
(余談だが日本ではロシアンティー=ジャム入れた紅茶みたいな認識ですが、
リアルロシア人は紅茶飲む時ジャム食いますが、紅茶にジャム入れないそうです)


でもコーヒーはどうでもいいらしく1パックしか入っていません。
(余談であるがロシア人はコーヒー豆に直接お湯を注いで、
暫く置いたものの上澄み汁を飲むというワイルドっぷり)

作った時の写真がなくて申し訳ないんですが粉ジュースは甘いだけで砂糖味。
不自然でも香りがついている米軍レーションのアレのほうがマシでした。

あと、1個しか入っていないチョコレートバーは
適度に苦味があって美味しかったです。
ガムはガム好きの息子も吐き出すぐらいまずかったですがw



3食5000円、そう考えるとかなりお高めの気がしますし、
まともな精神ならその金で外に食いに行ったほうが旨いもんが食えるんですが、
日本でも珍しい缶詰(ウナギとかアワビとか)は生の食材以上のお値段がしますし、
ちょっと風変わりな保存食って結構高いもんだからまあ仕方ないね。
(防災コーナーに置いている得体の知れん保存食、どれも高くて不味い
吉野家の牛丼の缶詰なんか店で食う牛丼の倍のお値段するし)

異文化を味わうという点ではロシア軍レーション、実に面白いんですが、
異文化とは時として受け入れられないものであるということを知ることも出来るのです。
まあ我輩的には米軍レーションよりも旨かったけどね。

なお、レーションは大抵消費期限切れのものをコレクション目的で販売しているものなので、
災害時の保存食として購入するのはお勧めしないと言うか止めとけ。

そして我輩みたいに消費期限過ぎたレーションを食うのもお勧めしない。
でもこのロシア軍レーションは購入時は消費期限半年ぐらい残っていたんだよなw
全く、業者は何処からどうやって持ってきたんだろうかねぇ?  

Posted by 砥部良軍曹 at 09:11Comments(0)物体めし

2021年09月18日

伊勢海老の最高の食い方はしゃぶしゃぶだ!

もう秋ですね。
但し、カレンダー的にはという意味でw
宮崎はまだまだ暑い日々が続いており、秋って気分じゃありませんな。

しかしながら食材に関しましては夏から秋のモノへとシフトしております。
9月から宮崎の北部or南部海沿いでは伊勢海老漁が解禁ということで、
近所のスーパーでも時々水槽に伊勢海老が入って売られております。
そして1匹だいたい3000円~5000円ぐらいするんですね。
100g800~1000円ぐらいだから宮崎牛と同じぐらいか。

でも我が家は伊勢海老買って家で調理してくおうとは思わんのですよね。
世の中に存在する大半の食材は家で買って食う方が安上がりなのですが、
我輩的に伊勢海老と鰻は店で食った方が良いという見解。

だってさ、我輩の魚介類の調理技術がイマイチなのか、
家で伊勢海老を調理して食っても然程旨いとも思えないですし、
鰻なんかは市販のタレよりも鰻屋のタレのほうが旨い。



ところで同志諸君は伊勢海老料理は何が一番好きですか?
刺し身?味噌汁?茹でたの?豪快に網焼き?
我輩は去年、北浦の山洋水産で食した
伊勢海老のしゃぶしゃぶが伊勢海老料理の至高だと思いましたね。

山洋水産は以前我輩がヒオウギ貝を食った店で、
我が家では「若旦那(大将がおばちゃんからそう呼ばれていたから)の店」と言っております。
世間一般的には「若旦那」と言えば湘南乃風なんでしょうが、我が家的には三洋水産。

去年コロナがある程度落ち着いた秋頃、
久しぶりに何か旨いもん食いたいなと言いながら伊勢海老を食いに行った店がココ。

いや本当はね、道の駅北浦の「レストラン海鮮館」で伊勢海老食おうとしたんですがね、
いざ行ってみるとウチラみたいに夏休みに我慢していたであろう方々が
店に大量に押しかけて1時間待ちといいう状態でした。


待つのが共産主義者とエセフェミニストと同じぐらい嫌いな我輩は
「んじゃあ若旦那の店開いてるか聞いてみよう?」と言い電話したところ、
「それでは30分後に来てください(炭火をおこす時間だな)」と嬉しい返事を頂いたので、
道の駅で少々時間を潰したあと、山洋水産へ向かったのであります。

電話で「伊勢海老料理は何がありますか?」と聞いたところ、
「伊勢海老のしゃぶしゃぶは如何でしょうか?」と言われたので、
「しゃぶしゃぶだと?そんなエロい話があっていいのか?」
とりあえずしゃぶしゃぶ、予約しました。



リビドー号を道の駅から飛ばして5分で山洋水産に到着。
時間帯的に昼飯時若干オーバータイムですが、客は我が家しか居なくて星空のディスタンス。
相変わらず愛想の悪い?若旦那に誘導されて入り口の席に座り、
しゃぶしゃぶが出てくるまでの間、貝類を焼いて食します。相変わらずヒオウギ貝が旨い!



嫁が「ウニ食いたい!ウニ!」と五月蝿いのでウニを注文したら、
イガグリみたいなのにてんこ盛りに突っこまれたウニが来ました。
採れたてなのか九州で散見されるババァの化粧みたいな匂いもなく
青森の寿司屋で食ったウニのように旨かったです。



そしてついに出てきやがった伊勢海老のしゃぶしゃぶ。
お一人様用土鍋の中には伊勢海老の頭とか殻でとったと思われる出汁。
そして残り半分?の頭が網に置かれてヤキヤキされます。



その後やってきたのはプリプリした伊勢海老の刺身。
勿論、そのまま刺し身として食うのもアリです。コレで2人前。
なお、しゃぶしゃぶのお値段は2人前3000円ぐらいだった気がしますが覚えてない。
だってウチら、あまりにも旨かったんで刺し身追加注文しちゃったしw



さっきまで勢いよく動いていた伊勢海老の刺身、不味いわけがない。
でも女性は生が美味しいですが、伊勢海老は案外そうでもない。
余談ですがうちの嫁は生ビールが大好きで最近は何処に行っても「ビールビール!」
この日もしっかり飲んでやがりました。



炭火で沸騰しない程度に温められた出汁の中に伊勢海老の刺身を漬け、
4~5回程揺すって引き上げると、透明だった刺し身がほのかに白く変色して花が咲く。
刺し身独特のトロミがなくなり、歯ごたえと旨味が増します。
ううむ、伊勢海老の出汁で伊勢海老の身を温めれば、間違いなく旨いわ!

なお、熱を通しすぎるとタダノ茹でエビになってしまうので、
まだ生っぽいかな~ぐらいのところで引き上げて食するのが旨し。



そして焼いた頭の部分もエビ味噌が香ばしくて旨し!
でもこの頭部分、キレイに焼くのは難しいの(油断すると焦げる)で、
若旦那にバレないように手足の部分だけちぎって
しゃぶしゃぶの汁に沈めて茹でたほうが旨いかも?
そうすれば足の部分の身も余すところなくしゃぶり尽くせます。



しゃぶしゃぶを楽しんだ後の出汁は(別料金の)飯を追加して雑炊にします。
当然ながらこの伊勢海老味の雑炊がまた至高!!
コレより旨い雑炊はフグチリの後の雑炊ぐらいのもんでしょう。



身を刺し身で味わい、好みでしゃぶしゃぶにして、
頭は焼いて、汁は雑炊で食う(そのままスープ的に啜るもよし)。

実に欲張りで尚且つ、全ての食べ方を堪能できる伊勢海老のしゃぶしゃぶ、
コレは有効的な伊勢海老4段活用じゃねぇか!

この時は「今度から伊勢海老を買ったらしゃぶしゃぶにして食おう!」と心に誓った程でしたが、
悲しいことに伊勢海老を安く仕入れる機会がないので未だ実行に移せず。
ただ、客人を招いて伊勢海老を提供する時、この食わせ方はナイスだと思いましたね。
まあそんな機会が今後存在するのかは不明ですが?



でもやっぱり味噌汁がどーしても食いたかったんで、
蟹の味噌汁を注文して食っちゃうんだなコレがw
ココに来るとあまり喋らない若旦那と口をきくために余計に頼んでしまうから、
馬鹿みたいに金を使ってしまうのがヤバいですね。  

Posted by 砥部良軍曹 at 20:38Comments(2)めしお店お出かけ

2021年04月11日

クソガキ共の入学祝いと嫁は言うけど、お前が飲みたいだけだろw

息子の入学式の数日前、ていうか4月に突入して直ぐぐらい、
いつも行き当りばったりな嫁が珍しく晩飯の予約をしていました。

余談ですが娘の高校の制服、どっかの地方の信用金庫?て感じなんですよ。
福岡で「女子高生の制服姿は可愛い」という見解で育った我輩には理解不能です。

まあそんなこたぁどうでもいいんです。本題に移ろう。
そして娘の高校入学式終了後の夜、向かった先は、
佐土原町下田島20296-210にある「ろくもん」という居酒屋
場所はカラオケまねきねこの道路隔てて前。
余談ですが佐土原駅周辺の居酒屋って案外ハズレがないっすよね?



ガキどもの入学祝いに居酒屋って言うのは我輩的に場違い感半端ないんですが、
メニューを見てみると案外面白そうと言うか、興味をそそられる内容。
久しぶりだなぁ、こういう割烹料理屋みたいなメニューの店。

今回嫁は3500円ぐらいのコースを注文したらしいです。
最近そーいうのと無縁の人生送っていたんで、オラなんかワクワクしてきたぞ。



席に座るとこんな旨そうな色とりどりの刺し身が置いていたら、
期待するなってのが無理な話ではありますよね。
横長の皿に刺身が盛られている店には間違いがない、コレ我輩的法則。

まあリアルな話、刺し身はどれも甘くて旨くて心地よい味わい。
席に着いてから運ばれてきた「フォアグラの茶碗蒸し」
卵と出汁の甘みの中に微かにレバーっぽい風味が感じられて、
でもそれがクドくない良いアクセントになっている品の良い一品でした。



そういうメニューが並んでいたらもう、コレは日本酒でしょう。
とりあえずビールなんてぇのは酒の暴力ですわ。

ま、我輩は去年の冬に寝酒にラガヴーリンをそば猪口半分ぐらい飲んだら
身体中がゾワゾワして吐き気と目眩に襲われて以来アルコール恐怖症なんですがね。



我が家で「サイコロステーキ先輩」と言うと笑いが出るんですが、
宮崎牛のステーキは「またコレか・・・」的既視感があるものの、
口の中に放り込むと「やっぱりコレだよな」と思っちゃうという。

最近は脂に金を払うのが嫌になってステーキと言えば
赤身の肉を選んで食っている砥部良軍曹でございます。



でも鶏肉は脂身がある方が好き。
地鶏のもも焼きは最近流行りの柔らかいやつじゃなくて、
程よく硬さがあるやつが出てきてくれたので一安心です。

そして絶品なのがこの黄色い辛子みたいな物体。
コレ、柚子胡椒なんですね。
唐辛子の色が付いていないけど唐辛子風味がするという不思議な物体。
柚子の皮の風味が濃くて鳥の脂っ濃さを軽減し、旨味を引き立てるのです。



旬魚の道明寺蒸し(どうみょうじむし)、コレって何じゃろかいと思いきや、
魚の身(サワラだった)を桜餅(この部分が道明寺粉というらしい)で包み、
桜の葉の塩漬けで巻き、その上に魚の切り身を乗せて蒸したもの。
片栗粉とはとろみの質が段違いに濃厚なクズの餡がたまらんのです。

ま、ざっくり言っちゃうと「懐石料理っぽいやつ」ですが、
こういう「明らかに自分で作るの面倒くさそうな料理」って我輩、大好きなんですよねぇ。



ご飯は握り寿司。タイとヒラメ。舞い踊りか?浦島太郎か?
解りやすいマグロとかエビじゃなくて、
2つとも白身魚という選択肢が玄人でいいですねぇ。
勿論、味も裏切らない旨さでしたよ。めおと寿しにも負けないレベル。



デザートはちっこい甘味ほどほどのチョコロールケーキと果物。
ケーキの味は覚えてないけど、キウイが旨かった(小並感)。



我輩的には上記お品書きの分だけで十分満足だったんですが、
酒に酔った嫁はそれだけでは不満足だったらしく、
佐土原茄子の田楽を追加注文してしまいました。

ま、田楽味噌の甘味と佐土原茄子の甘味が濃厚で旨かったんで良しとしましょう。



しかしトドメに運ばれてきた串盛り合わせが来た時には
既に我輩はお腹いっぱいになっており、
全てを分析して味わう余裕がなかったのでした。

でもこの居酒屋、佐土原の居酒屋の中でも結構レベル高い。
クソガキ共の晴れの門出を祝うには充分すぎるクオリティ。
生前、父上が「俺は酒飲まねぇから料理で満足しないと気が済まないんだよなぁ」
と言っていたのを思い出しながら我輩も同じ状況に置かれているという。

宮崎市内のデカイ居酒屋よりもこういうこじんまりとした居酒屋のほうが
我輩的に嬉しいメニュウがあるということを再確認した夜でした。  

Posted by 砥部良軍曹 at 22:03Comments(2)めしお店

2021年04月10日

入学式終了後、息子は寿司を欲した

先日は息子の中学校の入学式でした。
式を終えて教室に戻り、生徒の自己紹介の時に息子が言い放った言葉は
「好きなポテトチップスはのり塩味です」
なお、本人的には至って真面目な気持ちで発言した模様。
ポテトチップスの好みも教えてくれないよーな奴とは仲良くなれないというのが息子の哲学。

ええ、当然ながら保護者(我輩含む)と先生には激ウケでしたよw
でも同級生一同は( ゚д゚)ポカーン。

そして中学校の入学式終了後、息子に何を食いたいか問うたところ、
「めでたい事の後は寿司を食うのが日本人の習わしだろう?」とのたもうたので、
んじゃあ卒業式の後と同じでくら寿司に連れて行ってやるかと思ったのですが、
同期のゴリラ氏が佐土原に住んでいた頃に足を運んでいたという
回らない寿司屋の事を思い出したのでソコに行くことにしました。



それが佐土原町下田島8966-2にある「めおと寿し」
場所はローソン佐土原下田島店とか宮元整形外科の近所です。
新富方面からだと10号線をバイパスに突っ込まず旧道の方に入り、
自動車修理工場のある交差点を右折してちょっと進んだ先にあります。
あの味に五月蝿いゴリラが絶賛していたんで何時か行きたいと思っていた店。

三沢以外の回らない寿司屋は大抵お値段が高いというのが定説ですが、
宮崎の寿司屋でもランチタイムならばそこそこリーズナブルに食えるんじゃないかという
目論見&願望と入学式の後だから少しは奮発してやろうという気分の盛り上がり。

ところでさぁ、佐土原の下田島って何処から何処までが下田島なんだよぉ?
去年ぐらいについに福岡在住年月<宮崎在住年月になりましたが、
相変わらず宮崎の地理と言うか、地名がピンと来ない有様です。



幼稚園の頃から行動の迷いのなさに定評のある息子、
「色々考えるのがめんどくせーからコレでいいや」と選んだのは海鮮丼(上)。
お値段は2500円ぐらいしますが、入学式だからまあよかろう。

我輩的には「息子よ、おぬしは寿司が食いたかったんじゃないのか?」
小1時間問い詰めたいところでしたが旨そうだからセーフ。
エビは3種類載っているし、マグロも脂っぽいのが居ますし、
白身魚もタイやヒラメの舞い踊り、彩りもよく食欲をそそります。
そしてゴハンウェイトレシオは低めの設定、つまり飯より具が多い。

正直、寿司屋でどれ食うか悩んだら海鮮丼という選択肢はアリだと思います。



我輩は調子こいて上にぎりのセットを注文しました。
コレは2800円ぐらいだったかな?でもお値段お高めな分、ネタは最高!

旨味充分なマグロの赤身、脂がたまらんトロ、生臭さがなくて口触りの良い赤貝、
臭みゼロで甘み抜群のウニ、しっとり&プリプリの生エビとどれを食っても満足。
シャリは少なめというか普通ですが、ネタは少し大きめで嬉しい。
いいねぇ、宮崎にもこんな品のいい寿司屋があったんだ。



娘と嫁が注文したのは「お昼のお得膳」とかいうランチメニュー。
限定20食とか書いていたよーな気がしましたがよく覚えていない。
お値段もよく覚えてないけど、2000円弱ぐらいだったかな?

メインはシャレオツな籠にブチ込まれた小鉢達の共演。
マグロの刺身にマグロの山かけ、茶碗蒸しと焼きナス、
魚&タコと生麩の炊合せにモズク酢と、日本酒必須の内容。
(なお、嫁はここで日本酒を注文、昼間っから酒とはいい身分だな)

どれもさっぱり上品な味付けで美味しいのですが、
刺し身がマグロだけってっぇのはヒネリがなくて面白くないなぁ。
でも上手く纏められていて女子ウケは良さそうです。

寿司はマグロ赤身やエビとか、鉄板物5品。
余談ですが注文時にワサビの有無を選択可能です。
更に余談ですが娘は未だに寿司はワサビ抜きじゃないと食えません(雑魚)。


ま、量的には野郎が満足できるよーなもんじゃないけど、
寿司屋って普通は量より質だから(三沢の宝寿しが異常なだけ)
息子の言うように「晴レノ日の食い物」としては満足な寿司屋でした。
今まで九州の寿司屋にあまり期待していなかったけど、今後は考えを改めるべきかな。
でもやはり、九州の寿司屋の相場は三沢と比べて少々お高め感は感じますがね。

他にも宮崎の寿司屋お約束のエビレタス巻きとか鯖寿司とかあったので、
今度はお持ち帰りで注文しちゃおうかなって目論んでおります。
節分には恵方巻きもやっているみたいなんで、来年は注文してみたい(願望)。

ところでさぁ、上田島と下田島の境目って何処らへんなんだよぉ?教えてくれよぉ?  

Posted by 砥部良軍曹 at 20:34Comments(2)めしお店

2020年08月01日

ホークウッドで第2回レーション祭り開催

コロナ、市内でまた息を吹き返したかと思いきや、
今度は児湯郡で感染者連発、我輩驚きを隠せません。

クソガキ共の学校も1学期終了⇒一応夏休み⇒でも5月が休校だったから8月までは学校
⇒でもコロナが流行りだしたのでやっぱり休校⇒事実上夏休みのよーなもん
⇒しかし感染を避けるために遊ぶのはダメ⇒ショボーンということでクソガキ共困惑。
宮崎県はまた自粛の暗雲が立ち籠める事態になりそうです。

となると8月からは気軽に、そして呑気にサバゲーなんて風潮じゃなくなりそうなので、
今回の機会が祭りのチャンスかも知れないと考えてレーション1箱購入し、
ホークウッドの夜戦に持ち込んで売りさばくことにしました。

でも夜戦参加者が少ないかもしれないというのと、
ホークウッドで月1回土曜日に開催されている「ゆるマッチ」に
我輩が会いたい人が結構参加しているとの噂を聞いたので、
あわよくばゆるマッチ参加者にレーション売りつけてやろうと目論み、
少し早めにフィールドに駆けつけて商売タイム開始。



そこでずっと前から我輩のブログにコメントをくれている
今回一番、そして今までずっと会いたかった鈴吾様とのご対面。
それだけでもう、この日はこれ以上何も無くてもいいって思うぐらいに感無量でしたね。

みやchanブログをやってきて何が一番嬉しく、楽しいかって、
ブログを通じた人とのリアルな出会いが有ることなんですよね。

最近は我輩の脳に障害があるのか、この喜びを表現する語彙力に乏しいので、
何がどうとか面白く、上手く伝えることができんのですが、
とにかく、このブログのお陰で我輩は宮崎で楽しく、
そして良き友に囲まれてサバゲーを楽しんでいると言っても過言ではない!




そしてこのみやchanブログが有るからこそ、
ネタのためにレーション仕入れて販売しちゃおうかなっていう気にもなるんです。

多分ノンケ共は「MREレーション?なにそれ美味しいの?」
って感じで完全にスルーしているんでしょうが、
こういうきな臭い場所に集まる連中の興味はそれなりに引いているようです。



とりあえず、周囲への「レーションってこんな感じだぜ」的な宣伝効果も兼ねて、
今年初のサバゲーの時に初音ミクで参加していたあきぽんちゃんに食わせてみました。
彼が選んだのはMENU19のビーフパティハラペーニョペッパージャック。

メイン以外の中身はトルティーヤ、チーズスプレッド(ベーコン入り!?)、
チェリーとブルーベリーのコブラー、オートミールクッキー、ピーナッツバターのお菓子。
調味料にマスタードとケチャップが入っているのが我輩的にポイント高し。
開封してみたところ思惑通り、何人か興味を示して群がってきました。



メインのおかずを我輩持参のバーナーとコッヘルで温めている間に、
デザート?を食ってもらうことにします。

コブラーというのはフルーツの上にビスケットやパイ生地やスコーン生地を
載せてオーブンで焼いた素朴なアメリカの田舎チックな焼き菓子。
でも中身を見たところ、果実は見えるけど小麦粉的な物は見えんな?
ぶっちゃけ、コレはジャムじゃねぇのか?
それとも、オートミールクッキーを混ぜて食えば良いのかな?



でもMREレーション食わされているあきぽんちゃんは
「コレ意外と旨いっす!お菓子みたい!」と言ってたのでヨシ!
若い人間は先入観がない分、こういうゲロっぽいものでも、
味が良ければ迷いなく受け付けてくれるんですね。



メインのビーフパティ(ハラペーニョ入り)は見た目的にハンバーグ。
予想通りのブツの登場に「あ、コレ以外と食えるやつやん?」



肉の塊(ひき肉だけどな!)にかぶり付いたあきぽんちゃん、
「いやコレ普通に旨いっすよ!」と我輩的に全然嬉しくない反応です。

しかし肉だけを先に完食した彼にはデカイ罠が待っておりました・・・
そう、変な匂いとモサモサ感で定評のあるトルティーヤ。
彼はコレを単品で食べる羽目になり、レーションの真の恐ろしさを知るのでしたw



同時進行でコマさんもMREレーション実食です。
捻くれ者の彼に食わせたかったのはMENU9のビーフシチュー。

コレがメイン以外結構(我輩的に)美味しいもの揃いで大当たり。
プレッツェル、ブラウニー、フルーツパンチジュースは普通に旨いやつやん!
コマさん曰く「ということは吉六会的にコレは大外れですね(錯乱)」
なお、パンはモルトグレーンスナックブレッド、要するに大麦と穀物の入ったパン。
うーん、こういうところが謎に意識が高いアメリカっぽい。



パンは普通にパンでしたが、ブラウニーはチョコレート濃そうで美味しそう!
(いや多分レーションのケーキの中ではコレが一番旨いんだけどね)



フルーツパンチジュースの正しい作り方、付属の袋でこうやって作る。
袋に目盛りがあるので、ソコまで水を入れれば美味しく作れます(適当)。
そして袋から飲むのが正統派なのですが
カップが有るなら素直にそれで飲んだほうがよろしいでしょう。

味はファンタのフルーツパンチ(炭酸抜き)と大差ありません。



さて、どんなゲテモノが出てくるかと一番期待していたビーフシチューですが、
完全に裏切られた物体、普通にビーフシチューで物凄く残念です。
スパイスが効いているのか、香りも良くて旨そう。



しかし味は・・・「匂いほど味がしない」
期待通り、いや、期待はずれのようですね。

我輩も食べてみましたが、うん、味的には確実に缶詰のビーフシチューだけど、
味に奥行きがなくて平べったい感じ。正直味薄い。


でもコイツにはホットソースという魔法の調味料が付属。
コイツをブチ込むとあら不思議!ピリッとして美味しい!?

ぶっちゃけ、サブメニューも含めるとビーフシチューはトータル的にはアタリですね。



ホークウッドのフィールドマスターも興味津々で1個お買い上げ。
「一番初心者向けなのください」というので我輩が一番初めに食ったMENU24を勧めました。
まあ我輩もどれが初心者向けなのかさっぱりなんですがねwww

袋から謎物体が湧き出てくる未知との遭遇に不安と驚きを隠せない模様。



でも豆とビーフの煮込みは解りやすいアメリカらしい雰囲気、
そして味も少々物足りないと感じはしたものの気に入ってもらえた様子。

フィールドマスターが美味しそうに食べてくれたので、
この後MREレーションに興味を示していた方々がお買い上げしてくれて、
気がついたらほぼ売り切れてしまって我輩も満足です。



参加者の一部がMREレーションに舌鼓をうっていたのを見ていたら
我輩も食いたい衝動に駆られてしまったので一番地雷臭がすると感じた
MENU21のツナチャンクライトウォーターパックドレモンペッパーを開けてみました。

そしたら他のレーションとは違い、ヒートパックが付属していないのと、
メインのおかずであるツナのパックが迷彩模様だったのに衝撃。



中身はレモンフレーバーをほのかに感じる、薄味だけど美味しいツナ、
臭いトルティーヤにカリカリのコーンスナック、そしてケシの実入りのパウンドケーキ。
期待ハズレなことにコレがどれも比較的旨くて軽いショックです。

wakanax 様「あれ?コレマヨネーズが付いているんだ、珍しいね?」
ほほう、アメリカ人もツナマヨネーズの美味しさを知っているのか?



wakanax様が意を決してマヨネーズの封印を解いたところ、
我々ジャパニーズが知っているマヨネーズとは明らかに違う、
白くてドロッとしたアレみたいな液体が出てきて
「あ、コレ俺が昨日出したのに似ている(狂気)」

恐る恐る舐めてみるとマヨネーズじゃなくて、ヨーグルトっぽいドレッシング味。
そーいえば袋には「FAT FREE」と書かれていたなぁ?
ところでファットフリーってどういう意味?自由に太れって事?



同志熊頃氏も我輩がレーション売るというので、
それだけを買うために駆けつけてくれました。
コマさんのSR25を持たせてみたら、SRがM4カービンに見えてしまうw

同志は昨年のGWに突然ぶっ倒れ、暫くinドックしていたので、
久しぶりの戦場の空気に少々興奮気味でした。



そしてゆるマッチのお客さんが引き上げたところで
スカルガンナー氏がKWCのCo2 ミニUZIを持ってきて参戦。

我輩とwakanax様、ミニUZIを見たり触ったりして二人で大興奮。
ウチラ世代にとってコンパクトサブマシンガンといえばUZIでしたからね、
それが目の前にあるとまあ多少はね、感慨深いもんが有るんですよ。
サブマシンガンといえばMP7しか知らねぇ平成生まれには解るまい。



レーション祭りを終え、我輩も戦闘服に身を包みます。
今回は旧ソ連軍KLMKとロシア軍の6sh92の組み合わせで
20世紀末のロシア軍装備(チェチェン紛争時代の装備)での参戦です。



でも武器はレールハンドガード付きのAKS74Mだから、
時代的には21世紀に入っちゃっているんだけど気にするな。
どーせロシア軍装備の詳しいこと知っている輩は宮崎にそうそう居ない(断言)。

そして一番下にロシアじゃないAK47が置いているのも気にするな。



そんなことよりもこのグリップを見てくれ、コイツをどう思う?
すごく・・・セクスィーだろ?
Dress&Gunでマグパンツの黒いの買おうとしたら、
こんなエロティックなフォアグリップが売っていたんで衝動買しちゃったぜ!

ちなみにこのフォアグリップ、全体を包むように握るよりも、
クビレの部分を握ったほうが握りやすいというw



20時前ぐらいに今回の夜戦参加者が集まったので、夜戦開始。
コロナが児湯、西都で流行りだした頃だったので、
参加自粛した者もおり参加者は7名と少し寂しい感じでしたが、
集まった者共全てが「今後暫くはサバゲー出来んかもな」と言う気持ちを胸に、
悔いなきようにサバゲーを楽しんでおりました。

いつものように半分に分かれて殲滅戦、センターフラッグ戦、
途中で雨が降ってきたので室内戦を繰り広げてめいいっぱい暴れまわりました。
暴れすぎて我輩、頭痛がしてきたよ。
暑い季節はあまり肉体に負荷をかけない方がよろしいようですな。



今回のゲームのメインディッシュは「戦場で武器を拾ってサバゲー」
ルールの一番のキモは「参加者の武器をフィールド内にばらまいて、それを先に見つけた者が使える」
というRPGチックな要素を盛り込んだガチのサバイバル。

ヂゴンの巣でゲームしていた頃に構想して以来、
いつかやってみたいと願っていたゲームだったのですが、
自分の武器を他の人が使うというゲームの性格上、
コレをするには参加者が全て、多くの武器の操作に熟知していること、
そして人様の武器を壊さないこと、そして武器を壊されても文句を言わないことが必須。

なかなか実施する機会に恵まれずに数年が経過したのですが、
今回は参加者が吉六会同志、或いは吉六会に親しいプレイヤーだけだったので、
夜戦の最終ゲームを飾るオモシロイベントとして意を決して実施。



参加者は各々の武器に弾を詰め、それを誰もが使える状態にしておく。
武器にはリング状のサイリュームを取り付け、解りやすくする。

それをフィールドマスターがゲーム開始前にバリケードの影や、
ドラム缶の上とかフラッグの近所とかに設置する。



そして参加者一同は全員丸腰状態でゲームスタート!
丸腰状態で敵と遭遇してもナイフアタックやシチュエーションヒットは不可。
どちらかが武器を持たないと戦闘は出来ない。
そして弾数はその武器に装填された弾数のみ。

運良く電動ガンが見つかればある意味無双、マルイのハンドガンでも御の字。
下手したら6発しか入っていないリボルバーや
我輩が差し出したマカロフで戦わなければならない、無慈悲な世界。



一番最悪なのは装弾数8発の骨董品ライフルを見つけた時。
しかもコイツ、全弾撃ち終えると変なのが飛び出してくる。

このゲーム、一応センターに設置されたフラッグの色を
自分のチームの色に変えるという内容だったんですが、

参加者の一部は武器を探すのに悪戦苦闘したり、
使い慣れない武器を手にして慌てふためいたりと
ゲーム内容以外の部分で大分スリリングな思いをして楽しんだようです。

もちろん、我輩も大いに楽しみましたよ。
それと同時にこのゲームで拾ったグロック17のGen4が
結構使える優秀な拳銃であることを再認識しましたね。

今まで「グロック?何だそれ?牛乳かけて食うのか?」みたいな認識でしたが、
今度からグロックの悪口はもう口にしないことをこの場を借りて宣言します。  

Posted by 砥部良軍曹 at 00:11Comments(2)めし

2020年07月19日

MREレーション(米軍のパック飯)食べてみた

大盛況だった?MREレーション販売。
しかしその後、食レポを上げてくれた人が見当たらないのは、
食ったけど腹でも壊して寝込んでしまったんじゃねぇかなと少し心配です。


一説によると昔のMREレーション、難民キャンプの方々に食わせたところ、
腹痛を訴えるものが続出したと言うほどのシロモノでございます。
(真実は空腹の難民が急激に胃袋に食い物を摂取したのがマズかったとか、
使用されている保存料がよろしくなかったが故の出来事だったらしい)

でもレーション売人の我輩としましては
顧客の要望に答えるべく(意味不明)
MREレーションの味が如何様なものであるか
ある程度お伝えせねばなりません。




まず紹介するのはMENU7のBrisket entree(Gravy with Seasoned Beef Brisket Slices)。
ブリスケットというのは牛バラ肉のことを指します。
よーするに焼き肉でよく食われているあの肉の事です。
アメリカでは塊をバーベキューコンロで蓋をしてじっくり焼いて食ったり、
チリコンカンの具材にしたりとよく親しまれている食材です。



サイドメニューはポテトグラタン?(パックにはAU Gratin Potatoesと記載)
チーズはアメリカ独特のオレンジなやつで一言でいうと「チーズ臭い」。

温めないとチーズのニチャニチャ感が不愉快なので、
シュラカップに移してチーズ溶けるぐらいにバーナーで温めたら
ああ確かにコレはチーズグラタン・・・いや薄切りポテトのチーズ和え?
チーズの味とジャガイモの味しかしねぇ。

左側の白い平べったい塊が最近のMREレーションでは
レギュラー的存在のブレッド、よーするにパン。
一口かじるとボソボソした食感と小麦粉の味が口に広がります。

このブレッドにコレまたMREレーションでは準レギュラーな
ピーナッツバターを添えると更に水分を奪われる感触に襲われます。
我輩的にはピーナッツバターにもう少し甘みが欲しいと感じたんですが、
ピーナッツバターともう一つ、ストロベリージャムも付いていたんで、
甘みが欲しい人はダブルコンボにして食べるんでしょうね。



これがメインデッシュのブリスケット。でもパックには「前菜」って書いているんだな。
そしてスライスと書かれていたけど出てきたのは半端な形状の肉の塊。
まあ煮込んでいる間に肉が柔らかくなったんでしょ(適当)?
そして肉以外のものが見当たらないという、ある意味嬉しい誤算。

尚、MREレーションは温めなくても食えない事はないんですが、
温めた方が美味しく・・・いや、多少マシな味になります。多分。

付属のヒートパックに50ccぐらいの水を入れて、付属の筒状になる厚紙に、
ヒートパックとオカズを抱き合わせるように突っ込んで温めるのが正規の手順ですが、
ぶっちゃけ、パックを湯煎するor皿に出して電子レンジで温める方が早いです。

尚、パックをそのまま電子レンジに入れると、電子レンジ内で火花が飛びます。



肉自体はね、脂身も適度に残っていて、
食感もレトルトカレーのそれっぽくて悪くないと言うか寧ろ良いんですよ。

でもね、味がね・・・正直に言うと塩味しかしねぇ感じ。
もう少し複雑な味付けのものを期待していただけに落胆が激しい。
コレをベースにニンジンやタマネギ等の野菜を加えて、
スパイスで味付けすれば結構イケるかもしれません。

我輩的にはタバスコがMREレーションから無くなったのが悔やまれます・・・



デザートはオートミールチョコレートチャンククッキー。
取り出そうとしたらバラバラっと崩れやがりました、気合が足りんな。

コレも味はまあ、味は昔よりは甘み控えめで悪くないし、
オートミールの食感がアクセントになって面白いんですがね、
昔のMREレーションみたいなケミカル臭がするのが頂けません。

ドリンクはラズベリーグレープジュース。
まずはじめに少量の水で粉を溶かし、その後適量水分を加えるとキレイに溶けました。
味はアメリカンな酸っぱくて甘いやつ。
ドクターペッパーとか好きなら受け入れられる味です(適当)。



コーヒーかなと思って飲んでみたらコーヒーの味がしませんでした。
クリープに何か混ぜたよーな、我輩の舌が拒絶反応を起こす飲み物。
(注:我輩は牛乳系、粉ミルクやクリープとかが大嫌いである)
袋を見たら「アイリッシュクリームインスタントパウダー」
ああ確かに、どこにもコーヒーとは書いていないよな。

というわけで我輩の久しぶりのMREレーション体験は
クソミソな結果に終わったのでした。




でもね、サバゲーの前日の晩に小腹が空いたんで
MREレーション販売促進の食レポも兼ねて食ってみた
MENU24のSouthwest Stayle Beef and Black Beanz with Sauceは、
予想通り?結構イケる逸品だったんですよ。



親指大にカットされた肉はいい感じに煮込まれており、
スパイシーなトマトベースの味付けにタマネギやコーンといった野菜、
そしてアメリカ南部料理お約束のブラックビーンズも入っていて食べごたえもあり、
気持ち薄味かなと思いはすれど、気がついたら完食してしまいました。



チポトレ(メキシコの燻製唐辛子)入りのトルティーヤは
辛いの苦手な人は「うわ!」と思えるぐらいの辛さですが、
この辛さがサウスウェストの煮込みにはマッチしていました。

ただ、添え付けのチーズスプレッドはあまり好みの味じゃない。
おかずの汁を付けながら食べるほうが美味しかったです。



キッパードビーフスナックは予想通り、厚みのあるビーフジャーキー。
ビーフジャーキーよりも水分少なめでスモーク臭が強いです。
旨いっちゃあ旨いんですが、癖があるからか次第に飽きてきます。
そして結構咀嚼しないと飲み込めないwww。



デザートは後日食しました。
マーブルパウンドケーキはしっかりとした硬さで
生地もしっとりしていて甘みが程よく強く、旨し。
コレは戦場で奪い合いになる逸品です。

スパイスドアップルはシナモン味のリンゴ煮。
まあぶっちゃけ、リンゴジャムですね。
コレ単体で食うと半分ぐらいで飽きますので、
食パンと一緒に食べるのがよろしいかと思います。

尚、付属していたモカカプチーノは嫁が勝手に飲んでしまいました。
美味しかったと言っていましたが本当かなぁ?



MREレーションを家族の団らんに使用するのはある意味賭けです。
嫁に選んであげたMENU8のMeatballs in marinara Sauce
無難っちゃあ無難だけど他の付属品が不評でした。

親指大のミートボール自体は食感もそれほど悪くなく、
ソースはトマト味しかしねぇけど悪い味ではありません。


しかしその横の白い物体、ガーリックマッシュドポテトは、
袋を開けるや否や鼻を刺激するニンニク臭!
いやまあ確かにガーリックだからニンニク臭いのは解るんですがね。

味付け自体はニンニク味が強い程度で食えんこたぁないんですが、
昔のMREレーションと同様、汁気が多かったんで少しドン引きしました。

黒い塊はターキーナゲット。
スモーク臭の激しさに息子「コレ正露丸の匂いやん!」
食ってみると肉の味が薄い、スモークの味のジャーキー。

白くて細長いのはイタリアンブレッドスティック。
ハーブの入った棒状のパンですがコレも前述のパン同様、モッソモソ。
ミートボールの汁を付けるとそこそこ食えましたが、
レーションのパンは基本ハズレだなと思っちゃいました。

チーズスプレッドはハラペーニョ入りの辛いやつ。
辛さがある分チーズ感は薄いんですが、大量には食いたくない。

デザートのオートミールクッキーは案の定家族には不評でした。
うん解るよ、口の中の水分奪われるもんね。

でもオレンジフレーバーノーフルーツ(無果汁?)ジュースは
クソガキ共に「駄菓子屋の味だ!」と好評・・・でもなかった。
もう一度言いますがレーションのジュース、粉を少量の水で溶いて、
それから好みの量に薄めると粉がきれいに溶けます。




我輩的に激ウケだったのが息子がMREレーションのガム食った時の反応。
息子は「ガムってぇもんはなぁ、大抵ハズレは無いもんなんだよ!」と言いながら、
漢(おとこ)らしく躊躇せずガリガリ噛んだのですがその数秒後
「何だこのガム!薬の味がする」と言いながら速攻で吐き出しました。

我輩もこのブログを記載しながらこのガムを噛んでみましたが、
昔のやつよりは悪い味じゃなくて安心したものの、
時々薬っぽい味がするのは何なんでしょうかね?



なお、昼食に食ったレーションに付属していたグミキャンディ、
娘に食わせてみたら「アタシの三沢で一番イヤな思い出が蘇ってきやがった!」

そう、このグミキャンディ微かなアメリカンチェリー味で、
食感は柔らかいゴムホースなんですね。
ハロウィンの時に米軍の家族がよくくれたのがコレだったんだなぁ。



我輩が「コレはもう一度食っても良いかも(錯乱)?」と思ったのは
MENU17のPork Sausage Patty Maple Flavoredでした。

ソーセージは予想通りハンバーガーに挟むアメリカンのソーセージ。
要するにハンバーグの親戚みたいなやつですが、
これがジャパニーズインスタントハンバーグと同じぐらい肉肉しい食感。
そして噛むと間違いなく肉の味がします(謎発言)。

ほんのり甘いメープルシロップ味は賛否両論ありそうですが、
こういう感じの肉の味を三沢で覚えた我が家では激ウケでした。

追いがけ用のシロップ?も付いていたんですがかけなくても食えます。
(尚、シロップは嫁が勝手に食った模様でまぁまぁイケたそうです)
寧ろ軽く塩コショウを振った方がイケるかも?

そしてクラッカー。軽くほのかに妙な薬臭がしますが多分気のせい。
正直、MREレーションの主食?で一番食えるのはクラッカーですね。
でもピーナッツバターはそんなに沢山食いたくねぇ。

おつまみに?ピーナッツが付いていますが、普通にピーナッツでした。
ピーナッツバターにピーナッツ、アメリカ人どんだけピーナッツ好きなんだよ?

このメニュウ、肉がメープル味でデザートもメープル味。
でもこのメープルケーキも意外と旨かったんだなぁ。
変わった味が食いたいけど、ハズレは引きたくない人はコレを選ぶべし。





MENU6のBeef Tacoをお買い上げしたピーマン職人は
購入後すぐに開封して家族で美味しく頂いたそうです。

以下、ピーマン職人の感想(本文そのまま引用)↓

内容は
・ビーフタコ
・プレーントルティーヤ
・チーズスプレッド
・ナッツレーズンミックス
・梨のシロップ煮
・毒々しい色(多分)のグレープジュース
・小物、ヒーター等でした。

まず主食のビーフタコとプレーントルティーヤですが、
匂いがキツい以外は普通にタコスでした。特に不味くもなく、拍子抜けでした。


チーズスプレッドはいつものヤツです。
強烈な臭いと塩気で、単品ではとても食べれません・・・。

次男がご飯となら食える!と言ってましたw(いやソレはないだろう)

ナッツレーズンミックス、普通に美味しいおつまみでした。マーブルチョコ入りです。
梨のシロップ煮は、普通にジャムでした。日本人にも違和感なく食べれます。
グレープジュースもいつものなんで、ご存知の通りです。

総じてNo.6ビーフタコはネタとしては威力不足でした・・・。

成程。
でもね、我輩的にはMREレーションが食い物である以上は、
不味くて食えねぇ的な威力は不必要なんですよ(断言)!
寧ろある程度食えるものが入っていてその変貌に感動し、
でも小物は相変わらずどうなのかねな感じ、それぐらいでいいんじゃね?


まあ、総じてMREレーション、昔ほどネタ要素は激しくないものの、
日本の美味しいインスタント食品しか知らないノンケには少し衝撃があるようなので
サバゲーの小ネタとしてはまだ有効性があると言うのが我輩の総評です(小並感)。

今回の記事をみてくれて反響が鼻クソほどでもあるようでしたなら、
もう一回ぐらい食っていないメニューの食レポも兼ねて
MREレーション仕入れちゃおうかなって耳クソほどには検討中です。  

Posted by 砥部良軍曹 at 23:32Comments(0)めし

2020年06月28日

MREレーションを大人買いする

どーも、46歳の誕生日に我輩の誕生日が零式艦上戦闘機とかYS11の設計者、
堀越二郎さんと同じ日であった事を知ってしまった砥部良軍曹です。

でもそんなことよりも誕生日に0.2パットンの小遣いを
嫁から貰ってしまったのが驚愕であり、歓喜です。

いやマジで結婚して初めてだよ、誕生日に小遣い貰ったの・・・



というわけでありえない出来事が起こった反動により何を血迷ったのか、
MREレーション全種類を買ってしまいました。
多分ココをご閲覧の方の1/3は何をいっているのかさっぱりかもしれないので、
ざっくりと説明させていただきますとMREレーションとは米軍のパック飯の事です。

正確にはMeal,Ready-to-Eat(我輩的日本語訳:直ぐに食える飯)といい、
軍隊が飯を作ることが困難である場所に持っていく食い物、所謂「糧食」というものです。

MREレーションについては9年前に当ブログ内でもその不味さを力説しましたが、
去年末の吉六会忘年会にて最近のMREレーションを食してみたところ、
コレが劇的に旨いと言うほどではないものの、意外と食えるものに変貌していたので、
果たして実際、普通の人間でも食うに耐えるものなのか、
MREレーション未体験者に食わせて検証したいと思って購入しました。




MREレーションは250×230×400(単位はmm)サイズの頑丈なダンボールに
12食ブチ込まれて1セットになっております。
段ボール箱は密度の高い頑丈なダンボールです。
空中投下時の破損を防ぐために頑丈な梱包にしているのだとか。

箱がケースA(メニュー1-12)とB(メニュー12-24)と分かれてはいますが、
AがアメリカンでBが多国籍みたいな分け方をしているわけでもなく、
どっちにも古今東西多種多様のメニュウ?が適当にブチ込まれております。



MREレーションの賞味期限、消費期限については、
製造から2年間とか、保存状態が良ければ3年以上とか諸説ありますが、
一番判別しやすいのは箱の底にある赤い印を確認することです。

四角いオレンジのシールの真ん中に二重になった赤丸があり、
内側の赤が外側の赤より色が濃い、黒っぽいとヤバいそうです。
高温の場所にて保存されていたレーションはこの印が黒くなるようです。


製造年月は上のDATE PKD/LOTに書かれた数字で、
上1桁が製造年の下1桁、残り3桁は製造日を示しています。
6015と言う数字から6は2016年、015は1月から数えて15日目、つまり1月15日。
というわけでこのMREレーションは2016年1月15日に製造されたものであることが解ります。

下のINSP/TESTは検品年月を指しており、
1/19とあることから2019年1月に検品したものであることが解ります。
検品から6ヶ月は消費期限を延長できるらしいので、
2019年7月まではこのMREは安心して食えたということになるんでしょう。

となると消費期限を1年近く過ぎたこのレーションが食えるかどうかという問題ですが、
年月通りに考えると食わないほうが無難かもしれませんが、
保存食として作られているMREレーションは保存状態が良ければ、
1年ぐらいオーバーデューしていても食おうとおもえば(王者の風格)。

但し、日本で販売されているレーションは食品ではなく、
あくまでもコレクションとして販売されているものなので、
レーション食って腹を壊したとして、販売元にクレームを付けても、
それは本来の使用用途と違う使い方をしたあなたが悪いという扱いになり、
食べるか否かはあくまでも自己責任であることを承知されたい。



「NOTICE」とは注意書きのことですが、
ココには「この製品は制御された温度と湿度の条件のもとで保持されており、
過剰とみなされるべきではありません」
「パックの日付は製品の発行と利用を決定する際の制御要素ではありません」
「さらに、冷凍は必要ありません」と書かれてるようです。

まあ要するに、保存に際して冷蔵庫に入れる必要はないけど、
高温多湿の場所にて保存していた場合は消費期限は変わるんで、
消費期限の数字を鵜呑みにするなと言うことですかね。



ココの一番上の数字に「ん?S/N?」と反応した人は同業者w



箱も頑丈ですが、パッケージの袋はもっと頑丈です。
この頑丈な外装によってバックパック内での破損を防止する他、
中の食品の保存性を高めているのだとか。

但し、袋の上の真ん中あたりの「Peelable Seal↑」の部分を摘んで
「くぱぁ」と広げるといとも簡単に開封できるのでご心配なく。

なお、MREレーションのケースAに入っているメニューは以下の通り。

1.チリwithビーンズ‬
‪2.ビーフシュレッドin バーベキューソース‬
‪3.チキンヌードル&ベジタブルinソース‬
‪4.スパゲティwithビーフ&ソース‬
‪5.チキンチャンクホワイトクックド‬
‪6.ビーフタコ‬
‪7.ブリスケットアントレ(グレービーwithシーズンドビーフブリスケットスライス)‬
‪8.ミートボールinマリナラソース‬
‪9.ビーフシチュー‬
‪10.チリ&マカロニ‬
‪11.ベジタブルクランブルwith パスタinタコスタイルソース‬
‪12.エルボーマカロニinトマトソース‬


昔のMREにはベジタリアンメニューという肉抜き料理or
大豆で作った人工肉の糞不味いブツがあったんですが、
そもそも肉無しで戦争は出来ないと、米軍上層部もやっと気がついたのでしょうか、
それとも「ヴィーガンとかベジタリアンにはそこらへんの草でも食わせとけ!」と思ったんでしょうか、
2016年以降ベジタリアンメニューは廃止された模様。



1と2(チリビーンズとビーフシュレッド)は去年の忘年会で食したもの。
スパイシーな豆の煮込みと、バーベキューソース味の肉の煮込みはどちらも悪くない。
3のチキンヌードル&ベジタブルinソースは昔のメニュウにもあった気がする。
謎の麺と鶏肉と野菜?レーションのチキンはムネ肉だからあまり食欲をそそらない。



4はスパゲティミートソースですね。柔らかいパスタは我輩的に苦手。
5はチキンチャンクと言う名称から鶏肉の塊なのでしょうが、
ホワイトクックドがどういう調理法であるかが想像つかない。
6はタコベルのビーフ入り(レタス無し)タコス的なやつでしょう?



7はブリスケット(バラ肉)であること以外想像がつかないという点では興味ありますね。
尚、アントレというのはフランス語で「前菜」と言う意味の模様。

8は王道を征くトマトソース味のミートボール。
9は名前通りのものが入っていればアタリなんだろうけど、
欧米人の言う「シチュー」は日本のそれと違うみたいなんですよねぇ・・・



10は昔のメニュウにもあったお約束のチリマカロニ。
マカロニがベチャッとしていて食感がイマイチなやつ。
12も辛くなくてマカロニの形が違うだけで、似たようなもんでしょう。

11が今ひとつ想像がつかないんですね。野菜ソースのパスタ?
まさかコレは消えたハズのベジタリアンメニューか?



一箱を3×4に分けて並べてみると、パッケージの外装に法則性があることを発見!
しかし、メニュウには特に法則がないみたいでなんかバカにされた気分。

MREレーションのケースBに入っているメニューは以下の通り。

13.チーズトルテリーニinトマトソース‬
‪14.クリーミースピナッチフェットチーネ‬
‪15.メキシカンスタイルチキンシチュー‬
‪16.リブシャプドバーベキューフレーバーポークパティ‬
‪17.ポークソーセージパティメープルフレーバード‬
‪18.ビーフラビオリinミートソース‬
‪19.ビーフパティハラペーニョペッパージャック‬
‪20.ハッシュブラウンポテト‬
‪21.ツナチャンクライトウォーターパックドレモンペッパー‬
‪22.アジアンスタイルビーフストリップwithベジタブル‬
‪23.チキンペーストパスタ‬
‪24.サウスウェストビーフ&ブラックビーンズ‬



13はチーズが詰められたパスタのトマトソース和えですな。
14の「スピナッチ」ってナンじゃろかと思ったらほうれん草。
ほうれん草クリームのフェットチーネ?コレもベジタリアンメニューか?
15はメキシカンシチューとありますが、多分チキンの煮込みのような物体のはず。



16は「リブ」と言う名称から肉の塊を思わせて美味しそうなんですが、
「シャプド」と言う言葉の意味を調べてみたら「形をした」とあったので成型肉?
17のポークソーセージは朝マックのアレみたいなのが入っていれば嬉しい。
18はラビオリだから肉入りパスタですな。



19が少し謎メニュウなんですが、ハラペーニョ入りということは少し辛いな。
20はハッシュブラウンという事はじゃがいものアレだ。旨そうな予感?
21のツナチャンク何とかはMRE唯一の魚系メニューだけど、味が想像つかない。
シーチキンのデカい塊入っていたらどーしよう?



22はこないだ忘年会で食ったライス入りの中華風味付けのやつ。
味は悪くなかったけど、米の食感はイマイチ。
23はチキンペストと言う名称なので、バジルソース味かな?
24のサウスウェストビーフは多分煮込み料理なんでしょうが、
実は今回我輩が一番気になるブツです。



嫁もMREレーションが食い物であることを知ると少し気になったみたいで、
「なんか面白そう!金出すから2つくれ!」と言いやがります。
仕方がないので比較的食えるシロモノっぽい、
(ノンケにチャレンジメニュー食わせたら拒絶反応起こしそうだからね)
ミートボールとポークソーセージをくれてやることにしました。

そして我輩が気になるブリスケットとサウスウェストビーフを確保。
残り20個を次回のサバゲーの時に売りさばこうと考えております。



とりあえずメニューNo.24のサウスウェストビーフ&ブラックビーンズを開封してみましょう。
袋の上部真ん中部分をつまみ、力を込めてゆっくりと開きます。



中には色んな小袋が詰まった透明の袋があり、
この中に食料その他がブチ込まれております。



中にはメインディッシュ、パンorクラッカーに塗るもの、
デザート的なもの、焼き菓子のようなもの、コーヒーまたは紅茶、
粉末ジュースと塩、ペーパータオル、ガム、ちり紙、そしてスプーンが入っております。



おかずのビーフ(汁気が多く、塊感は少ない)と豆は緑色のパック、
それを包んで食べるためのチポトレトルティーヤが茶色のパック。

他のおかずの場合はトルティーヤがクラッカーorパンになるものもあります。



緑色のパックには「アップルピーセスinスパイスドソース」とあるので、
多分コレはりんごのコンポートでしょう。
茶色のパックはトランスファットフリーのマーブルパウンドケーキ。
ううむ、コレがブラウニーだったらアタリだったけどなぁ。



左の茶色の袋には「キッパード(燻製した)ビーフスナック」と書かれています。
ビーフジャーキー的なものだとしたら我輩的にアタリです。
右のデカいけど薄っぺらい袋はモカカプチーノの粉末らしいです。



一番上の袋は食事を温めるヒーターです。
袋の上を破り、水を半分ぐらい注いで温めたい食べ物を入れ、
化学反応で暖かくなるのを待って使いますが、実はあまり温まらないという。

真ん中のは塩、ウェットティッシュ、ちり紙、ガム、
そして水に溶かして飲むけど多分全部溶けないクランベリーグレープジュース。
一番下のものは食事用のスプーンです。

昔の不味かったレーションにはちっこいタバスコの瓶が付いていたんですが、
アレが無くなったのだけは惜しまれますねぇ。

今日はマックで腹一杯なので、食べるのはまた後日。
なお、食べたら追記で食レポ上げるんでこうご期待。  

Posted by 砥部良軍曹 at 18:44Comments(2)買い物めしサバゲー道具